2018年04月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
血液を全てアルコールに変えるくらいお酒を飲みたいです…

さて、今回紹介するのは柳野かなたさん原作、奥橋睦さん漫画の「最果てのパラディン」です!
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原作の紹介記事↓

ストーリー A
転生して赤ん坊として生まれ変わったウィル。そこには骸骨の剣士ブラッド、ミイラの神官マリー、幽霊の魔法使いガスがいた。人ならざる3人によって育てられすくすく成長していくウィル。かつて滅びた街で暮らしていくうちにウィルはとある秘密を知り…
オーバーラップ文庫から発売されている柳野かなたさんの「最果てのパラディン」のコミカライズ!超王道のファンタジーがどんな風に漫画になるのか楽しみでしたが、原作のいいところをきちんと描きながらも漫画として読みやすくなっていました!面白かったです!
転生したウィル。目覚めると人ではないブラッド、マリー、ガスの3人が。そんな3人に強くたくましく育てられながら成長していくウィル。3人の秘密、滅びた街の謎にゆっくりと迫っていきます。前世ではどうしようもない人間だったウィルが強く太く成長していく姿はじんわりと心にしみますね…1巻はまだまだ序盤で原作1巻の半分ほど?の内容でしたが、これからが楽しみなコミカライズ作品でした!

キャラ A
少しずつ成長していくウィルが本当に生き生き生きとしていました!この頃から筋肉イズムを感じるのは…まあアレですねw ブラッドの強さ、マリーの優しさ、ガスの溢れる知識…人ならざる者の優しさとウィルに対する想いは非常にグッドでした!

A
原作のイラストとは少し方向性が異なる気がしなくもないですが、ストーリーの中でウィルをはじめとしたキャラが生き生きとした姿で表現されていました!

総合 A
原作をすごく忠実に再現というよりは、コミカライズとして、漫画作品として読みやすく「最果てのパラディン」という物語の魅力を伝える作品だと思います!原作未読でももちろん楽しめるので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今月の雑談はTwitterでアンケートを取った結果「北海道」の方が票が多かったので北海道についてお話していきます!

北海道は父方の実家がある関係から何年かに一度行っています。まあ、本当に何年かに一度で人生で5回も行ってないんですけど…

2016年の9月。僕は1人で北海道に行くことになりました。なんだかんだ成績が良くて大学から返済の必要がない奨学金が取れたことのご褒美、父上の某航空会社のマイルがいい感じに溜まっていたこと…などなど色々あって行くことになったんです。

だいたい2時間のフライトで北海道へ。そこから電車に乗って某空港からほど近い商業施設でラーメンを食べて祖母の家に向かいました。錆が体表を覆うボロい二両編成の電車でガタゴトガタゴトのんびり旅。白樺の森を抜けて巨大な牧場を超えて銀色の工場を超えて山を割って数時間かけて乗り換え駅にたどり着きました。

多分知名度的にはそこそこで大きさもかなりの駅なんですけど、14時にはキオスクは閉まり平日昼間とはいえ誰もいない駅で1時間弱電車が来るのを待ちました。まあラノベがあったので待ち時間はなんともなかったんですけど。

そして電車で祖母の家の最寄り駅へ。ここまで5時間。東京駅から新幹線に乗ればどこまで行けるだろうか。なんて考えながらタクシーに乗り込みます。小さな港町の景色はどこか退廃的で半分くらい稼働していない工場群は潮風でボロボロで、道を歩くのは高齢者ばかり。街道沿いに大きなスーパーとホームセンターがあってそこで完結してしまう生活。人口が減り続ける日本の小さな地方都市という感じが前に来た時よりも増してました

東京の半分(いや三分の一?)程度の料金で祖母の家にたどり着きました。小さな庭の二階建て。5年前に来た時は行儀よく並ぶ住宅街の家の一つでしたが、正面と隣の家は空き家に。斜め前の家は更地になっていました。祖母の家がある区画は8軒ほど家があったのですが、残るは祖母の家をいれて5軒になっていました。ちなみにこれは家が残っているというだけで人が住んでいるかどうかはわかりません。

祖母は悪い足を引きずって僕を迎えてくれました。夜ごはんは白米に出汁が効いた味噌汁。焼き鮭と3種類の漬物でした。僕の家が薄味だからか特に漬物は少し辛く感じました。まあ醤油漬けですからね。古いお風呂に入りのんびりと久しぶりに祖母と話して、客間でラノベを読んでから眠りにつきました。もう使っていない2階をネズミが走る音が断片的に聴こえて、それが夜の間だけ降る雨とミスマッチなリズムを刻んでいました。

