2014年09月

本日は体育祭のためブログの更新は出来ません(汗)
悪しからずm(_ _)m

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
明日は体育祭なのに雨っぽいです(._.)
足だけは早いので、輝ける場面が減るのはちょっとがっかりです(苦笑)

さて、今日は最近世間を賑わした神戸の小学生一年生が行方不明、最悪の形で発見、犯人が逮捕されたことを受け、改めてメディア規制について考えてみたいと思います。

前回の記事↓


それに加えて今回は割と中立的な意見のサイトを見つけたのでそちらもあわせてご覧ください↓

今回の事件はまだ犯人が何も供述していないので何も言えませんが、もしマンガやらアニメやらの関連から影響を受けたと少なからず立証されれば、TVや雑誌は再びこの話題を取り上げることでしょう。

しかし、アニメや漫画が悪と決めつけることは何年、何十年単位で実験しない限り不可能でしょう。

例えば、虐待を受けて育った子供が全員自分の子供に虐待するわけではありませんし、虐待が正義かのように描かれるメディアに幼い頃から触れていたとしても、確実に自分の子供に虐待をするとは限らないでしょう。

メディア規制推進派はそれがさも正義かのように謳いますが、アニメや漫画は受け手によってはどんなに残酷で性的な描写が描かれても娯楽でしかないのです。

例えば歴史的にみてもイギリスのクロムウェルは競馬を禁止しましたが、その後市民のクーデタによって独裁を打倒されました。
当時の人々にとって競馬は最大の娯楽、それを禁止されれば黙って見過ごすわけにはいきません。

今の日本の娯楽といえば何か。よく考えてもらいたいです。メディアという枠組みに収まるものが大半を占めるはずです。それなのにそれをよく知らないであろうメディア規制推進派の人々が規制したらどうなるか。
これは大げさな誇張表現でもなんでもなく独裁です。
民主主義的ではありません。

今日本はメディアが溢れています。コンビニにいけば漫画は置いてあるし、電車に乗ればアニメで地域活性化を謳うような中吊り広告もしばしば見かけます。TVCMでもアニメは使用されますし、輸出品でも重要な地位を担っています。

規制、規制というのはとても簡単です。ただ、柵で囲めばいいんですから。でも、人々を癒し、励まし、楽しませ、時には繋げる金の鉱山を立ち入り禁止にするのはいかがなものなのでしょうか。

確かに規制推進派にとってはオタクは気持ち悪いだろうし、規制対象のメディアを子供に触れさせるのはよくないと考えるはずです。
しかし、そういったメディアに触れる大半の人はオタクではない人だし、普通に学校に行って、仕事やアルバイトをして、友達と遊んで、恋に胸を躍らせるごく一般的な人々であることを忘れないでほしいです。

メディア規制に決着がつくのはまだ先の話だと思います。しかし、推進派はTVで軽々しくまるでマイノリティがマジョリティであるかのようにメディア、ひいてはそれを享受する人々を貶したことを反省し、恥ずべきです。

と、今日は少し硬いことを言いました(汗)これを読んだ人には少なからず何かを感じてほしいと思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は体育祭だε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
お、お腹がいたい…(つД`)ノ なんで体育祭前に限ってこんなに具合が悪くなるんだよ…

そんな憂鬱な気分の中で紹介するのは石川博品さんの「ヴァンパイア・サマータイム」です!
石川博品さんといえばライトノベル界が誇る、ゼロ年代(2000年〜2009年)にデビューした最後の天才です。デビュー作の「耳刈リネルリ」シリーズは3冊しか出版されず、他の新人なら明らかな打ち切り作品なのにもかかわらず、プレミアがついてAmazonで一冊3000円という驚異の値段がついたりもしました。
今作は昨年のこのライトノベルがすごいで全体で14位、新作で4位を獲得し、名実ともに去年の単刊ものとしては最高の作品となりました。

前述の耳刈リネルリですが、今は電子書籍化されたので値が崩れて3冊セットで2700円となっています。それでも一冊あたり900円は新人のデビュー作としては異例ですよねΣ(゚д゚lll)

この作品は去年このライトノベルがすごいをはじめ、数々の雑誌や僕のブログとは比べものにならないほどアクセス数が多いブログで散々取り上げられたので、読んでなくとも知っている方は多いと思います。

でも、紹介せずにいられないほどこの作品は面白い!

夏に読みたくなるライトノベルの名作といえば勿論「イリヤの空、UFOの夏」ですが、それを越えんばかりの勢いでこの作品も夏に読みたくなる作品として僕の中で位置づけられました!

ざっくりとしたあらすじ。
人間とヴァンパイアが半々の割合で暮らす世界。主人公の山森頼雅は両親が経営するコンビニを手伝いながら、高校生活を送っていた。
そんな彼は同じ高校の夜間部に通い、毎日悩みながらも同じ紅茶を買っていく冴原綾萌を、コンビニのウォークイン冷蔵庫から確認するのが日課だった。
そんなある日、頼雅は冴原に彼女を見ていたことを気づかれ、会話を交わすようになっていく…とこんな感じです。

普通の人は昼間に暮らし、夜はヴァンパイアが暮らす世界。一見ファンタジーに思えるような設定を現代ものとして描ききる筆力には素直に感服しました。
ヴァンパイアがもし現実世界で暮らすとしたらどうなるか。それを真剣に考え、見事な世界観を構築してます。

ヴァンパイアは太陽の光を浴びれる人間を畏怖し、人間は血を吸うヴァンパイアを畏怖する。この当たり前のような対比が随所にくどくないように配置されているのも見事です。

特に主人公頼雅と冴原の距離感がいいです。二人ともお互いを思いあっているのに、妙に近くて遠い。読んでいる側もこそばゆくなるような絶妙な距離感です!

