2018年10月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは安里アサトさんの「86―エイティシックス―Ep.5 ―死よ、驕るなかれ―」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、レギオン開発者のゼレーネと思われる声を聞いたシン。レーナたちはゼレーネがいるとされるロア=グレキア王国へと向かう。雪が降り止まない北の強国でシンたちが見たのは死人を利用した「シリン」たちを使った戦闘だった。エイティシックスであるシンたちすら戦慄する連合王国、シリンたちの戦いの中でレギオンたちの奇襲からピンチに陥るが…とこんな感じです!
シリーズ第5弾!連合王国編の上巻にあたるお話みたいです!今回もすごく面白かったです!
ぶっちゃけエイティシックスであるシンたちより境遇が悪い人…なんですかね?そもそも境遇が悪いんですかね?なんて問いたくなるのが連合王国が戦闘で使用する「シリン」という死人を使った人造妖精。ヒューマノイドとかそんなイメージですかね?そして彼女たちが乗るのが半自律戦闘機「アルカノスト」。人が乗っているか否かが異なるだけでコンセプトはエイティシックスと変わらない兵器がありました。これがもうすごいんです。だってシンたちエイティシックスよりも辛いとか思ってしまうような人って出てこないと思っていたんです。それがいくら生前の同意があるからといって…そしてあのセリフですよ。所詮生きている。エイティシックスだろうがなんだろうが生きている。シンが感じたものを、剥き出しの感情で頭を殴られました…
さてさて物語の方は北の強国連合王国編へ。シリンを扱う王国の屍の王ことヴィーカ。彼のなんとも言いがたいかっこよさは後述するとして、そんな彼と出会い作戦を共にすることでシンやレーナたちに新たな感情が…エイティシックスってなんなんでしょうかね?そしてラブコメを挟んで(ラブコメ!)メインである戦いへ。ここはあまりネタバレしたくないんですけど、まさかこういう戦いになるとは…いやでも雪国という地も生かした戦いの舞台は苛烈でぞっとするほど美しくてそして最後の結末…これが連合王国編の前編かと思わずにはいられない凄まじい作品でした。面白すぎます…

キャラ A
ヴィーカはもう裏主人公といっても過言ではない魅力がありましたね!シリンたちを従える屍の王にして、王位継承権を剥奪された自由な王族。前線で指揮をとりながらも隠れた過去が…彼の魅力はこう言葉にしづらいですが、圧倒的な雰囲気がありました。そしてレーナさん!パイロットスーツは正義!いえーい!でも表紙のイラストにもあるコートで厚着したレーナさんもいいんですよね!そしてラブコメシーンのメインヒロインアンジュさん!あなたが!あなたが今回メインヒロインでした!可愛い過ぎか?可愛い過ぎます!

今後の期待度 A
あとがきを見る限り連合王国編は次で終わりみたいなので6巻も楽しみですね!シンたちがどんな戦いをしていくのか、ヴィーカは、そしてラブコメなのになんか嫌な感じしかしないアレはどうなるのか…恋と戦闘の行方が楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912092-9


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは「万代かなめは遊びたい」です!
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ストーリー A
静かに勉強がしたいという理由で部員のいない文化研究会に入った高良太陽。だが、学年1位の頭脳を持ちながらもポンコツな巨乳美少女の万代かなめが入部したことで平穏は奪われてしまう…部室にある色々なおもちゃに興味を示すかなめに振り回せて勉強ができない!しかもかなめはどのおもちゃでも上手く遊べなくて…
Twitterで見かけて気になったので購入。放課後に高校生たちがおもちゃで遊ぶのはなんとなく微笑ましいというか、すごく素敵な光景だと思いました!面白かったです!
まずなんといっても作中に出てくる魅力的なおもちゃの数々!タコミントンは現役大学生にはわかりませんでしたが(^_^;)ホッピング、人生ゲーム、変身ベルト(これも僕は遊んだことなかったです)サッカーボード、ミニ四駆と小さい頃に遊んだおもちゃがたくさん出てきましたね!これらを見てるだけでも懐かしくていいんですけど、頭はいいくせにポンコツなかなめがプレイすることでその面白さが増しますね!あと巨乳美少女にホッピングは最高だと思います!どうしても上手く遊べないかなめになんだかんだで丁寧なアドバイスをする太陽もいい奴でしたし、オチを中心に不自然過ぎないラッキースケベがあるのもグッドでした!懐かしいおもちゃが出てくるだけではなく、そのおもちゃに思わず夢中になって熱くなるかなめたちの姿を楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
かなめは最高の女の子でしたね!勉強はできるけど、ポンコツでおもちゃちあまり詳しくない。そんな彼女が失敗しながら夢中でおもちゃを楽しむ姿は微笑ましくもあり、無垢で見ていて楽しかったです!太陽はそんなかなめに付き合ってあげるいい男の子でしたね…太陽の幼馴染のトミカも可愛かったです!

