2017年11月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
眠いですね…眠いです…

さて、今回紹介するのは樫本燕さんの「僕の知らないラブコメ」です!

ストーリー A
内容は、高校に入学するも自堕落に生活し授業中は寝てばかりな芦屋優太。たまたま立ち寄ったゲーセンの帰りに不良に絡まれ大ピンチに陥ってしまう。時間が過ぎることを願っていたら、なんと2ヶ月後に。時間をスキップする能力を得て喜ぶ優太だが、なんといつのまにか学校一の不良女子柳戸希美と付き合うことになっていて…とこんな感じです!
ジャンルは青春ラブコメ。ラブコメより青春がメインという感じですね!
第13回MF文庫J新人賞優秀賞受賞作!まず言わせてください…この作品すごく面白いです!いやー、予想をはるかに上回る面白さでした!このストレートな感じいいですね!最後ですよ!
帯裏さがら総さんのコメントにある通り本当にストレートな青春もの。それがまたすごくいい感じですね!序盤は割とスロースタートですかね?だらしない感じで頼りない主人公の芦屋優太のことが描かれていきます。しかし!時間をスキップする能力を手に入れてからは面白さが加速度的に上がっていきます!ただ時間をスキップするだけではない。その設定を物語と見事に調和させたストーリーとして作り上げていました!甘酸っぱ過ぎない優太と希美。スキップで欠落した記憶。キーマンとなるゲーマー女子花宮由利。全てが絡み合い、事態が急転する中盤からのラスト鮮やかな着地はただただ脱帽です!続刊もあるということである程度隙というか回収されてない伏線なんかもありますけど、新人賞受賞作の1巻として破格の面白さだと思います!ただただすごく面白い!その一言につきます!

キャラ A
優太は本当にどうしようもないダラダラ人間でちょいイラつくこともありましたが、彼の過去が明らかになりラストであの叫びを聞くと評価がガラリと変わりました!応援したくなりますね!希美はその外見と荒れていた中学時代から勘違いされがちですけど、本当は誰よりも女の子らしくて優しかったです…こんな女の子を彼女にできるなんて優太は幸せですね…由利は物語をかき回しキーマンともなるトリッキーな女の子なんですけど、誰よりも2人を応援していていい子でしたね…きっとそういうことでしょうけど、それでも応援してるなら…

今後の期待度 A
1巻だけでもそれなりにまとまっているとは思いますが、2巻を続ける余地はあると思いますし作者さんもあとがきで書いているのでぜひ続刊をお願いしたいですね!続きがすごく楽しみです!

どんな人にオススメか?
ストレートな青春ものが読みたい方は!タイトルに「ラブコメ」とありますが、今のところは控えめですね。時間をスキップするという能力を完璧に物語に絡めていてすごく面白いので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN978-4-04-069554-9

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
みかんが美味しい季節ですね〜最近みかんしか食べてないです(^_^;)

さて、今回紹介するのはむらさきゆきやさんの「14歳とイラストレーター4」です!
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、マリィの新作小説のイラストレーターに抜擢されたネットで人気の絵師・白砂。しかし、マリィから何度もボツにされて困惑する。白砂は助けを求めて冬コミで悠斗にアドバイスを求めるが…とこんな感じです!
シリーズ第4弾!コミカライズも決まり波に乗ってますね!今回は新たなイラストレーターさんも登場してさらに盛り上がっていました!面白かったです!
序盤はナスさんの引越し祝い。前巻は爆弾をぶん投げたのでどうやるかとヒヤヒヤでしたが、意外とストレートにいきましたね…これはびっくりでした。冬コミが近づき忙しくなる中、マリィの原稿は遅れるというのがまたマリィらしいというか…そして新作のイラストにはボツを出しまくり…これで売れてなかったら業界から干されてますよ?そしてそんなマリィの新作のイラストを担当することになった白砂は悠斗にアドバイスを求めます。イラストレーターさんの先輩後輩関係ってこんな感じなんでしょうかね?こういう横の繋がりができる瞬間は見ていて楽しいですね!ラストで白砂がマリィにけしかけてマリィが本気になるもグッドでした!今回も面白かったです!

