どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はいつもどおりランニングをしてきたのですが、四キロのうち残り一キロというところで突如背後にライバル(緑のジャージを着た男性)が現れまして、追い抜かれまいと頑張ったのですが、残り百メートルというところで抜かされてしまいました(泣)
さて、今回紹介するのは清原紘さんのオリジナルデビュー作「ツミツキ」です!
清原紘さんは2005年にデビューした漫画家さんで、小説のイラストやゲームなど幅広い活動をされている方です。漫画では乙一さんの作品や綾辻行人さんの「Another」のコミカライズを手掛け、小説のイラストでは松岡圭祐さんのQシリーズを担当するなど有名な作品がいくつもあります。また、デビュー十年目ながらまだ三十代前半と年齢も若い方です!
清原紘さんは有名作品のイラストやコミカライズを担当されているわりには知らない人も多いでしょうが、印象的な瞳と髪の毛一本一本にいたるまでの丁寧な描き方は個人的には大好きな漫画家さんでもあります。
ざっくりとしたあらすじ。
とある街に伝わる「ツミツキ」の伝説。それに知らず知らずの間に蝕まれていく少女達と、黒江と名乗る謎の少年。罪の意識に囚われた少女達が辿る運命は…とこんな感じです!
ジャンルはホラー・妖怪系ですが、そういったギミックよりも残酷描写の方が印象に残ります!
この作品は連作短編に近い形をとっていて、最初と最後のお話がつながるようにできています。ただし、ツミツキや謎の少年黒江の正体が一話目でわかってしまうので、全体の芯は少女達がどの様な罪に囚われているのかに当てられています。
まず、言いたいのは清原紘さんは絵がめちゃくちゃ上手いことです!特に 人物がすこぶる上手いです! 先ほど説明した通り髪の毛の一本一本にいたるまで、睫毛の一本一本にいたるまでがしっかり描きこまれています。さらに動きや影の付け方も芸術的で、とにかく見る人を圧倒します!個人的には清原紘さんの描く瞳がとても好きで、目だけに限ればありとあらゆる漫画家さんの中でもトップクラスなのではないかと思います!
ストーリーの方は長らくオリジナル作品をやっていないこともあってか、決して上手いとはいえませんが、一回読み終わった後にもう一度読みたくなるような不思議な引力があります。特に一話と四話は読み終わった後にまた読みたくなってしまい、もう一度読み直してしまいました。
この作品は一巻関係済みです。四六版なので、普通のコミックスより若干値ははりますが、絵で読ませるような漫画を読みたい方にはオススメです! ただし、ところどころグロいので苦手な方はお気をつけて…
それではこの辺で(≧(エ)≦。)