2016年12月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は寒かったですけどいいお天気で星が綺麗ですね…

さて、今回紹介するのは岩田洋季さんの「手のひらの恋と世界の王の娘たち」です!

ストーリー A
内容は、八つの平行世界の王の娘たちが通う学園「八重ノ学園」で、第二世界の王の娘である羊子をサポートするために入学した少年・美哉。しかし、なんといきなり羊子に告白され同棲することに⁉︎ 2人は他の世界の王の娘たちからちょっかいをかけられながら学園で生活していくことになる…とこんな感じです!
ジャンルはラブコメですね。バトルもありますけど、メインはラブコメです。
前作「叛逆のドレッドノート」のコンビによる新作! 今回も激甘ラブコメにニヤニヤさせてもらいました!
まず舞台となる学園について。羊子と美哉が通う八重ノ学園は八つの平行世界の王の代理戦争を王の娘たちが行う場所でもあります。実践的なバトルしたりして将来統合世界ができた時に最も優れた力を示した王の娘が主導権をもらえる…そのため割とガチで王の娘たちが争っていますがそこは乙女。色恋が優先になってきます。もうとにかく羊子と美哉のいちゃつき具合が半端ないです。告白からいきなり同棲。羊子の恋を応援する王の娘たちに羊子が恋のイロハを教えてもらいながら、美哉に猛アタック! 砂糖ドバドバでした…特に映画館デートはヤバいです…羊子みたいな可愛い女の子に映画館の中であんなことやられたら惚れ死にますよ…そんなわけでラブコメ面は充分すぎる以上に楽しめたんですけど、一つ気になる点が。序盤で色々ろくに説明もされない設定をドバドバ出しすぎてちょっとテンポが悪いです。ラブコメがすごく面白かったので、ここだけが残念でした。ストーリーは文句なしに面白かったです!

キャラ A
羊子の可愛いさが半端ないです! なんですかこの子! 美哉のこと大好きなのに、割と無防備で恋に対して無垢で初心で…こんな子に好きになられたら即陥落ですよ! 主人公の美哉はそんな羊子にタジタジになることもありますが、己の信念を貫き通しているのはポイント高いです! 裏表ない真っ直ぐさがグッドです! 他の世界の王の娘たちもすごく可愛くて魅力的でした!

今後の期待度 A
この手の激甘ラブコメはなかなかお目にかかれないのでぜひ長く続いて欲しいです! 2巻待ってます!

どんな人にオススメか? 
激甘ラブコメが読みたい方は! メインヒロインの羊子が最初から好感度マックスで美哉にガンガンアタックしていく姿が可愛くて悶え死にます…! ぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は寒かったですね…朝起きたらあまりの寒さに驚きました…

さて、今回紹介するのは狐谷まどかさんの「異世界に転生したら全裸にされた」です!

ストーリー A
内容は、気がついた時には異世界にいた32歳フリーターの吉田修太ことシューター。彼はとある村に拾われ奴隷のように働くことになる。そしてひょんなことから村の一員と認められ、妻をもらい猟師として凶悪なモンスターに立ち向かうことになる…とこんな感じです。
ジャンルはファンタジー。初のマッグガーデンノベルスになりまく。
まず言わせてください…全裸の犯罪臭が半端ないです! いいんですかこれ…? いやすごく面白いですけど三十路の男が半裸で異世界を生き抜いていくのは…世知辛です…彼に服を恵んでください…挿し絵的には肌色率8割くらいですけど実際は9割5分くらいですよね…
そんなわけで全裸男(上半身のみ服着用や腰布はたまにあり)がフリーターで培った様々な経験と空手の体捌きを生かして活躍するお話。主人公が全裸となかなかインパクトがありますが、お話自体は堅実でモンスターと戦ったりしながら波乱万丈な異世界ライフを送っていきます! 物語はまだまだ始まったばかりですが、魅力的なヒロイン達が多数登場してこれからが楽しみです! 

