どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは境井結綺さんの

「魔女の断罪、魔獣の贖罪」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、難破船事故の末に2人の少年と漂流することになったレオナルドは生き延びるために死んでしまった少年を食べてしまう。その結果、裁判にかけられたレオナルドは監獄へと投獄されてしまう。そんな彼は突然魔獣となってしまう。魔獣化の呪いを解くためにエレーナという魔女の召喚獣になったレオナルドは彼女の仕事を手伝うことになるが…とこんな感じです!

〜醜い魔物になってしまったら〜

第16回GA文大賞銀賞受賞作!ダークなファンタジーとして楽しく拝読させていただきました。

まず序盤。レオナルドが魔獣化し監獄から脱出するところから物語は始まります!導入はスムーズかつ、読みやすくてスルッと物語に入っていけましたね。

そして魔獣化したレオナルドはリースという女性に助けられますが、リースという女性はドルイドであるがために異教徒扱いされて殺されてしまいます。さらにレオナルドも殺されてしまう、というところで復讐の魔女と呼ばれるエレーナに助けられます。序盤からかなり容赦なくてダーク感強めで良きでしたね。

エレーナの使い魔になったレオナルドは彼女の仕事を手伝うために訓練をして、彼女の依頼を手伝っていきます!人を食う魔獣にはなったものの、人と戦えないレオナルドの葛藤や迷いが印象的でしたね。

終盤もよかったんですけど、幼馴染たちを出すにはややカタルシスが足りなかったですかね?ここまでレオナルドと魔女エレーナの物語だったと思うので…この終盤にするならもう少し幼馴染たちとのエピソードを出して欲しかった感はあります。

とはいえダークなファンタジーとして最後まで楽しく拝読拝読させていただきました。

キャラ A
レオナルドは人間の自我と魔獣としての自分の葛藤がよかったですね。エレーナも謎めいた感じと人間らしいところのギャップがよかったです。そのほかのキャラも魅力的でした

最後に
ダークなファンタジーとして楽しませていただきました。容赦のない展開でダーク要素強めでよかったです。

どんな人にオススメか?
ダークなファンタジーを読みたい方は。魔獣になってしまったレオナルドの葛藤や迷いが魅力的でした。気になった方は

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

魔女の断罪、魔獣の贖罪



著者

境井結綺



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-2825-3

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