キャラ A
白砂さんはギャルっぽい感じですが、女の子らしさや弱さも兼ね備えていて守ってあげたくなるような感じでしたね!乃ノ香ちゃんの非合法っぷりはなんかもうなんかもうですね。可愛ければいいですね。はい。今回はなんといってもマリィ!マリィはお気に入りの女の子なんですけど、最後のアレは最高に可愛いですね!反則ですよ!

今後の期待度 A
今回も面白かったので続刊も楽しみですね!コミカライズの情報が帯裏に載ってましたけど、乃ノ香ちゃんがいい感じでこちらも期待できそうです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-069557-0


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
寒いですね…布団に引きこもってます…

さて、今回紹介するのは宝島社さんから発売された「このライトノベルがすごい!2018」です!
⚠︎若干のネタバレを含みます

今年のこのラノは協力者として参加しました!3年ラノベブログやってきて初の協力者…!一つレベルアップした気分です!

まあ、順位とかはいいですよね?文庫の方は無難というか落ち着くところに落ち着いたかなと。1番驚いたのは去年3位だった「とある魔術の禁書目録」が順位をがっつり下げたことですね…新作は去年より多い4作品がトップ10にランクイン!「86-エイティシックス-」「デンドロ」「月とライカと吸血姫」「ぼくたちのリメイク」と各レーベル自慢の新作が上位を占めてきましたね!特に「86-エイティシックス-」は二連覇の「りゅうおうのおしごと!」に迫る勢い!10万部超えは伊達じゃないですね!

単行本部門はアニメ化作品、ネットを見ていて明らかにファンが多いなーという作品がランクイン。一巻から読んでる「魔女の旅々」がトップ10入りは嬉しいですね!あと全作品持っていて大ファンの江本マシメサさんの「エノク第二部隊の遠征ごはん」が13位にランクインしていてすごく嬉しかったです!これを機に江本マシメサさんの作品を読む方が増えるとさらに嬉しいのでみなさん読みましょう!

コメントの採用はp44の「始まりの魔法使い」のところですかね?2巻の帯にもコメントを採用していただいた作品なのでこちらでも採用していただいてすごく嬉しいです!

以下僕が投票した作品と順位です
文庫
1「月とライカと吸血姫」(4位)
2「白翼のポラリス」(ランク外)
3「始まりの魔法使い」(15位)
4「近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係」(46位)
5「29とJK」(25位)

単行本
1「緑王の盾と真冬の国」(ランク外)
2「リワールド・フロンティア」(25位)
3「エノク第二部隊の遠征ごはん」(13位)
4「竹中半兵衛の生存戦略」(ランク外)
5「神薙少女は普通でいたい」(39位

女性キャラ
1 ラティーファ(精霊幻想記)(ランク外)
2 イリナ(月とライカと吸血姫)(ランク外)
3 クリュー(宝石吐きのおんなのこ)(ランク外)

男性キャラ
1 玄海(ハズレ奇術師の英雄譚)(ランク外)
2 ラザルス(賭博師は祈らない)(ランク外
3 イスカ(キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦)(ランク外)

イラストレーター
1 紅緒(30位)
2 nauribon(ランク外)
3 和遥キナ(ランク外)

「白翼のポラリス」は入って欲しかったんですけど…同じ講談社ラノベ文庫からは「友達いらない同盟」という僕の好きな作品が入っていましたね…文庫は新作で固めるつもりだったんですけど、「近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係」 29とJK」は共に2巻がすごく良かったので投票しました。どちらも50位以内にランクインして嬉しかったです!

