2017年01月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
なんとか風邪は治りました!明日行けば休みなので頑張っていきます!

さて、今回紹介するのはスエカネクミコさんの「ベルサイユオブザデッド」です!

ストーリー A
婚姻のためにオーストリアからフランスへと向かうマリー・アントワネット。しかし道中不死者の群れに襲われマリー・アントワネットは死亡する。なんとか生き残ったマリーの弟のアルベールはマリーになりすまし影武者としてフランスへ乗り込む…
ゲーム「逆転裁判」のキャラデザなどで知られるスエカネクミコさんの最新作!あと特に奥付などに名前は載っていませんが前島賢さんがシナリオ協力しているようです。
帯の強烈な一文に惹かれて購入。これは買って正解でした!史実を元にフランス革命期にゾンビを取り入れたダークファンタジーとなっています!いいですね!こういう強烈な味付けのファンタジー!1巻の時点ではまだまだ物語は始まったばかりですが、最高のインパクトと共にやってくる不死者!それを打ち倒すアルベール!迫力のある戦闘シーンに震えました!生命に対する倫理観、フランス王政を揺るがすアルベールの存在、そして純粋な不死者と生者の戦い…今後さらに面白くなるに違いない物語に終始ワクワクしました!

キャラ A
アルベールさんめっちゃかっこいいですね〜…中性的な容姿に圧倒的戦闘力、返り血を浴びてもなお美しいその横顔にゾクゾクします!バスティアンというアルベールの側近役も苦悩を抱えながら彼の警護をする姿が非常に良かったです!出番は少なかったですが、個人的なお気に入りはジェラール。適当そうに見えて冷徹な彼の姿はカッコよさだけではない何かがありましたね…

絵 A
不死者が出てくるシーンは怖く、戦闘シーンは迫力があり、アルベールは美しくとストーリーが引き立つ絵でした!またドレスや装飾品、天蓋付きのベッドまで細かく描き込まれていてとてもリアリティがありました!

総合 A
すごく面白かったです!続きが楽しみな作品がまた増えました!今のところ大きく史実から逸れていないように見えるフランスがどのような形で未来を歩んでいくのか…2巻も楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
まだ風邪気味です…先月の新刊も消化してないですし、早く体調を整えたいところです…

さて、今回紹介するのは橘ユマさんの「うさぎ強盗には死んでもらう」です!

ストーリー A
内容は、電脳カジノジャック・ピストルズで驚異的な強さを見せたうさぎ強盗。そんな賭博師を中心に様々な人々の思惑、行動、さらには遠く離れた中国での出来事を絡み合いとある大きな物語となる…とこんな感じです!
ジャンルはミステリ。ただ、殺人が起きて種明かし…みたいなものではありません。
第1回カクヨムWeb小説コンテストのミステリー部門で大賞を受賞した作品。作者の橘ユマさんはあの有名な京都大学推理小説研究会に所属しているようです。
いや〜面白かったです!そうですか、こういうミステリですか…なるほど…構成としてはうさぎ強盗という1人の人物を中心に群像劇スタイルで物語の断片が語られ、それがラストに向けて徐々に収束していくというものになっています。トリックがいいのももちろんなんですけど、キャラが何より魅力的でグイグイ読ませてくれます!時間的にも場所的にも遠く離れた物語が繋がっていく…読み進めていく中で味わえるこの快感は群像劇ならではですよね。そしてそれに加えてミステリとしての面白さも!ネタバレになるので何も書けない、というよりネタバレなんて書きたくない作品なのであえて多くは書きません。でもすごく楽しませてもらいました!

キャラ A
うさぎ強盗がすごくいいですよね…最後の最後、物語を知ってから読むあの場面にニヤリとさせられます!鈴蘭もとても魅力的なキャラでした!こういう人憧れますね…信じていたものを失って、失ったものを取り戻そうとしてまた羽ばたこうとする…力強い後ろ姿でした。個人的にはあの女の子も好きでしたね…出番は少ないですけど。キャラもあんまり書くときっとネタバレになるのでここらで終わりに…あのキャラとかあのキャラとか色々なキャラの魅力的な部分を紹介したくて仕方ないです!

今後の期待度 A
一応お話的には一区切りついてますけど、続けられるなら長く続けて欲しいですね…こういうタイプのミステリでここまで読ませる力のある作品は珍しいと思うので。続き待ってます!

どんな人にオススメか?
群像劇スタイルのミステリが読みたい方は!ミステリと言ってもトリックを見破って事件を解決!というタイプではないのでご注意を。シリアステイストですごく楽しく読めます!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-105245-7

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
風邪です…ちょっと辛いです…明日にはなんとか治します…

さて、今回紹介するのはコダマナオコさんの「捏造トラップーNTRー」です!

ストーリー A
生まれて初めてカレシができたJKの主人公由真。幼なじみの美少女蛍に色々相談するも、キスなどのイタズラをされ翻弄される。由真のカレシの武田にバレないようにイタズラを続ける蛍だが、由真もいつしか蛍の甘いイタズラの魅力にとりつかれ…
久しぶりの成人向け(ゆりひめは成人向けでしたよね?)漫画の紹介です。NTRとタイトルにあって、割とドロドロすらかと思いきや一話ではドロドロはまだあまり見えなかったですね。
物語は由真と武田、蛍と藤原のダブルデートから始まりテンポよく由真と武田の高校生らしい?恋愛模様が描かれる影で、仲の良い幼なじみの由真と蛍がちょっとエッチなことをするという構成になっています。武田と恋人らしいことをしてドキドキしていると蛍がやってきて由真に別のドキドキを与えるのが背徳的でゾクゾクしましたね…蛍と藤原にも何かありそうで、終盤には由真と蛍の関係に変化が…?終始ドキドキしながら読めるお話でした!