キャラ A
主人公の吉田修太ことシューターがTHE日本人男性という感じで見ていて面白かったですね…実力は割とあるのでもっと傲慢でもいいかと個人的には思ったんですけど、誰にでもヘコヘコしますし…でもこういうところが美徳ですよね…嫁のカサンドラさんは控えめな感じでいいですね…シューターのことも気にかけていていい奥さんです…猟師のニシカはなかなか豪快な女性。こういう女の人魅力的ですよね…そしてシューターと同じく日本から来た雁木マリはちょっと暴力的で素直になれない女の子といった感じでグッド! ただ、異世界での呼び名がガンギマリーなのはヤバいです…ようじょさんだけが唯一の救いですね…

今後の期待度 A
面白かったので2巻以降も期待したいです! シューターはこれからどんな異世界ライフを送るのか…続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
主人公が全裸なことを含めて割と下ネタが入るので苦手な方は…全裸となかなかインパクトのある要素がでーんとありますが、お話自体は丁寧で面白いので気になった方は!あと買ったらカバーを外しましょう

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
刻々と迫り来るクリスマスに恐怖する季節ですね…いや、そんなに怖がってないんですけど(苦笑)

さて、今回紹介するのは昼熊さんの「自分が異世界に転移するなら」です!

ストーリー A
内容は、異世界に転移させられる目的でなぜか制服を着せられ集められた性別も年齢もばらばらな人々。転移先の情報は一切与えられずスキルを選択させられることになる。しかし、スキル選択には罠がありポイントの割り振りに失敗した人々は異世界で立つことすらできず死ぬことになる…主人公の土屋紅はスキル選択の罠をかいくぐり異世界に立つが、始まったのはデスゲームで…とこんな感じです!
ジャンルは異世界転移もの×デスゲームという感じですね。
第4回ネット小説大賞受賞作!まず言わせてくださいこの作品めちゃくちゃ面白いです! すごいですよ! 異世界転移とか転生作品へのまさにアンチテーゼ! 転移したからといってチートで無双でハーレムなんてやらせない! そんな作者さんの気持ちが伝わってくるすごい作品でした! まず序盤のスキル選択からすごく楽しいです! 異世界転移ものならこういうの選ぶよなーと思って見ていたら巧妙な罠が。スキル選択を誤れば異世界に行っても立つことすら叶わないという残酷な設定が最高でした!そして異世界に転移! 主人公の土屋は頭を使って自分がどんな行動を取ればこの先有利になるのか考えて動いていきます! 80pあたりまでは誰かと碌に会話もしませんが、これが異世界で生き抜く過酷さを表現していてグッドでした! 異世界についても仕掛けはまだまだあり、デスゲームにならざるを得ない状況を作りあげていたのがまたグッドです! そして終盤! 鮮やかな伏線回収による派手なバトルの決着! 震えました!すごく、すごく面白いです! これをここで使うのか!と本当にやられました!ストーリーも抜群に面白いんですけど、作中の見え隠れする異世界ものへの静かな反抗も見逃せません!特に275pの土屋の思いはチートで無双みたいな異世界ものを読んだことのある人なら一度は考えることだと思います。それを異世界ものの作品でやる勇気…すごいです。とにかく面白いです! 最後まで一気に読み終えました!

キャラ A
主人公の土屋紅がすごくいいです! こういう冷血でもなく感情的でもなく、人間らしさを残しつつも残酷な現実を前にして立ち向かえる人とても魅力的です! メインヒロインポジションにいる桜井桜もいいですね…あとがきで作者さんの狙いが書かれているんですけど、狙ってこのキャラにしたのを考えてもヤバいとしか思えないほど魅力と理想を剥ぎ取った真実の女の子のバランスが良かったです!

今後の期待度 A
これはぜひ2巻、3巻と読み進めていきたいです! デスゲームはまだまだ始まったばかり! これから土屋がどうやって異世界を生き抜くのか…楽しみです!