そのあとの5日間はダラダラと町を散策して過ごしました。たまたまやっていたお祭りを冷やかしたり、雨降る港で立ち尽くしてみたり、誰もいない小さな水族館でドクターフィッシュの水槽に15分くらい手を突っ込んでみたり、山に登ったり…多分北海道で想像できるようなことは何もせずゆっくり空っぽになっていく灰色と錆色の街をただ眺めて歩いていました。1日3時間とか歩いた日もありましたね。

食べ物で美味しかったのはカスベ(エイ)の煮付け、シジミ(これはオホーツク海産?で身がアサリかというくらい大きい)の味噌汁と椎茸を煮たもの。カスベは身が柔らかくて煮汁は冷やせば煮こごりになってとぅるんとしてました。シジミは信じられないくらい味が濃かったです。椎茸は祖母が作ったもので生姜が効いていてすごく美味しかったです。

とまあ、こんなんで北海道の話でした。まああんま面白くないですけど、普段首都圏で生活しているとどんどん人がいなくなる町とかなかなか体験できないですからね。僕の家の周りもガンガン家建って人は増えるばかりですし。北海道は場所によってはというか、祖母の家があるあたりは9月からストーブ入れるくらい寒かったりするので、これから北海道行くよという方は気温を確認してからの方がいいかもですよ

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
なんか最近美味しいものを食べてない気がします。美味しいものってなんでしょう?

さて、今回紹介するのはカミツキレイニーさんの「それでも異能兵器はラブコメがしたい」です!
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ストーリー A
内容は、小学生の頃に市ヶ谷すずという女の子に恋をした辰巳千樫。突然いなくなってしまった彼女のことを忘れられずいた。高校生になった千樫は転校してきたすずと運命的な再会を果たすが、彼女の様子は昔とは違っていた。なんとかデートすることになるが、そこですずが世界を滅ぼすこともできる力を持った異能兵器と知り…とこんな感じです!
ジャンルはラブコメ。ラブコメ9割異能バトル?というか異能要素が1割というところでしょうか?
初挑戦のカミツキレイニーさんの作品!とにかく細かいところは置いておいてラブコメしたいぜ!という作者さんの熱い思いがズドンっと響く最高の作品でした!面白かったです!
小学生の頃に恋をした女の子が突然いなくなり高校生になってから再開!ついにデート…!というところで異能兵器であるすずを狙う集団によって千樫は死んでしまいます。復興庁終末局によって不死身の存在として生き返った千樫は代わりにすずを連れ戻す命令を与えられます。序盤はこんな感じで割と悲恋というか恋と戦いのちょっと切ない物語かな?と思ったんですけど、ここから純度120%のラブコメが展開されていましたね!すずのために何度も死んで敵に立ち向かう!ずっと大好きだったすずのため戦って傷ついて死んで生き返ってまた戦う…ボロボロの恋の歌はカッコ悪くて不器用なんですけどダイレクトに心にぶっさしてきます!こんなラブコメありですか!すずと千樫の恋路を振り回す他国の異能兵器たちもグッド!それぞれタイプのことなる女の子たちがストーリーをひっかきまわしてぶん回していきます!それでもちゃんとラブコメに着地するのは非常にグッドです!ラストまで存分に楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
すずちゃん可愛いですね!ぼくっ娘で儚げででも異能を使うと強くて、泣き虫で普通がほしくてラブコメがしたくて…こんな女の子に恋をしてみたかったものです…千樫は元ヤンキーのなんか不器用でカッコいい男でした。信念を貫ける奴は最高にクールです!桜田アリス、プラネッタという異能兵器の女の子たちもそれぞれ魅力がありました!

今後の期待度 A
なんか割と綺麗に終わってますけど、もっとラブコメしてくれますよね?千樫のすずへの想いはまだ届ききってないですよ…!続刊お願いします!

どんな人にオススメか?
異能とかがからんでくるラブコメが読みたい方は!異能方面は割と豪快というか冷静になると気になるところもありますけどこれはラブコメ…そんなことは気にせず、すずが大好き千樫の物語を楽しんでほしいです!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-106865-6

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
今日はラノベ読書会というラノベのオフイベントに参加してきました!楽しかったです!