A
出てくるおもちゃがリアルに描写されていて見ているだけでワクワクしました!あと躍動感のある動きもグッドでした!

総合 A
懐かしいおもちゃに思わず夢中になる高校生たちを存分に楽しませていただきました!面白かったので2巻も楽しみにしています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは望公太さんの「ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?2〜たまらなく愛おしく、とにかく尊い〜」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、なんだかんだあって織原さんと付き合うことになったモモこと桃田薫。年の差12歳という距離を感じさせないようにするも、モモの不用意な発言で織原さんを傷つけてしまう。カナとウラのアドバイスから織原さんに謝ろうとするが…そして織原さんの姉・妃が登場⁉︎34歳とは思えない童顔に驚くモモだが、妃の出現で2人の秘密が…とこんな感じです!
超年の差ラブコメ第2弾!今回も面白かったです!
まず言わせてください…

34歳とかモノホンのババアやんけ!

…いや、やっぱり僕は年上属性ないですわ(21歳大学生並感)織原さんでもババアと思ったのに34歳は…厳しいです。はい。
とは言え、自分の性癖というか属性にあってなくても楽しめるのがこの作品!今回は前巻よりもさらに楽しませていただきました!織原さんに対して最も言ってはいけない?発言を天然でしてしまったモモ。まあ年上の女性を世代で括るのはアカンですし、その属性ある人いるか?って感じですよね。わかります。今回のストーリーで注目したポイントは二つ。一つはモモが告られたお話。もう一つが織原さんがデートで言ったあの言葉。モモが告られた時の対応は素晴らしかったですよね。1回目のアレはあちらが悪いので当然ですけど、2回目のアレはきちんと向き合って受け止めて今の大切な人の気持ちをきちんと表面する…モモ、お前15歳なんか?そしてデートの最後で織原さんが言った言葉。あの場面テンパるのはわかるんですけど、あんなことは言わないで欲しいですね…その後気づいてあの流れは最高なんですけど、正直今回はあよ織原さんの言葉がよくも悪くも頭に残りました…織原さんマジで可愛いので自信もってモモを占有するくらいの気持ちで付き合って欲しいです。やっぱり年上属性はないと実感しましたがw それでも圧倒的なラブコメ力にやられました!面白かったです!

キャラ A
ウラが今回のMVPですよ。お前陰キャじゃなかったんですか…?なんですか?ちゃんと失恋してもらうためのその行動力。お前モモの彼女になりたいんか?最高でした。織原さんは相変わらずポンコツ可愛いですね。ゲームの時の罰ゲームだったりちゅーだったりその反応がたまらなく好きです!そして胸がデカイ(真顔)胸がデカイ(真顔)織原さんの姉の妃さんも意外にウブで楽しかったんですけどw 流石に胸がデカイです(真顔)指宿さんという隣のクラスの女の子も良かったですね!ぶっちゃけ今まで出てきた女の子ならこの子が1番好きです!弟思いで、見栄張ってるけど等身大でピュアで…IFはないですけど、モモがこんな女の子と付き合っていたらなーなんて想像しちゃいます。

今後の期待度 A
今回も面白かったので3巻も楽しみにしています!年上属性がないのでババアとか汚い言葉が出ましたが(^_^;)本当に面白くて好きな作品です!コミカライズも始まるので忙しくなるとは思いますが、3巻も待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-7973-9869-4

