2017年04月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今月もそろそろ終わりますね…さよなら4月…

さて、今回紹介するのは境田吉孝さんの「青春絶対つぶすマンな俺に救いはいらない。」です!

ストーリー A
内容は、ゲスでクズでゴミカスな負け犬クソ野郎高校生の狭山明人と、そんな狭山と犬猿の仲の無気力系女子小野寺薫はある日放課後に呼び出しを受ける。2人を呼び出したのは中等部の電波女子藤崎小夜子。彼女は2人を救済するといい、特別生徒相談室の活動に巻き込まれていく。どうしようもない問題を目の当たりにしながら狭山は高校生活を送っていくことになるが…とこんな感じです!
ジャンルは暗黒青春もの+コメディですかね…かなり痛いです…
ラノベ読みの間では密かに有名だった(?)延期作がついに刊行!面白かったですけど、これはあまりにも痛くて黒くて…人によってはダメージ半端ないのでは?ストーリーはクズゴミカスクソ野郎な狭山の一人称視点で軽快に進んでいきます。とにかく地の文の威力がヤバいです。なんですか…この近年稀に見るクソ野郎は…負け犬を自認しながらもさらに堕ちていくその姿はまさにイカロス。凄まじいです…そんな地獄に確実に堕ちるだろう奴から見てもなんだか頭のおかしい連中と共に生徒の悩みを解決していきます。この悩みもまたすごく痛くて…特になんJ民系ユーチューバーの悩み解決は痛すぎてどうにかなってしまいそうでした…でも嫌にリアリティがあるんですよね…まあモデルが某シャ◯だと思うのでリアリティがあって当然ですが…個人的に特に面白いと思ったのが第5話。このお話の完成度は圧巻でした…勝ち組には決してわからない青春の屈託を全部ぶち壊してくれましたね…最高でした…色々言いましたが痛面白かったです!

キャラ A
狭山のクズさがヤバいです…こんなクズな男子高校生がかつていたでしょうか…?いやいません。チキンで負け犬でどうしようもない奴なのにどこか共感してしまうところもある…まあ嫌いなんですがw 小野寺も抱えるものの重さに、期待に応えられない悔しさに、敗北感に、勝ち組から堕ちていく絶望に、黒髪ストレートの美女が静かに立ち向かい…ただ、あたりが強いだけの女の子じゃないんですね…その他のキャラもどこかおかしいところがありましたが、魅力的でストーリーを盛り上げていました!

今後の期待度 A
これはちょっと続きが見てみたいですね…狭山がどこまで堕ちて堕ちて堕ちまくるのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
青春ラブコメというより、暗黒青春ものが好きな方は…笑えるところもあるんですけど、とにかく痛いです…興味のある方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-09-451581-7

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は風が強かったですね…髪がぐちゃぐちゃです…

さて、今回紹介するのは赤坂アカさんの「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜5」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
夏休みに入り、海に山にと期待を膨らませていたがお互い遊びに誘えずにいる白銀とかぐや。ようやく花火大会に行くことになるよ波乱が…
シリーズ第5弾!五巻累計80万部ということでそろそろミリオンが見えてきました!ストーリーは夏休み編がメインとなっていてもちろん面白かったです!
夏休みに入り、会えない2人の無駄に高度な頭脳戦(?)は笑いましたねw かぐや様SNSとかやらない人っぽいですしね…序盤はコメディ成分多めでしたけど夏休み編ラストのあのシーンはヤバかったです!すごく甘酸っぱくてきゅんとしました!そして恒例?の藤原書記による白銀の苦手克服教室もまた面白かったです!2人とも目がw個人的に好きだったのがラーメン回!これ傑作ですよ!なんでジジイが藤原書記がラーメン食べるのを解説している話がこんなに面白いのかwww高円寺のJ鈴木に会いたいですw今回もすごく面白かったです!

キャラ A
出番は少ないというかほぼないですが、五巻のMVPは高円寺のJ鈴木ですね。きっと高円寺エリアの美味しいラーメンをたくさん知っているはずです!メインのキャラはかぐや様がすごくヒロインしていて最高でした!花火回のあの表情は本当に胸がしめつけられました!例のカップルも見ていて楽しかったです!

今後の期待度 A
今回も面白かったので、6巻も楽しみです!そろそろかぐや様と白銀の関係が進展するかなと思うんですが果たしてどうなるか…この2人は卒業するまでこんな感じの気もしますが…なにはともあれ続きも楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
ちょっとストレスがたまって…色々折り合いつけていきます…

さて、今回紹介するのは手島史詞さんの「ナベリウス封印美術館の蒐集士2」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、グシャラボラス工房のクロウリーとの対決を終えたヴォルフとジブリル。次なるアーティファクトの回収に向かおうとするが、ジブリルが風邪で寝込んでしまう。イシュトリアと共に回収に向かうヴォルフだが、船の旅でイシュトリアが船酔いに。強力なアーティファクトをヴォルフは回収できるのか…とこんな感じです!
シリーズ第2弾!今回も面白かったんですけど、前巻ほどの絶望感やダークさがなくてちょっとがっかり…それでも面白いんですけどね…
因縁の相手を取り逃がし再びアーティファクトを集める日々を送るナベリウス封印美術館のメンバー。今回も連作短編形式で物語が進んでいきます。魔導書、幽霊船、サーカスの帳、肖像画などなど今回よ魅力的なアーティファクトがいくつも出てきましたね…ネタバレになるのでいえませんが幽霊船に関係するアーティファクトはその重厚な背景にただただすごいと思いました…お気に入りは魔導書のアーティファクトのお話。こういうダークさがやっぱりこの作品の魅力だと思うので…最後の短編はすごくよかったですね…絶妙な距離感でヴォルフとジブリルがアーティファクトを調査しながら隠された真実を知る…この2巻にふさわしい短編だと感じました。日常回もあり、ややダークさは薄れましたがそれでも充分面白かったです!

