2014年11月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は色々忙しくて本の紹介ができません! すいません!
やっぱり受験生なのにブログを始めたのがそもそもの間違いか!(それに今更気づいたというw)

というわけで、今回紹介したいのはこんなお話


最近のライトノベルは〜というものですね。
まあ、確かにテンプレライトノベルというのは多いと思います。ハーレム系ラブコメ、日常系、残念系、学園ラブコメ、現代異能、IS系、VRMMOなどテンプレと呼ばれるものはたくさんあります。

ただ、一つ言いたいことはテンプレでもいい、絵師さんの描く絵もかわいい女の子を全面に押し出したものでもいい。それに何か+α加えて欲しいということです。
かわいい女の子が表紙を飾っている。それなのに中はエグかったり、グロかったりだとか、テンプレだと思って読んでいたら最後に大逆転があったりだとか、テンプレの本家を超えるテンプレを作るとか、そういうのがあれば読み手は常に新しい物語に触れられると思います。

HJ文庫の「インテリぶる推理少女とハメたい先生」や富士見ファンタジア文庫の「消えちゃえばいいのに」はかわいい女の子が表紙を飾っているのに中身は意外にドロドロしてたり血なまぐさかったりと表紙のテンプレというのを壊してくれましたし(まあ、表紙の女の子の表情に陰りはありますが)、あとは個人的に「落第騎士の英雄譚」なんかはテンプレを超えるテンプレになるのではないかと期待しています。

いつかライトノベルにテンプレという言葉がなくなるくらい多種多様なライトノベルが出てくるといいですね。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近やっと積本か減ってきました!(と、いってもまだ60冊近くある)今は冲方丁さんのスプライト・シュピーゲルⅣと絶賛戦闘中です。境ホラには及ばないものの、富士見ファンタジア文庫で1番分厚いのはやっぱり堪えます(苦笑)まあ、面白いですけど。ちなみに積本の中で1番手強いのは山崎豊子さんの沈まぬ太陽です。あれ、いつ読もうかw

さて、今回紹介するのは押見修造さんの「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」です!
押見修造さんは主に青年誌で活躍されている漫画家さんで、代表作「悪の華」はアニメ化され痛い系青春漫画のムーブメントを巻き起こしたといっても過言ではない名作です。他にも「漂流ネットカフェ」はドラマ化、「スイートプールサイド」は映画化されています。

押見修造さんの作品は青年漫画の中でもかなり灰汁の強い痛い系青春+エグい・グロいが特徴の作家さんで、特に「デビルエクスタシー」はかなりの奇作、というか怪作です。なので、中々大手を振って人にオススメできる作品は少ないのですが、唯一万人にオススメできるのがこの作品です。

ざっくりとしたあらすじ。
吃音症で自分の名前を言うことが出来ない大島志乃。高校の入学式の日にクラスみんなの前で自己紹介をするが、自分の名前が言えずクラスメイトに爆笑され、孤独な高校生活を始めることになる。
そんなある日、ひょんなことがきっかけとなりクラスメイトの岡崎加代と仲良くなる。
普通に喋ることは出来ないが、歌は普通に歌える志乃は歌は下手だかギターを弾ける加代とともに文化祭のステージを目指す…とこんな感じです。

ジャンルはなんでしょうね?(苦笑)
青春ものといえばその通りですが、もう少し違う何かがこの作品にはあります。

登場人物の紹介。
まずは大島志乃。吃音症で母音から喋ることが難しく、自分の名前がうまく言えない女の子です。
吃音症ということ意外は割と普通の女の子です。

続いて岡崎加代。たまたま志乃と関わるようになり、志乃の良き理解者となるクラスメイトです。
うまく喋れない志乃に筆談という手段を教えてあげます。

最後は菊池。空気の読めないバカな奴ですが、なんだかんだ2人の間を取り持ったりいい奴です。
この3人が中心となって物語は進みます!

