2017年02月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
外はすごい雪ですね…寒いです…

さて、今回紹介するのは安里アサトさんの「86–エイティシックス–」です!

ストーリー A
内容は、日々帝国の無人兵器《レギオン》か侵略を受けるサンマグノリア共和国。その攻撃に対し共和国側も無人兵器で対抗していた。しかし、それは表向きの発表で共和国の無人兵器にはエイティシックスと呼ばれる共和国から人として見なされない人が乗り、死と隣り合わせの戦闘を続けていた。弱冠16歳にして少佐に上り詰めたレーナはある日スピアヘッドと呼ばれる部隊の指揮を執ることになる。その部隊は死神と恐れられるシンが隊長を務める部隊だった。離れた位置から彼らを指揮していくうちにレーナは衝撃の事実を知る…とこんな感じです!
ジャンルは戦記+ロボみたいな感じですかね?ロボットのような兵器が出てきますがSF色は薄いと思います。
第23回電撃小説大賞大賞受賞作!これからごちゃごちゃ書いていくのでまず言わせてください…この作品すごく面白いです!気になるところはいくつかあるものの文句なしの面白さでした。読んでよかったです。大満足でした。
まず世界観が秀逸でした。偽りの民主主義を抱える腐敗した国家、レギオンが攻めてくること以外はわからない世界情勢、そして特定の人種以外はエイティシックスとして人間以下として扱う…この上なく絶望感を与えてくるストーリーにいい感じで花を添えていました。ロボット、というか兵器?もよかったですね…イラストレーターとは別にメカデザインがいて、敵味方が扱う兵器のイラストがあるおかげで戦闘シーンのイメージが容易にできるのが好印象でした。
肝心のストーリーはとにかく絶望感がすごい。その一言に尽きると思います。最強の部隊といえども常につきまとう死の予感。少しでもミスをすれば生きては帰って来れず、生きても帰ってきてもまた始まる戦い。死に物狂いの戦いもサンマグノリア共和国の中の人たちには関係ない。戦って死ぬのが当たり前。腐敗して腐り落ちそうなサンマグノリア共和国の中の人もこのうえなく堕落していて正義なんてものはない…とにかく苛烈でした。そんな苛烈さの中にある一時の日常だけが癒しでした…読んでいてかなりメンタル削られました。物語の終盤にかけてどんどん人が死んでいく中で、誰が死んだのかあっさり書かれるのは辛かったですね…意図的なんでしょうけどゴリゴリ精神ダメージが…彼らが行き着く先に少しでも光があれば…中盤以降はそんなことを願いながら読んでいました。気になったのは最初に出てきたあるギミックを最後も使えばよかったのに…ってことですかね?いやまあアレなんであえて使わなかったのかもしれませんけど…絶望感漂う圧倒的に完成された物語でした!面白かったです!

キャラ A
主人公はスピアヘッドの隊長であるシンなんですけど、割と指揮官を務めるレーナの物語でもあってタブル主人公という感じでしたね。レーナは指揮官としてとても優秀で腐ってるサンマグノリア共和国の中でもまともな人物で、それでいて少女らしさが感じられるのがグッドでした!シンは過去が明かされ、特殊な体質が明かされた当たりからもう直視できなくなりましたね…こんなに、こんなに辛い境遇にいる少年が最前線で戦っていて誰にも讃えてもらえないなんて…他のキャラもそれぞれ魅力があってよかったです!個人的なお気に入りは神父さん。だって唯一の救いのある人物でしたから…神父さん…

今後の期待度 B
とても面白かったんですけど、2巻以降どうするんだろう?という不安が拭いきれませんね…うまく続けていけば間違いなく名作になるので期待半分不安半分で続刊を待ちたいです…

どんな人にオススメか?
とにかく絶望感溢れる物語が読みたい方は!ロボでバトルもあるんですけど、熱い展開みたいなものはないのでその辺りはあんまり期待しないほうがいいかもしれません…結構胸糞悪い描写もあって良くも悪くも命が軽いのでそういうのが苦手な方はちょっと考えたほうがいいかもです…なにはともあれ面白いのでオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-892666-9


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は雪でしたね…寒いです…

さて、今回紹介するのは瀬川コウさんの「謎好き乙女と偽りの恋心」です!

