どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは篠谷巧さんの

「夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体」

です!
⚠︎ネタバレありです!
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☆感想☆

ストーリー C
内容は、コロナ渦明けで日常を取り戻しつつある世界。受験勉強が本格化する前の思い出作りとして深夜の旧校舎に忍び込んだ半田理久、早坂紗季、堤宗太の3人は物置部屋で宇宙飛行士の死体を発見する。その死体は本物なのか、なぜ宇宙服を着ているのか、そして彼が持っていた謎の暗号は…チャーリーと名付けた死体の謎を解明することになるが…とこんな感じです!

〜宇宙飛行士の死体の正体は?〜

第18回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作!個人的はとてつもなく合いませんでした。以下面白いとは言わないので見たくない方はブラウザバックで。

いや買った当初からなんかヤバそうな感じがしてずっと積んでたんですよね。先日気まぐれに手に取ったのが間違いでした。

単純にこのあらすじ、暗号解読までの展開で、なんで最後に主要登場人物でもなんでもないポッと出の男の話に収束するのかわかりません。SFでもなんでもなくなりますし。

逆に言えば暗号解読までは完璧でした。コロナ明けで何か思い出を残したい少年少女たちが旧校舎に侵入。そこで見つけた宇宙服を着た死体を調査していく。死体が本物なのか、なぜ宇宙服をきているのか、意味深な暗号はなにか…めっちゃ楽しいじゃないですか。

その後の全てがダメです。

なーにが若くして夭折した女優が残した物語だよ。なーにがその物語に囚われた哀れな男だよ。そんなもん知らねーよ。こっちはさ、青春SFを期待してこの作品を読んでんだよ。なんでどんどん真逆の現実に近づくほうに物語転がしてるんだよ。悪い意味で読者の期待を裏切り続けます。

で、物語の1番盛り上がるところはこれまで出てきたこともないキモ男が1人泣くシーン。なんじゃこりゃ。ため息しか出ません。

久しぶりに中盤から一気にダメになる物語を読みました。勉強させていただきました。

キャラ C
なんもない

最後に
なんもないわ

どんな人にオススメか?
オススメしません

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体



著者

篠谷巧



レーベル

ガガガ文庫


ISBN

978-4-09-453198-5

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