2014年10月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
台風すごいですねΣ(゚д゚lll)まあ、家で勉強して本読んでギター弾くだけですからあんまり台風とか来ても関係ないですけど(苦笑)ただ一つ残念なことは、台風が思ったよりもスピードが早くて明日学校があるだろうということです…ッチ

さて、暴風と大雨を窓から眺めながら紹介するのは滝本竜彦さんの「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」です!
滝本竜彦さんといえばご存知の方も多いと思いますが、引きこもりのエキスパートです。
引きこもりがこうじて大学を退学した後第5回角川学園小説大賞特別賞を受賞しデビュー、二作目の「NHKにようこそ!」も大ヒットを記録し、漫画化・アニメ化し、今作「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」もラジオドラマ化・漫画化・そしてルーキーズで有名な市原隼人主演で映画化されました。

ここまではよかったんだよ!

まあ、要するに引きこもりが書いた本が売れてしまったため、その後は短編ばかりの発表で単行本の出版がエッセイを含めて僅か3作品…個人的に大好きな作家さんなので短編ばかりではなく長編を…!
でも、逆に言えば滝本竜彦さんが毎年一冊必ず単行本出してもどうかな? という気もしますが(苦笑)

滝本竜彦さんは当時にしては珍しく、作家エージェントを介してデビューしました。この作家エージェントは海外では当たり前らしいですけど日本ではまだイマイチマイナー、というかネット小説の書籍化や電子書籍の自費出版が簡単に出来るようになったからかあんまり成長していない気もします。
もし、自分で書いた作品を書籍化したいなら作家エージェントに持ち込むのもありかもしれませんね、お金はかかりますが…

さて、それではざっくりとしたあらすじ。
平凡な高校生の山井陽介の前に現れたのは、夜な夜なチェーンソー男とナイフで激しい戦いを繰り広げるセーラー服の美少女雪崎絵里だった。
なんのための戦いかわからないが、チェーンソー男を倒さなければ…とこんな感じです。

チェーンソー男ってなんだ? どこのB級映画だ? と思った方や、チェーンソー男と美少女のバトルかふーん、と思った方はこれを読んだ後全く違う感想を抱くでしょう。

とにかくこれは最高の青春エンターテイメントなのですから!

万引き、食い逃げ、タバコ、山井陽介はそんなことをするような田舎のダサい不良です。
ただ、チェーンソー男と戦って、美少女を守ってー…という展開にはまりたいだけ。実に軽率な男で全く共感できません。

なのに、チェーンソー男と戦って行くうちに成長し、絵里と絆を深めていくうちに妙に愛着が湧いてきて、不思議と物語に引き込まれていきます。

また、このチェーンソー男という存在は絵里の心境の変化に応じて強くなったり、弱くなったりします。
ただのギミックに思えるこのチェーンソー男も、深読みすれば「青春の何がなんだがよくわからないもの」という青春を体験したひとならだれでもわかる鬱屈とか屈託とかの具現化として捉えることが出来ます。ただ美少女が恐ろしいチェーンソー男と戦うだけじゃない何かがそこにあります。

この小説は一巻完結済みで、解説はあの西尾維新さんが書いています。とにかく面白い青春ものなので、気になった方はぜひご一読を。滝本竜彦作品の中でもっとも読みやすい作品だと思うので、滝本竜彦作品入門用にもどうぞ。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
なんで台風こんなに早く行っちゃうの〜…(泣)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近ギターの弦がよく切れます(−_−;)アーニーボールのレギュラー使ってるんですけど、1、2弦がすぐに切れます。お金ないんだから少しは持ってくれよ(苦笑)

さて、そんな気分の中紹介するのは中村文則さんの「何もかも憂鬱な夜に」です!
中村文則さんは「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー、その後「遮光」で野間文芸新人賞、「土の中の子供」で芥川賞、代表作の「掏摸〈スリ〉」で大江健三郎賞を受賞し英訳版が大ヒットしてウォール・ストリート・ジャーナル紙で2012年のベスト10小説にも選ばれました。

中村文則さんといえば海外で人気のある作家と聞かれたら、村上春樹さん、吉本ばななさんの次に名前が上がるほど有名な純文学作家で、有名な文学賞を幾つも受賞したエリート作家です。

また、純文学作家としてはメディア露出も多くこの前は朝井リョウさんや西加奈子さんと共に王様のブランチにも出演されていました。
作品の発表は年に一作程度と特別筆が早い作家さんではありませんが、流行に流されない普遍的要素が強いので、過去の作品や様々な年代の人が読んでも楽しめるように作られています。

中村文則さんは現代純文学の中で田中慎弥さんと並んで数少ない素晴らしい表現力と文章力を持っていて、正直この二人の作品さえあれば今の時代に他の純文学作家はいらないのではないかと思う程です。まあ、あくまで個人的な感想ですが(苦笑)

