2018年08月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて今回紹介するのは鈴木大輔さんの「貴方がわたしを好きになる自信はありませんが、わたしが貴方を好きになる自信はあります3」です!
FullSizeRender
前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、真白が綾瀬泉のクローンだと判明しさらに突如として現れた神谷三夜によって状況が変わった神谷誠一郎。なんとか芹沢春香を国外に脱出させるために真面目子経由でとある人物を頼ることに。そして真面目子たちによって立案されたのは豪華客船に潜り込むという計画だった。勝算が高いその計画には裏があり…とこんな感じです!
シリーズ第三弾!コミカライズも好調なシリーズですが今回も本編が200p以下とかなりの薄さですね…いや物語的にはページ数以上の密度があるんですけど…作者の鈴木大輔さんはいかにページ数を削るかということを一つテーマにしているんですかね?
さて、物語は前巻からの懸案事項だった芹沢春香を国外に脱出させる計画が動き始めます。というかこれがメインであり全てでしたね(苦笑)まあ頼る人物は意外というか予想できなかったですけど、不確定要素が仕事したなという感じですね。というか今回ネタバレなしじゃほとんど話せないです…だって100pから先は話せることほとんどないですよ?…いやしかしこのページ数の少なさはいったいなんなんでしょうかね?いや物語としての満足度は高いですし文句言うわけじゃないんですけど、もうちょっと遊びというか余裕があってもいい気がします。誠一郎と真白のことは掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられますし…贅肉が一切なく筋肉だけな分、綺麗ではあるんですけどなんとも言えない物足りなさはありました…とりあえず面白かったことは面白かったです。

キャラ A
真白の嫉妬ムーブは可愛かったですね!相変わらずな女の子ですけど芹沢と話す時の内面描写からは普通の女の子らしさがより垣間見えてよかったです。芹沢は予想外な活躍があったりで…前巻とのイメージのギャップが非常に良かったです!

今後の期待度 A
4巻も楽しみにしてますけど、ページ数の少なさはこうもうちょっとなんとかならない?感はありますね…漫画のネーム載せるのもいいですけどだったらがっつり番外編でも載せて欲しいです…あくまで読みたいのは小説なので…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

↓下の画像を保存して書店での予約・取り寄せ・検索などでお使いください!
IMG_2584

ISBN 978-4-08-631261-5

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは三河ごーすとさんの「理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか?」です!
FullSizeRender

ストーリー A
内容は、胞子獣との戦いに敗北し地下に追われた人類。地上を取り戻すために魔法騎士と呼ばれる錬素を使い魔法を操る存在が育成されていた。魔法騎士の中でもエリートを育てる第一魔法騎士学園に入学することになった雪奈はSランクの才能を持つ天才だった。しかし父親の冬真が大好きなファザコン⁉︎冬真は自らに下された任務をこなしつつ娘の雪奈を見守るが、人類最後の楽園である地下でとんでもない事件が発生し…とこんな感じです!
ジャンルはややダークな学園ファンタジー。ポストアポカリプス的世界観で繰り広げられるシリアスな展開が魅力的でした。
初挑戦の三河ごーすとさんの作品!タイトルとイラストに惹かれて購入しましたが、この容赦のなさが自分にぴったりハマって楽しめました!面白かったです!
滅びかけの世界の学園ファンタジーという設定自体はそこまで珍しくないとは思いますが、ここまでシリアスなのは久しぶりに見ましたね…序盤は主人公?の冬真の強さをちらっと見せつつ雪奈との微笑ましい家族関係が描かれます。眠そうな雪奈の可愛いことですよ…そして舞台は学園へ。ここで雪奈はセリカ、アレイナ、黒子といった友達であり戦友である仲間と出会います。この学園生活はかなり特殊で高ランクの魔法騎士には保護者が同伴できるというのは面白かったですね…強い魔法騎士は卒業後地上を取り戻すために最前線に放り込まれるからという表向きの理由以上に生徒と親が一緒にいるという空間が興味深かったです…あとPTAに似たPPAという組織があり、そこで行われる話し合いがかなりしっかり描写されているのも…学園ものという単語から想像されるイメージとはかなりギャップがありました。中盤は仲間同士で戦ったりお買い物に行くんですけど、そこである事件が起こります。そしてその事件の結果が…僕としてはすごく好きな展開なんですけどこれは評価が分かれそうな気も…ラストも良かったですし最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
雪奈がすごく可愛かったです!朝が苦手でなかなか起きられなくて、お父様ラブで、実力はすごいけど精神面はちょっと幼くて…強いんですけど守ってあげたくなるような庇護欲を掻き立てられる女の子でした。冬真は機械的な印象が強いんですけど、雪奈に甘々なところとか昔の仲間に対してはフランクだったりとなかなかいい男でしたね!セリカ、アレイナ、黒子と3人の女の子もとても魅力的でした!

