2015年08月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
そろそろこのブログも一周年です! 明日死ぬかも知れないですし、喜ぶのは早いですが(苦笑)頑張って一周年になる二週間後まで更新を続けたいです!

さて、今回はそろそろブログが一周年ということで、一年近くずっとほったらかしにしておいたセカイ系についての考察をします!前回の記事はこちら↓

また、前回はセカイ系の行方を書くと言いましたが、この一年でセカイ系を取り巻く状況が変わってきてしまったので、それは次回にします。今回はどこまでがセカイ系か、という話を中心にお話します。

まず、軽く復習から。
僕は前回の記事で、セカイ系の定義を
主人公とヒロインの物語のために他の要素を極限まで減らしたある種閉鎖的な物語としました。この考えは今でも変わっていないですし、今後も滅多なことでは変えません。この定義を中心にお話を進めていきます。

最近になって初期のセカイ系の作品を彷彿とさせる作品がいくつか出てきました。
・idーインスタント・バレットー
・クズと金貨のクオリディア
・ハロー・ワールド(一巻)
・一ナノ秒のリリス
・放課後ゲームフレンド
ここ一年、セカイ系が好きな僕が「これはセカイ系だろう」と認めた作品です。特に一ナノ秒のリリスは、個人的にイリヤと双肩を並べると言っても過言ではないと思っています。

ライトノベルが中心ですが、セカイ系自体ライトノベルを中心に発展したジャンルなので、これは仕方ないでしょうか?

さて、本題です。
どこからどこまでがセカイ系でしょうか?
もちろん僕の定義を利用して、振り分けることは簡単です。しかし、定義に近くてもこれはセカイ系ではないという作品といくつかあります。それにスポットを当ててさらに解説していきます。

・エアリセ
ノゲノラで有名な榎宮祐さんの連載デビュー作です。昔紹介記事も書いたので、そちらもどうぞ
僕の中では、セカイ系にもっとも近い作品です。どういう作品かは上の紹介記事を読んでいただければ、大体わかります。どうしてこれがセカイ系ではないか、上の記事だけでは疑問に思う方も多いと思います。しかし、決定的に違う部分があります。それは閉鎖的でないところです。セカイ系は閉鎖的でなければなりません。いくら君と僕の関係、主人公とヒロインの物語に終始していても、物語が仮想、宇宙など、手に届かない場所に行ってはなりません。

・All you need is kill
⚠︎上記は漫画版。
ハリウッド映画にもなった有名なライトノベルです。この作品はループを続ける主人公が、そのループからの脱出を目指す作品です。
ループする世界というのは同じ世界をひたすら繰り返し、非常に閉鎖的です。では、どうしてこれがセカイ系ではないのでしょうか?それは主人公とヒロインの物語、君と僕の関係が皆無だからです! ヒロインは主人公がループを脱出する上での要素でしかなく、障害ですらあります。この作品をセカイ系とは言えません。

・ミサイルとプランクトン
紹介記事書いたので、そちらもどうぞ↓
こちらは若干ネタバレを含むかもしれないです(^_^;)
この作品はセカイ系と他の人に言われたら納得するしかありません。それくらいセカイ系作品に近いです。
しかし、セカイ系作品と違う決定的な部分が主人公が女性(主に女性主人公視点で話が進む)ことと、群像劇だということです! セカイ系はモヤモヤ悩む主人公、少年が醍醐味です! なので、こんなにイケメンな男はセカイ系にはいりません!これはセカイ系ではありません。

以上の三つの作品を中心にセカイ系の線引きを説明しましたが、最近のセカイ系作品として紹介した作品はとりあえず僕の定義には収まっています。一応僕の定義に収まるのはこれ、収まらないのはこれ、ということがわかっていただけたと思うので、今回はこれで締めくくります!

セカイ系作品はとても魅力的です! しかし、はっきりとした定義がなく、青春ものや恋愛ものにカウントされがちです!なので、これからもセカイ系の記事に書くので、よろしければ読んでみてください!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

朝から嬉しい情報が!


電撃文庫で発売されている「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」のアニメ化が決定しました! 今の時期に発表するということは、放送時期は冬以降でしょうか?

アニメ化ですか〜。この作品も読もうと思っているんですけど、如何せん表紙が表紙なのでなかなか買う気になれないんですよね(苦笑)
というか、魔王様の二期、それにアルデラミンのアニメ化はまだですか? やっぱり戦記物は他で成功していないので、やるのはハードル高いんですかね?

とりあえず次の情報を待ちます!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
PNにもある通り、僕は割と夏が好きなんですけど(冬は寒いので嫌いです)湿気には本当に参りましたね(苦笑)本が痛むし、髪はまとまらないし…やってられません(苦笑)

さて、今回紹介するのは秋山瑞人さんの「猫の地球儀」です!
実質上下巻なので、二枚画像載せておきます。

僕と同じ世代の人はまったく知らないでしょうが、僕より倍くらい年上の方ーー2000年に十代でライトノベルを読んでいた方なら、秋山瑞人さんを知らない方はいないでしょう!
秋山瑞人さんは「EGコンバット」で電撃文庫からデビュー。その後は「イリヤの空、UFOの夏」が大ヒットし、セカイ系の代表作として今でも語り継がれるなど、名作を数多く残した作家さんです。また、日本短編部門星雲賞を受賞するなど、SF作家としても高い評価を受けています。
ただ、驚異的までの遅筆で、その遅さは火浦功さんを凌ぐほどです。

秋山瑞人さんは古橋秀之さん、川上稔さんとともに、初期〜中期の電撃文庫でSFを書いていた作家さんとしても有名ですね! 同時代には小川一水さん、谷川流さんなんかもライトノベルでSFを書く作家さんとしても認識されていました。また、瑞っ子と呼ばれる熱狂的ファンがいることでも有名です。

ざっくりとしたあらすじ。
スカイウォーカーと呼ばれる地球儀に生きたまま到達することを目指す者は、宣教部隊によって殺される時代。そんな中で、三十七番目のスカイウォーカー幽は、こっそりポッドを作成し地球儀を目指していた。
地球儀をに到達する夢を叶える前に、幽には最強のスパイラルダイバー焔と戦わなければならなかった。
幽と焔。二人が激突したとき物語は幕を開ける!…とこんな感じです!

