どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは助六稲荷さんの

「サンバカ!!!」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、チンピラのネモはある日、自らを聖女と名乗るイグニスと出会う。その見た目に反して最大欲求に忠実で残念感漂う彼女は、99に分割されてしまった聖女の能力を取り戻すために旅をしているという。なんやかんやあってイグニスの旅に付き合うことになったネモ。2人は道中巨大な亀の中に作られた都市に潜入することに。そこで尻が大きい特別奇跡災害対策機構・特別調査官の獣人・ガガガに出会う。3人は亀の中の都市で開催されるお祭りでとある事件に巻き込まれていくことになるが…とこんな感じです!

〜3人のバカが大暴れ⁉︎〜

第31回電撃小説大賞銀賞受賞作!3人の個性的なキャラクターたちの掛け合いが楽しいライトなギャグファンタジーとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤、ネモとイグニスが出会うところから物語は始まります!街のチンピラであるネモと聖女の力を99分割されてしまったがゆえに不老不死となり何千年も変わらぬ姿で生きているイグニス。全く生まれも育ちも異なる2人が出会い、なんか馬が合い、イグニスがぐちゃぐちゃにスプラッタになり、市長を殺して奪った車で旅にでる…序盤から怒涛の展開とテンポ抜群の会話でガンガン読者を引き込んできます!

そして始まる2人の旅!食欲と性欲に忠実なイグニスと主に彼女のツッコミ役として会話を盛り上げるネモ。下ネタがなかなか…ですがイグニスさんの見た目が麗しすぎるので許されている感ありますねw

しかし2人の旅は順調とはいかず、旅に使用していた車が巨大な亀に飲み込まれてしまいます。車を追って亀の中に潜入した2人はケツがデカい獣人のガガガに出会います。イグニスがまたスプラッタされたあげく3人は行動を共にすることに…胸担当のイグニスに尻担当のガガガ。なかなか死角のない下ネタ布陣ですね…

中盤からはイグニスの過去に触れながら亀の中の都市で起こる事件を追うことに。3人体制となりさらに賑やかになった会話劇は「バカなことしてんなぁ…」と思わずクスッと笑ってしまいます!終盤の熱いバトルもグッド!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ネモはチンピラ!ツッコミ担当として平時は面白い青年でしたが、ピンチの時は意外と熱くて頼りになりました!イグニスは不老不死な聖女!その見た目に反して話す内容や行動がかなり残念でしたね…でもそれがいい!ガガガはケツのデカい獣人でネモやイグニスにはない魅力がありました!

最後に
テンポの良い会話劇でガンガン読ませてくれるファンタジーでした!久しぶりに楽しいファンタジー読んだ!という充実感がありました!

どんな人にオススメか?
ライトでギャグよりのファンタジーが読みたい方は!結構下ネタがエグかったり、スプラッタな部分もあります。3人の会話劇はずっと読んでいられる楽しさがあります!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

サンバカ!!!



著者

助六稲荷



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-916302-5

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