イラストレーター部門は毎年好きなイラストレーターさんに入れるんですけど、今年は2人は今きてる!と思うイラストレーターさん、もう1人は文庫で投票した作品から選びました!紅緒さんは「友人キャラは大変ですか?」のイラストがnauribonさんは「豚公爵」のイラストがすごく良かったので投票。和遥キナさんは「近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係」のイラストが素敵だったので投票しました!

以上になります!今年も読んでいて楽しいこのラノだったのでまた未購入の方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
久しぶりにのんびりと過ごせました…明日からまた就活やらバイトやら頑張ります(白目)

さて、今回紹介するのは妹尾尻尾さんの「終末の魔女ですけどお兄ちゃんに二回も恋をするのはおかしいですか?」です!

ストーリー A
内容は、界獣と呼ばれるどこからともなくやってくる化け物が存在する世界。そこでは魔女と呼ばれる魔力を使い戦う少女たちがいた。そんな魔女である紅葉は人類最強と謳われる血の繋がらない兄・昴と結婚するといいそれを支えにしていた。しかし、昴は絶望を目の当たりにし軍を辞め普通の男子高校生として過ごしていた。ある日、紅葉と久しぶりに再会するが彼女の記憶は失われていて…とこんな感じです!
ジャンルは異能バトル?バトルアクション?エロが売りみたいな宣伝でしたが、容赦のない絶望感とSF的な世界観が魅力な作品でした!
第5回集英社ライトノベル新人賞特別賞受賞作!妹尾尻尾さんは講談社のほうでも新人賞を受賞して「ディヴィジョン・マニューバ」という作品を発表してますね。発売前はあんまり得意ではないエロ方面に特化した作品という印象があり、ちょっと買うかどうか悩みましたがかなりシリアスよりで個人的には好きな作品でした!面白かったです!
最初はプロローグでいきなりエロを見せられて「あー…」という感じでしたが、直後に時間が経過して一気にシリアスモードに!この容赦のない展開はすごく良かったです!軍による秘密裏の実験、昴の絶望、紅葉の記憶喪失…どんどんどんどん読者を嵌めるように抜け出せない蟻地獄のような突き落とし方はグッドです!中盤に入るとエロもありつつ妹の恋と記憶喪失解決へ物語は進んでいきます!この辺りの紅葉の感情の揺れ動き、昴に対する想いは素晴らしいですね!昔の私と今の私。断絶された私と私。目の前にいる昴も変わってはいるけど、心は昴を覚えている…こういうのいいですよね…そして終盤にかけては怒涛の展開!SF的世界観が明らかになり、バトルあり、逃亡劇ありのハイスピードなアクションが繰り広げられます!規模もデカくて派手なバトルはいいですね!魔女という存在がありながらも近未来的な昴の装備も映えてました!個人的にはもっと絶望感とSF的世界観の掘り下げが欲しかったですけど、続刊もいけそうですし続きに期待ですかね?SF的世界観をベースにシリアスなバトルアクションを存分に楽しめました!面白かったです!

キャラ A
主人公の昴の紅葉のためという一貫性のある行動には好感が持てますね!序盤でトラウマを見たことで昴に対する思入れも物語が進むごとに強くなりました!紅葉はもうなんか身体的な特徴はすごいですね…はい…それはとりあえず置いておいてタイトルにもある通り「二回も恋する」この恋の描き方はすごく良かったと思います!敵キャラの藤原を始めその他のキャラも魅力的でした!

今後の期待度 A
まだまだ掘り下げられる要素もたくさんありますし、ぜひ2巻が読んで見たいです!昴と紅葉にこれからどんな困難が襲いかかり、どうやって乗り越えていくのか…期待して続刊を待ちたいです!

