2015年12月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今回はタイトルどおり2015年のライトノベル周辺情報のまとめをします! 忙しいので、いきなり本題に入ります!

新レーベルはまだまだ出てきた
まずざっくりと今年創刊されたライトノベル系新レーベル一覧です

・オレンジ文庫
・T-LINENOVEL
・メリッサ
・オーバーラップノベルス
・ノベライドル
・サーガフォレスト
・VG文庫
・講談社タイガ
・μNOVEL
・KADOKAWA BOOKS
・スターツ出版文庫

以上11レーベルです! 
多い! 去年も12レーベル創刊されたのに 参照→(http://blog.livedoor.jp/you1869/archives/1016645598.html)
一応新レーベル情報はGoogle検索でこのブログが2ページ目には出てくるくらい、情報を集めている自信はありましたが、メリッサとスターツ出版文庫はこの記事を書くために調べるまで知りませんでした…まあメリッサに関しては女性向けなので、知らなくて当然だったかもしれませんがw 

新レーベルに関して一番驚きだったのが、講談社が文庫でライト文芸に参入したところですね! これは本当に驚きました…まさか西尾維新さんの新作が文庫で読める日が来るなんて…
そしてドワンゴとの合併、もといドワンゴの吸収で話題となったKADOKAWAはKADOKAWABOOKSを創刊。(富士見書房単行本シリーズの看板かけかえ)さらに来年にはNOVEL0の創刊も決定しているなど、新レーベルに力を入れてきた印象があります。特にKADOKAWA傘下(子会社、名前の違う部署)からではなく、KADOKAWAの名を冠して新レーベルを出すことによってブランド力を高めてきた感が強いです。

調べられた範囲の話なので、僕の知らないところで新しいレーベルが創刊したかもしれませんが、このうち半分は四六版と呼ばれるソフトカバーで作品を発表しています。つまり対象年齢は少し高めです。μNOVELはライトノベル黎明期の作品、作家を起用していますし、来年の話ですが、NOVEL0なんかは大人向けであることを公言しています。新レーベルの対象はもはやライトノベルを読む世代ではなく、ライトノベルを読んだ世代になってきたと言えるのではないでしょうか?

しかし、光があれば影もあります。今年はT-LINENOVEL、桜の杜文庫の休刊が決定しました。さらに、このライトノベルがすごい!文庫はここ最近急激に発刊数を減らし、ソフトカバーの方に移行しています。そして天下の電撃文庫ですら、二、三年前に比べて月の発刊数が1〜3冊程度減少しています。いくらレーベルが増えてきたといっても出版不況なのは変わりありません。今後新レーベルはさらに増えるのか、それとも休刊が相次ぐのか、注目です。

電子書籍
やっぱり今年取り上げなければいけないものの一つかな? と思い取り上げてみました! 
電子書籍は今年は本当に色々な動きがありました。まずライトノベルに影響するところで一番大きいのは電撃文庫が本格的に電子書籍に乗り出してきたことですね。今まではHJ文庫、ダッシュエックス文庫が積極的でしたが、電撃文庫が入ってきたことにより、がらりと印象が変わりました。また、過去の名作の電子書籍化も進んでいるので、そちらの動向も注目です!

そしてもう一つはノンプロが電子書籍に急激に入ってきたことですね。電子書籍レーベルも「群雛」や「HYbrid Library」も立ち上がり、またプロやプロに近いような作家さんも電子書籍を個人で販売するようになりました。投稿サイトすら今では古いのでは? と時々思うようになりました。

一応同人で小説を書いたり、ライトノベルブログをやるなかで、Twitterで電子書籍代行会社からフォローがいくつかきたり、名刺をいただいたりということもあって、結構身近に感じています。電子書籍は読める環境に適さない場所にいるうえ、単純に目が痛くなったり、積本があるという理由であまり手を出せていませんが、来年からは電子書籍方面でも動いていけたら…と軽く考えています。

ストリエ、コミコノベルの出現
この二つも驚きましたΣ(・□・;)まさかストーリーを小説、漫画、アニメーーその他既存の媒体以外で表現する方法が出現するとは…
コミコノベルに関しては始まった! という以降のお話はまったくノータッチだったので(^_^;) 今回はストリエのお話をします。まずは↓を見ていただければ話がわかりやすいと思います


単純に言えばLINEのトークに似た感覚でライトノベルが読めます。基本的にはプロの作品をストリエ用に加工して掲載し、それが読めるようになっていますが、小説投稿サイトと同じくクリエイターの方が作って投稿することもできます!(ちなみにこの機能はpcのみです) 漫画方面でいうとジャンプ+に近い感じですかね? ただ、それはサイトとしての特徴であって、表現方法は従来のライトノベルとはまったく違うことが、ストリエを読んだ方ならわかると思います。