今後の期待度 A
個人的にはすごく好きな展開なので今後も期待したいですね!もっと絶望感を増し増しで容赦のないお話を期待してます!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
シリアスな学園ファンタジーが読みたい方は!魔法の設定もかっちりしていてバトルシーンもカッコいいです!ただ終盤の展開は嫌いな人は嫌いな気がするのでハッピーエンド至上主義の方には合わないかもです…とはいえ面白い作品なので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

↓下の画像を保存して書店での予約・取り寄せ・検索などにお使いください!
IMG_2578

ISBN 978-4-04-065021-0


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは三雲岳斗さんの「忘られのリメメント」です!
FullSizeRender

「ストライク・ザ・ブラッド」「ダンタリアンの書架」で有名な三雲岳斗さんの作品。SFマガジンで連載されていた作品が単行本化されたものになります。

近未来を舞台にリメメントと呼ばれる他人の記憶を擬似的に体験できるようになった世界。そこではMEMと呼ばれる額に貼り付けるだけで簡単に他人の記憶を体験できる製品が人気を博していた。そんなMEMの作り手である深菜はリギウス社というMEMの製造元からある依頼を受ける。それは稀代のシリアルキラー朝来野唯の模倣犯のMEMに関するもので…

濃密なSF要素に記憶とアイデンティティの要素が加わりサスペンスをさらに深化させていてとても楽しく読ませていただきました。作中でMEMで体験できる記憶を「擬憶」と呼ぶのがすごく良かったですね。記憶を見るのとも、ただ体験するのとも違う「擬」という文字が作品の核心をついていました。

雑誌に連載されていたこともあり、終盤の盛り上がりという面ではやや弱い気もしますが静謐なるSFサスペンスという謳い文句の通り海の底のような静かさを感じる作品でした。

作品の一つ中心となるのは朝来野唯という殺人鬼の模倣犯のMEM。しかし、とある事件がきっかけで物語は当初示されていた方向とは別の方向に転がり始めます。このある事件はあらすじには書かない方が良かったと思うのは僕だけですかね…

死んでもなお存在するのか、という記憶を巡る物語ゆえの問いかけはピリピリとした良いスパイスになっていたと思います。現代もスマホのカメラ機能などで自らの記憶(記録)を保存できますが、それらが自分が死んだ後も誰かに影響を与え続けるのかと考えると現代は案外作中の中の世界に近いものがあるのかもしれません。

主人公の深菜は見たものを完全に記憶できるという能力があり、この能力が記憶をMEMに記録するメメンターとしては優秀でした。しかし、それ故に相手の顔が覚えられないなどのハンデがあり、それが同居人の真白との関係を奇妙なものにしていました。

記憶を巡るSFサスペンスとして最後まで楽しませていただきました。面白かったです。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

↓下の画像を保存して書店での予約・取り寄せ・検索などにお使いください
IMG_2559

ISBN 978-4-15-209769-9

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは英貴さんの「男子高校生を養いたいお姉さんの話」です!
FullSizeRender

