どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは結城弘さんの

「イマリさんは旅上戸」

です!
img_ 9784815628291

☆感想☆

ストーリー B
内容は、ゲームのデバッグ会社で働く橋広滉代はバグを見つけつ技術で社内でも一目を置かれていた。そんな彼の憧れの上司である今里マイは絶対的なエースとして活躍していた。そんなある日、今里にお酒を飲ませてしまった橋広は彼女が酔うと旅に出てしまう旅上戸であることを知る。会社の重要人物である今里を旅から連れ戻す役割に指名された橋広は今日も酔ってしまった彼女を追いかけるが…とこんな感じです!

〜酔うと豹変する上司〜

第16回GA文庫大賞金賞と審査員受賞作!個人的には面白いとは思えなかった作品でした。以下面白いとは言えないので読みたくない方はブラウザバックで。

まず最初に言いたいのは全体的な完成度は高いと思います。文章は読みやすいですし、自然な展開の構成もよかったです。金賞を受賞するだけの作品だなと思いました。

でもそれ以外の全てが自分には刺さりませんでした。

ドケチでサバサバしているようで実は熱い主人公が、そんな主人公に変態的に好かれるクールだけど酔うと旅に出たくなるヒロインの上司が、酔うと旅に出てしまう今里さんを追いかける展開の全てが個人的には微妙でした。

旅上戸とはいっても都内から箱根とか高尾山くらいにしかいかないですし、ラブコメというほどラブもコメも薄い。オフィスラブにしてもオフィス要素が限定的でミニマムな仕事にしかフォーカスが当たらない。この作品の何に魅力を感じれば良いのかわからなかったです。

特に気になったのは旅要素ですね。今里さんが酔って台北まで行ったという話をなんで実際に描かないんですかね…メイン級になる話を「あぁ、今里昔酔って台北まで行ったらしいよ?」で終わらせる理由なくないですか?いや続刊で描かれるかもですけど…

ラブコメとしてもお仕事ものとしても旅ものとしても物足りない。フックがなくて読みやすいだけの物語でした。

キャラ B
個人的には主人公もヒロインも微妙でした。

最後に
個人的には微妙でした。なまじ読みやすい分、微妙さを強く感じました。

どんな人にオススメか?
個人的には微妙でした。気になったかたは試し読みの上で。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

イマリさんは旅上戸



著者

結城弘



レーベル

GA文庫


ISBN

978-4-8156-2829-1

表紙画像のリンク先