少なくともスマホでこの記事を読んでいる方はLINEを使っていると思います。そして、LINEと同じような感覚で楽しいストーリーが楽しめるとしたらどうでしょうか? 今誰が喋っているのかキャラの絵、アイコンですぐにわかりますし、表情も文以外の情報、アイコンのイラストから知ることができます。さらに背景まであり、どこで何が行われているのか、わからなくなることはないです。小説の形を崩さずに、視覚的に情報量を多くし、LINEなどが発達した現代にニーズを合わせてきた。これはすごいことではないでしょうか?

ストリエに関しては、プロの作家さんが出版社を通して出した作品以外にも面白い作品がありますし(右先生あらため東雲佑さんのお料理教室が一押しです!) 人気作やアニメ化した作品も読めるので、今後が非常に楽しみです! 今後紙媒体での出版、電子書籍化も進んでいくと思うので注目です!

新人賞、小説投稿サイト
最後はこれですね。新人賞と小説投稿サイト。この二つは互いを関連づけてお話していきます。
まずはKADOKAWAが、版権がある一部の二次創作を認めた小説投稿サイト「カクヨム」を作ったことです!


本格的な開始は二月からですが、投稿受付は始まっています。
これもかなりの衝撃でしたね。なんせKADOKAWAが小説投稿サイトを始めるうえ、二次創作も出版社として許可しているんですから。もちろんハーメルンやpixivなどでもできないことはないですけど、作品を出している大元からとなればやりやすく、かつ自分の作品が安全だということは大きいと思います。

さらに、これに関連して小説投稿サイトも活気づいてきました。もともとあった「小説家になろう」「E☆エブリスタ」などに加え「taskey」など新規の小説投稿サイトも盛り上がってきました! 昔とは違い、プロの作家を紙媒体で買って消費するだけではなく、電子媒体でアマの作品をほとんどお金をかけずに消費していくという構造も生まれ、その流れは加速しているように思えます。

そして、何より変化を見せたのが新人賞です。次回からは電撃小説大賞もネット受付を始めるなど、これまでは富士見ファンタジア文庫、オーバーラップ文庫などしか積極的ではなかったネットからの新人賞投稿受付も広がりを見せました。

また、いわゆる「なろうコン」(正式名称はネット小説大賞)がついにライトノベル新人賞の頂である電撃小説大賞の応募数を抜きました。


しかも、受賞した作品数は20を超えるなど、複数の出版社から発表するにしても多い数の作品が賞をとっています。

これは今年に限った話ではないですが、これまではなろうで高いポイントをとった作品が書籍化、そのまま紙媒体で人気作が出るという流れが主流でしたが、なろうコンではこれまでとは異なりポイントの低い作品でも書籍化され、人気が出るケースがありました。

今後新人賞もネットからの発掘へと形を変え、二、三年前のような紙媒体での投稿、受賞、発表も少なくなっていくのではないでしょうか? 新人賞受賞作をそのまま電子書籍という新人賞もありましたし、今後も注目です!

以上です! また来年もやるので、よろしくお願いします!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
もう何を語るまでもなく今日もバイトです…

さて、今回は今年発売したオススメ新作ライトノベルを紹介します!一応今までやった上半期、下半期オススメライトノベルの総合という形になりますが、二つを総合したり、冷静に考えてみたり、二巻を読んだ結果かなり変えた部分があります。そして、どちらかと言えばこれは好きラノ用の側面が強いのをあらかじめ断っておきます。今回もランキング形式で紹介します!
それではいってみましょう!

上半期

下半期

10位 東京浸域:クローズドエデン 岩井恭平 角川スニーカー文庫

9位 宝石吐きのおんなのこ  なみあと ぽにきゃんBOOKS
紹介記事↓

8位 さびしがりやのロリフェラトゥ さがら総 ガガガ文庫
紹介記事↓

7位 いつか世界を救うために 橘公司 富士見ファンタジア文庫
紹介記事↓

6位 ラン・オーバー 稲庭淳 講談社ラノベ文庫

【15下期ラノベ投票/9784063814767】

5位 イレギュラーズ・リベリオン 尾地雫 GA文庫

【15下期ラノベ投票/9784797383164】

4位 碓氷と彼女とロクサンの。 阿羅本景 ファミ通文庫

【15下期ラノベ投票/9784047306547】

3位 株式上場を目指して取締役お兄ちゃんに就任いたしました 妹株式会社
紹介記事↓

【15下期ラノベ投票/9784865291575】

2位 北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし

【15下期ラノベ投票/9784800244611】

1位 一ナノ秒のリリス 瀬尾順 講談社ラノベ文庫
紹介記事↓

1位 精霊幻想記 北山結莉 HJ文庫
紹介記事↓

【15下期ラノベ投票/9784798610986】

以上です!
すみません10選とか言っておきながら11選になりました(^_^;) 「一ナノ秒のリリス」「精霊幻想記」どちらかを1位にしようと思ったのですが、選びきれませんでした…まあ、今年頭一つ分以上面白かったのが、この二つだということがつたわれば幸いです…
また来年少しずつこの記事を整理します…