吃音症の女の子という扱いにくい題材を扱いながらも、やはり一つの題材に真摯に向き合ってそれを一つの作品として完成させるのは押見修造さんらしいです。

押見修造さんは割とエグかったり、グロかったり、激痛が走るほど痛い青春を描くのが僕の中の作家像なのですが、この作品はそこまで激しいものはありません。
ただ、うまく喋れない。それに悩み、苦しみ、もがく少女の姿が等身大で表現されます。このお話は押見修造さん自身が体験した吃音症をもとに描かれているのですが、自分の言葉が伝わらないことがこんなにももどかしいことなんだということを改めて感じさせてくれます。

僕は吃音症になったことはありませんが、自分の言葉が相手にうまく伝わらないということは誰にでもあると思います。そんな自分とこの作品を重ねて読んでみてください。焦燥感、苛立ち、悩み、不安、誰にも心配をかけたくないという思い…誰もが1度は感じたことのある痛みに志乃の痛みがリンクして、それに意味を与えてくれます。

この作品は全1巻完結済みです。太田出版から出ている作品で、小さな本屋では中々見つけられないでしょうが、いい話という以上の意味を持つ作品なのでぜひ1度読んでみて、日常に埋れてしまう痛みを思い出してください。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
眠い…
 
   ∧∧
  (*・ω・)  おやすみ・・・
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日やっとSQを立ち読みできるコンビニを見つけて西尾維新さん原作の読み切り読んできました! うん、なかなか面白かったけど、WJのほうと比べたらエグかった(苦笑)まあ、あんなの割と好みですけど。

さて、今回は3日間連続で行ってきたライトノベルの御三家調査の総集編をしてみたいと思います! 刊行数、アニメ化作品数、新人賞の賞金総額の3つの点からみた各レーベルの力量差を総合的に考察したいと思います! 過去記事も載せておくので、詳しいデータはそちらをどうぞ↓

刊行数

アニメ化作品数

新人賞の賞金総額

では、復習として各調査の順位を
刊行数
1位 電撃文庫
2位 MF文庫J
3位 富士見ファンタジア文庫
4位 ファミ通文庫
5位 角川スニーカー文庫
6位 GA文庫
7位 HJ文庫
8位 ガガガ文庫
9位 一迅社文庫
10位 集英社スーパーダッシュ文庫

アニメ化作品数
1位 電撃文庫
2位 MF文庫J
3位 富士見ファンタジア文庫
4位 ガガガ文庫
5位 角川スニーカー文庫
6位 GA文庫
6位集英社スーパーダッシュ文庫
8位 HJ文庫
8位ファミ通文庫
10位 一迅社文庫

新人賞の賞金総額
1位 電撃文庫
2位 富士見ファンタジア文庫
3位 ガガガ文庫
4位 GA文庫
5位 HJ文庫
6位 角川スニーカー文庫
7位 MF文庫J
8位 集英社スーパーダッシュ文庫
9位 一迅社文庫
10位 ファミ通文庫

以上の結果となっています。
そして以上の順位をたして総合順位を出してみました!

総合順位
1位 電撃文庫
2位 富士見ファンタジア文庫
3位 MF文庫J
4位 ガガガ文庫
5位 角川スニーカー文庫
5位 GA文庫
7位 HJ文庫
8位 ファミ通文庫
9位 集英社スーパーダッシュ文庫
10位 一迅社文庫

となりました。
それでは各レーベルの考察です。

電撃文庫
刊行数、アニメ化作品数、新人賞の賞金総額、全てで1位を獲得しました! 言うまでもなく今ライトノベル界は電撃文庫の絶対帝政です。
人気作家を多数抱え、新人の獲得にも余念がなく常に流行を生み出しています。
ただ、一つ不安材料を挙げるとすれば、刊行数はここ3年で約1.5冊ほど減少しています。電子書籍に疎い電撃文庫がそちらに移行しているとは考えにくいですし、MW文庫の方に力を入れ始めたということでしょうか? 詳細は不明ですが、電撃文庫の絶対帝政は後5年は続くと思います。

富士見ファンタジア文庫
全盛期に比べた勢いがなくなったっ言われる富士見ファンタジア文庫は、10年前と同じように電撃文庫と双璧をなすというわけではありませんが、安定していて順位は総合2位でした。
1つ気がかりなのは、以前は角川スニーカー文庫並みに出なかった新人賞の大賞がここ4年で3作品も出ていること。受賞作の内容はともかく大賞の安売りが始まればファンタジア大賞自体に価値がなくなり衰退する可能性もあります。
と、いっても人気作家も多数抱えているわけですしこちらも後5年は安泰でしょう。

MF文庫J
かつては非角川レーベルで最大の勢力を誇ったMF文庫Jが総合3位にランクイン。ラブコメとファンタジーを中心にした作品の刊行が功を奏してここまで成長したのではないでしょうか?
ただ、1つ気になるのは発売延期の多さです。刊行数が安定しないのもやはりこのせいでしょう。中には1、2年でていない作品もあるので、ここら辺はもう少し頑張ってもらいたいです。
そこさえしっかりすれば、電撃文庫並みの勢力獲得もありえます。