さて、今回紹介するのはさがら総さんの「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?1時間目」です!
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ストーリー A
内容は、中高受験の指導塾で働く27歳の天神。ラノベ作家を兼業しながらもどこか冷めた気持ちで生徒たちに勉強を教えていた。そんなある日、担当クラスの5年生の女の子にスリスリされている姿を中三女子の星花に見つかってしまう。バラされたくなければと彼女が代わりに提示してきた条件は星花の小説指導をすることで…とこんな感じです!
ジャンルは…なんでしょう?お仕事もの+年の差ラブコメ?みたいな感じですかね?
さがら総さんの新作!ちょっと読むのは遅れてましたが(^_^;)今作も面白かったです!
塾講師として働く主人公の天神。天神といえばあの有名な通信教育のCMが思い出されますね。マジであのCMの印象が強すぎて某アグネスさんの本職を高校生になるくらいまで知りませんでしたw 閑話休題。塾講師としては優秀(おそらく)でラノベ作家としても2作目がそこそこ売れてコミカライズまでされる実力がある。でもどこか冷めてて現実を見過ぎている。そんな27歳の主人公はなんかこう、胸にくるものがありますよね…生徒からの信頼も厚くそれゆえ過剰に好かれてしまう天神。それが原因で生徒の1人にスリスリされているところを星花というJCに目撃&現場を押さえられてしまいます。彼女が出した条件は自分の小説の指導。天神はこれを受けて星花の小説を読んでアドバイスしていきます。そんな日々の中、塾の方はパワハラ室長や同じ系列との学力の差、そしてライバル塾の進出でてんやわんや…現実を知っていてどこか諦めてしまっている天神の対応は流れに身をまかせる流木のようでした…しかし!星花に、星花の小説に言葉では簡単に表せないなにかを気づかされてピンチに立ち向かっていきます!終盤のあのシーンはかっこよかったですね。本当に…派手さこそないですが、面白いをがっち固めて圧縮させてこれ以上ないお仕事ものとラブコメのハイブリッドを生み出していたと思います!面白かったです!

キャラ A
天神の冷めた大人の男感すごく好きです!学校の先生とかでもこういう人いましたからね…こうなんとも言えないリアリティがありました。星花は優秀な中学三年生。でも知識とか頭の回転の速さの割にはどこか幼稚な精神性があってそこがかわいさと賢さのギャップを生み出していてとても良かったです!その他のキャラも魅力的でしたが、個人的なお気に入りはひらりちゃん!こういうのほほんとした女の子すごく好きです!

今後の期待度 A
どうやら夏には2巻が出るようなので期待して続刊を待ちたいですね!これから天神と星花はどんな小説を作りあげていくのか、塾の方はどうなるのか…楽しみです!

どんな人にオススメか?
年の差ラブコメが読みたい方は!派手さこそないですけど塾講師とJCみたいな背徳感もありますし?リアリティがよりこの物語に危険な香りをプラスしていてそこがまた面白いと思います!気になった方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-069179-4

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
ついに4月ですね…あぁ…さよなら3月…

さて、今回の紹介するのは古宮九時さんの「純真を歌え、トラヴィアータ」です!
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ストーリー A
内容は、コンクールで歌えなくなってしまったトラウマから歌うことができなくなった音大の声楽科に通う椿。彼女は逃げるように音大をやめ東都大学へ。そこでオペラの公演を行う東都大オペラサークルに出会う。指揮者の黒田のの指導を受けながら伴奏者としてサークル活動に参加するが、幼馴染のかなみと再会し…とこんな感じです!
ジャンルは青春+音楽!音楽といってもオペラですね。
古宮さんの最新作!すっかり読むのが遅くなってしまいましたが(^_^;)今回も面白かったです!
自分の限界に気づいて歌えなくなってしまった椿。音大の声楽科をやめ、入りなおした大学でオペラサークルと出会います!オペラサークルって珍しいですよね…演劇部や吹奏楽サークルみたいなのはたくさんありますけど…オペラサークルに惹かれ入部を決める椿。歌えなくなってしまったので習っていたピアノとして参加します。黒田という指揮者の元再び音楽に関わっていく椿ですが、自分の限界を知った過去がいつまでも付きまとって…いやですよね。自分の限界を知るって。僕もずっとスポーツやっていて自分の限界を知った時、絶対に敵わない奴がいると知った時は本当に逃げ出したくなりました…そして幼馴染のかなみと出会うことで再び回り出す歯車。かなみは強くて才能があって椿が届かない場所にいて、親友で椿のことを応援したくて、でも椿はステージから降りてしまっていて…彼女の気持ちもいたいほどわかるんですよね…ラストも盛り上がりましたし、挫折と再生の青春物語を存分に楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
椿はなんかメンタル弱いのにフィジカル強すぎません…?そんなに鍛えてどこにいく発言はまさに椿さんを表す言葉だと思います。黒田はかっこいいくせにそのかっこよさがなんか微妙に違うベクトルで椿に受け止められてる感があってなんか苦労してそうだなと思いました。かなみは強くて本当に椿のことをよく考えている親友でしたね…これからもずっと椿のことを応援していてほしいです…

今後の期待度 A
綺麗にまとまってますけど、70人もいるオペラサークルが舞台ならまだまだ続けられそうな気も…続刊があるなら読んでみたいです…!

どんな人にオススメか?
音楽もの、青春ものが好きな方は!恋愛要素はあまり、というかほぼない?感じなので青春といってもそちらは期待しない方がいいかもです。挫折と再生の青春ものです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-893698-9

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