どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
そろそろこのブログも一周年です! 明日死ぬかも知れないですし、喜ぶのは早いですが(苦笑)頑張って一周年になる二週間後まで更新を続けたいです!
さて、今回はそろそろブログが一周年ということで、一年近くずっとほったらかしにしておいたセカイ系についての考察をします!前回の記事はこちら↓
また、前回はセカイ系の行方を書くと言いましたが、この一年でセカイ系を取り巻く状況が変わってきてしまったので、それは次回にします。今回はどこまでがセカイ系か、という話を中心にお話します。
まず、軽く復習から。
僕は前回の記事で、セカイ系の定義を
主人公とヒロインの物語のために他の要素を極限まで減らしたある種閉鎖的な物語としました。この考えは今でも変わっていないですし、今後も滅多なことでは変えません。この定義を中心にお話を進めていきます。
最近になって初期のセカイ系の作品を彷彿とさせる作品がいくつか出てきました。
・idーインスタント・バレットー
・クズと金貨のクオリディア
・ハロー・ワールド(一巻)
・一ナノ秒のリリス
・放課後ゲームフレンド
ここ一年、セカイ系が好きな僕が「これはセカイ系だろう」と認めた作品です。特に一ナノ秒のリリスは、個人的にイリヤと双肩を並べると言っても過言ではないと思っています。
ライトノベルが中心ですが、セカイ系自体ライトノベルを中心に発展したジャンルなので、これは仕方ないでしょうか?
さて、本題です。
どこからどこまでがセカイ系でしょうか?
もちろん僕の定義を利用して、振り分けることは簡単です。しかし、定義に近くてもこれはセカイ系ではないという作品といくつかあります。それにスポットを当ててさらに解説していきます。
・エアリセ
ノゲノラで有名な榎宮祐さんの連載デビュー作です。昔紹介記事も書いたので、そちらもどうぞ
僕の中では、セカイ系にもっとも近い作品です。どういう作品かは上の紹介記事を読んでいただければ、大体わかります。どうしてこれがセカイ系ではないか、上の記事だけでは疑問に思う方も多いと思います。しかし、決定的に違う部分があります。それは閉鎖的でないところです。セカイ系は閉鎖的でなければなりません。いくら君と僕の関係、主人公とヒロインの物語に終始していても、物語が仮想、宇宙など、手に届かない場所に行ってはなりません。
・All you need is kill
⚠︎上記は漫画版。
ハリウッド映画にもなった有名なライトノベルです。この作品はループを続ける主人公が、そのループからの脱出を目指す作品です。
ループする世界というのは同じ世界をひたすら繰り返し、非常に閉鎖的です。では、どうしてこれがセカイ系ではないのでしょうか?それは主人公とヒロインの物語、君と僕の関係が皆無だからです! ヒロインは主人公がループを脱出する上での要素でしかなく、障害ですらあります。この作品をセカイ系とは言えません。
・ミサイルとプランクトン
紹介記事書いたので、そちらもどうぞ↓
こちらは若干ネタバレを含むかもしれないです(^_^;)
この作品はセカイ系と他の人に言われたら納得するしかありません。それくらいセカイ系作品に近いです。
しかし、セカイ系作品と違う決定的な部分が主人公が女性(主に女性主人公視点で話が進む)ことと、群像劇だということです! セカイ系はモヤモヤ悩む主人公、少年が醍醐味です! なので、こんなにイケメンな男はセカイ系にはいりません!これはセカイ系ではありません。
以上の三つの作品を中心にセカイ系の線引きを説明しましたが、最近のセカイ系作品として紹介した作品はとりあえず僕の定義には収まっています。一応僕の定義に収まるのはこれ、収まらないのはこれ、ということがわかっていただけたと思うので、今回はこれで締めくくります!
セカイ系作品はとても魅力的です! しかし、はっきりとした定義がなく、青春ものや恋愛ものにカウントされがちです!なので、これからもセカイ系の記事に書くので、よろしければ読んでみてください!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)