2017年07月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
夏コミの作業全部終わりました!また近くなったら告知します!

さて、今回紹介するのは赤坂アカさんの「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜6」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
白金の誕生日を祝うためにケーキの準備をするかぐや。しかし、準備が過剰すぎることに気がつく。お月見、ボードゲームと楽しい時間はあっという間に過ぎ、生徒会の解散が近づく…
ついにミリオン突破の告らせたい系ラブコメ第6弾!今回も面白くてかぐやが可愛くて最高にニヤニヤできました!
まず恒例の表紙裏。もうツッコミどころしかないですw なにイラスト屋のイラスト使ってるんですかw こんなの笑うしかないですw 表紙には例のカップルとかわいそうな女の子がいますが、出番はほぼなし。白金とかぐや、そして生徒会メンバーを巻き込んでラブコメが展開されていきます!個人的に面白かったのは白金の誕生日回とボードゲーム。かぐや様将来結婚したらめっちゃLINEしつこい系の奥様になりそうです…重いです愛が…そしてボードゲームではゲーム内の出来事に一喜一憂!七変化するかぐや様の表情は見ていてすごく楽しかったです!生徒会解散が迫る中でのメンバーみんなの行動も注目です!

キャラ A
かぐや様が相変わらずポンコツというかアホ可愛いですね。1番お可愛いです…白金も今回は積極的というか「おっ」と思える男らしい姿をちょいちょい見せてくれました!白金妹もグッド!かぐやとの絡みが可愛過ぎました…藤原書記は相変わらずですけど、石上はキラリと光るところがありました!

総合 A
色々ありましたけど生徒会メンバーがこれからどうなるのかがとにかく楽しみです!続きは10月に出るようなので楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
昨日は雹とかすごかったですね…異常気象は勘弁してほしいです…

さて、今回紹介するのは水坂不適合さんの「ひきこもり姫を歌わせたいっ!」です!

ストーリー A
内容は、超絶歌下手な主人公蒼山礼人は幼馴染のドラマー千賀朝子とイケメンだが常に寝ているベーシスト城崎蓮と共にバンドを組みロックバンドの甲子園での優勝を目指していた。そんなある日、ひきこもりの灯坂遙奈の元へ行くことになった礼人。先生と頼みで渋々彼女の元に行く礼人だが、たまたま聞いた彼女の歌に惚れ込みバンドに引き入れようとする…とこんな感じです!
ジャンルは音楽×青春。ロックバンドものですね!
第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作!まず言わせたください…この作品すごく面白いです!いいですね!疾走感溢れる青春もの!すごく好きです!ストーリーは礼人が先生に半ば無理矢理遙奈のところへ行くように命じられるところから始まります。不登校でひきこもりの遙奈を見て礼人は頑張って色々話しかけたりします。そしてその後たまたま遙奈の歌声を聴いてしまいます。世界を変えてしまうような、そんな彼女の歌声に惹かれバンドに引き入れようと頑張って遙奈の元に通います!この辺りの序盤は割とコミカルで面倒くさいオーラを放ちながらもなぜか面倒見たくなるような遙奈が可愛かったですね…ひきこもりゆえ簡単ではない勧誘、そして迫るロックバンドの甲子園「School Rising」の締め切り…時同じくして、いろんな問題が起きて、立ち向かって、つまづいてまた立ち上がってつまづく。そんな礼人と遙奈を純粋に応援したくなりました。全てを振り切って自由になってステージにたった時、彼らのバンド「瞬間最大風速」がキラキラ輝いて心をガシッと鷲掴みました!サクッと読めてしまうので物足りないかもしれません。細かいところが気になるかもしれません。でも、それでも、この300p〜307pの血が燃えるような感動は最高でした!面白かったです!

キャラ A
主人公の礼人の人生は結構壮絶でしたね…バカで、努力家で、それでも才能には勝てないとわかっていながらも立ち向かう!すごく好きな男の子でした!遙奈はちょっとかなり面倒な女の子。ひきこもりで恥ずかしがり屋で人見知りで…それでも人々を引きつける魔法のような歌声があって、変わりたいと思える魅力的な女の子でした!バンドメンバーの千賀朝子、城崎蓮も魅力的なんですけど、個人的なお気に入りは遙奈のお父さん。めっちゃいいお父さんで、この物語はこのお父さんなしでは絶対に成り立ちませんでした。それくらいみんなのことをよく考えてくれるいい大人でした!

今後の期待度 A
続ける要素はあるので続きに期待したいです…!もっとキラキラとした青春を見せてください!

どんな人にオススメか?
がっつりど真ん中の青春ものが読みたい方は!音楽ものといっても専門用語はあまり出てこないので親しみやすいと思います!とにかく疾走感と300p〜307pが素晴らしいので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-09-451688-3

