どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは白石基山さんの

「自分に自信がない最強パーティーメンバーが辞めたがる件 1.チートすぎる仲間となぜか英雄になった転生者」

です!
img_ 9784048113939

☆感想☆

ストーリー A
内容は、剣と魔法の世界に転生したレオは白獅子という冒険者パーティーを結成する。しかし強すぎるパーティーメンバーのおかげで王国最強のパーティーに上り詰める。するとパーティーメンバーみんながパーティーを辞めたがる⁉︎その理由はなんとメンバーの自己肯定感が低すぎるから⁉︎王国の最強聖女や騎士団長にも目をつけられたレオの前途多難?な異世界冒険ファンタジーが始まる!とこんな感じです!

〜最強パーティーなのにみんな辞めたがる⁉︎〜

白石基山さんの作品!この作品がデビュー作ですかね?メンバー全員が辞めたがるパーティーを率いる転生者レオの異世界冒険ファンタジーとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
物語は各パーティーメンバーの視点やスポットを当てるキャラを入れ替えながら進んでいきます!変則的な群像劇という感じですかね…?あまり人気がない付与魔術師ながら最強の付与魔術を扱うことができるシル、圧倒的な盗みの才能を持つものの戦闘スキルは皆無なシーフのシル、長い耳のせいで忌み嫌われているもののあまりにも強力すぎて普通の戦闘では使えない魔法を放つことができるマジク、そしてパリィしか戦闘スキルが使えないものの基礎スペックが高すぎて最強なレオ…尖ったパーティーメンバーたちの出会いのエピソードや日常、そして冒険者としての戦いが描かれていきます!がっつり冒険!みたいな感じではないんですけど、レオを中心とした魅力的な登場人物たちによるヒューマンドラマがすごく楽しい作品です!各エピソードでメインとなるキャラがいて、そのキャラがしっかり活躍してくれるのも読んでいて楽しいポイントですね!パーティーメンバーが辞めたがる理由もそれぞれ個性的で楽しいですね!個人的にはマジクがパーティーを辞めたがる理由がかわいくて好きですw 終盤は教会と王国の派閥争いになぜか巻き込まれてしまったレオが…という展開で楽しかったですね!この作品らしいエピソードで終盤を飾るのに相応しいお話でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
レオはあまり目立ちたくない転生者の冒険者!パリィしか使えずに自分のことを過小評価してますが、基礎スペックが高くて銭湯では無類の強さを誇ります!普段は嫌々しているのにいざという時は頼りになったり、女性たちとしっかりと距離をとっている?のもいいですね!シル、スズ、マジクをはじめとした白獅子のパーティーメンバー、聖女のクルスやレイラといったヒロインたちも魅力的でした!

最後に
どちらかというとヒューマンドラマメインの異世界ファンタジーとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!2025年春に2巻が出るということで今から楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
異世界ファンタジーが好きな方は!バトルというよりもレオの所属する白獅子というパーティーを中心とした人間関係が魅力の作品です!デザインも綺麗なのでこれはぜひ紙で読んでいただきたいです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

自分に自信がない最強パーティーメンバーが辞めたがる件 1.チートすぎる仲間となぜか英雄になった転生者



著者

白石基山



レーベル

エンターブレイン


ISBN

978-4-04-811393-9

表紙画像のリンク先