ストーリー A
早伊原葉月が突然生徒会長を辞めると言う。春一は会長の辞任の謎を追いながら、生徒会…生徒会長との日々を回想する。会長がなぜ辞めることになったのか、その真実は…?
謎好き乙女シリーズ第3弾!積本の海に溺れていて発売から1年以上経ってから読むことになってしまいました…
ストーリーの方はこれぞ学園ミステリ!という感じで恋愛やら思春期特有の悩み、過去の傷が絡む話で個人的にはシリーズの中でも一番好きでした!会長がなぜ生徒会長を辞めることになったのかを追いつつも、過去回想とトリックを巧みに混ぜ合わせた構成でグイグイ読ませてくれます。四章以降は特に構成力が際立ってましたね…小学校時代の話は結構胸にくるものがありましたけど(苦笑)春一が最後にたどり着いた場所、早伊原樹里が春一にしたこと、それがつながりまた新たな…そんなこんなですごく楽しく読ませてもらいました!

キャラ A
生徒会長ってこんな人だったんですね…シリーズ3巻にしてようやくその素顔を知りました…もっとわがまま言える性格だったらきっと…春一はここまでよくも悪くも体質以上の魅力を感じることは少なかったんですけど、過去を見ると印象がだいぶ変わってきますね…めぐみもこんな色々抱えていたのかと驚きでした…どのキャラも屈託を抱えて生きている、人間らしさみたいなものが見えてとても魅力的でした!

今後の期待度 A
もうとっくに最終巻は出ていますが…春一がどんな選択をしたのか見てみたくなりました!続きも早く読みます…


それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-10-180058-5

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は菜の花を食べました!食べ物は春に近づいてきてますね…

さて、今回紹介するのは原作LINKさん、作画宵野コタローさんの「終末のハーレム2」です!
前巻の記事↓

ストーリー B
偶然見つけた絵理沙のメッセージから衝撃の事実を知ることになった怜人。そんな中、女性による統治機構に呼び出された怜人はあることをするはめに…
シリーズ第2巻! この時点で累計30万部ですか…ぶっちゃけそんな売れることに終末を感じているのは僕だけじゃないですよね…?お話のほうはSF的にも面白く満足できる内容でした。明かされる謎、事実ひよる統治機構UWの思惑、女性しかいない社会の異常さ…そういった部分がお話の中で確実にフォーカスされていました。ただ一つ気になったのが終盤で別の男の視点で新たな物語が始まったことですね…もう少し怜人主体で物語を見せてから他の男を出してもよかったんじゃないかと…主要登場人物の中では怜人しかMKウイルスの謎を追っていないのに、またエロを見せるために男キャラ出しても…火野で充分ですよ…と不満があるものの、いい感じの新たな伏線が出てきて楽しく読めました?

キャラ A
冷静でやり手な印象が強かった周防さんが素直な可愛さを見せたのがグッドでした!翠ちゃんも相変わらず可愛いですね〜エロが絡まない(信じている)唯一の女性キャラなのでこの癒しを保って欲しいです…まひるは兄だけではなく、小さい子も気にかけていて偉い子ですね…新キャラの土井翔太はこれからどうなるのか…男性キャラはなんだかんだ言ってキーマンになるので注目ですね…

今後の期待度 A
次でもう少し世界の秘密について明かして欲しいですけど、新キャラも出てきましたしエロメインになってしまいますかね…とにかく続きが楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は風が強くて寒かったですね…明後日は雪らしいですし、嫌になりますね…

さて、今回紹介するのはアサウラさんの「バニラ A sweet partner」です!

ストーリー A
内容は、お互いに家族との確執を抱える女子高生の海棠ケイと梔ナオ。2人は普通の女子高生として生活を送りながらも、たまたま手に入れた銃で互いの復讐をしていた。そんな行為を狙撃事件として追う警察に追われながらも、2人は幸せになるために逃げ続ける…とこんな感じです!
ジャンルはガンアクション+青春もの?+百合といったところですね。
アサウラさんのデビュー2作目にあたる作品。10年前の作品ですね…レーベルも今は亡き(って言っていいですよね?)スーパーダッシュ文庫からの発売となってます。
まず言わせてください…この作品すごく面白いです!やっばいですよ!女子高生2人がライフルぶっ放したり、カーチェイスしたり、百合百合しいことしたり…最後までワクワクが止まりませんでした!
銃が一般化された日本という設定は、記憶が正しければデビュー作の「黄色い花の紅」から引き継いだものだと思うんですけどなにぶん未読ですのでちょっとついていけないところがありましたね(^_^;) それはそれとして、ストーリーは最高に面白かったです!自分に絡みつく家族との思い出したくもない過去。それをライフルで撃ち抜く…女子高生の華奢な体になぜかよく似合うタカミライフルという銃がそれを彩っていました。ストーリーはメインはケイとナオの2人から語られますが、警察側の元川、中谷、中島からの視点があるのも良かったですね…この視点があるからこそ見えてくる物語の本質が最高でした!閉塞感の中にある解放感、不安と隣り合わせながらそれ以上の安心をもたらすパートナー。どうしようもなくて、どうにもできないやり場のなさに絶望しながらも、2人が辿り着いた場所は涙と笑顔が溢れてました。間違いなく名作です!最高に面白かったです!

