2016年12月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
霜柱を見ました! そろそろ本格的な冬ですね…

さて、今回紹介するのは徒埜けんしんさんの「月とうさぎのフォークロア。St.1月のない夜、あるいは悩めるうさぎ。」です!

ストーリー A
内容は、神人と呼ばれる神の力を人に近い体に宿す存在が人間と共存する世界。そんな世界で神人である主人公伊岐朔は月夜見家の跡取りとして、同じ神人である稲葉白と共に他の家との抗争の最中にいた。ある日、他の家が月夜見家に助けを求めにきたことで抗争は激化していき…とこんな感じです。
ジャンルは…なんでしょう?ヤクザというか極道ものに異能バトルを足した感じです…
第8回GA文庫大賞奨励賞受賞作! まず言わせてください…この作品すごく面白いです! いいですね! こういう血なまぐさいヤクザ者同士の戦い! 読んでいて血が騒ぐ感じ! 個人的には大好きです!
イラストや開始何ページかでヒロインとのラブコメメインかな?と思ったりもしましたが、まあ次々人(というか神人)が斬って斬られて殺して殺されて死んでいきます…ただ、大きな抗争の中での出来事なので割とあっさり次へ次へ進んでいきますが…神人同士の争いには人間が手を出すことができない神事不介入の原則という設定が良かったですね…これがあることで神人たちが決着がつくまで戦うことができていました!作中で極道っぽい言い回しがたくさん出てきたのもグッドです!叔父貴なんて単語、僕が今まで読んできたラノベで初めて見たかもしれないです…日本神話を背景とした神人たちの能力や武器の設定も胸躍ります!ストーリーは神人vs神人の抗争の中にもドラマがあったり裏切りがあったりと中盤以降ぐっと面白くなる構成で最後まで楽しく読めました! 面白かったです!

キャラ A
主人公の朔がすごくいいですね…誉れ高いというか、信念を持って行動して戦っているのがすごくかっこいいです! メインヒロインの白は普段は朔に甘えたりしてますが、戦いの場となると鮮血を纏いながら美しく高います…犬吠埼春、梓見鈴といったヒロインもとても魅力的でした!

今後の期待度 A
これはぜひ続いて欲しいです! 2巻! 2巻をお願いします!

どんな人にオススメか?
ヤクザとか極道ものが好きな方は! 家同士の抗争がすごく燃えます! ただ、だいぶ血なまぐさいのと、気になる人は気になるだろうなーという要素もあったので賛否はわかれると思います。でも、すごく面白いので興味を持った方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
ちょっとノロウイルスで2日ほどダウンしてました…症状は落ち着いたので今日からブログ復活します…

さて、今回紹介するのは佐島勤さんの「魔人執行官〈デモーニック・マーシャル〉」です!

ストーリー A
内容は、主人公の秋竜胆花月は帰宅途中に同級生が人類の敵であるNEOになりかけているのを目撃してしまう。同級生のことが気になった花月はその姿を追って旧市街へ向かう。しかし魔人と遭遇してしまいピンチに。そこにNEOを倒す執行官の久我囲暁琉が現れ助けられ、紆余曲折の末NEOたちと戦っていくことになる…とこんな感じです!
ジャンルは…SFに異能バトルを足した感じですね。ただ、あとがきで佐島さんが書いているように特撮系、または魔法少女ものっぽくなるかもしれません…
魔法科高校の劣等生の佐島勤さんの新作! すごく面白くて今までにないくらい読みやすいんですけど、これだけは言わせてください! いくらなんでもあらすじが酷いです! このブログでは作品についているあらすじは引用しないようにしているので、詳しくは買って読んでもらうか公式サイトか何かで見てもらいたいんですけど本編全然関係ない中二病の設定集みたいになってますよ…すごくもったいないです…
さて、作品のほうはというとまず巻頭に佐島勤さん特有の怒涛の設定集がないです。佐島勤さんの作品読んだことがない人は「なんのことだ…?」と思いますが魔法科とドウルには巻頭に十数ページ設定がひたすら書いてあるだけのページがあるんですよ…それが14人の登場人物紹介しかないです。まあ挿絵代わりに設定集が挟まれていたりするんですけど(苦笑)それがないので読み始めのハードルはだいぶ低いです。
ストーリーは近未来を舞台にした異能バトルといった感じですごく面白かったです! ダブル主人公っぽいですけど、主人公が女性というのもグッドですね! 普通の人類と、人類を滅ぼす敵であるNEO、そのNEOを倒す存在魔人が住む世界。そんな世界を舞台に魔人であり執行官の暁琉がNEO相手に繰り広げるバトルは迫力と疾走感がありました! また普通の女子校生である花月が魔人である暁琉、そしてNEOに関わっていくようになる様子も丁寧に描かれていて良かったです! まだ一巻ですが、見せ場のある盛り上がるストーリーと魅力的なバトルですごく楽しめました!

