どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回感想を書いていくのは小林早代子さんの

小林早代子さんのデビュー作。前から気になっていたのですが、文庫化されたということで拝読させていただきました。主に女性目線からのアイドルを扱った短編集として楽しく読ませていただきました。以下各話の感想です。
くだばれ地下アイドル
地下アイドルをやっている男の子・内田くんと種村さんという面白いことをしてみたい他とは違う女の子を描いた作品。地下アイドルという存在の解像度の高さと、種村さんの見た目に反してどこか青春でもがいている感じが印象的でした。
犬は吠えるがアイドルは続く
アイドルになりたくて仕方ない蘭とアイドルに憧れたことのない希がコンビを組んでアイドルとして一時代を作っていくお話。アイドルだって所詮生身の人間で、泥臭い努力で成り立っていて、売れない時代もあって、とんでもなく売れた時代もあって…と中学時代にAKB48が流行った世代としては偶像としての彼女たちに強く惹かれました。ラストのセリフは印象的でした。
君の好きな顔
親友の推しアイドルに自分の顔を似せていく女子大生の話。序盤の早大生らしい(偏見)な大学生活のシーンと、ふとした拍子に親友の推しに顔を似せることにハマっていく夏子のゆっくりと変わっていく様子が印象深かったです。個人的に1番好きなお話でした。
アイドルの子どもたち
アイドルの子どもたちが出会い、恋をして、そして離れ離れになる物語。中学生の登場人物たちながらかなり肉肉しい感じかつアイドルからは一歩離れた作品なので、この短編集の中では一つ距離がある作品と感じました。とはいえ、アイドルの子どもという視点で描かれるアイドル像は興味深かったです。
寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ
アイドルの研修生が好きな女性が、アイドルに対する想いが異なる男性・神谷と出会い、推しに対する考えをぶつけ合っていく作品。いわゆる推しという存在に対する解像度の高さや、その宗派による違いを鋭く描き出しています。ラストを締めくくるのに相応しい作品でした。
以上5作品でした!
どれもアイドルを異なる視点から描いていて印象的な作品でしたし、現代におけるアイドルをしっかりと偶像として描いていると思いました。気になった方はぜひ!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
さて、今回感想を書いていくのは小林早代子さんの
「アイドルだった君へ」
です!
☆感想☆
小林早代子さんのデビュー作。前から気になっていたのですが、文庫化されたということで拝読させていただきました。主に女性目線からのアイドルを扱った短編集として楽しく読ませていただきました。以下各話の感想です。くだばれ地下アイドル
地下アイドルをやっている男の子・内田くんと種村さんという面白いことをしてみたい他とは違う女の子を描いた作品。地下アイドルという存在の解像度の高さと、種村さんの見た目に反してどこか青春でもがいている感じが印象的でした。
犬は吠えるがアイドルは続く
アイドルになりたくて仕方ない蘭とアイドルに憧れたことのない希がコンビを組んでアイドルとして一時代を作っていくお話。アイドルだって所詮生身の人間で、泥臭い努力で成り立っていて、売れない時代もあって、とんでもなく売れた時代もあって…と中学時代にAKB48が流行った世代としては偶像としての彼女たちに強く惹かれました。ラストのセリフは印象的でした。
君の好きな顔
親友の推しアイドルに自分の顔を似せていく女子大生の話。序盤の早大生らしい(偏見)な大学生活のシーンと、ふとした拍子に親友の推しに顔を似せることにハマっていく夏子のゆっくりと変わっていく様子が印象深かったです。個人的に1番好きなお話でした。
アイドルの子どもたち
アイドルの子どもたちが出会い、恋をして、そして離れ離れになる物語。中学生の登場人物たちながらかなり肉肉しい感じかつアイドルからは一歩離れた作品なので、この短編集の中では一つ距離がある作品と感じました。とはいえ、アイドルの子どもという視点で描かれるアイドル像は興味深かったです。
寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ
アイドルの研修生が好きな女性が、アイドルに対する想いが異なる男性・神谷と出会い、推しに対する考えをぶつけ合っていく作品。いわゆる推しという存在に対する解像度の高さや、その宗派による違いを鋭く描き出しています。ラストを締めくくるのに相応しい作品でした。
以上5作品でした!
どれもアイドルを異なる視点から描いていて印象的な作品でしたし、現代におけるアイドルをしっかりと偶像として描いていると思いました。気になった方はぜひ!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)