2014年09月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
昨日は体調が悪くて何もできませんでした…
今日も本調子じゃないんですけど、頑張って紹介行きたいと思います!

今回紹介するのは川口士さんの「魔弾の王と戦姫」です!
川口士さんは2006年に第18回富士見ファンタジア長編小説大賞で当時滅多に出ないと言われた大賞を獲得しデビュー、その後は富士見ファンタジア文庫、一迅社文庫、MF文庫Jと主に3レーベルに渡って活躍している作家さんです。執筆されるのはもっぱらファンタジーで、今作も架空の国々の争いを描いた戦記ものとなっています。

ちなみに、ここ数年は必ず出ている富士見ファンタジア長編小説大賞ですが、川口士さんの以前はたった三人しか受賞していません(°_°) 「スレイヤーズ」の神坂一さんや、秋田禎信さん、榊一郎さん、あざの耕平さん、葵せきなさんなど、そうそうたる顔ぶれでも大賞は手に出来なかったのに…方針転換?

さて、今作ですが表紙をめくるといきなりこれです↓
……
た、頼むから買う方の身になってくれよ(苦笑)買いづらいだろ…
ぶっちゃけ言うとMF文庫Jはこういう爆弾が多いのであまり買えていません(汗)なので、最近はガガガ文庫の暗めのを読んでますw 正直言うと萌え(というかエロ)とかあんまり好きじゃないんで、こういうのは読むのが大分はばかれます(苦笑)

じゃ、この作品は僕には合わないのかというと、頁をめくって驚きました。あんまり萌えという萌えがなく読みやすかったです。

ざっくりとしたあらすじ。
ブリューヌ王国の小貴族ティグルは、弓の扱いが非常にうまく、山で狩りをしながら侍女のティッタや領民と概ね平和に暮らしていました。
しかし、ある時国王の命令で駆り出された隣国ジスタート王国との戦でブリューヌ王国は敗戦、ティグルは戦姫と呼ばれ圧倒的な力を持つエレンに捕虜にされジスタート王国に連れて行かれてしまう…とこんな感じです。

一巻はほとんど敵国で捕虜らしからぬのほほーんとした生活を送るティグルの姿が描かれます。
しかし、弓の腕前だけは超一流なティグルなのでそれに免じて、という部分が大きいです。

主要な登場人物の紹介。
まずは主人公のティグル、敵味方関わらず弓の腕前や人柄で好感を得る、非常に好感度の高い青年です

続いては戦姫のエレン、いつも余裕たっぷりな誇り高い女性です
ちなみに戦姫とはジスタート王国に住む特殊な力を持った7人の女性のことを指します。

続いてはリム、エレンの側近を務める無表情な女戦士です
ぬいぐるみが好きという以外な一面を持ち合わせていますw

最後はティッタ、ティグルの侍女を務める健気な少女です
一巻ではティグルが捕虜とされてしまうので、出番は多くありませんが、戦から帰ってこないティグルのために毎日お祈りを捧げるなど、主に献身的です。ちなみに僕の一番のお気に入りです。

戦記ものの性か、物語は一巻ではほとんど動きません。なので、何巻かまとめての購入がオススメです。
また、10月からアニメも始まるのでそちらを見てから購入を検討されるのもいいかもしれません。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は頑張って学校行きます(。-(ェ)-。 )

本日は体調不良のため、ブログ更新をお休みします。
どうぞ悪しからずm(_ _)m

こんにちは夏鎖芽羽です(≧∇≦)
の、喉が痛い…(泣) 文化祭で焼き鳥1000本炭火で焼いて喉がやられたか…こ、声が出ない( ꒪Д꒪)

そんな無口な一日を過ごした今日はライトノベル入門書を紹介します!
これから読み始めようかなー、でも種類が多くて何から読めばいいかわかんないや。という人は多いと思います。
そこで! これまで僕が読んできたライトノベルの中で入門用として最適な10冊を紹介します! これを参考に是非ライトノベルに挑戦してみてください!