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

⚠︎以下は好きラノ用です!

反逆のドレッドノート 岩田洋季 電撃文庫
紹介記事↓

【15下期ラノベ投票/9784048655224】

ソードアート・オンラインプログレッシブ4 川原礫 電撃文庫
紹介記事↓

【15下期ラノベ投票/9784048655668】

宝石吐きのおんなのこⅡ めぐる記憶と初めてのおつかい なみあと ぽにきゃんBOOKS
紹介記事↓

【15下期ラノベ投票/9784865291599】


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はバイトはないですけどオフ会です…これも人脈づくりのため…仕方ないです…

さて、今回紹介するのは杉井光さんの「生徒会探偵キリカ2」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
今回は新ヒロイン加入! と思ったら…様子がおかしい?
ともあれストーリーの方は面白かったです! 狐徹と朱鷺子さんの因縁は読んでいてすごい! と素直に感心してしまいました! というか、狐徹さんかっこ良すぎです! 今回はキリカの探偵として、探偵らしい出番も多めでそっち方面でも楽しめました!

前巻と比べて A
キリカの活躍と狐徹のかっこよさがキラリと光る二巻でした! 薫と柏崎の二人の新キャラもいい味出してます! 

今後の期待度 A
これからがますます楽しみになる! そんな二巻でした! 読むのは来年になりそうですが、三巻も期待してます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
体重が三キロ減りました…もともと痩せ気味なのにどうなることやら…

さて、今回紹介するのは河野裕さんの「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
今回は階段島に捨てられた七草達ではなく、捨てた方の七草達のお話。なるほど、現実でも七草達は魔女を追っていたんですね…
一巻から続く壮大な伏線を回収した巻でもあり、また次巻以降に壮大な伏線を張る巻でした。今回はミステリというには、謎は一巻ですでに判明しているものでしたし、どちらかといえば青春ものの要素が強かったです。そして、できればクリスマスに読みたかったです…

前巻と比べて A
一巻、二巻の流れを壊さずに綺麗に三巻にきたのが好印象でした! 伏線も回収されましたし、真辺の魅力がたっぷりでした! 七草の行動は少し不自然でしたが、真辺とためと考えれば納得です!

今後の期待度 A
伏線を回収した一方、新たな伏線も貼られたので四巻も楽しみです!来年の夏頃には出て欲しいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
ということで、今年は29日以外全部バイトです( ꒪Д꒪) ブログはなんとか更新したいです…なんとか…

さて、今回紹介するのは茶みらいさんの「手と手を合わせて」です!
ストーリー A
実を言うとこの作品、事前情報まったくなしに本屋さんで「あっ、この表紙いいな」と思いなんの考えもなしに買いました。家に帰ってから「キララ系か〜あんまり好きじゃないんだよな〜」と一瞬後悔しかけましたが、ものすごく良かったです!
さち、マロン、雪菜の少女三人がクランベリーホテルというホテルを切り盛りする中で、幸せについて考えるお話。世界観がすごく好きでした! 不幸せの国と幸せの国があり、微妙に価値観が違う。ストーリーは些細な日常を描いたものとなっていますが、結構哲学的で幸せについて本気で考えさせられました。

キャラ A
特出してこれといったキャラはいませんが、さちの価値観はすごい気にいりました。一話でさちの価値観、考え方を知ったときは他の漫画のキャラとは違い、ちゃんとこの世界で生きているんだなーと感じました。あと、オーナーの時々見せる変な表情は個人的に(・ω・)bグッ

絵 A
キャラの可愛さが世界観と独特の雰囲気にマッチしていました! ただ、個人的に背景はもう少し描き込んでいてもいいかなーと。せっかく素敵な街なので、もう少しどんな家があって、どんな人がいてというのは知りたかったです!

総合 A
心に響く作品でした! 何とも言えない雰囲気が個人的には大好きです! 紹介は若干硬くなりましたが、基本は緩い日常系なので、そういったのが好きな方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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