2018年07月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは丸戸史明さん原作、武者サブさん漫画の「冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム10」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
純情ヘクトパスカルのアニメも順調進む中、原作がどうしても霞詩子作品ではなくなってしまい頭を抱える倫也。なんとか詩羽先輩を説得して書き直させようとする倫也がとった作戦は?そして真由の想いは…
シリーズ第10巻にして完結巻!まさか詩羽様ルートのスピンオフがここまで続くとは…シリーズ途中で本編とリンクする場面もありましたし…えっ、英梨々ルートのスピンオフ?なんですか?それ?冴かののスピンオフは詩羽先輩ルートだけですよあはは(真顔)
最終巻ということでまあ最高の結末(ラストに〇〇液を、ぶちかます)ということで詩羽先輩においては幸せなことでしょう。いつもそういう妄想してましたしね。よかったですねー。詩羽先輩ルートとして文句なく望んでいたところに着地して、真由との関係も決まって、作家と担当、先輩と後輩、そして男と女として。詩羽先輩と倫也を繋ぐ関係は…きっと2人が望んでいたものになったことでしょう。あんまり言及することはないんですけど、とにかく冴えない彼女の育てかたという作品の詩羽先輩ルートが完結した。その事実を実感できてこれも一つの理想形だったと思える作品でした。最後まで面白かったです!

キャラ A
詩羽先輩は本当によかったですね…最後にお楽しみをお楽しめて…という下世話なことを言いつつw 作家として先輩として女性としてやっぱりすごく魅力的なヒロインでした!真由は最後もう少し意地張っても良かった気がしなくもないですけどね…その辺りはガチ勢の方にお任せします…でも気持ちを吐き出してすっと身を引く姿はかっこよかったです。倫也はやっぱり詩羽先輩が好きで、だからここまで頑張ってこれたんだなと思いました。

今後の期待度 評価不能…
完結なのでこの評価で…お疲れ様でした。読んでいてすごく楽しいスピンオフでした。実はまだ本編を完結まで読んでいないので(えっ)そちらも読んでいきたいです…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは石川博品さんの「海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと」です!
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ストーリー A
内容は、とある片田舎で生活する上原蒼。トレイルランが趣味ということ以外特に特徴のない彼はある日高熱に襲われる。原因不明の高熱は瞬く間に町中に広まりパンデミックとなり、この奇病に襲われた人々のほとんどは亡くなった。町中の人が死んでもなお家から離れられない蒼。そんなある日、彼は町を跋扈する化け物を見つける。奇病により得た槍を精製する力で蒼は化け物と戦うことになるが…とこんな感じです!
ジャンルは青春+異能バトル。ある種セカイ系といってもいいかもですね。
まず言わせてください…この作品すごく面白いです!うわー!この脳汁がどばっと溢れる感じ最高ですね!青春で異能バトルで悲しくて恋のお話で…様々な要素が複雑に絡みあった最高の作品でした!面白かったです!
みんな大好き石川博品さんの新作!本当はもっと早く読もうと思っていたんですけど、就活とかあってなかなか読むテンションにならなかったんですよね…でもこの作品は夏に読んで、というかこれくらいの暑さで読んで正解だと思います。
構成は現在から過去を物語りラストで時間軸が追いつくという形式になってますね。これが蒼とハルカというちょっと変わった女の子の関係という点で凄まじく効いてましたね…多分この構成がなければこの物語は普通に面白いくらいになっていたと思います。さてストーリーは町で奇病が流行ってパンデミックで壊滅。唯一生き残った蒼は奇病により得た能力で化け物を倒していく…というシンプルなもの。に見えるんですけど、そこらみんな大好き石川博品さん。青春や恋愛など様々な要素を絡めつつも見事にオンリーワンの存在にしてしまいます…もうとにかくいいんですよ。ネタバレになるのであんまり言えないんですけど、1人で生き残って川で行水するシーンとか、化け物を初めて殺す瞬間とか、生き残りとの共闘とか、男子高校生の当たり前の性欲とか、戦いの中で得たものとか失ったものとか、表紙のシーンとか、最後に壊してものとか…もう全てが心を揺さぶって傷つけて嬲って「海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと」という作品の記憶を刻みつけてきます。青春なんですよ。青春。作中は春どころか冬と夏ですけどあまりにも春でした。ラストも素晴らしくて絶対に忘れないです。ただこの物語に出会えたことにありがとうと言いたいです。面白かった。すごく面白かったです!