また、サブキャラもとてもいい味を出してます。冴原の親友の影宮は個人的にライトノベルベストサブキャラ賞に認定したいくらいです。
ざっくばらんとした性格に巨乳。うん、文句なしのキャラ設定だw

物語は二人の視点を交互に描いていくのですが、人間がこう思うのは当たり前でもヴァンパイアはこう思うのか…と妙に納得してしまいます。

お話は頼雅と冴原の淡い恋を中心に進んでいきます。ヴァンパイア的な悩みで、自分は本当に頼雅のことが好きなのか悩む冴原が結論を出す。ここがクライマックスです!

人間とヴァンパイアの恋の物語、これは間違いなく名作なのでぜひご一読を。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は学校かよ…(._.)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はいつもの如く時間がないので、本の紹介はできません(>人<;)
なので、今回はジャンプ+についてご紹介!


ジャンプがついに本気を出したか? と思わせる充実っぷりですね。黒子のバスケの番外編に、週間少年ジャンプ本誌も読めるみたいです!

個人的にはジャンプライブにも名を連ねた叶泰弘さんの新作が読めるというだけで、読む価値があると思います! ジャンプ系列で描いている作家さんの中で唯一お気に入りの作家さんなのでこれからが楽しみです。

ジャンプライブ同様、というか例の如く全てのコンテンツを楽しむには課金が必要ですのでご注意を。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
マジで時間が欲しい(。-(ェ)-。 )

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は疲れた…でも、今週から体育祭週間なのでハードスケジュールです(苦笑)

そんな中紹介するのは辻村深月さんの「僕のメジャースプーン」です!
辻村深月さんは「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー、その後は吉川英治文学新人賞や直木賞を受賞、今作は日本推理作家協会賞候補に選ばれています。

辻村深月さんは西尾維新さんや佐藤友哉さんや舞城王太郎さんなど、独自色を出すメフィスト賞出身作家さんが多い中で、ミステリと女性を安定した筆致で描き続けている印象があります。

また、今作は一時期別のカバーがつけられていた時期がありました↓
別にラブプラスなんて興味はなかったのですが、なんとなく表紙に惹かれて買ってしまった一冊です。ちなみにこのカバーがかかっているものは現在本屋さんには置いていないと思うので、もしこの表紙のものが欲しい人は注意が必要です。

辻村深月さんの作品はこれまでいくつか読んだのですが、今回はこれを紹介することにしました。
理由はいたって単純で、この前ダ・ヴィンチで辻村深月作品の特集が組まれていて、その中で我孫子武丸が初めて読んだ辻村深月作品だと語っていたからです。
我孫子武丸さんはこの作品を読むまで辻村深月作品をライトノベルっぽいと思っていたようです。

別に辻村深月さんの作品は全然ライトノベルっぽくないんですけどね(苦笑)それにそれはゲームシナリオや漫画原作をやっている人が言うことではないでしょうw
我孫子武丸さんに難癖つける訳ではありませんが、今だに文学界でこういう風に頭が固い人がいるのはナンセンスだと思うので考えを改めてもらいたいです(*`へ´*)

ざっくりとしたあらすじ。
少し不思議な力を持つ家系に生まれた僕は、聡明で才気溢れるふみちゃんに一種の憧れを持っていました。
ある日、学校で育てているウサギが惨殺される事件が起き、ふみちゃんは心を閉ざしてしまいます。
僕は犯人に復讐するために、自らの持つ力をマスターするために先生の元へ行く…とこんな感じです。

実はこの作品、すごく面白いんですけど一度読んだら二度と読みたくなくなるという不思議な作品です。

また、ご存知の方も多いと思いますが、辻村深月さんの作品はスターシステムを採用しているので「あぁ、こいつはあの作品に出てきたあいつだ!」みたいな発見があるのも楽しいです。

登場人物は小学生の僕を中心とした狭い範囲の人物関係が中心となるので、比較的感情移入はしやすいです。

ミステリ的な要素も強く、所々に引かれた伏線を回収していく感じはさすがミステリ系の新人賞からデビューしただけはあるなー、と納得させられる出来となっています。

それなのに、一度読んだらもう二度読みたいとは思えない小説です。

なんでだろ…なんか作品の随所に、小説自身が読者を拒否していく雰囲気が感じられるんですよね。読むのはつらくないし、ストーリーも若干グロテスクながらもとても面白いのに…そういった意味では心に残る作品です。

お話はよくできていて、直木賞受賞作家らしく文章力は高いので、初めて辻村深月作品を読むという方にもオススメです。正し、僕と同じように二度読みたくないという人ももしかしたらいるかもしれませんので悪しからず(苦笑)

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日学校行けば祝日だから頑張ろっと。

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