⚠︎選抜基準

・ライトノベルレーベルで発刊されており、尚且つ一般文芸レーベルで再刊されていない。

・文庫形態であること。

・MW文庫などライトノベルと一般文芸の融合である「中間小説」でないこと。

以上三点。

まず一冊目はSAOこと「ソードアートオンライン」です!
著/川原礫 イラスト/abec 電撃文庫刊

ゲーム世界に閉じ込められた主人公が脱出を目指す王道ライトノベル! ゲームの死は現実の死という厳しい環境の中、主人公はゲームクリア=脱出を目指します!
既刊15冊、外伝2冊とかなり長期シリーズとなっていますが、一巻目でデスゲームは終了するので一巻だけでも充分に楽しめます!
ライトノベルを読みたいと思ったらまずこれ!

次は「とある飛行士への追憶」です!
著/犬村小六 イラスト/森沢春行 ガガガ文庫刊

王女を飛行機に乗せ、敵の攻撃を掻い潜りながら海上を旅するという壮大な物語です! 
ローマの休日×戦闘機ものという感じです。身分の違う主人公と王女というある種王道的な関係が丁寧に描かれます!
派生作品はいくつかありますが、これ自体は単刊完結なのでとっつきやすいと思います。
SAOでパッとこなかった人はこちらをどうぞ!

続いては最近ハリウッド映画化もされた「All You Need Is Kill」です!
著/桜坂洋 イラスト/安倍吉俊 集英社スーパーダッシュ文庫刊

おそらく単刊完結型のライトノベルとしては史上最高の出来でしょう。それくらいすごいです。
戦場で死ぬたびに出撃前に巻き戻される主人公の時間ループからの脱出を描いた小説です。
SF好きなら迷わずどうぞ!

さて、残り7冊はバトル描写の少ないものを紹介していきます。
まずは「キーリ」です!
著/壁井ユカコ イラスト/田上俊介 電撃文庫刊

幽霊が見える少女と死なない男の放浪を描いた小説です!
一昔前のライトノベルなのですが、とっつきやすく二人のじれったい距離感もいい味を出してます。最初はファンタジーですが、読み進めるとSFテイストが濃くなるセカンダリーユニバースです!
一つ欠点を上げるとすれば、刊が進むごとにイラストがひどいことになります…しかし、それを補うほど物語は面白いのでオススメです!

次は泣けるライトノベルNO.1の「雨の日のアイリス」です!
著/松山剛 イラスト/ヒラサト 電撃文庫刊

スクラップにされてしまったロボットの破壊と再生の物語です!昔紹介を書いたので詳しくはそちらをどうぞ↓

続いては青春ものを二つ紹介します!

「イリヤの空、UFOの夏」と「ココロコネクト」です!
著/秋山瑞人 イラスト/駒都えーじ 電撃文庫刊

著/庵田定夏 イラスト/白身魚 ファミ通文庫刊

イリヤの空はライトノベル界に燦然と輝く超名作で、世界系ブームに一躍かった戦闘少女と何もできない主人公の一夏の物語です。一度読めば夏が来るたびに読みたくなります!

ココロコネクトシリーズは、少年少女に降りかかる不思議な現象に立ち向かう愛と友情の物語です!

続いてはちょっと怖いホラーな「君とは致命的なズレがある」です!
著/赤月カケヤ イラスト/晩杯アキラ ガガガ文庫刊

これは何の予備知識もなく読んでもらって最後の展開に「おぉー」となってもらいたい小説です。漫画っぽい感じじゃなくてこんなライトノベルも有るんだー、という意味で紹介しておきます!

最後の二つはラブコメです!
ライトノベルにハマるきっかけともなるジャンルなので、特に面白いと思う二冊を紹介します!

まずは「生徒会」シリーズです!
著/葵せきな イラスト/狗神煌 富士見ファンタジア文庫

日常系のパイオニアとして有名な学園ハーレムラブコメです! 生徒会室からほとんど出ないのになんだこの面白さは!
たくさんの可愛いヒロインを味わいたい人はどうぞ!