キャラ A
主人公の蒼はなんか見えないというかつかみどころのない奴だったんですけど、そういう奴が復讐に狂える(というのは一面的すぎますけど)のが彼の魅力でした。ヒロインは何人かいて全員紹介したいんですけど、ネタバレになりそうなのでハルカという女の子について。彼女はまあちょっとおかしな子なんですけど、多分誰よりも遠いものを見つめていて誰よりもリアリストで儚さを纏った女の子でした、、僕は彼女が大好きです。

今後の期待度 評価不能
多分1巻完結なのでこの評価で…

どんな人にオススメか?
青春を感じる異能バトルが読みたい方は!もうとにかく描写は素晴らしいですし、あまり青春していないように見えて青春が溢れるんですよ…石川博品さんのファンの方はもちろん気になった方はぜひご一読を!最初の数ページで作品の魅力に酔えたなら最後まで辿りつくのは容易です。本当にオススメなので読んでください…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-735163-9

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは「理系が恋に落ちたので証明してみた。4」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
夏の合宿に向けた準備がはじまり忙しい毎日を送る池田研究室のメンバー。氷室と雪村は相変わらず恋の研究をしていた。そしていよいよ夏合宿が開幕!沖縄でビーチに水着にスイカ割り!そして悪夢のような大学合同勉強会が始まる…
シリーズ第4弾!Twitterで初めてこの漫画の元となるツイートを見た時には正直ここまで続くとは思いませんでしたね…割と一発ネタ感ありましたし…それがドラマ&映画化は希望に満ち溢れてますね…
物語の季節は夏!夏といえば海に水着に研究じゃい!ということで沖縄へ。沖縄いいですね…僕も久しぶりに行きたいです…2人の研究のメインはオキシントンというホルモンを調べれば好きかどうかわかんじゃね?というもの。これを測定するために抱き合ったり密着したりするんですけど…非常に良きですね(真顔)てか、公共の場ではわきまえて!といったあとに抱きしめたり額をグリグリしたくなる氷室さん可愛すぎですか?そんなに読者のこと殺したいんですか?合宿のシーンはちょっと怖かったですね…僕は文系なんですけど、学会で似たようなことが…うっ!頭が…!最後のオマケ?漫画の女子会を含めて今回もすごく面白かったです!

キャラ A
雪村は…今回やたらセクハラ多かったですね…いや研究内容的には仕方ないことなんですけどね…氷室さんは可愛すぎです。なんでそんなに可愛いんですかね…額をぐりぐりしたいとかもう尊みが尊いです…あと抱きしめる時の最大面積もそんな風に考えちゃうんですね…w 奏ちゃんは安心できる可愛さというかキュートさがありましたね!

総合 A
今回は夏!という感じで池田研究室のみんなの新たな一面が見れて面白かったです!大規模なメディアミックスも決まってこれからが益々楽しみですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは旭蓑雄さんの「はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。〜ふふん、私は今日からあなたの恋人ですから……!」です!
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ストーリー A
内容は、過去のトラウマから3次元の女子に性欲を抱けなくなった津雲康史ことヤス。彼は自分の大好きな絵師が出る即売会で1人の女の子と出会う。彼女はヤスが1番好きなイラストレーターにしてサキュバスの天谷夜美だった。サキュバスのくせに男性恐怖症だという彼女。3次元に興味がないことを買われてヤスは夜美の恋人役になることに…とこんな感じです!
ジャンルはラブコメ!くどすぎない程度にオタク文化を取り入れているのが非常にグッドでした!
旭蓑雄さんの新作!旭蓑雄さんは電撃文庫の中でも特に応援している作家さんの1人で、どんなジャンルでも面白い作品を書くんですよね…今作ももちろん面白かったです!
過去のトラウマ(失恋)から3次元の女子に興味がなくなってしまったヤスとサキュバスのくせに男性恐怖症な夜美というデコボコな2人が偽の恋人として奮闘!というのがこの物語の軸になってましたね。夜美は男性恐怖症を克服するために3次元に興味がないヤスを恋人に、ヤスは夜美が描くイラストのために喜んで言いなりになります。この関係がラブコメのコメ部分を面白くしていましたね!男性から性的なサムシングを集めるのがサキュバスたる夜美の仕事なんですけど、男性恐怖症の彼女がどうするのか…その答えがえっちなイラストを描くこと。というのは面白かったですね。夜美の描いたイラストを見た人の興奮でサキュバスとしてのノルマを達成できる…旭蓑雄さんはやっぱり物語に関わるシステムが面白いですね!ストーリー自体は割と定番というかラブコメらしいラブコメ。最初は文句わ言っていたヤスが…ヤスを都合のいい男としてしか見ていなかった夜美が…2人の距離感は見ていて楽しくてラストを含めてすごく好きなお話でした!ラブは微笑ましくコメはハイテンションに楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
夜美ちゃんがタイトルの通りドヤ顔可愛かったです!神絵師なのに普通の女子高生で、サキュバスなのに男性恐怖症。ヤスの前では堂々とドヤ顔してでも自分より上の立場の人には…メイド服も似合ってましたしすごく魅力的な女の子でした!ヤスは楽しい奴でしたねw 夜美とぎゃーぎゃー騒いだり、2次元イラストを愛していたりと見ていて飽きませんでしたw 夜美とは違い優秀ながらクセが強いサキュバス日比月リリィ、ヤスの友人にしてBLを愛する蛍もそれぞれ魅力的でした!

