2018年08月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦) 

さて、今回は毎月月末恒例の来月発売の注目ライトノベルの記事です!毎度のことながらこれは僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、来月発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

8月31日発売 講談社ラノベ文庫
「公園で高校生達が遊ぶだけ」著/園生凪 イラスト/トコビ

9月1日発売 角川スニーカー文庫
「キミの忘れかたを教えて」著/あまさきみりと イラスト/フライ
「JK堕としの名を持つ男、柏木の王道」著/永菜葉一 イラスト/kakao
「僕は君に爆弾を仕掛けたい。」著/高木敦史 イラスト/遠坂あさぎ
「リオランド 01.最慧の騎士と二人の姫」著/岩井恭平 イラスト/れい亜
「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定2 ~だめだこの眷属、どうにかしないと~」著/榎本快晴 イラスト/しゅがお

9月1日発売 HJ文庫
「Zの時間 2」著/榊一郎 イラスト/活断層
「精霊幻想記11」著/北山結莉 イラスト/Riv

9月7日発売 電撃文庫
「ゴスロリ卓球(ピンポン)」著/蒼山サグ イラスト/マナカッコワライ
「七つの魔剣が支配する」著/宇野朴人 イラスト/ミユキルリア

9月15日発売 GA文庫
「29とJK 5 ~消えない模様~」著/裕時悠示 イラスト/Yan-Yam

9月19日発売 ガガガ文庫
「月とライカと吸血姫4」著/牧野圭祐 イラスト/かれい
「物理的に孤立している俺の高校生活5」著/森田季節 イラスト/Mika Pikazo

9月19日発売 ガガガブックス
「魔王です。女勇者の母親と再婚したので、女勇者が義理の娘になりました」著/森田季節 イラスト/すし*

9月20日発売 富士見ファンタジア文庫
「始まりの魔法使い4」著/石之宮カント イラスト/ファルまろ
「豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 6」著/合田拍手 イラスト/nauribon
「ファイフステル・サーガ 2 再臨の魔王と公国の動乱」著師走トオル イラスト/有坂あこ

9月25日発売 MF文庫J
「異世界拷問姫7」著/綾里けいし イラスト/鵜飼沙樹
「君死にたもう流星群 2」著/松山剛 イラスト/珈琲貴族
「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 3」著/ぶんころり イラスト/またのんき▼

9月25日発売 MFブックス

「錬金術師です。自重はゴミ箱に捨ててきました。 1」著/夏月涼 イラスト/ひづきみや

9月29日発売 ファミ通文庫
「誰が喚んだの!? ~異世界とゲーム作りとリクルート召喚~」著/木緒なち・KOMEGAMES イラスト/宇都宮つみれ

以上になります!

注目の新作は「公園で高校生達が遊ぶだけ」「リオランド」前者はかつて講談社ラノベ文庫の新人賞で大賞を受賞した鬼才・園生凪さんの最新作!タイトルだけで面白いと確信できますよね!「リオランド」は「ムシウタ」「東京侵域」の岩井恭平さんの新作!異なる世界の姫様が出てくるとのことでこれまた面白そうなファンタジーです!
注目の続刊は「月とライカと吸血姫4」「ファイフステル・サーガ2」みんな大好きライカの4巻は3巻に呼応する内容だそうでこの時点でもう面白いです!「ファイフステル・サーガ2」は1巻がすごく面白く巻数を伸ばすごとに面白くなっていくはずなので楽しみですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
来月もよろしくお願いします!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは三田千恵の「彼女のL〜嘘つきたちの攻防戦〜」です!
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ストーリー A
内容は、主人公の遠藤正樹は人の嘘がわかるという特殊な体質を持つ高校生。そんな彼は決して嘘をつかない川端小百合という少女のことが気になっていた。そんなある日、川端から自殺した親友の小林を殺したのは佐倉かもしれないと相談される。学校のアイドルである佐倉から真実を聞き出すために遠藤は嘘を見抜く力で佐倉から本当のことを聞き出そうとするが…とこんな感じです!
ジャンルは青春ミステリ。自殺とか物騒な言葉は出てきますけど、それよりも爽やかさが優っていましたね。
三田千恵さんの新作!青春もの、ファンタジーときてまた青春ものに戻ってきてくれましたね!個人的にはめっちゃ嬉しいです!ストーリーもすごく面白くて大満足でした!
嘘を見抜ける正樹、嘘をつかない川端、嘘をつく学校のアイドル佐倉という不思議なトライアングルでストーリーは展開していきます。その中心にいるのは自殺したとされる川端と佐倉の共通の友人である小林。ストーリーのメインは小林が他殺か自殺かを調べるという形で展開されていきます。個人的な注目ポイントは正樹と佐倉の関係、そして正樹と父親の関係です。正樹と佐倉の関係は個人的にはものすごく大好きでした!嘘を見抜ける正樹は嘘をつく佐倉のことをよく思っていなかったんですけど、佐倉が正樹の前では等身大の姿を見せるうちに…川端という女の子に惹かれていながらも佐倉のことも気になっちゃうという背徳感は非常に良きです。正樹と父親の関係も良かったですね。幼くして母親を亡くしてしまった遠藤家族には父親と正樹しかいないのですが、親と子としての関係が少しずつ溶けて混ざりあってわかり合う描写は胸にくるものがありました…後半は怒涛のミステリムーブ。割と予想しない方に物語が転がっていってのラストは最高の一言!これですよ!これが読みたかったんですよ!苦すぎず甘すぎず酸っぱすぎないという絶妙な塩梅の青春ミステリでした!面白かったです!