ジャンルはガチのSF。ライトノベルでは一、二を争うほど骨子がしっかりしつつも、きちんとSFをしている作品ではないでしょうか?

とにかく言いたいことはこの作品は半端なく面白いです! 当時のライトノベルとしても珍しく美少女がまったく出てこないばかりか、人間すら出てこない作品ですが、タイトルにある通り猫とロボットが魅力的です。

ストーリーはシンプルで、描写力に関してはさすがは秋山瑞人さん! という感じで、読者を物語の中に誘う力がすごくて、読んでいると物語と融合するような感覚に陥ります。何百冊とライトノベルを読んできましたが、こんな感覚になる作品は今後一生ないと思います。

また、設定がシンプルながらすごく深いです。単純なものも、秋山瑞人さんの持つ抜群のセンスで味付けされています! 特に魔法の粉は一番好きですね。

キャラは猫とロボットしか出てきませんが、どちらも物語の中でしっかり生きています! もう、宇宙に彼らが存在していたと言われたら信じるくらいのリアリティーがあります!

この作品が出たのは15年も前で、古本屋でも見つけるのは難しく、電子書籍化もされていませんが見つけたら読んでみてください! 絶対に面白いです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
つ、積本が( ꒪Д꒪)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
やってしまった…朝起きたら12時でした…今日バイトあるのに…
慌てて今回紹介する作品読んで、今ブログ書いてます…じ、時間がないから早く書こう…

さて、今回紹介するのは喜多見かなたさんの「されど僕らの幕は上がる」です!
喜多見かなたさんは第18回スニーカー大賞特別賞を受賞し「 俺と彼女の青春論争 」でデビュー。今作が二作目となります。

ぶっちゃけこの作品を買ったのは白身魚さんのイラストが目当てで、内容は悪くてもいいや。なんて、思っていましたが、なかなか面白かったです!

ざっくりとしたあらすじ。
「シェアハウス」台本のない共同生活を七人の男女が送るという番組に参加することになった香椎涼太は、そこでテレビとは違う出演者にギャップを感じながらも、なんとか生活を送っていく。 ある日、共同生活を送る一人若宮琴が突然卒業してしまう。卒業を取りやめさせようとする中で、涼太は番組の裏側を知り…とこんな感じです!

ジャンルは青春もの。某テレビ番組をモチーフにしているので、恋愛ものかな? と思っていましたが、ガチの青春ものでした。

まずよかったのは構成力です! 涼太がシェアハウスに参加して〜終わりまで綺麗に物語が進んでいました。ここまで雑味なくも物語が進んでいる作品は久しぶりでした!

ただ、キャラは生かし切れていなかったです。あるキャラが二巻の伏線になるのはわかっているんですけど、一巻で七人のキャラを魅力的に見せるのはベテラン作家さんでも難しいことなので、もう少し考えてもよかったのでは? と思いました。

あと、個人的な意見ですが、もう少し苦しくてもよかったです。主人公の涼太やヒロインの境遇は十代で味わったら絶望ですよ? その絶望感が足りない。なまじ、苦しくてなんぼの青春ものなんですから、もっときつくてよかったです!

いくつか、目につく点や、どうかな? と思う点もありましたが、全体的に青春ものとして楽しめた作品でした! ここからさらに面白くなるかは二巻次第ですが、一巻の時点ではさらに化ける可能性もあるので、気になった方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はバイトなので簡単な記事で…明日はライトノベルの紹介書きますので…

さて、今回紹介するのはこんな話題!


ジャンプ+で「i・ショウジョプラス」がエロ過ぎて公開停止になったという話です。このブログでは割とジャンプ+にも触れていて、特にTOloveるの配信停止情報には敏感ですが(苦笑)i・ショウジョプラスの話題は今日になって初めてしりました。

ジャンプ+に関していえば、読む層は本誌よりも高いのは確実なので、エロ描写があっても問題はないと思いますし、仮に親からスマホやパソコンを借りて読んでいる子供がいるなら、それは見せている親の責任が少なからずあると思います。しかし、18禁コンテンツでない以上は、15禁描写程度に止めるべきだとは思います。

ただ、配信停止となったi・ショウジョプラスに関していえば18禁レベルか、と問われば違うと言わざるを得ません。TOloveるは18禁に見える描写があったため停止は納得ですが、i・ショウジョプラスは話の流れ的に不自然ではなかったですし、性器が描かれていない、過度な喘ぎ声はなかった、性交に関しては誤魔化されていた。など、擁護できる点もあります。

ただ、無料で漫画が読めるコンテンツである以上は「エロ・グロ・ドラック」に関してはある程度気を使う必要はあるでしょう。まあ、僕はジャンプ+でしかできないことをガンガンやった方が、ジャンプ本誌のためになると思いますけどね(苦笑)TOloveる、i・ショウジョプラス…どちらも話は面白いですよ?

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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