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
大学の課題で忙しいです…早く全部終わらせたいです…

さて、今回紹介するのは藻野多摩夫さんの「オリンポスの郵便ポスト2 ハロー・メッセンジャー」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、オリンポス山を後にし豆の木に戻ってきたエリス。そこで彼女はオリンポス山の麓に落ちる脱出ポッドを発見する。中から出てきたのは地球の大使を名乗る少女メッセだった。八十年ぶりに地球と火星の交信を行うためにやってきたメッセを首都エリシウムに送り届けることになるが、道中は喧嘩ばかり。さらにエリスの義手に悪影響を与える物質で汚染された死の渓谷を通ることになり…とこんな感じです!
第23回電撃小説大賞で選考員の奨励賞を受賞した作品の続刊。ぶっちゃけいうと前巻の蛇足です。しかし、面白いことには面白いんですよね…なかなか評価に悩みます…
前巻は機械のクロと半機械の人間エリスの旅がメイン。今回は人間のメッセと半機械のエリスの旅がメイン。エリスが運ぶという役目は変わらないものの、より人間なメッセに、エリスは機械側の立場へと押しやられます。この構図は作中では触れられないものの、見事の一言でした。エリスがクロに感じていたものを今度はエリスがクロの立場になってメッセが感じます。これだけでもこの続刊は意味があった気が…します。なんとなくですけど…エリスとメッセの旅は賑やかで、爪を出した猫がじゃれ合うようにお互い傷つけあったりします。でも、どうしようもなくいいパートナーで2人の絆が不器用に構成されていくのは見ていて楽しかったです!終盤にかけて少し重い話がはいるんですが、これが要素的には結局1巻と変わらない気がしましたね…もうちょっとなにかあったと思うんですよね…お話的には面白くて2人の少女たちの旅は応援したくなります。でも蛇足感は否めない。そんなお話でした。

キャラ A
エリスは相変わらず、というかクロがいないことでエリスの内から滲み出る本性が抑えきれてなかったですね…メッセはどうしようもないお嬢様で、高飛車で人のことを考えられず実力はないけど認めてもらいたいというちょっと歪んだ女の子。でも、辛い過去や彼女に対する仕打ちを知ると思わず応援したくなりますね…個人的に注目してほしいのがクラウドという男性。これこそまさに戦争の象徴というような「戦争によって変えられてしまった人間」だと思います。

今後の期待度 A
2巻を読むと続きが読みたくなりますね(苦笑)ここまできたらもうたどり着くところまでたどり着いてもいい気がします。続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-893217-2

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回はtwitterやブログでもちょいちょい言っていますが夏コミで頒布するラノベ評論誌についてです。

まずスペースですが、今回は8/13、夏コミ3日目(日曜)の評論スペースにいます!サークルスペースは東地区"V"ブロック-52bです!

そして新刊ですがタイトルは「世界の一部はライトノベル2」です!表紙はこちら!

ちょっと荒いですが、今回は魔方陣をあしらった魔道書風のものになります!

内容は表紙にもちらっと写っていますが、メイン企画は三つです!

・ここまで増えたラノベレーベル
ここ数年爆発的に増えたラノベレーベルを表を使って可視化し、ここ最近の増加量がいかにすごいかを見ていきます。今回は範囲を狭めたのでよりわかりやすいと思います!

・リアル高校生ラノベ作家特集!
エロ漫画先生のアニメのとき「高校生でラノベ作家なんていないだろw」みたいな意見を見かけたので、いやいやいますよー。ということでラノベ業界で戦う2人のリアル高校生ラノベ作家とその作品について特集します!

・日本のラノベは海外でどんな風に翻訳されてるの?
日本のラノベが海外で翻訳されてると知っている人は多いかと思います。けど、具体的にどんな風に翻訳されているのか知っている人は少ないと思います。今回は「冴えかの」と「SAO」が海外でどんなことに翻訳されているのか調査しました!「冴えかの」は台湾版、「SAO」はアメリカ版をオリジナルと比較!きちんと原本を買って僕の持てる力を使って日本版と色々比較しました!これを読めば日本のラノベの翻訳事情がわかりますよ!

以上三つのメイン企画を中心としたラノベ評論誌になります!20pで一部300円です!当日は30部ほど用意しています!後日お知らせしますが、取り置きも受け付けます!また冬コミで頒布した「世界の一部はライトノベル!」も少部数持っていくのでそちらもよろしくお願いします!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
連投です…昨日休んでしまったのでこれでチャラです…

さて、今回紹介するのは庵田定夏さんの「今日が最後の人類だとしても2」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、サーシャ、エミィ、リンの実力を発揮させることに成功しなんとか普通の教師としての地位を得たユージ。しかし、ユージの成功によりランク制度の是非を問う改革派と穏健派の間で対立が始まった。そんな中、生き残りのニンゲン・アルバートらからニンゲンだけで生活しないかと持ちかけられ…とこんな感じです!
シリーズ第2弾!続きが出たのは素直に嬉しいんですけど、こういう方向に物語を持っていきましたか…
ユージがサーシャたちの実力を開花させることで、現行制度の問題を問う議論が発生して、ユージはニンゲンたちに呼ばれてニンゲンだけで生活するかどうか決断する。その後争いがあって…面白いです。すごく感動できますし、こういう絆を感じられる作品は好きです。前回は教師と生徒の話としてニンゲンというある種異物であるユージが絡むお話で、ファンタジー色の強い学園ものとして楽しむことができたんです。でも、今回はがっつり歪んだ実力社会を直そうみたいな話から物語が展開されて…ちょっと求めていたのとは違いました…もちろんお話自体は面白いんです。そこはきちんと評価したいです。でも、一巻で築きあけだサーシャたち生徒とユージの関係は格差の争い、都市の在り方の議論に巻き込んで欲しくはなかったです…きっと庵田さんにとっても初めてのファンタジー作品だったので、色々事情はあったと思います。でも、面白くても生徒と教師の話がただ利用されるだけでは「うーん…」とちょっと考えてしまいます。面白いけど、求めていたものとはベクトルが違いすぎる。これが率直な感想です。

キャラ A
敵にしても共和国市民にしてもリアルな人間臭さがあって好感が持てます!利するものにつき、害するものを排除する。でも非情にはなれない。こういう姿は見ていて考えるものがありますね…ユージはどこまでもまっすぐで、サーシャたちは先生思いでどんな時も無垢な瞳で希望を見ている。すごく強い存在でした。

今後の期待度 評価不能…
これで終わりですかね…?続きが出るとしたら買うとは思いますけど、こんな話 
はやめて欲しいですね…

それぇはこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-734498-3

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