キャラ A
佐倉さんめっちゃ好きです!みんなの前では小食なんだよねーと小さなお弁当広げておきながら、正樹の前でビーフジャーキーに盛大にかぶりついたり、バターと砂糖がたっぷりなお菓子を大量に食べたりとアイドルとしてのイメージのギャップがすごく良かったです!川端さんは最初は抜群に可愛かったんですけどね…僕が佐倉さんのこと大好きだからか後半のことがあったりで…物語には直接登場しないですけど、小林さんの扱いというか佐倉さんと川端さんの語る小林さん像がすごく好きでした!

今後の期待度 評価不能…
おそらく一巻完結だと思うので…てかこれ以上は続けて欲しくないです…

どんな人にオススメか?
青春ミステリが読みたい方は!恋愛方面のしつこすぎないさっぱり感とミステリ過ぎないミステリ感がベストマッチでした!個人的にはすごく好きな作品だったので気になった方はぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

↓下の画像を保存して書店での予約・取り寄せ・検索などにお使いください!
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ISBN 978-4-04-735230-8


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは内堀優一さんの「あんたなんかと付き合えるわけないんじゃん!ムリ!ムリ!大好き!3」です!
⚠︎ネタバレありです
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前巻の記事↓

ストーリー B
内容は、自分の意思を貫くことで周囲の人を傷つけていると気づいた悟郎。小春から期限を決めてもう終わりにしようと告げられる。悟郎はそれを受け入れて小春のワガママを叶えようと色々な場所に連れていく。2人はどのような最期を迎えるのか…とこんな感じです!
シリーズ第3弾にして最終巻であり完結巻。元々3巻完結だったので予定通りですね。
まあ、ストーリー云々は語ることはあんまりないです。落ち着くところに落ち着いたという感じですね。別に予想を裏切ることはなくトゥルーエンド終わった印象です…でも、僕は裏切って欲しかったんですよ。最後に悟郎が小春を後追いで死んで欲しかったんですよ。てかそこが最低ラインでもっと誰もが驚くようなエンドが欲しかったんですよ。でもあの衝撃の1巻からこんな普通に終わってしまうなら最初がちょっと変な作品ってだけですよ。「あんたなんかと付き合えるわけないんじゃん!ムリ!ムリ!大好き!」ってHJ文庫の不朽の名作って呼ばれるくらいのポテンシャルあったと思うんですよ…でもこれじゃ来年には誰も覚えてないですよ…そんな刹那的な作品でよかったんですかね…こんな終わり方なら1巻だけ読めばよかったです…物語としては面白かったです。でも「あんたなんかと付き合えるわけないんじゃん!ムリ!ムリ!大好き!」の最終巻としては納得できないというか消化不良感がすごかったです。

キャラ A
小春は最初から最後まで一切ブレずにここまできてすごく魅力的な女の子でした。ティッシュはいい奴でしたよね…

今後の期待度 評価不能…
今回で完結なので。個人的には納得できないラストでしたが、最後まで楽しませていただきました。あと「新宿コネクティヴ」の続刊いつ出ますか…?