今後の期待度 A
面白かったので2巻も待ってます!ヤスと夜美のやりとりはまだまだ見たりないですし、ストーリー的にも続刊はいけると思うので…

どんな人にオススメか?
ラブコメが読みたい方は!ラブとコメのバランスが良くて特にコメのハイテンションとラブの無垢さがいい塩梅です!夜美はタイトル通りドヤ顔かわいいですし、楽しめること間違いなしです!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-893921-8


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは音無白野さんの「君と僕との世界再変」です!
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ストーリー A
内容は、人の価値が数値化され働かなくても生きていけるようになった近未来の楽園通称「庭国」。主人公のアオは唯一数字がゼロなイレギュラーな存在として外敵から国を守る仕事についていた。そんなある日、任務の途中で負傷した1人の少女を助ける。モアと名乗る少女は20年後の未来から来たといい庭国の崩壊を止めるためにアオに協力を要請するが…とこんな感じです!
ジャンルはSF!新人賞受賞作でここまでがっつりとしたディストピアは初めて読んだかもしれません!
第23回スニーカー大賞優秀賞受賞作!これはいいSFが出てきましたね!面白かったです!
受賞時のタイトルが「オーウェルによろしく」というSFファン歓喜のタイトルだったので注目していたんですけど(いや僕はガチなSFファンではないんですけど)これは期待をはるかに超えてきましたね!「拡散回路」という人間の価値を決める数字。「AD」という思考するだけでなんでもできる汎用性量子コンピュータ。それに搭載されているサイファレンスという人工知能。ヴァンダルシアの花と呼ばれる電気を生み出す人工開発された花…もう読んでいるだけで好きが止まらない設定がたっぷりでこれだけでも読んでよかったと思えます!ストーリー自体は割と王道。未来からヒロインがやってきて過去を変えるために戦うというものになっています。モアは未来から来ていて庭国の未来を知っていてそれを回避するためにアオと協力して…アオとモアはまだまだパートナーというより押しかけヒロインとそれを受け入れた主人公くらいの関係ですが、これからに期待できる要素がちらついていて非常に楽しみですね!魅力的な設定に王道のストーリーを掛け合わせたいいSFでした!面白かったです!

キャラ A
アオは最初はなんか微妙かな?と思ったんですけど、モアが現れてレイが面倒くさくし始めたあたりからぐんと主人公としての魅力が増していましたね!モアはあとがきにもある通りフェチにフェチを掛け合わせたようなヒロインなんですけど、かわいいというより愛され系というか大事にしたいなと思う儚さもある女の子でした!自称アオの恋人ことレイはなかなか面白い女の子でしたね。もう少しヤンデレっぽくしてもいいかな?というのは個人的な趣味ですけど、モアやアオとのやりとりは非常にグッドでした!

今後の期待度 A
これは2巻が楽しみですね!久しぶりワクワクするSFが出てきたのでぜひとも長く続いて欲しいです…続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
SFが読みたい方は!SFはあんまり読んだことがないな…という方でも楽しめると思います!ストーリー自体は王道ですし、深井涼介さんのイラストも魅力的で万人受けするタイプの作品だと思います!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

ISBN 978-4-04-107090-1

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