2015年07月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
久しぶりに更新時間がこんなに遅くなりました(^_^;) 夏休みで暇なはずなのになぜでしょうか? はい、自分が悪いです…

さて、今回紹介するのは兎月竜之介さんの「いらん子クエスト」です!
兎月竜之介さんは第9回スーパーダッシュ小説新人賞を受賞しデビュー。デビュー作の「ニーナとうさぎと魔法の戦車」はイラストをBUNBUNさんが担当し、8巻まで続くシリーズになるなどヒットしました。また、ライトノベル界では森田季節さんらと同じく百合を作品に取り入れる作家さんとして、一定の人気があります。

兎月竜之介さんはずっと「ニーナとうさぎと魔法の戦車」を読もうと思っていたのですが、僕自身あまり百合っぽいのが好きでないこともあり(嫌いとは言ってない)なかなか読む機会がなく、今作が初めて読む作品となりました。

ざっくりとしたあらすじ。
狩屋友恵は、両親が蒸発したことで叔父夫婦に引き取られ肩身の狭い思いをしながら生活していた。
そんなある日、家に帰ると自分とそっくりの誰かがいて、友恵は異世界に飛ばされてしまう。そして、友恵は異世界で生きて帰るためにいらん子クエストをすることになり…とこんな感じです!

ジャンルはデスゲームにミステリ要素を足した感じです!

全体的な印象としては正直物足りなかった、というのが素直な感想です。とにかく同じダッシュエックス文庫で出てる「放課後アポカリプス」と比較してしまいました。「放課後アポカリプス」を知っている方はわかると思いますが、デスゲームものであれに敵う作品はなかなかないです。それはわかっていますが、どうしても比較してしまい、ミステリ要素もカタルシスの衝撃も和らいでしまいました。

ただ、特別つまらないわけではなく、むしろ作品は面白いです! デスゲームのルールもシンプルながら絶望感を出していましたし、ミステリ部分もトリックの出来としてはかなりの高水準にありました! ぶっちゃけトリックに関してはデスゲームもので、ミステリをやろうとしたらあれ以上のものらないんじゃないかと思うほどでした!

百合要素があるのかな? と思いきや百合は皆無で、むしろデスゲームの残酷さに少女たちが翻弄されるのを楽しむ方を優先しているような印象を受けました。

作品は面白く、初めての兎月竜之介さんだったので新鮮な気持ちで楽しむことはできました! 反面どうしても「放課後アポカリプス」と比べてしまい純粋な気持ちでは楽しめませんでした…
と言っても、作品自体は面白いです! 少女たちのデスゲームを見たい方にはオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は友達と出かける予定でしたが、友達が風邪をひいてしまって、フリーになってしまいました。まあ、積本の消化ですね…はい…

さて、今回紹介するのはむらさきゆきやさんの「放課後ゲームフレンド、君のいた季節」です!

むらさきゆきやさんの作品を読むのは今作で三作目。とにかくテンポがいい作品を書くという印象がありましたが、今回も抜群にテンポがよかったです!
あと、特に触れられていませんがむらさきゆきやさんの他の作品「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」と一部設定を共有しています。どちらかを読んでいなければわからないということはないので、ご安心を。ちなみに過去に紹介記事書いたので、よろしければそちらもどうぞ↓

ざっくりとしたあらすじ。
主人公のリオはMMORPGクロスレヴェリで、上位喰いの異名を持つ高校生ゲーマーだった。ある日、体育倉庫で出会った観月夢亜は廃人ゲーマーで、性格に難がある美少女だった。そんな彼女に一緒にクロスレヴェリをプレイしようと誘われたリオは、次第に彼女と仲良くなっていく。しかし、夢亜にはある秘密があり…とこんな感じです!

ジャンルはかなり純粋な恋愛ものですね。タイトルにゲームフレンドとかありますが、ゲーム自体はあくまで一つの要素ですね。

主な登場人物の紹介。
まずは主人公のリオ。そこそこのゲーマーといった高校生です

次は夢亜。少し面倒な性格の廃人ゲーマーの美少女です!

この二人を中心に話は進みます!