ざっくりとしたあらすじ。
刑務官として働く主人公の僕は夫婦を刺殺した未決囚の山井の担当をしていた。
一週間後に迫る控訴期限が切れれば死刑は確定するが、山井は控訴をしようとはしなかった。
山井の控訴期限が迫る中、僕は山井や過去の記憶に翻弄されながら、山井と、そして自分と向き合っていく…とこんな感じです。

文庫のあらすじはいかにもミステリっぽいですが、がっつり純文学です。

この小説でとにかく注目してもらいたいのが、真下というかつての僕の親友で自殺してしまった人が書いた日記と、最後の場面で出てくる山井の手紙です。

この真下のノートが思春期の少年が感じること、考えること、劣等感、焦燥、苛立ち、憂鬱を全て詰め込んでごった煮にした混沌極まるものなのですが、とにかく胸を打つ。これがどうしようもなく痛いです。
この日記は自分そのものだと錯覚しそうになるのに、こんなのは自分じゃないという矛盾もあり、下の奴を見て覚える優越感と、傷を舐めてくる嫌味たらしい同情と、とにかく思春期を引いては青春を経験したひとなら誰でも感じたことのある全てが詰め込まれていて、ある種の畏敬を抱かせます。

山井の手紙のほうはネタバレになるのであまり多くは語れませんが、最後の一文に山井の全てが詰まっていて、それが物語の箱を開けるためのある種鍵のようになっています。

この小説は中村文則さんの作品の中ではあまり有名ではないかもしれませんが、自分が忘れかけていたことを思いださせてくれるので、自分を見失ないかけている人にオススメです。また、解説はピースの又吉が書いているので、そちらのほうに興味がある方もぜひご一読を。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は雨か…

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
ついに三連休♩( ̄(エ) ̄)v皆さんは何をしてお過ごしでしょうか? 僕はいつも通りギター弾いて、勉強して、本読んで、古本屋を冷やかす日々を送っています。あーあ、恋人欲しい(全力な心の叫びw)

そんな若干ネガティブ気分で紹介するのは、紹介します! と前々からアナウンスしておきながら時間がなくてなかなか読めなかった海空りくさんの「アルティメット・アンチヒーロー常勝無敗の反逆者」です!
海空りくさんは第2回GA文庫大賞優秀賞を「善意の魔法」で受賞(断罪のイクシード -白き魔女は放課後とともに-に改題)、現在はGA文庫で「落第騎士の英雄譚」シリーズを執筆しており「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」と同じくアニメ化が期待されている人気作です。

講談社ラノベ文庫は創刊当時から割と追っていて、今までも他社からの傭兵が書いたものはいくつか読みましたが、これは秋田貞信さんの「巡ル結魂者」の次に面白いと思いました! さらに個人的に好きなイラストレーターのNardackさんがイラストを手がけているのもいいです!

ざっくりとしたあらすじ。
五年前世界を滅ぼそうとした魔界からの侵略者魔王テュポーン、誰にも倒せない魔王を倒した神代焰は本来なら世界を救った英雄となるはずだったが、あまりの強さ、邪悪さ故に社会からつまはじき者にされていた。
そんなある日、焰は因縁のある人からの要望を受け日本の魔術師学校に入学し、そこで最弱と揶揄されるお荷物小隊101の面倒をみることになる…とこんな感じです!

ジャンルは学園異能系、舞台は一度滅んだ世界です。

割と中二要素は多めですが、クトゥルー神話を下敷きにしているので設定の説得力があり、そういったところが中二要素はあまり得意ではないという人でも楽しめるように作られているのではないかと思います。


このお話は割とよくありそうな学園ものの展開ながら、それを面白く読ませる設定力があり読んでいて飽きません。
また、最近流行りの教官もの的な要素もありMF文庫やGA文庫の学園もののノリや、中二くさいバトルが好きという方にはオススメです。

個人的に講談社ラノベ文庫の中では面白い方だと思うので、まだ講談社ラノベ文庫に手を出せていない方にもオススメです! また森橋ビンゴ作品でNardackさんのイラストを見慣れている方にもオススメです。こんな絵も描けるんだー、と新鮮な感じがします。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は久振りに純文学の紹介します!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は金曜日だから後一回学校に行けば三連休! と、思っていたら朝から小テストの連続で疲労困憊です( ꒪Д꒪)

さて、そんな中紹介するのは田口囁一さんの「フジキュー‼︎」です!
田口囁一さんはハイブリッドロックサークル「感傷ベクトル」(漫画と音楽で世界観を表現するのでこう呼ばれている)のボーカル、ギター、ピアノ作詞、作曲を担当している方で、過去の漫画作品には「僕は友達が少ない」の外伝的コミカライズを「感傷ベクトル」のメンバーでベース担当である春川三咲の脚本と共に制作。また、音楽活動としてはシングル「エンリルと13月の少年」と二つのアルバムをリリースしています。

この田口囁一さん、ひいては感傷ベクトルがすごいのはとにかく作品の全てが心を打つことです。

漫画作品では細い線と豊かな表情を生かした作画を行い、自らが作曲作詞を行う楽曲は耳から入ってきた音楽が頭を真っ白にするほどの威力を持ち合わせていて、どちらをとっても素晴らしいの一言に尽きます。

感傷ベクトルについてもっと知りたいという方はホームページの方へ。「シアロア」という1stアルバムの楽曲にリンクした漫画を無料で読むことができます!