ストーリー A
借金を残して突如蒸発した男子高校生の実。そんな実の窮地を救ったのは隣の部屋のお姉さん⁉︎借金を全額返済しなぜか実のことを養ってくれることに⁉︎理由はなんと実が大好きだからで…
Twitterで話題になっていた漫画が週刊少年マガジンで連載され単行本になったもの。講談社もTwitter発の漫画を連載したりするケースが増えてきましたね。
Twitterを見た方はご存知の通りお姉さんが暴走?しながら実を養うお話。といってもラブコメ的要素は少なめですかね?基本的にお姉さんは実が可愛すぎてなにもできないですし、実も実でお姉さんのこと怖がってますし…例えるならお姉さんが3次元で2次元の実に尊いって言ってるくらいの距離感です。
不幸な実を救うのはお姉さん。お金持ち?で実になに不自由なく生活させて…マジでこのお姉さん何者なんですかね?お姉さんとの日常生活はなんかままならないことばかり。買い物に行こうとしたら危ないからと止められたりと過剰に心配されたりします。でもオーバーすぎるその実を大切に思う感情は本当に実のことを大事に思っているんだなと感じますね。2人の距離感は不思議で、お姉さんが実を好きにならなければ手に入らなかったものだと思います。でもその距離感が不思議と見ていて心地よかったです!

キャラ A
お姉さんマジで謎。巨乳で優しくてお金持ちで養ってくれるという理想のお姉さんなんですけど背景が見えないだけにちょっと怖いです…実はそんなお姉さんといちゃいちゃして場所代われって思いますけど、彼の身にかかった不幸を思えばトントンですよね…

A
お姉さんが可愛い!以上!

総合 A
お姉さんと男子高校生の不思議な距離感を楽しませていただきました!先日大重版してましたし増刊は安泰ですね!続きも楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは手島史詞さんの「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?5」です!
FullSizeRender
前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、ようやく恋人同士としての自覚が芽生え始めたザガンとネフィ。しかし恋人として何をすればいいのか分からずにいた…そんなある日フォルに読み聞かせた絵本からデートというものを知る。デートが何かわからんザガンは街へ下調べに。そこで盲目の獣人少女・黒花と出会う。教会にやってきた司祭だという彼女の正体は…そして自らの生まれを知ったネフテロスはビフロンスのキメラに襲われ領地へ逃げ込み…とこんな感じです!
シリーズ第5弾!今回はややバトル多目でしたかね?面白かったです!
前巻の幼女ネフィ事件を乗り越えて帰ってきたザガン。なんだか家?の中も賑やかになりましたね…ネフィと相変わらずのいちゃつきっぷり。でもこの初々しさがまたいいんですよね…ネフィ可愛い…そしてやってくる厄介ごと。キメラに追われているネフテロスと教会で司祭として働くという黒花がやってきます。ネフテロスは知らなくていいことを知ってしまったがためにビフロンスのキメラに追われることに…ビフロンス…なんかしつこいですね…そして黒花もなにやら秘めたる過去があるようで…これが意外なところに繋がっていてあのラストに昇華されるのは良かったですね!全体的にバトルが多め(というかページ数自体多い)からか若干ラブコメ面の物足りなさはありましたが面白かったです!

キャラ A
ネフィは相変わらず可愛いですね…自分がザガンにしてもらったことが嬉しかったから同じことをしようとするその考えが超可愛い…ザガンはザガンでネフィ以外にももっと優しくなりましたね…バルバトスの扱いとか初期の頃からは考えられないですw 新登場の黒花さんは僕が大好きな獣耳!そしてちょっと複雑な過去を抱えているというところが非常にグッドでした!ドジなところも魅力的でした!

今後の期待度 A
今回も面白かったので6巻も早く読みたいです!続刊ではもう少し甘いラブコメを堪能したいですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

↓下の画像を保存して書店での予約・取り寄せ・検索などでお使いください!
IMG_2551

ISBN 978-4-7986-1678-0

↑このページのトップヘ