どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
さて、今回紹介するのは喜田川信さんの「空飛ぶ卵の右舷砲」です!
ストーリー A
内容は、人造の豊穣神・ユグドラシルの反逆により大地を追われた人間たち。彼らは地上に蔓延る樹獣や樹竜を恐れ海上に都市を作り生活していた。小型ヘリ「静かなる女王号」の副操縦士ヤブサメは自由奔放な師匠兼船長のモズと共に樹竜を狩り生活していた。そんなある日、2人はその腕を買われて旧都市新宿で行われる大規模探索作戦への参加を依頼される。帰還不可能と言われる危険地域から2人は返って来られるのか…とこんな感じです!
ジャンルは…ファンタジー?ですかね!ポストアポカリプスっぽい感じでした。
第12回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作!小型ヘリで樹竜と呼ばれる竜と戦うド派手なアクションものでした!面白かったです!
ユグドラシルという人工的に作られた神様が人間に反逆し大地から追い出された世界。この世界観が独特でしたね…大地が失われるとなると大抵、海の底に沈めてしまうのですが緑で覆い尽くすという発想…なるほど…さらに人間は海で生活しているもののヘリコプターで大地を目指し樹竜を狩ったり前時代の遺産を手に入れたりします。ここでヘリコプターという設定が生きますよね!確かに航空機とかでもいいんですけど、空中で静止できたり海上都市という環境ではヘリの方がなにかと都合いいですしね。物語は割と王道でヤブサメという18歳の男の子が年上のお姉さんモズとコンビを組んで樹竜を倒すというもの。2人のデコボコなコンビがストーリーを盛り上げていましたね!モズは本当に適当でギャンブルして酒飲んでとダメな大人なんですけど、戦闘となると確かな腕と経験、そして勘でなんなく窮地を突破します!海の上で生活する人々の描写も生活感があって非常によかったです!凶悪な樹竜との戦闘もヘリコプターというあまり馴染みのない乗り物でどう戦うかイメージしやすい工夫がされていましたし、最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!
キャラ A
ヤブサメくんはもう少し自分がどういう男か見せて欲しかったですけど、モズという破天荒な女性の元で対等に頑張る姿がグッドでした!モズさんは戦闘時と非戦闘時のギャップが激しかったですね…戦闘時はあんなに凛々しく時に猛々しいのに、非戦闘時は酒は飲むはギャンブルはするわで…でもヤブサメのことを信頼して良きパートナーと認めていることが行動から伝わってきてよかったです!そのほかのキャラももちろん魅力的でした!
今後の期待度 A
続きがあれば読んでみたいですね!というか続きありますよね?まだまだ回収されていない伏線もありますし、これからヤブサメとモズの2人がどんな戦いを見せるか楽しみです!
どんな人にオススメか?
デコボココンビが派手に戦うアクションものが読みたい方は!世界観もいいですし、小さなヘリで大きな竜を倒すのはロマンがあります!気になった方は!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
ISBN 978-4-09-451743-9