さて、本題に戻ってざっくりとしたあらすじ。
中学生の時に初めてロックバンドブルーベアーズの生ライブをみた不死原求ことフジキューは、たまたま出会ったブルーベアーズのメンバーに勢いでバンドに入れてくれと頼む。JAMと呼ばれる国内最高峰の音楽教育高校で主席を取ればメンバーに入れてやると言われたフジキューは、ギターがまったく出来ないにもかかわらずJAMに奇跡的に入学、そこで星河うたと出会い、バンドを組むことになる…とこんな感じです!

この漫画の何よりの魅力は漫画の中のキャラが音楽をしているのがきちんと伝わってくることにあります!
実際に音楽で飯を食べている人が描く描写には些細な1シーンでも妙に説得力があり、それが心に響きます!

1巻ではバンドを組んだところで終わってしまいますが、それだけでも音楽ものとしてとても面白いのでオススメです!
また、僕のようにギターをやっている人も、音楽は聴くだけという人でも楽しめるので是非ご一読を! 上記サイトの漫画を読んで感傷ベクトルの楽曲を聴くとさらにこの漫画が好きになります!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日から三連休♩( ̄(エ) ̄)v

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近秋のアニメが始まりましたね! 個人的にはfateが一番戦闘シーンも迫力があって面白いと思います! 後、前にブログで紹介した「魔弾の王と戦姫」は進みが早くてびっくりしましたΣ(゚д゚lll) あれじゃ1巻は2話で終わるし、fateと比べるわけじゃないですけど戦闘シーンが…
さて、そんな中紹介するのは冲方丁さんの「カオスレギオン」です!
冲方丁さんの略歴は前に紹介した「マルドゥックスクランブル」に書かれているのでそちらを参考にしてください↓

「カオスレギオン」は富士見ファンタジア文庫編集部が刊行している「ドラゴンマガジン」紙上に連載されていたものに、カプコンからゲーム化を打診され、ゲームのストーリーに沿う形で第1巻である聖戦魔軍篇が刊行、その後ドラゴンマガジン紙上に連載された短編を短編集として出版、そして第1巻につながる形で第二部の「カオスレギオン01」から「05」が刊行されました。

冲方丁さんのファンの方でもときどき誤解があるようですが、この作品は小説をゲーム化したもので、ゲームのノベライズではありません。ちなみにゲームは10万本の売り上げがあったそうです。今でもたまにライトノベルのゲーム化はありますが、10万本を超えるとなるとその数は限られてくると思うのですごいですよねー。

ざっくりとしたあらすじ。
天界と堕界を分かつ混沌の大地アルカーナ大陸。その地で聖法庁のに叛逆するドラクロワは、各地で反乱を起こし平和を乱そうとしていた。
かつて、ドラクロワと理想を目指したジークは親友であるドラクロワを倒すために従士のノヴィアと共にドラクロワを追う…とこんな感じです!

このお話はかなりダークなファンタジーで、割と読む人を選ぶと思いますが、重厚な世界観と圧倒的な存在感を放つ主人公ジークが最高にかっこいい素晴らしい物語です。

魔界から魔兵を呼び出し戦うジークは、一騎当千の最強の騎士、従士のノヴィアはありとあらゆるものを見通す目を持つ万里眼と矢や橋を具現化させる幻視の力を持っていて、ただでさえ最強なジークを手助けします。

この二人が協力して戦闘を行うシーンはいくつかあるのですが、とにかく迫力があります。一人の主人公が圧倒的な力を持って敵をねじ伏せていくようやバトルが好きな人にはかなりオススメです。

また、作品の随所に見られるその世界、大陸、街、村で生活する人々の描写が些細ながら丁寧に行われていて、迫力のある戦闘シーンとうって変わってそこで生きる人々の様子や暮らしが重厚な世界観をさらに確固たるものに仕上げています。

この作品は全7巻完結済みです。一冊、一冊が結構厚いので読むのが比較的遅い人には向かないかもしれません。また、冲方丁作品に初挑戦という方も個人的には「シュピーゲル」シリーズの次にオススメしづらい作品なので、まずは「マルドゥックスクランブル」を読んでからのほうが冲方丁作品が持つ雰囲気に触れやすいかと思います。

しかし、とにかく面白い作品なのでぜひ読んでもらいたいです! 特に02と04はかなりの出来です!冲方丁さんの素晴らしい物語に機会があれば触れてみてください!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日学校行けば三連休! ( ̄(エ) ̄)v

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