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは三田誠さん原作、川崎宙さん漫画の「よすがシナリオパレェド」です!
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ストーリー A
高校生の桜橋由字は漫画やラノベアニメなどの物語を受け付けない「物語恐怖症」に悩まされていた。そんな由字はある日、カフェでバイトをすることになる。だが、そこはシナリオライター事務所兼喫茶店という不思議なお店だった。そこで天才美少女シナリオライターの明神よすがと出会う。よすがとの出会いで物語が嫌いだった由字の人生は変わり出し…とこんな感じです!
今や孔明の人ですっかり有名になってしまった三田誠さんが原作の作品!個人的に三田さんの作品を読むのは「クロス・レガリア」以来ですね。
まず言わせてください…この作品めっちゃ面白いです!いやー熱量が半端ないです!ライター業という一見地味になりそうな要素でここまで熱く、熱く、ぶん殴ってくるとは…!最高でした!面白かったです!
座敷童体質と物語恐怖症という変わった特徴を持つ由字。そんな彼が新しく見つけたバイト先はなんと喫茶店を装ったライター事務所?由字は週3日の営業日は喫茶店で働き、その他はライター事務所の手伝いをしていくことになります!いやー、とにかく心に響くセリフが多いんですよ…これ書いちゃうと陳腐になるのであえて書かないんですけど、高校生の男の子がこんなこと言われたらマジで人生変わりますよ…物語はそんな由字とライター事務所の日常?を描いたものになります。締め切り前なのにダラダラしてしまったり、突然大量の仕事が舞い込んできてピンチになったり、どうしても敵わない相手に憧れて、勝ちたくて、無理して…ただライターを描くのではなくで、温度が息遣いがキーボードの打鍵音が凡才であることの苦味が、全身で感じられるんです!ただ物語の中で物語を描く作品じゃないんです!熱いんです!生きてるんです!もうとにかくすごいんです!面白いんです!

キャラ A
由字は物語恐怖症と座敷童体質を持つ不思議な男子高校生。マンガやアニメやゲームは見ると吐きそうになり、他人の時ばかり運がいい…そんな彼がよすがたちシナリオライターを通して成長というか変わっていく姿は本当に魅力的でした!
よすがはものすごい天才美少女シナリオライターでしたね。美人で胸が大きくていっつも際どい格好しているのにピンチであんなこと言ったり、ドキドキさせたり…めちゃつよなメインヒロイン?でした!その他のキャラももちろん魅力的でした!

A
目の描き方がすごく好きです!あとキャラの仕草とかも生き生きしてました!

総合 A
すっごくワクワクする作品に出会いました!最高に面白かったです!もっともっと由字とシェヘラザードのみんなが活躍していく姿を見たいです!2巻!2巻すごく楽しみにしてます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回紹介するのは石川湊さんの「罪の巨人と銀時計のアイア」です!
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ストーリー A
内容は、伝説の巨人シンの体内にあると言われる魔石「時の巨神将」を手に入れようとした1人の勇者がいた。しかし彼は突然巨人の体内に取り込まれてしまう。目覚めた勇者は自分の名前を忘れてしまっていた。彼がそこで出会ったのは胸に杭が刺さり銀時計を持つ少女アイアだった。アイアは勇者に「レッド」という名を与え、巨人の心臓部を目指すことになる。咎人、十字架、トラップだらけの巨人の体内…数々の苦難を乗り越え2人がたどり着いたのは…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー!迷宮探索系?という感じですかね?
石川湊さんの最新作!「スカイフォール」「くもりのちナイン」という素晴らしいSF作品、そして前作「ステ振り失敗!ポンコツ勇者のシロとクロ」というライトファンタジーを出されている作家さんで個人的に応援している作家さんの1人です!今回はちょっとダークなファンタジーとして楽しませていただきました!面白かったです!
まずなんと言っても魅力的な設定と世界観ですよ!内部がトラップだらけのダンジョンという巨人の中で探索をするレッドとアイア。罪を背負う咎人、七つの大罪を冠し十字架という特殊能力を持つ各部位の番人的な存在…あとがきに書かれている通りいくつかのゲームを想起させるような設定もあり「これはなんのゲームのオマージュだろう?」と考えるだけでもワクワクします!物語はレッドとアイアの2人の視点を中心に、勇者としての務めを果たすべく広大な巨人の体内を巡るというものになっています!ネタバレなしで説明するのがちょっと難しいんですけど(^_^;) 様々な色で灯された巨人の体内を歩く2人と少しずつ判明していく記憶や名前に関する情報。集まったヒントがラストで収縮して…からの展開とエピローグはなんとなく石川湊さんらしさを感じました!期待を裏切らない素晴らしいファンタジーでした!面白かったです!

キャラ A
レッドは真っ直ぐで純粋にカッコいいと思いました!勇者としての心得を大事にしてアイアと自分の目的のために行動する!一本筋が通った男でした!アイアは序盤こそ驚きましたが、レッドと巨人の体内を歩く中で少しずつ彼のことを自分のことを知って最後はあんな風に…杭と鎖の印象が強かったので時折感じた儚さが良いアクセントになっていたと思います!

今後の期待度 評価不能…
おそらく一巻完結なのでこの評価で…

どんな人にオススメか?
迷宮探索やオープンワールドのRPGゲームが好きな方はハマると思います!ちょっとダークで様々な要素によって作りあげられる設定も魅力的です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912028-8


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