どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのはしば犬部隊さんの

「凡人呪術師のたのしい異世界悪役プレイ」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、モブな高校生粕谷焚人は悪役になりたいという静かな願望があった。そんな彼はある日クラス丸ごと異世界転生に巻き込まれてしまう。しかし彼は本来他のクラスメイトに与えられるはずだったG級ギフト《奴隷》を強奪してしまう。女神に呪われた奴隷となった彼はカスタニとして異世界を生き抜くことに!黒幕?である《ナビ》と呼ばれる脳内に響く声と共に奴隷から急成長していくことになるが…果たしてカスタニは異世界で悪役になれるのか…とこんな感じです!

〜この呪術師はちょっとおかしい〜

しば犬部隊さんの新作!実はこの作品がお初だったりします…ラノベ読みからは評価の高い作家さんなので読むの楽しみにしてました!なんかすごいテンションでガンガン読ませてくれる「こんな作品まだ出てくるんだ!」というタイプの作品でした!面白かったです!

まず序盤。カスタニが異世界に転生するまでが描かれます。悪役に強い憧れを抱いているカスタニ。そんな彼はたまたまクラス丸ごと異世界転生に巻き込まれます。ここで女神が他のクラスメイトに割り当てようとしていたギフトを強奪しに行くのがすごいですね…

そして異世界に転生したカスタニはまずは奴隷として無双しはじめます!奴隷として無双というのもおかしな表現なんですけど、そうとしか言いようがないんですよね…農奴として他の人なら壊れるくらいの仕事をこなし疫病にも耐えて成長し、いつの間にか一目を置かれていく…このあたりでこの作品のちょっとかなりおかしなテンションは完全に理解しました。

カスタニが一種覚醒するのはボンさん一家とのエピソードを経た後でしたね。カスタニが仲良くしていたボンさん一家。そんな彼らが…ここからのカスタニのやり方は彼らしさを感じましたね。それまでテンションが高かっただけにここの落差には少し驚きました。

タイトルにある呪術師周りの設定も魅力的でしたね。呪術師というと人を呪う系の地味なイメージがありましたが、この作品のテンションとカスタニのおかげでそのイメージが良い意味ですっかり崩れさりましたw バトルに使用する呪術もカスタニらしくてグッドでした!

中盤以降は学園が舞台!カスタニと他の転生者(元クラスメイト)とのやりとりもよかったですね。カスタニが奴隷のギフトを奪ってしまった(?)女の子とのやりとりや、圧倒的なギフトを使って異世界強者となったクラスメイトたちとの交流は見ていて楽しかったです!

終盤の展開もよかったですね…呪術師としての、悪役としてのカスタニの魅力が存分に発揮されていました!ヒールではない本物の悪を感じましたね。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
カスタニは悪役に憧れる少年!序盤の奴隷ギフト強奪 + 異常農奴っぷりのインパクトからの中盤以降の本物の悪役としての魅力がグッドでしたね!変なテンションにもなんかハマりましたw カスタニの脳内に響く声であるナビ、元クラスメイトの転生者たちも魅力的でした!

最後に
ちょっとかなりおかしな?テンションで進む悪役主人公のファンタジーとして楽しく読ませていただきました!これはぜひ続きが読みたいですね!まだまだカスタニの活躍が見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
テンション高めなファンタジーが読みたい方は!主人公が悪役ですが、暗くなりすぎず面白いテンションと魅力的な登場人物たちの掛け合いでサクサク読ませてくれます!カスタニのキャラはハマる方はハマること間違いなし!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

凡人呪術師のたのしい異世界悪役プレイ



著者

しば犬部隊



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-916299-8

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