どんな人にオススメか?
シリアスなエロ有りバトルアクションを読みたい方は!あとがきで言及されてましたがどうやら講談社ラノベ文庫で出している「ディヴィジョン・マニューバ」とつながっているみたい?なのでそちらを既読の方には!そこそこエロいと思いますけど、そっちには過度に期待しすぎないほうがいいかもです…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-08-631211-0

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
実は明日誕生日です!覚えてたら祝ってくださいw

さて、20歳最後に紹介するのは屋久ユウキさんの「弱キャラ友崎くんLv.5」です!
前巻の記事↓

ストーリー AA
内容は、エリカに攻撃されそれに対して反撃したことでクラスでの立場が危うくなったたまちゃん。たまちゃんは友崎に協力を仰ぎ師弟関係となる。友崎は自身の経験や表情話し方などを教えていく。しかし、状況はなかなか改善しない。そんな中、日南は裏で動いていて…とこんな感じです!
シリーズ第5弾!発表されていたコミカライズも来月から始まるということでこれからますます波に乗りそうなシリーズですね!
それでは恒例の…

最高にたまちゃんが可愛くて
面白いです!

今回も叫びます!最高評価のAAをつけさせていただきました…!こんなん反則ですよ…!屋久さん!なんて素晴らしい作品を世に送り出して読者の皆さんを最高に楽しませてくれているんですか!もはややっていることが創造神のそれですよ!神の振る舞いですよ!あぁ…最高です…最高過ぎるんです…
前巻ラストのたまちゃんの指ビシっの挿絵から繋がる今回の序盤。たまちゃんが友崎に戦い方を訪ねてくる様子がもう…たまちゃんの変えようとする勇気が伝わってきて…たまちゃん…あぁ…たまちゃん…そして始まる友崎によるたまちゃん改革!たまちゃんは友崎と違ってストレートな分、対応も早い感じですかね?たまちゃんはあっという間に自分を変えていきます。変えようと願っていた女の子が簡単に変わってしまうのか…?とちょっと不安になりましたが、これが後々効いてきてラストで本領発揮するスパイスでしたね!そして中盤。チーム友崎でたまちゃんを助けながら機会を伺います。このチーム友崎は見ていて安心感ありますねw中村がいると、前にあんな絡みを見せたとはいえどうも緊張感ありますからね。そして終盤。友崎が、チーム友崎が、そしてみんなが少し気づいていても決定的に気づけなかったことが引き金となりある意味最悪の方向へ…これは見ていて痛かったです…なんで「空気」なんてものに支配されてしまうのか、なんで「雰囲気」なんてものに圧されてしまうのか…でも確かにこういうことありましたからね…そんなピンチを助けたのは今回の主役!もう本当に来てくれて良かったです…!この作品なら最悪の最悪にはならないという信頼感はありましたけど、あの場面を乗り切ってしまう胆力には驚かされました!良かったです…!ただひたすらに良かったです…!今回はもう語彙力を殺して「最高」としか言えないです!最高に!最高に!面白かったです!

キャラ AA
たまちゃんが…!たまちゃんが可愛いカッコよ過ぎるんです!まさに小さなヴァルキリー!変わろうとして、変わって!耐え忍んで、最後は…この小さな戦士であり可憐な女の子であるたまちゃんの勇姿を僕は絶対に忘れません!そして大天使キクチエルこと菊池さん!フライさんの!フライさんのイラストが可愛すぎて…可愛すぎて…尊みが尊いという限界語彙力の概念を超越した先にある人の手では届かない世界の「尊み」にたどり着いた菊池さんの天使のような姿がマジ天使…菊池さん本当にありがとうございます…そして語らなければならないのは日南という魔王。何かやるのはわかってましたけどそういうことをやるとは…もっと見えないところでやると思いきやまさか本当の意味で壊しにくるとは…これが激怒したラスボスということですか…いやはや恐れ入りました…

今後の期待度 AA
たまちゃん編には一区切りついたので次はまた日南との特訓、そして大天使キクチエルとの慈愛ルートに戻る感じですかね?コミカライズも始まりこれからますます大変だとは思いますが、頑張っていただきたいです!6巻も楽しみにしています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN  978-4-09-451709-5

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