ガガガ文庫
非角川レーベルのガガガ文庫が総合4位にランクイン。小学館はやはり自社の漫画雑誌も多数あり、アニメとのつながりもあるのかメディアミックスがうまい印象です。あと、新人賞は毎回有名なゲスト審査員をよんでいて、電撃文庫や富士見ファンタジア文庫に次ぐ資金投入ぷりを見せています。
灰汁の強い作品が多い反面様々な名作も数多く残しているので、これからの成長しだいでは富士見ファンタジア文庫やMF文庫Jに並べるレーベルとなるでしょう。

角川スニーカー文庫
ハルヒブーム時は電撃文庫、富士見ファンタジア文庫と並んでいた角川スニーカー文庫は5位に後退。やはり、ハルヒ以来大ヒット作が出ないのが影響しているのでしょうか?
人気作家の高齢化や、「薔薇のマリア」「ムシウタ」の人気シリーズ終了もどう影響していくか…
最近は気がつけば毛玉さんや八薙玉造さんなど傭兵作家を起用し始めていますが、それが吉と出るか凶と出るか…

GA文庫
角川スニーカー文庫に並び総合5位につけたGA文庫。近年急成長をとげておりアニメ化作品も増えてきています。
「ダンまち」がミリオンを達成しアニメ化も決定したので、これが1000万級の大ヒットになれば一気にガガガ文庫に並ぶか抜くと思います。
人気作家から新人まで幅広い層の作家さんがおり、発刊されるジャンルも流行に合わせた作品が多いので、今後電撃文庫に追随していくのはこのレーベルかもしれません。

HJ文庫
非角川レーベルの中ではどちらかといえば古参に入るレーベルは総合7位にランクイン。アニメ化作品が少なくメディアミックスはあまりうまくないレーベルという印象がありますが、その分本で勝負してる感じでしょうか?
人気作家や新人までの幅広い作家構成はGA文庫に似ている気がします。また、ジャンルも多彩な気がするので、アニメ化作品を超えるヒットがあればもう少しレーベルとして上に行けると思います。

ファミ通文庫
ぶっちゃけバカテス、文学少女以来大ヒットがないレーベル。アニメ化作品もそれなりにあり刊行数も多いですが、新人賞の悪評ゆえか気鋭の新人というのはいない気が…
最近は野村美月さん、森橋ビンゴさん、庵田定夏さん、綾里けいしさんなどのベテランorアニメ化経験者に加え、石川博品さん、むらさきゆきやさんなどでレーベルを切り盛りしている感じです。もう少し強力な弾が欲しいです。

集英社スーパーダッシュ文庫
ダッシュエックス文庫の移行もあり、ここ最近は1番元気のなかったレーベル。
ジャンプブックスにノベライズを取られ続けたのがそもそもの原因でしょうか?
とはいってもハリウッド映画化など、話題が多いレーベルでしたのでそれをしっかりダッシュエックス文庫に受け継いでもらいたいです。

一迅社文庫
潰れる潰れると何回も言われながらもしぶとく生き残ってきたのがこの一迅社文庫。他社から作家をよんで来たりしながら地道に小ヒットを積み上げてきました。
最近は刊行数も多くなり、また初のアニメ化も決まったので巻き返しがあるかもしれませんが、如何せん広告力が…

今回の調査は概ね予想通りの結果に終わりましたが、非角川レーベルの躍進と角川スニーカー文庫の後退がはっきり見えたのは案外意外でした。もっと目に見えないものだと思っていたので。
今はライトノベルの売り上げもターニングポイントを向かうています。今後この業界ね行く末は電撃文庫と非角川レーベルにかかっていると思うので、頑張ってもらいたいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は本の紹介します!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
なんか、今月号のSQがどこのコンビニでも紐がかかってて読めません(汗)どうしていつも読めるところもダメなんだろ?西尾維新さん原作の読み切りのせい?

