どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは枢木縁さんの

「横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、SNSで人気な引きこもりの探偵・横溝碧は妹にスパコンを買われたことで無一文に。仕方なしに突然世界的大企業が主催するデスゲームに参加することに。殺し合いが行われるゲームで碧がとった必勝法は司会の少女を人質に取ること⁉︎姫野心音という少女に手錠をかけた碧は誰も殺さずに賞金だけを目当てにデスゲームに挑むが、主催者に目をつけられてしまい…とこんな感じです!

〜デスゲームは始まる前に解決してしまえばいい〜

枢木緑さんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね!アンチデスゲームの探偵×デスゲームものとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。碧がデスゲームに挑むまでが描かれます!高校生ながらに名探偵としてSNSで騒がれる横溝碧。そんな彼は稼いだお金を全て妹に使い込まれてしまい大金がすぐに手に入るデスゲームに参加することに…序盤から色々ぶっ飛んでましたね…てかスパコン買う妹って何?でもテンポがよくてグイっと引き込まれました!そして碧は世界的大企業が主催するデスゲームに参加することに!しかし彼が賞金を獲得するためにとった方法は真面目にデスゲームに参加することではなく、誰も殺さずに司会の少女・姫野心音という少女を人質にとることで…このあたりはアンチデスゲーム的展開でワクワクしましたね!そして碧は心音と共に誰も殺さずにデスゲームを攻略していくことに!探偵道具?を使って碧を殺そうとする敵を倒したり、ゲームの裏をついて賞金を大量獲得したり、心音と遊んだり…こいつら本当にデスゲームしているのか?という相手を嘲笑うかのような碧の行動に痺れましたね!探偵という要素を活かした相手の裏を各行動や推理も楽しい!手錠があるとはいえ、なんだかんだ碧に付き合ってあげている?心音も可愛かったです!妹が裏でハッキングなどでサポートしていくのもよかったですね!終盤はゲームの主催者に目を付けられた碧がピンチに…まぁ本神ピンチとも思ってなさそうですけど…鮮やかな展開を見せてくれる碧はかっこよかったですし、どうしようもないラストでまたやられちゃいましたね!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
碧は探偵としての能力が凄まじくて反則級でしたね…なんでも見ればわかる状態でした。でも陰キャで女心がわからず完璧なのにどこか人間臭いところもあり、その両面が魅力的でしたね!心音は図らずとも碧と一緒に行動することになってしまったデスゲームの司会者の少女。辛い過去があったり今に絶望していたりしますが、時折見せる女の子らしいところが魅力的でしたね!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
アンチデスゲーム探偵×デスゲームものとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ2巻も読みたいですね!ラストがアレでしたし…続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
アンチデスゲームものと聞いてピンと来た方は!人を殺さないというデスゲームの真逆を行く碧のスタイリッシュな賞金獲得劇はハマる人はハマるはず!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

横溝碧の倫理なき遊戯の壊し方



著者

枢木縁



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-684007-3

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