どんな人にオススメか?
これはあえて異世界ものなんて大嫌いという人に読んでもらいたいです! 嫌いと思っている人が考えていることが作品で全て代弁されているようで読んでいて爽快な気分になれるはずです! デスゲームものとしてもこれから絶対面白くなるので期待できます! ぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
最近眠くて仕方ないです…冬眠のシーズンだからですかね?

さて、今回紹介するのは西尾維新さんの「屋根裏の美少年」です!

前巻の記事↓

ストーリー A
指輪創作により天井絵が描かれることになった美少年探偵団の事務所である美術室。しかし、天井裏から奇妙な名画の模写が発見される。誰が何の目的で描いたかわからない絵の真実を解くために美少年達が立ち上がる!
美少年シリーズ第3弾!2巻が個人的にはかなり微妙だったので、しばらく読む間が空きましたが今回は面白かったです!
天井裏に隠された名画の模写の秘密という事件より、指輪創作くんが天井絵を描いた理由が見どころでした! 創作くんが自分の絵で眉美に思いを伝える…いいですね…好きですよこういうの! さてさて、事件の方はすごく意外性があるわけでも、あっと驚くようなトリックがあるわけでもありませんが、その真実にはある一人の熱い思いが隠されていたのだと思うと…個人と組織。その構図の中で生まれた今回の事件に激しくそしてどこか静かに反抗していて気持ちよかったです!短い物語ながらすごく楽しめました!

キャラ A
創作くんいいですね…こういう気持ちを絵で伝えるロマンチック?なところは好感度高いです! 生足くんもいいところあるじゃないですか、眉美のためを思って説教するなんて。まあ3時間はやりすぎですがw 2巻で出てきたあいつも登場し、これからも眉美たちに関わってくることを匂わせてましたね…動向に注目したいです…

今後の期待度 A
今回はすごく面白かったので、4巻以降も楽しみに読んでいきたいです! どうやら6巻のタイトルが4巻で出てきたあの人物と関係ありそうなので楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
寒い日が続くので今日はチゲ鍋を食べました…辛味が体を芯から温めます…

さて、今回紹介するのは河野裕さんの「魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット2」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
写真の中に入る能力を持つ佐々野はある日突然赤い目をした女の子によってその能力を封じられてしまう。そんな彼の能力を乗り戻そうとするケイ。しかし、彼の前に魔女を名乗る女性が現れる。そして因縁の相手岡絵里がケイを倒すと宣言し、ケイは彼女に追い詰められていく…
サクラダリセットシリーズ第2弾! 今回は記憶と咲良田という街が能力者の街になってからの壮大なエピソードが描かれていました!
今回はあらすじにもある通り割と頭脳戦でしたね〜。能力者による未来の読み合い、能力の制限を見抜き先手を打ち、自分たちの不利な状況を覆す…2章はかなりワクワクしながら読ませていただきました! そしてストーリーの核となる2人の男女の約束の物語。これは切ないですね…作中ではケイたちが他のことに集中している分、比較的あっさり目に語られますがそんなに耐えられないですよ…咲良田の過去、管理局が能力者を管理できるとする理由…とかなり咲良田という舞台が明らかになりました…ケイと春埼の関係にもメスが入り、彼らの普通にしては歪な繋がりも再認識できました。

キャラ A
春埼の存続理由ってなんなんでしょうかね…ケイは本当に春埼に「リセット」以外を求めていないのか、そしてケイがいなくなったとき春埼はどうなるのか…考えると危うい春埼の姿が浮かんできました。村瀬はなんだかんだいい奴ですね(苦笑)こんなにケイに協力する姿は一巻では想像もしてませんでした。魔女の悲しき定めも最後は…という部分に感動でした…彼女のためだけの童話がきちんと現実になったときは…魔女なんてあだ名は彼女にはふさわしくないですよ…

今後の期待度 A
次からはケイたちの過去に関わる存在が本格的に物語に参戦してくるみたいなので楽しみです! 三巻は買ってあるので早く読みます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

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