どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
久しぶりに更新時間がこんなに遅くなりました(^_^;) 夏休みで暇なはずなのになぜでしょうか? はい、自分が悪いです…
さて、今回紹介するのは兎月竜之介さんの「いらん子クエスト」です!
兎月竜之介さんは第9回スーパーダッシュ小説新人賞を受賞しデビュー。デビュー作の「ニーナとうさぎと魔法の戦車」はイラストをBUNBUNさんが担当し、8巻まで続くシリーズになるなどヒットしました。また、ライトノベル界では森田季節さんらと同じく百合を作品に取り入れる作家さんとして、一定の人気があります。
兎月竜之介さんはずっと「ニーナとうさぎと魔法の戦車」を読もうと思っていたのですが、僕自身あまり百合っぽいのが好きでないこともあり(嫌いとは言ってない)なかなか読む機会がなく、今作が初めて読む作品となりました。
ざっくりとしたあらすじ。
狩屋友恵は、両親が蒸発したことで叔父夫婦に引き取られ肩身の狭い思いをしながら生活していた。
そんなある日、家に帰ると自分とそっくりの誰かがいて、友恵は異世界に飛ばされてしまう。そして、友恵は異世界で生きて帰るためにいらん子クエストをすることになり…とこんな感じです!
ジャンルはデスゲームにミステリ要素を足した感じです!
全体的な印象としては正直物足りなかった、というのが素直な感想です。とにかく同じダッシュエックス文庫で出てる「放課後アポカリプス」と比較してしまいました。「放課後アポカリプス」を知っている方はわかると思いますが、デスゲームものであれに敵う作品はなかなかないです。それはわかっていますが、どうしても比較してしまい、ミステリ要素もカタルシスの衝撃も和らいでしまいました。
ただ、特別つまらないわけではなく、むしろ作品は面白いです! デスゲームのルールもシンプルながら絶望感を出していましたし、ミステリ部分もトリックの出来としてはかなりの高水準にありました! ぶっちゃけトリックに関してはデスゲームもので、ミステリをやろうとしたらあれ以上のものらないんじゃないかと思うほどでした!
百合要素があるのかな? と思いきや百合は皆無で、むしろデスゲームの残酷さに少女たちが翻弄されるのを楽しむ方を優先しているような印象を受けました。
作品は面白く、初めての兎月竜之介さんだったので新鮮な気持ちで楽しむことはできました! 反面どうしても「放課後アポカリプス」と比べてしまい純粋な気持ちでは楽しめませんでした…
と言っても、作品自体は面白いです! 少女たちのデスゲームを見たい方にはオススメです!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)