どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
更新遅れてすみません!こ、今年はもう遅れないはずです…
さて、今回紹介するのは志賀龍亮さんの「アマデウスの残り灯 無欲の不死者と退屈な悪神」です!
ストーリー A
内容は、緩やかに滅亡していく世界で旅をする2人。不死者のカインと神を名乗る少女ヨグは様々な街を訪れ、誰かを助け、世界の残酷さと切なさを知っていく。2人の果てしない旅は今日も続いていく…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。いわゆる旅ものですね。
第4回オーバーラップ文庫大賞特別賞受賞作!まず言わせてください…この作品すごく好きです!いいじゃないですか!退廃的で終わりゆく世界!ディストピアとロストテクノロジーを感じる世界観!残酷で美しくどこまでも切ない物語!これを!これを求めていたんですよ!もう最高ッでした!
物語は四つのお話からなる連作短編形式のもの。ありもしない郷愁を感じるような退廃的で終わりに向かっていくファンタジー世界が心の中に眠っていた「これが読みたい!」を引き起こしていましたね!盲目の少女エノのお話、正義を貫く警察官ヘルガのお話、霧の館で主人と屋敷を守り続けるメイドのルナのお話…それぞれ優しすぎて切なさすぎて突き刺していくような絶望を感じながら楽しませてもらいました!4話目のカインとヨグの過去話もよかったですね…こういうのに弱いんですよ…とにかく突き刺さる最高の旅ものファンタジーでした!面白かったです!
キャラ A
カインの不自然なまでのまっすぐな正義と優しさは、4話でその理由が明かされるとまた違った風に見えますね…ヨグは口が悪くて見た目に反してヤンキー気質な女の子!こういう女の子好きですよ!そのほかのお話にメインで登場してくるキャラもそれぞれ魅力的でしたね!個人的なお気に入りはルナ。もう本当にこういう残酷な真実が見えているのに知り得ないようなキャラは大好きなんですよ…せめて幸せであって欲しいです…幸せなんてわからないかもですけど…
今後の期待度 A
これはいい新人賞受賞作だと思うのでぜひ続刊を出せください!いくらでも読みますから!こういうの好きですから!2巻死ぬほど待ってます!
どんな人にオススメか?
退廃的な世界観で描かれる旅ものが好きな方は!とにかく突き刺さる人には突き刺さる設定が盛りだくさんですので、気になった方はぜひご一読を!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-86554-290-5