どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは十文字青さんの

「パルパネルは再び世界を救えるのか」

です!
img_ 9784046840103

☆感想☆

ストーリー A
内容は、たった1人で魔王を討伐した勇者・パルパネル。隠居しようとしていた彼の前に突然天使が現れ望んでもいない不老不死の体を与えられてしまう。蛙になってしまった霊王アルダモート、天使と共にパルパネルはスローライフな生活を始めようとするが魔王を倒したパルパネルを巡って彼は再び戦いへと導かれていく。果たしてパルパネルは再び世界を救うことになってしまうのか…とこんな感じです!

〜勇者はスローライフできない〜

十文字青さんの新作!十文字さんの作品を読むのは「恋は暗黒。」以来ですね。今作は勇者が魔王を倒した後の物語という一種鉄板な要素をメインにしたファンタジーとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
まず序盤。パルパネルが魔王を倒すところから物語は始まります。このあたりはサクサクと進んでテンポがよかったですね!そして魔王を倒した勇者は天使から神からの褒美として望んでもいない不老不死の体を与えられてしまいます。死ねないかどうか実験するあたりパルパネルの性格が現れていますね…そしてパルパネルは不老不死の腹いせに天界かr引きずりおろした天使、そして蛙になってしまった霊王アルダモートと共にスローライフを送ることに!なぞにこだわって家建てるお話は不思議な魅力がありましたね…わーわーうるさい天使と冷静沈着な帰る、そして煩わしそうなパルパネルの会話は見ていて楽しかったです!しかしそんな平穏な日常を勇者が過ごせるわけもなくパルパネルは戦いへと巻き込まれていきます…突然求婚をしてくるシスターに、久しぶりに勇者の元へとやってくる薔薇の王子…みんながみんな勇者が魔王を倒してしまったことが少なからずの原因なのが面倒くさいですね…パルパネルの気持ちもよくわかります…中盤から終盤にかけてはバトルやパルパネルを巡る陰謀、そしてパルパネルの過去と盛りだくさんでページをめくる手が止まりませんでしたね!ラストはちょっと奇妙で吸い込まれそうな魅力がありました!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
パルパネルは魔王を倒した勇者!無欲で面倒くさがりで天使のことなんかはとくに煩わしそうにしてましたが、やる時はやる男でかっこよかったですね!天使は賑やかしというかうるさ担当の女の子!ここまでうるさいと色々思うところがあるんですけど、なんだかんだ彼女がいないと静かすぎるのでバランスはちょうど良さそうですねw 蛙は封印されていた霊王アルダモート。冷静でどっしりした話っぷりと蛙なみためのギャップがよかったですね!

最後に
勇者が魔王を倒したあとのちょっと変わった、かなり変わったファンタジーとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだパルパネルのお話がみたい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ファンタジーが好きな方は!勇者が魔王を倒した後という一種鉄板な要素を新感覚で味わえます!パルパネルをはじめとしたキャラも魅力的ですし、読者を引き込む力があります!気になった方は!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

パルパネルは再び世界を救えるのか



著者

十文字青



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-684010-3

表紙画像のリンク先