まず初めにこの作品めっちゃ好きなタイプです!いやー、いいですね。淡い恋に、主人公とヒロインの微妙な距離感。ぶっちゃけ「またMMORPGもの? 面白くなさそうだけど、むらさきゆきやさんだから読むかー」なんて思ってた自分が恥ずかしいです!

ページ数も260pちょっととあまり長くなく、主人公とヒロインを中心に話が展開されていくのですが、二人の関係をこのページ数に見事に描ききっていましたね!

本来に主人公のリオとヒロインの夢亜の距離感が絶妙なんですよね。放課後にゲームをしていくうちに仲良くなる。けど、ゲームをしているだけだからお互いのことはあまり知らない。夢亜のちょっとした仕草にリオがドキドキする…青春してますねー。

ラストで驚くどんでん返しがありますが、淡く切ない二人の恋を楽しめる見事な作品でした! これから必ず名作と呼ばれる作品になるのでオススメです! また、タイトルから連想される過度なゲーム要素にはあまり期待しない方が賢明です! 

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
本棚でも買いに行くかな〜…

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はSUNderBIRDの打ち合わせでした。一応色々目処が立ってきたので、近いうちに良いお知らせができればな〜と思います!

さて、今回紹介するのは田中ロミオさんの「犬と魔法のファンタジー」です!
田中ロミオさんの作品は今まで「人類は衰退しました」以外の全てのライトノベル作品を読んできましたが、今回は「AURA」「灼熱の小早川さん」とは一線を画す物語でした。
ちなみに「犬と魔法のファンタジー」は「けんとまほうのファンタジー」と読みます。

ざっくりとしたあらすじ。
大学三年生になり、就職という壁にぶつかった主人公のチタン。しかし、なかなか就職が決まらず焦りを覚えていた。そんなある日、チタンの所属する冒険組合でいざこざが発生し、組合で飼っていた犬を引き取ることになり、徐々に自分の本来の居場所に気がついていく…とこんな感じです!

ジャンルはローファンタジー。ただ、全てにおいてかなり現代に近いです。

いやー。なんだか、すごい作品を読みました(苦笑)なんか、作品全体から溢れ出す悲愴感がすごいですよ。「AURA」「灼熱の小早川さん」と同じく、主人公は何か途方もないものに立ち向かうんですけど、それが就職なんですよね。

先ほど、ローファンタジーなのにほぼ現代といいましたが、名前こそ違えどLINEやTwitterが存在し、大学生活における苦労なんかも非常に現代的でした。特に組合(サークル)に関する描写は、思わず頷いてしまうほどの説得力、納得感がありました。

内容の方は200pまでは、就職に苦しむチタンにスポットを当てて話が進んで行きます。後半100pはファンタジーらしく、冒険などに主軸がおかれます。ライトノベルにしては珍しく、メインヒロインが物語にあまり関わってこないのも珍しかったです。

全体的に主人公チタンの自分探しの物語、という印象が強かったです。あまりライトノベルらしい、楽しさはありませんでしたが、個人的には楽しく読めました! 大学生以上にオススメしたい作品です! 興味のある方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

本日二回目です。

時間がないので手っ取り早く。今回購入したのはこの二つ!
むらさきゆきやさんの新作と兎月竜之介さんな新作です。むらさきゆきやさんの方はどうやら単刊完結のようです。

中にはそれぞれの小冊子が入ってました! (MF文庫の方は焦って撮り忘れました)
ダッシュエックス文庫の中には来月発売の春日みかげさんの「ユリシリーズ」の情報も
さらに栞も入ってました。
以上です!
とりあえずむらさきゆきやさんの「放課後のゲームフレンド」から先に読みます! 明日は田中ロミオさんの「犬と魔法のファンタジー」を紹介します!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
いや〜夏休みですよ! 夏休み! 海に山に行きますよ今年は! そして、70冊近い積本を消化します!

さて、今回は昨日正式に発表された講談社タイガについて!


ライトノベル作家、ミステリ作家が中心の執筆メンバーですね! 榊一郎さん、杉井光さんは新レーベルということで、やはり参加するようです。十文字青さんがいないのが少し不思議ですけど…

とりあえずライトノベル作家さんの作品は全部買いの予定です! また何か続報があれば報告します!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
あとでもう一度更新します…

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