さて、今回は前回、前々回に引き続きライトノベルの御三家はどこか調査してみました!
今回調査したのは新人賞の賞金総額です! 新人賞に資金を使えるレーベルはその分資金力も強くレーベルとしての繁栄を象徴していることになります。なので、前回、前々回の記事と合わせてどこのレーベルが新人賞に力を入れているのか調べてみたしだいです。ぜひお付き合いください。

調査条件
・最新の新人賞情報を使用。

・複数新人賞があるレーベルの新人賞は今回調査対象のレーベルからの刊行が確実な賞からのみとする。

・電撃大賞は受賞作がMW文庫で刊行されることもあるが、現時点ではどの受賞作がMW文庫で刊行されるかが不明なため、受賞作の全てをカウントする。(ただし、電撃文庫から刊行されるものを予想した金額も掲載する)

・複数の出版社が合同で行う新人賞は対象外。

・新人賞に前期・後期がある場合は合わせて1回とカウントし、その合計を出す。

今回も数に応じてランク付けをする

S 500万円以上
A 400万円
B 300万円
C 250万円
D 200万円
E 150万円
F 125万円
G 100万円以下

データソース 各レーベルの新人賞サイト賞金額が間違っている場合は報告をコメント欄でお願いしますm(_ _)m

以上です。それではいってみましょう!

電撃文庫
大賞 2作品 賞金300万円
金賞 1作品 賞金100万円
銀賞 3作品 賞金50万円
メディアワークス文庫賞 1作品 賞金 100万円
電撃MAGAZINE賞 1作品 賞金 50万円

富士見ファンタジア文庫
大賞 1作品 賞金300万円
準大賞 1作品 賞金100万円
金賞 3作品 賞金30万円
銀賞 2作品 賞金20万円

角川スニーカー文庫
優秀賞 1作品 賞金50万円
特別賞 4作品 賞金20万円

MF文庫J
最優秀賞 1作品 賞金100万円
優秀賞 1作品 賞金50万円 
審査員特別賞 1作品 賞金15万円
佳作 1作品 賞金10円

ファミ通文庫
優秀賞 2作品 賞金50万円
特別賞 1作品 賞金15万円
東放学園賞 1作品 賞金5万円

集英社スーパーダッシュ文庫(ダッシュエックス文庫で刊行?)
優秀賞 1作品 賞金100万円
特別賞 1作品 賞金50万円

GA文庫
優秀賞 4作品 賞金50万円
奨励賞 4作品 賞金10万円

HJ文庫
大賞 1作品 賞金100万円
金賞 1作品 賞金50万円
銀賞 3作品 賞金10万円

ガガガ文庫
大賞 1作品 賞金200万円
優秀賞 3作品 賞金50万円
審査員特別賞 1作品 賞金30万円

一迅社文庫
大賞 1作品 賞金100万円
金賞 1作品 賞金20万円
奨励賞 1作品 賞金5万円

結果
総額
電撃文庫 1000万円(MW文庫刊行分を予想で除く550万円)ランクS

富士見ファンタジア文庫 530万円 ランクS

角川スニーカー文庫 170万円 ランクE

MF文庫J 160万円 ランクE

ファミ通文庫 120万円 ランクG

集英社スーパーダッシュ文庫 150万円 ランクE

GA文庫 240万円 ランクD

HJ文庫 180万円 ランクE

ガガガ文庫 380万円 ランクB

一迅社文庫 125万円 ランクF

順位
1 電撃文庫
2 富士見ファンタジア文庫
3 ガガガ文庫
4 GA文庫
5 HJ文庫
6 角川スニーカー文庫
7 MF文庫J
8 集英社スーパーダッシュ文庫
9 一迅社文庫
10 ファミ通文庫

以上の結果となりました!

やっぱり電撃文庫は強かった。僕の個人的予想でMW文庫刊行分除いても1位でした。
2位は富士見ファンタジア文庫。こちらも安定の強さです。
3位が以外にガガガ文庫。アニメ化といい、力の入れようがうかがえます。
4位はGA文庫、こちらもガガガ文庫同様新人賞に力を入れているようなので今後に期待です。
5位は以外にもHJ文庫、毎年話題作も出て注目度が高いだけあって賞金もそれなりです。
6位は安定の角川スニーカー文庫。大賞が出ないのは仕方ないにしても優秀賞の賞金は他と比べたら低い気が…
7位はMF文庫J、こちらもレーベル力の割りに賞金額は低いような…
8位の集英社スーパーダッシュ文庫は毎度のことながらダッシュエックス文庫への移行中なので、受賞作品も2作品だけでしたしこれからに期待です。
9位はファミ通文庫、新人賞の噂はあまり良いものを聞かないだけにこの結果に結びついたのでしょうか?

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日は総集編を書きます!




先ほどこんな情報を入手しました!


小畑健さんの新連載ですね!
やっとか〜という感じも少なからずありますが、お名前は方々で見かけていたので、あんまり待たされたという感じはしませんね。

内容は法廷もの…バクマンの中に登場した漫画を思い出します。原作が優秀かどうかに全てがかかっているので、頑張ってもらいたいです!

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