キャラ A
スポーティで明るくてかっこいい系の由真。でも、武田の前では恋する乙女で、蛍の前では抵抗できず受け身になることしかできない…ギャップにキュンキュンしますね。蛍は小悪魔的で由真を攻める時のあの表情と言ったら…ビリビリ痺れますね…ちょっと過ぎたイタズラをする割には根は優しいので強く出れないのもなんとなくわかりますね…

絵 A
女の子の服装や肉感がすごくいいですね…服を着ている時と薄着の時のメリハリがあって由真と蛍の魅力が増していると思いました。

総合 A
かなりドキドキさせてくれる恋愛漫画?というかNTRもの?でした。女子高生の背徳的な一面が見られるというだけでも読む価値はあるので、百合とかNTRに耐性がある方にはオススメです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は成人式でした!それなのに普通にブログを更新するあたりまあそんな感じの成人式でした…ということで…友達と遊んだりはしましたよ?

さて、今回紹介するのは横槍メンゴさんの「クズの本懐4」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
茜の一番深いところに触れて悩みながらもある決心をする花火。一方麦は中学時代の先輩を思いだして…切っても切れない関係と本当に繋がりたいところで繋がれない歪な関係の行方は…?
シリーズ第4弾!そろそろアニメも始まるので、4巻を紹介してもいいかなーということで。ストーリーのほうは割と花火の内面にスポットが当てられていたりするんですけど、注目は割と序盤にある麦の「俺の思春期をどうにかしてください」の一言。これ結構刺さるんですよね。ストーリー的にも麦的にも、ここにはいない花火にも。あとはやっぱりえっちゃんに注目ですよね。手に入れたら離したくなくなるのは心情的にそうなんですけど、やり方がそうくるんですよね…そしてそんな時麦はあまりに麦らしくてどうしようもない。離れてはくっつく。戻る段階で余計なものが増えてしまう。そんなお話でした。

キャラ A
麦はやっぱり男の子なんですよね。相手がどうしようもないと知っても嫌いになれなくて、でも体は体を求めている。どこか深層で共感します。花火はやっぱりこじれましたよね…拒絶できなくて、でも愛おしくて許してしまう。えっちゃんはこれからどうなるのか…道無き道を歩む感じがすごいです…あとやっぱり先生は根っこは誰かの上にいたいという性質でしたね。

総合 A
どうにもならない感というか、行き着く場所のない青春感が今回も最高でした。アニメが放送しているうちに五巻も読んでブログにあげられればと思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は雨ですね…冬の雨は冷たいです…

さて、今回紹介するのは大澤めぐみさんの「おにぎりスタッバー」です!

ストーリー A
内容は、援助交際を噂される中萱梓という少女。援助交際をやっているとかいないとかいう噂によって彼女はクラスから浮いていた。そんな中萱梓は自称魔法少女のサワメグや女子から大人気の穂高センパイと共に奇怪で奇妙な青春を送る…とこんな感じです!
ジャンルは青春恋愛ものという感じですかね?
いや、またとんでもないものを出してきましたね…これは何を言ってもネタバレになるので詳しくは言いませんけど、女子高生が主人公のなんだかよくわからないすごく面白い青春恋愛ものです。一つだけ言えることはとにかく文章の密度がヤバいです。紙面に隙間が全くありません。単純な文字数なら文庫2冊分あるのでは?と感じさせるほど文字がみっちりぎっちぎっちです。ストーリーは中萱梓ことアズの軽快?な一人称で語られるのですが、読むだけで普通の光景さえ不思議になり、異常な光景さえ普通になるというなんだかよくわからない視点になってます。改行がなく、場面が切り替わるシーンで何行か空けたりしないので朝ごはん食べてたらいつのまにか学校にいたりします…スピード感というのかなんというのか…時々挟まれるパロはすごくいいですね。粗挽きの胡椒を噛んだみたいなスパイシーさがありました。と色々言った割にストーリーについては一切触れてませんけど、中萱梓が普通に恋愛したり、普通に学校生活送ったり、普通に友達と遊んでいるのに、全然普通じゃない物語です。とにかく言えるのは面白いということだけです。本当になんなんですか、これ?

キャラ A
個人的には主人公の中萱梓がすごく好きです!パンツが見えることを躊躇わずにバク宙する女の子、それでも憧れ?のセンパイには胸をときめかせてみたりする。可愛いですね〜。サワメグはガチでヤバい奴だと思ったら実はすごくいい奴でやっぱりヤバい奴みたいな奴です。何言ってるのかわかりませんけど、読めばわかります。個人的なお気に入りはネジ君。かなりアレなんですけど、多分誰よりも梓と相性がいいんじゃないかと思ってみたり…梓との絡み方が最高なんですよね…

今後の期待度 A
いいところで終わってるのに次は後日譚みたいですね…なんという鬼畜仕様…まあ次が後日譚なら三巻までは続くはずなので、2巻も楽しみにしつつ3巻も今から楽しみです!

どんな人にオススメか?
奇天烈な作品、いわゆる奇書?みたいな作品を読みたい方は。色々ゴタゴタしますけど、基本はというか軸は主人公中萱梓の恋愛なので青春ものとか恋愛ものが好きな方は楽しめると思います。ただ、アクが強いというか読みづらいので、時間をかけてじっくり読むことを個人的にはオススメしたいです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-105283-9

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