キャラ A
主人公の花月がいいですね!結構なお嬢様だと思うんですけど、普通に女子校生していてワイルドな男に惹かれるところとか最高に可愛いと思います! 裏主人公とでもいうべき暁琉はNEOを倒す執行官という立場にいながらも、NEOをただ殺すだけではいけないという考えを持った人情味溢れる人物で好感度高いです! ストイックな性格もグッドです! その他多数のキャラが登場しますが、キャラの多さの割にそれぞれの魅力がきちんと引き出せていてさすが佐島勤さんだと感じました!

今後の期待度 A
ぶっちゃけドウルより続きが読みたいです! 一巻のあらすじでだいぶ損してる感はありますが(^_^;) 長く続くシリーズになって欲しいです!

どんな人にオススメか?
異能バトルが読みたい方はぜひ!また佐島勤さん初挑戦の方にもオススメです! これから近未来魔法少女バトルっぽくもなっていくと思うのでそちらも期待できると思います!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

体調不良のためお休みします
悪しからずm(_ _)m

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は雨ですね…雪は降らないんですかね?

さて、今回紹介するのは横田卓馬さんの「背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜7」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
夏の全国大会二次予選が始まりついに必殺技を見せる土屋・亘理ペア! ひらり・八巻ペア、御木・花園ペアも勝ち上がるために必死に踊るが…?そして引退宣言をした絢辻・土井垣ペアは心境に変化が…
夏の全国大会二次予選編。今回は理央先輩が熱かったですね…チャンピオン咲本ペアの背中を追うことしかできていなかったことに密かに劣等感を感じ、自分が土井垣の足を引っ張ってきたのではないかと不安になり、背中を追う後輩の姿に…これを乗り越えようとする理央先輩すごくカッコいいです! 二次予選は終盤となり、納得の結果で幕を閉じますが最後の土屋くんの気持ちが全面に出るコマは最高です!

キャラ A
やっぱり7巻は理央先輩ですね…本当に強いと思います。諦めて、でも立ち上がって、チャンピオンの座を求める…すごいです…ひらりん、御木姉にも注目です。特にひらりんの頑張りは本当にすごいです…御木姉の最後に見せた涙の意味は深いです…

総合 A
今回が一応一つのピークでしたが、夏の全国大会はまだまだ続くのでこれからが楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
クリスマスが近いからかどこの駅前もイルミネーションですね…目がチカチカします…

さて、今回紹介するのは神田夏生さんの「狂気の沙汰もアイ次第 ループ」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、脱出不可能の館内で生存者が2人以下になれば地球へ帰れることを提示された9人の男女。宇宙人イラナイは愛情を知るために観察するために人々を閉じ込めたらしい。いつ殺されるかわからない不安の中で集団生活を送るが、ついに殺人が発生。しかし、死んだはずの人間はなぜか生き返り…終わらない殺戮劇の中主人公の山口健次は解決策を模索する…とこんな感じです!
狂気の沙汰もアイ次第シリーズ第2弾! 前回がとても綺麗に終わったので、どう続けるか気になっていましたが…なるほど、ループってこういうことですか! すごく面白かったです!
前回は「飲むと人を殺したくなる水」が出され、誰かを殺したくなる衝動に抗いながら集団生活を送るという「閉じ込められれば殺しあう」という風潮の逆をいくような雰囲気がありました。しかし、今回は「生き返る」というシステムがあり、死ぬこと殺すことに躊躇しなくなっていく主人公たちの狂気に囚われていく過程が非常によかったです! タイトルに入っているループの意味もなるほどですよね…イラナイによって明かされる主人公たちが連れてこられた星の真実と生き返りの謎。この辺は読んでいてゾクゾクしました…おぞましいです…そして簡単にハッピーエンドでは終われないラスト。ここはちょっと理由が弱い気もしましたが、それが気にならないくらい驚きました! 個人的には前回の何倍も面白かったです!

キャラ A
主人公の山口健次がちょっと弱い気もしましたが、ラストで持っていきましたね…すごいです…イラナイはもうちょっとお話に出てきてもいい気もしましたけど…前回が主人公たちに絡みすぎたんですかね?前回序盤で死んでしまったキャラ、終盤まで生き延びたキャラが、今回は生き延びたり反対に死んでしまったり…なんてこともありましたが、一巻と比較しても1人1人が魅力的でした!

今後の期待度 A
この二巻があるのなら、これはまだまだ続くのではないでしょうか…? 三巻が出るのを楽しみに待ちたいです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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