最後は最近始まった期待の新シリーズです!
著/岩田洋季 イラスト/白もち桜 電撃文庫刊

最近始まった期待の新シリーズです! 孤島の学校に集められた超能力者、そこで主人公が出会うのは最強の美少女だった! 
一件バトルもののようなあらすじが本書に書かれてますが、がっつりラブコメです! 一途な主人公とヒロインの関係が見たい人はぜひ!

この他にも「ブラック・ブレッド」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか」「空ろの箱と零のマリア」などもオススメです!
著/神崎紫電 イラスト/鵜飼沙樹 電撃文庫刊

著/大森藤ノ イラスト/ヤスダスズヒト GA文庫刊

著/御影瑛路 イラスト/415 電撃文庫刊

ライトノベルを読んでみたいと思っている人はぜひこの中から一冊選んで読んでみてください! また、これらは僕の独断と偏見で選んでいるので、他の方とは意見が食い違うことも多々あると思いますが、ご容赦ください(汗)

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
具合悪いんで寝ます…うぅ、喉が…

| の、喉が痛いっす…|
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  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
       。
   ∧ ∧ .・ 
| ̄ ̄( ´Д`) ̄|
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こんにちは夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は昨日に引き続き文化祭で焼き鳥を500本焼いてきました! 二日で合計1000本も焼きました! ついでに腕と首も日に焼けました(苦笑)

さて、そんな疲れたから早く寝たいぜ! な状態で紹介するのはアサウラさんの「デスニードラウンド」です!
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アサウラさんは第5回集英社スーパーダッシュ小説新人賞で大賞を受賞しデビュー、代表作の「ベン・トー」はアニメ化もされています。また「ベン・トー」以外の作品は銃器ものが多く、今作もハードなガンアクションものとなっています。

ちなみに、タイトルは「ディズニーランド」ではなく「デスニードラウンド」ですw

ざっくりとしたあらすじ。
多額の借金を残して親に夜逃げされた女子高生葛ユリは、死ぬまで股を開き続けるか、銃を片手に傭兵となり危険な任務に挑むかの二択に迫られ、傭兵となることを決意します。
合法、非合法に関わらず危険な任務ばかり受ける傭兵チームに所属することになったユリは、あの超有名なバーガーショップのマスコットキャラの殺害依頼に身を投じることになる…とこんな感じです。

ちなみに、作中で言及されていませんが超有名バーガーショップとは最近チキン問題で話題となったあのバーガーショップですw

登場人物の紹介。
まずは主人公葛ユリ、おそらくライトノベルではほとんどいない銃を片手に裏社会を疾走する女子高生です!
かわいい外見をしていますが、かなりの大食いです(苦笑)

次は傭兵チームのリーダー松倉、銃の腕前と料理の腕前は超一流です。

次は武島、ユリが加入する以前は傭兵チームの唯一の女性で、重火器を操るハイパワーな方ですが、酒豪で依頼のない時はひたすら飲んでは寝るを繰り返すだらしがない人です。 

最後は大野、草食系男子な見た目に反してショットガンを武器に前線で戦う勇敢な戦士です。
武島にやたら童貞扱いされます(苦笑)

登場人物紹介書いて思いましたけどまともな人間がいませんねw  まあ、よくよく考えたら普通の人ばかりが出てくる小説なんて面白くもなんともないでしょうし、これくらい吹っ飛んだ世界観、キャラのほうがお話も面白くなりますよね!
世界の大企業に喧嘩売ってますけど!

前述の通りバーガーショップは「マク○ナルド」で、依頼でターゲットにされているのは「ドナル○」です。まあ、よく商業出版できたな〜と思うほど色々スレスレです(苦笑)

僕が個人的に1番ツボなシーンは「マク○ナルド」の店員がMAC-10と呼ばれる小型サブマシンガンを使用して、ユリ達に襲い掛かる場面です。「マク○ナルド」の店員がMAC-10ってw

物語は超人的なパワーを持つドナル○にユリ達傭兵チームが果敢に立ち向かうシーンがとても魅力的です! 
特に銃撃戦とご飯描写は他の作品では見られないほどのクオリティを誇っています!

