どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは雨宮ソウスケさんの

「エレメントエンゲージ 1 精霊王の寵姫たち」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、かつては勇者パーティーの一員として活躍したライド。そんな彼は冒険者として気ままに旅をしていた。しかしそんな彼には訳アリな義理の娘・リタがいた。半ば喧嘩別れした父親のライドを追うために魔法学校で奮闘するリタ。そんな彼女の前にライドのかつての仲間であるレイとティアが現れて…果たしてリタは父親と再会することができるのか…とこんな感じです!

〜父親を追って魔法学校を飛び出せ!〜

雨宮ソウスケさんの作品!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。ありがとうございます。断片的な物語のピースで紡がれる勇者パーティーのその後の物語として楽しく読ませていただきました!

物語は全編を通して様々な登場人物の断片的な描写で描かれていきます。メインの視点はライドですが、それ以外の視点もたくさんありましたね。ライドがかつて勇者パーティーの一員として活躍していた頃の話、義理の娘であるリタの父親になるまでの経緯、あまりにもファザコンすぎるリタ、リタの母親でありライドの幼馴染であるアリス…様々な角度から物語を楽しめる構造はグッドですね。

ライドのかつての仲間であるレイとティアのコンビの視点もよかったですね。ライドを一番客観的に見れる二人の視点があったことで物語が締まっていました。ティアのライドとの赤裸々エピソードにはちょっと笑いましたw
終盤の展開もよかったですし、最後まで楽しく読ませていただきました。

キャラ A
ライドは元勇者パーティーの一員である青年。所々で実力者である姿が垣間見えて非常にグッドでしたね。リタはなかなかのファザコンっぷりで見ていて怖くなるレベルでしたね…アリスは騙されていたとはいえなかなか味のあるキャラでした。

最後に
様々な視点から勇者パーティーのその後が楽しめるファンタジーでした。

どんな人にオススメか?
勇者パーティーのその後系のファンタジーが好きな方は!断片的なお話しで描かれる物語が魅力です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

エレメントエンゲージ 1 精霊王の寵姫たち



著者

雨宮ソウスケ



レーベル

HJ文庫


ISBN

978-4-7986-3979-6

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