キャラ A
前巻あまり出番のなかったイシュトリアの登場シーンが多かったですねー。もっと怖い存在かと思っていましたけど、意外に優しくてそしてあまりにも無垢で無知なところがどうしようもなく庇護欲を掻き立てます。ヴォルフもなんだかんだジブリルが大切だと言動の端々で伝わってきてなんだかほっこり。でもジブリルさんは相変わらず調子乗り過ぎです(苦笑)


今後の期待度 A
今回も面白かったので続きも楽しみです!ヴォルフは復讐を果たせるのか、ジブリルは自分を取り戻せるのか…3巻待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-7973-9197-8

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日は雨が降るというので傘を持っていったら、帰るときに限って雨が弱めでした…

さて、今回紹介するのは徒埜けんしんさんの「月とうさぎのフォークロア St2 はかなき双月、かくて月食むしろうさぎ。」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、抗争を終え一時の平和を謳歌する朔たち。そんな中やってきたのは修行のためにやってきた少年・優月。躾のために優月を叱る白を見て微笑む直参たち。しかし、六坂の娘七莉の襲撃、神人を取り締まる監察官と、朔たちは陰謀に巻き込まれていくことになる…とこんな感じです!
極道ラノベ第2弾!今回も血なまぐさい戦いとケモミミ少女たちに癒しを感じる素晴らしい作品でした!面白かったです!
抗争を終え、ひと段落ついていた朔たち。そんな中、天月一家から修行にやってきた朔の従兄弟にあたる優月を指導していくことになります。無邪気に朔のことを慕う優月は見ていて微笑ましかったです!そして漂う不穏な気配…六坂の娘の襲撃を皮切りに、怪しい動きが見え隠れ…朔は傷を負いながらも事件を解決するために果敢に立ち向かいます!前巻が「神人対神人」なら今回は「神人対人」でしたね…神人のような力がないぶん、人は狡猾だということを実感しました…それにしても朔は大人気ですね…なにラブコメしているだ!と思わずツッコミたくなりました(苦笑)ラストまで目が離せない展開にワクワクしました!面白かったです!

キャラ A
白の朔に対する信頼がすごかったですね…本当に揺るぎなく朔のことを全て信じて受け入れて…そしてピンチのときにはかけつける!強くて可愛い。理想的な女の子でした!優月の無垢さ、無邪気さはこの血なまぐさい世界で数少ない純粋な癒しですね…やっぱりと思う裏事情もあって魅力的なキャラとして活躍していました!もちろん前巻から引き続き登場している春、鈴、そして何より柏木さんもとても魅力的でした!

今後の期待度 A
今回も面白かったので続き期待してます!今回は対人間がフォーカスされていたので1巻のような対神人の血なまぐさい抗争がまた見てみたいです!まだまだ続きが読みたい作品なので…続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-7973-9090-2

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
日曜日が終わってしまいます…さよなら日曜日…

さて、今回紹介するのは円城寺正市さんの「機動城砦サラトガ2〜かくて我らは逆徒となった〜」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、銀嶺の剣姫マリスの命を救ったナナシ。しかし、なぜか彼はマリスのご主人様ときて付きまとわれるようになる。義妹のキサラギを助けるため剣姫を振り払い、サラトガを抜け出しゲルギオスへ向かうナナシ。だが、キリエの副官アージュがついてきて…とこんな感じです!
シリーズ第2弾!今回もコミカルで胸踊る展開の数々で楽しく読ませていただきました!面白かったです!
剣姫マリスに図らずとも運命の人とされたナナシ。剣姫様が不憫にも思えるような対応をするのはいただけませんね…しかし剣姫様の暴走もまた凄まじい…サラトガを抜け出機動城砦ゲルギオスへ向かうナナシ。そんなナナシについてきたのがキリエの副官アージュ。男勝りな性格で一体どんな旅路になるかと思いきや、まさかこんなことになるとは…!ナナシさんこれはもう色んな意味でサラトガに帰れませんよ…ゲルギオスで衝撃の事実を目にし、戦いを強いられていくナナシとアージュ。そんな中サラトガを襲う危機。機動城砦という設定を最大限活用した戦法はお見事でした!いや、これはすごいです…ラストの展開もいいですね…ここで上手に副題を回収していました!全体的にはすごく面白かったんですけど、一つ気になったというか割とガチでトラウマになりそうな挿絵が…これはちょっと怖すぎですよ…恐怖という意味では挿絵を見て初めて鳥肌たちました…すごく展開にあった挿絵ではあるんですけどね…なにはともあれ楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
剣姫様の暴走が凄まじいです…クールビューティーのイメージが崩れましたね…それにしてもナナシが好きすぎですよ…ラストの特別編でちょっとドン引きしました…キリエさんもまあブラコン(?)が増したこと…ポンコツさが増し増しです…ミリアさんは要所できちんとナナシ大好きアピールをぶち込んできて流石の一言!でも特別編でのあの発言は…そして今回のメインヒロインアージュ。肉食系女子とはまさに彼女のためにある言葉ですね!あの場所であの行為はちょっとどうかな?って感じでしたけどwギャップが最高にかわいかったです!

今後の期待度 A
面白かったので続きも楽しみです!とんでもない事態になったサラトガがどうやってこの窮地を脱するのか…そしてナナシはヒロインたちとどんなことになるのか…続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 

ISBN 978-4-89199-431-0

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