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-7986-1749-7




どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは三秋縋さん原作、loundrawさん作画・ストーリー構成の「あおぞらとくもりぞら2」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
くもりぞらと出会い3週間が経ち学校で友達もできたあおぞら。高校最後の夏休みが始まり学校が休みになったことで2人は一緒に出かけることになる。そんな中、くもりぞらの身に異変が起こり…
1巻と同時発売の「あおぞらとくもりぞら」の2巻。今回も面白かったです。
1巻から続けて読みましたが、不思議な雰囲気は減少して「読者が入り込める隙」から「読者が登場人物に入り込んだことを想定した」になっていたと思います。この雰囲気の変化はすごいですね…物語に自然に溶け込むことができました。ストーリーとしては学校に馴染みはじめて友達もできたあおぞら。でも夏休みが始まって再び1人に…でもくもりぞらが色んなところに連れ出してくれます。そしてやってくるタイムリミット…この必然的に起こるはずのことがやってきたのに心に来るというか、以外にショックに感じた時に「ああ、物語に呑まれていた」と思い改めてこの作品の魅力を感じました。くもりぞらの過去はさらっとしているのに鮮烈に、ラストシーンは淡々としているのに甘く感じました。やっぱり不思議な作品です。面白かったです。

キャラ A
あおぞらの色が初めて見えた気がします。28pの最後のセリフにあおぞららしさが凝縮されていました。くもりぞらは過去がわかったことでなんとなく今の行動の整合性が見えてきたような…彼が本当にしたかったこと感じていたことがわかった時この青年がどうしようもなく魅力的に思えました。

総合 A
2巻も面白かったです。物語の進み具合的には次の3巻で終わりでしょうか?楽しみに待ってます。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは三秋縋さん原作、loundrawさん作画・ストーリー構成の「あおぞらとくもりぞら」です!
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ストーリー A
他人を操る能力を持つ青年。彼は脳裏に浮かぶ相手の顔と自殺に見せかけて処理しろという指令の通り人を殺していた。そんは自分の仕事を掃除人と呼ぶ彼にある日1人の少女を殺す指令が下される。女子はひとりぼっちで生きることに無気力だった。殺し甲斐を感じない青年は少女をただ殺すのではなく苦しめて殺すことにするが…
三秋縋さん原作、loundrawさん作画・構成ということで購入。三秋さんの作品は未読でloundrawさんのあらゆる作品も実は書店で表紙を見かける程度だったので初挑戦でした。お二方とも人気のある作家さん・イラストレーターさんなのでこれを機に読んでみるかと思い購入。面白かったです。
人を操り自殺に追い込む青年と無気力でいつも遠くを見ている少女のお話。簡単に殺せてしまう少女に殺し甲斐を感じない青年は少女に生き甲斐を教えて苦しめてから殺すために彼女の体を操ります。なんだか不思議な雰囲気の作品でしたね…なんというか共感性が高いです。僕はもちろん誰でもきっとこの登場人物の行動にある一場面に自身を投影して入り込める隙があると感じました。物語のペースはゆっくりとしていて、何気ない日常の一コマが強烈なインパクトを持って脳に焼きつくようでしたね。中盤以降に明かされる少女の謎とそこからの青年の行動の選択。2巻同時発売の1巻なのでまだこれからという感じでしたが、作品の独特の引力に引かれてしまうような魅力がありました。面白かったです。

キャラ A
少女も青年もオリジナリティというかアイデンティティ?というか独立した自我はあるのにもう一歩進めないというか、こういう人なんだよというのは難しいですね…いや決して魅力がないわけではないんですけどすごく説明しづらいです…こればかりは読んで体験してほしいですね…

A
序盤のコマ割りはなんとなく引っかかりましたが、刹那的な描写がすごかったです。一瞬を逃さないというか、写真なら100枚撮って1枚を選ぶところ1枚撮ってその1枚が完璧というような、そんな感じでした。

総合 A
なんとも表現しがたい魅力を持った作品でした。改めて面白かったです。2巻も買ってあるので読んで感想をあげたいと思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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