どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは空洞ユキさんの

「努力家の先輩に『恋人の練習』をさせていたら、天才の私だけが本気になってしまった話 ふたりきりの放課後、秘密の演技指導」

です!
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☆感想☆

ストーリー A
内容は、天才女優と言われ中学生にして数々の名声を集めた氷上沙凪。しかし高校に入学してからの彼女は俳優業を休業していた。そんなある日、一人きりで過ごしていた放課後の教室に演劇部部長である先輩の日野朱莉がやってくる。朱莉は沙凪に演技指導をして欲しいと依頼するが、誰にも関わる気がない沙凪はそれを断る。しかしなかなか折れない先輩についに演技指導をすることになった沙凪は徐々に朱莉に惹かれいき…とこんな感じです!

〜本気になってしまう瞬間〜

空洞ユキさんの新作!「殺されて当然と少女は言った。」に続く2作目ですね。前作は大分不穏な感じ漂う作品でしたが、今作は学校を舞台にした先輩後輩百合ということで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

まず序盤。沙凪と朱莉先輩が出会うところから物語は始まります。女優の母を持ち、自信も中学生ながらにして俳優として成功している沙凪。そんな彼女は現在休業して高校に通っていて誰とも関わらない生活をしているが、朱莉先輩がやって来たことで平穏は打ち破られることに…こういう最初は疎ましく思っていたのに…系から始まる百合は大好物です!

そして始まる演技指導を通した二人の関係!沙凪は頼まれたから、仕方なく、しょうがない、という感じで朱莉に接していきます。一方で人懐っこくで一生懸命で演技にも本気な朱莉に少しずつ心を開いていきます。女優と演劇部の部長。プロとアマという埋めがたい差という距離がありながら、先輩と後輩という年齢の壁がありながら、少しずつ関係を構築していく2人が魅力的でしたね!

演技指導もリアリティがあってよかったですね!沙凪のプロならではの意見と高校演劇で求められていることの違い。その違いを理解して朱莉先輩に演技指導していく過程は読み応え抜群でした!ただ百合で関係性が良い!という枠を超えた魅力がありますね!

2人の映画館デートもよかったですね…朱莉先輩にとって映画は娯楽だけど、沙凪にとっては映画館ですら仕事場で、デートというお互い対等になれる立ち位置で、関係性を築き上げていくのが非常に良きでした。

終盤では文化祭でちょっとしたピンチに。しかしここで二人がこれまで作って来た関係性が爆発して百合のオタクは死にました。全日本百合ラノベ協会南関東支部副部長の僕、爆散です。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
沙凪は最初はクールな天才キャラだと思っていたのですが、ページが進むことに等身大の高校生であることがわかって非常に良かったですね…こういう人間性のある天才好きです。朱莉先輩は子犬系な先輩でそれだけでかわいいのですが、沙凪に対して尊敬と憧れと自分の矜持を持って接するところが魅力的でした。

最後に
めっちゃ最高な関係性の百合でした。学園百合なら今年ナンバーワンでしょう

どんな人にオススメか?
百合が好きな方は!丁寧に描かれる沙凪と朱莉の関係性と演劇という共通項を通した関係構築がグッド!久しぶりにとんでもない百合を呼んでしまったな…という感じです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル


努力家の先輩に『恋人の練習』をさせていたら、天才の私だけが本気になってしまった話 ふたりきりの放課後、秘密の演技指導



著者

空洞ユキ



レーベル

MF文庫J


ISBN

978-4-04-660478-1