この作品は全3巻で完結しており、2巻、3巻では新たな敵に色んな意味で挑みます! 気になった方は是非ご一読を!
また、作品のPVもあるので合わせてどうぞ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日はライトノベル入門者が読みたいオススメ10作品を紹介します!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
文化祭でへとへとです(苦笑)焼き鳥を一人で500本も焼くという苦行をしてきました…目の前に焼き鳥があるのに食べられないのは案外苦痛です(´・_・`)

さて、そんな体力的にもきついなか紹介するのは、中村航さんの「あなたがここにいて欲しい」です!
中村航さんは僕が大好きな作家さんの一人で2002年に「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー、その後は「夏休み」、「ぐるぐるまわるすべり台」で芥川賞候補、また前述の「ぐるぐるまわるすべり台」で野間文芸新人賞を受賞。さらに「100回泣くこと」、「デヒクロくんの恋と魔法」は映画化されるなど活躍をされている作家さんです。

芥川賞候補に名前が挙がったことのある中村航さんですが、作風はどちらかといえば優しく角のない柔らかい筆致で、純文学に中村航作品が分類されることはほとんどないと思います。

この作品は中編一つと短編連作一つ、さらに短編という分類としては短編集の形式をとっています。では、それぞれの作品について紹介していきます。

まずは表題作の「あなたがここにいて欲しい」ですが、こちらは芥川賞候補にもなった「夏休み」の外伝的なエピソードが描かれます。「夏休み」が未読でも充分に楽しめる作品となっているので、これを読んだ後に「夏休み」を読んでみるのもいいかもしれません。ちなみに僕は「夏休み」から読みました。
ざっくりとしたあらすじ。
同じ研究室で働く舞子さんに恋をする吉田君は、一年間連絡が取れずにいる古い友達の又野君に会いたいと願っていた。又野君との思い出を回想しながら、舞子さんに想いを寄せる日々、そんなある日突然又野君から電話がかかってくる…とこんな感じです。
吉田君はカメラを分解するのが好きなちょっとおかしな青年、又野君は元不良の憎めない奴、舞子さんは丸い笑顔が素敵な女性。登場人物全員が、何かしら読者を惹きつける魅力を持っていて、読んでいて飽きのこない素晴らしいお話となっています。
また、登場人物同士の些細なやりとりもユーモアに富んでいて、思わず微笑みながら読んでしまいます。

次は五つの短編連作となっている「男子五編」です。
このお話は子供時代から現在に至るまでの中村航さんの過去をまとめたようなものとなっていて、バンドをしていたときや、普通に働いていた時のこと、小説家になろうと思ったことなどが描かれます。中村航さん好きの人にはもちろん、中村航さんの世代の人はとても共感できると思います。

最後は短編「ハミングライフ」です。
このお話は僕が今年読んだ80冊ほどの小説の中で一番面白い小説です!
輸入雑貨店で働くリアルに生きる女藍は、輸入雑貨店の休憩の度に公園で猫に餌をあげていた。そんなある日、藍は木のうろにかわいい猫の絵をみつける。
その日から、藍はうろの中に絵を置いていく名前も顔も知らない青年と短い手紙で繋がっていく、というお話です。
このお話の最大の特徴は短編ながら、お話な中の時間の進みが穏やかなところです。
うろを通して行われる手紙交換は一日、一日、短い内容でゆっくりと行われてほのぼのとした気持ちで二人のやりとりを追うことができます。また、合間に挟まれる中村航さんのイラストもかわいいです。

中村航さんのお話はどれも読みやすく、暖かい気持ちになれるのでオススメです! また、これを読んだ後にはぜひ「夏休み」も読んでみてください!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)  
明日も文化祭頑張ります!

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