どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
遅くなりました…すみません…
さて、今回紹介するのは安里アサトさんの「86―エイティシックス―Ep.3 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈下〉」です!
⚠︎若干ネタバレありです!
前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、レギオンによるレールガンの超長距離攻撃。それによりシンのいるギアーデ連邦の前線は崩壊した。レールガンを破壊するために、連邦はシンたちエイティシックスを敵陣に突撃させるというとんでもない作戦を考えだす。作戦とも言えない作戦に応じるシンだが…とこんな感じです!
シリーズ第3弾!累計25万部突破ととにかく売れに売れまくる作品ですね!今回は1巻の空白を埋める物語の完結編!とにかく凄かった。その一言につきます。
今回からキャラ紹介がカラーでつくのはグッドですね!やっぱり前巻から期間が空いてしまうとどうしてもキャラの細かい設定までは覚えていられませんからね…あと戦域図があるのも戦闘をイメージしやすくなっていました!物語は前述の通り1巻の空白を埋める物語の完結編。ユージンを失い、レールガンによる脅威に晒されることとなったギアーデ連邦。起死回生の一手としてシンたちエイティシックスにレールガンを搭載したレギオンの破壊命令が下されます。共和国も大概クソでしたけど、結局ギアーデ連邦もシンたちが血のレベルで求めているのを言い訳にこんな作戦を思いついたのだと思うと血反吐が出ますね…もちろんそんな単純な理屈ではないことくらいわかりますけど…それでも感情論ではシンたちを救ってほしいと願ってしまいます。そして苛烈な戦いへ。圧倒的な戦力差という絶望感の中シンたちはスピアヘッドとして敵陣に深く切り込みます。シンを襲う理解を超えた「孤独」エイティシックスという存在を超えた「かなしみ」の姿。フレデリカの思いとレールガン搭載のレギオンの…底に叩きつけるような戦闘描写の中で確かに躍動するエイティシックスたちの姿を感じました。そして繋がる1巻ラスト。再び2人が出会うことで空白は埋まります。感動でもなく、喜びでもなく、ただただ知っていたはずの結末に辿り着けたことによる安堵が真っ先にくるあたり僕もこの作品の虜になっていたんでしょうね…面白い。これ以上ないくらい面白かったです。
キャラ A
シンの葛藤は本当に悲しいですね…エイティシックスでなければきっとシンも普通の青春を味わえたと考えると…海を見せたいと思えるようになれたことが何よりも成長を感じました。フレデリカは思っていた以上に活躍していて、最後のあの言葉の勇気は計り知れないものがありました!もちろんそのほかのキャラも魅力的でした!
今後の期待度 A
4巻が出るのはほぼ確定なので続きを待ちたいですね!刊行ペースを考えると早くても4月ですかね?2人の物語がこの先どんな展開を見せるのか…続刊が待ち遠しいです!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-04-893397-1