2016年05月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近、外に出るだけで体に虫が…この小さい虫がなんとも言えないウザさで…

さて、今回紹介するのは鬼火あられさんの「帰宅戦争2 女子校と合併するんだけど戦争起こしてもいい?」です!
前回の記事↓

ストーリー A
女子校との合併が噂される帝成高校。アンチ青春を掲げる佐藤太郎率いる帰宅部は、合併を阻止するために女子校舞姫学園に戦争を仕掛ける!
今回も前回同様大小様々なツッコミどころはあるものの、コメディとしては楽しめました。前回のキャラを引き連れ、武道至上主義を掲げる舞姫学園に挑む。帰宅戦争自体は前回ほどの苛烈さ、なぜそこまでして帰宅戦争を起こすのかという面では弱い気がしましたが(もはや一つの競技になってしまっているので(^_^;)…)それでも馬鹿馬鹿しくも、本気で戦う佐藤一郎たちは輝いていました。ただ、一つ惜しむらくは舞姫学園の天子がどれほどの影響力を持つのか、その辺りがもう少し詳しく描かれていれば…全体的には肩の力を抜いて楽しめるお話でした!

前巻と比べて A
帝成高校側のメンバーは相変わらずでしたねー…新キャラの月ノ宮沙弥がよかったです! ギャル的な容姿、圧倒的な強さと精神面での脆さ…ギャップが魅力的でした(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ミカとモカはもう少しページを割いて丁寧に描いてもよかった気がしなくもないですね…

今後の期待度 評価不能…
うーん…決してつまらなくはないんですけど続きが出るか、そして続きが読みたいかと言われると…帰宅戦争を競技化してしまったので、一巻の本気度が主人公たちから感じられなかったんですよね…それで面白くなくなったというわけではないんですけど…難しいところです…

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

まだ増えますか…


ということで、新紀元社が新レーベル創刊です。なろう上でのコンテスト(これはなろうコンでいいんですかね?)と独自の新人賞を開催し、作品を刊行していくようです。

注目すべき点は、独自の新人賞「モーニングスター大賞」を受賞すると三巻まで続刊が出ることが確約されることですね…売れればいいですけど、売れないと初版が極端に少なくなるとかそういう弊害がなければいいですね…

なろうレーベルはまだまだ増えるかもです…

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
金曜日はわりと暇でようやく1日で一冊のライトノベルが読めました(>_<)

さて、今回紹介するのは今慈ムジナさんの「ふあゆ」です!

ストーリー A
第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。
内容は心因性相貌誤認症という精神的な病の所為で、人の顔が正しく認識できない主人公龍胆ツクシがひょんなことから連続猟奇殺人事件に巻き込まれていく…というものです。
ジャンルは…ホラー? サスペンス? 一言で言うと奇書というべきでしょうか?
まず一言面白かったです! そうですよ! ガガガの新人賞受賞作に求めているのはこれですよ! おかしで不気味でそれでいて少し切ないような…期待していたとおりの作品でした! ストーリーの都合上あまり詳しくは書けませんが、作中で「認識」を完璧に操っています! 軽快かつ魅力的な文章は少し癖があるものの、恐ろしいほどに頭に吸い込まれていきます。間違いなく、今年の新人賞受賞作の中でトップクラスの面白さです! 大満足でした!

キャラ A
主人公の龍胆ツクシ…彼のようなタイプの主人公大好きなんですよね! 少し壊れたというか、おかしいというか…人間の欠点が誇大化してそれが歪になったような…そんな感じの主人公です。そしてメインヒロイン?のたっくんがまた男前すぎて…やられました。完璧に。キャラに喰われるようなこの感覚。久しぶりに味わいました!

今後の期待度 A
これでキリがいいような気もしますけど…続きも読みたい気が…あるならぜひ続きを!

どんな人にオススメか?
ガガガ文庫らしいおどろおどろしいお話が読みたい方はぜひ! 認識という人それぞれ同じようで違うようなものを上手く調理して作品に溶け込ませています! 気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近は朝寒くて、日中暑いという日が続きますね…体調には気をつけたいです。

さて、今回紹介するのはスズキヒサシさんの「デッド・オア・ヴァンパイア」です!

ストーリー ☆☆☆
吸血鬼が闇に紛れて跋扈する現代。ある日、女子校で起きた大量殺人事件を解決するためにヴァンパイアハンターの高野麻績に操作協力を依頼する…という感じです。ジャンルは吸血鬼ものプラス警察ものという感じです。
正直、僕が期待したようなスタイリッシュな吸血鬼ものではなかったです。スズキヒサシさんというベテラン作家さんが書く吸血鬼ものなら、安定した王道ものの吸血鬼か何か目新しい要素があるのかと思いましたが、良くも悪くも無難の域を出ませんでした。ストーリーは全体をと通してみれば面白いですが、構成がチグハグで、麻績とそのパートナー的立場の捜査官甲坂心が最終的に何をしたくてヴァンパイアを倒しているのかイマイチ掴めませんでした。また、警察はあくまで要素でしかなく、これならいっそヴァンパイアハンターの物語にしてしまえばいいと思いました。綿密な設定があることは伝わりますが、それを序盤でぶちまけてしまったのは少し残念でした…続刊があるような終わり方なのも、全体を通したチグハグさに拍車をかけていました。

文章力 ☆☆
ところどころ表現がおかしかったり、一人称と三人称が混ざっていて少し読みづらさを感じました。

総合 ☆☆☆
前述の通り読んでいる中で違和感というか、チグハグさを感じ個人的にはあまり楽しめませんでした。続刊がおそらくあると思うので、人間関係と人間対ヴァンパイアの関係が丁寧に描かれればと思います。


それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
例のごとく忙しいです(´・_・`) まあ、金曜日からはまた少し時間ができるので新刊紹介していきます…

さて、今回紹介するのは亀屋樹さん作画、越谷オサムさん原作の「階段途中のビックノイズ」です!

ストーリー A
原作は「陽だまりの彼女」で有名な越谷オサムさんの同名作品。原作は既読です。越谷オサムさんはなんだか恋愛小説のイメージが強いそうですが、個人的には青春もののイメージがありまく。
内容は上級生の不祥事により潰れかけた軽音部を主人公神山啓人と九十九伸太郎を中心に立て直し、文化祭でライブを大成功させて廃部の危機を脱出する!というもの! 
原作を読んだことがある方はわかると思いますが、原作のわりと序盤のほうをオリジナルを混ぜつつ丁寧に描いています。絶望から這い上がろうとする啓人、何もできなかった負い目を感じている伸太郎、そして新たに加入した優作…3人のとにかく前に進もう、見返してやろう! という熱い気持ちが胸を打ちます! まだまだ序盤も序盤ですが面白いです!

キャラ A
原作と啓人のキャラがだいぶ違って、かなりヘタレ野郎になっていますが、これはこれでありですよね〜なまじ伸太郎と優作の気が強いので、いい調和を生み出していると思います! ただ、長谷川さんは個人的に原作とだいぶギャップがあってちょっと…でしたね(^_^;) いや、ストーリーにスゴく大きく関わるキャラではないんですけど…

絵 A
原作のイメージを損なうことない、作品の雰囲気にマッチした絵だと思います! 楽器の描き方も丁寧ですし、ギャグ顔もいいですし素晴らしいです(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾

総合 A
個人的には小説のコミカライズ作品の出来としてはトップクラスだと思っているので、2巻以降も期待してます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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