キャラ A
ケイがかっこいいのなんの…ライフルを構える姿は凛々しく、大人に立ち向かう姿は勇ましく、それでいてナオを抱きしめる姿は優しく…女子高生に似合わない外面と年相応、それ以下かもしれない精神面の幼さのギャップがグッドでした!ナオは普段は弱さが丸見えなくせして、狙撃となると別人になったような神がかり的な腕前を見せるのが良かったですね〜辛い過去を乗り越えて引き金を引く姿に惚れました!個人的なお気に入りは遑屋という和菓子を出すお茶屋さんのおばあちゃん。前半しか登場しませんが、辛い物語の中にあって触れる優しさが暖かいです。

今後の期待度 評価不能…
特に続きは出ていないようなのでこの評価で…

どんな人にオススメか?
女子高生がライフルぶっ放すようなお話が読みたい方は!かなりシリアスで重めのストーリーですが、百合百合しさがそれをカバーしてます!間違いなく名作なので機会があればぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-08-630354-5

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は久しぶりに一歩も家から出ませんでした…健康を考えて明日はちょっと散歩します…

さて、今回紹介するのは丸戸史明さんの「冴えない彼女の育て方 Girls Side2」です!
⚠︎今回はスピンオフ作品の「冴えない彼女の育て方 恋するメトロノーム」のネタバレを含みます。ご容赦くださいm(_ _)mまた、ナンバリング上は本編から外れていますが内容上9巻の後に読むのがいいと思います。
前巻の記事↓

ストーリー A
短編集になっていますが、そのうちいくつかのお話はかなり本編にというか本編そのものといっても問題ないくらい本編と関わってきています。未だに仲直りできずにいる英梨々と恵の合宿。紅坂朱音と町田苑子の飲み会。詩羽様と美智留のお話。出海ちゃんと恋するメトロノームのメインヒロイン(?)の真由との話、と盛りだくさんでした!
もちろん英梨々と恵の話もいいんですけど、ついスピンオフ作品恋するメトロノームと本編が繋がりましたね!もう一作のスピンオフは…? 真由が!真由が深崎暮人さんのタッチで描かれていますよ!最高ですね!しかも恋するメトロノームの六巻のおまけ漫画とリンクしてるじゃないですか!読んでてすごく盛り上がりました!お話の方は割とシリアスでクリエイター同士の静かな戦いの幕開けみたいな感じでしたけど…英梨々と恵の話はやっぱり涙腺にきましたね…お互いに譲れないラインがあって、仲直りしたくてもできない。許す許せないの次元では終われない…この辺りは色々と考えさせられましたね…自分では否定してましたけどやっぱり恵もクリエイターっぽくなってきましたね…ラストのお話は非常に良かったです!icy tailを絡めることでサークルとして新たな道を踏み出していることが改めて感じられました! どの短編もすごく楽しめました!面白かったです!

キャラ A
恵…恵はどうしようもなくメインヒロインですね…頑固で大切なものは失いたくなくて…そしてあの言葉は胸にきました…英梨々は恵の知らない凄い英梨々になっていて、でも弱い部分は相変わらずで…すごく恵のことを大切に思っていて…倫也のあのシナリオを読んであの表情は…個人的に注目して欲しいのが紅坂朱音と町田苑子の会話。この2人の学生時代に触れる部分があって、意外な一面が楽しめました!

今後の期待度 A
これを読んだ後に10巻を読むのはある意味怖いものがありますね…この巻が正式なナンバリングタイトルでもおかしくないですよ?何はともあれ続きも楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-04-070840-9

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