どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは猫子さんの「暴食妃の剣」です!
ストーリー A
内容は、冒険者にも満たない運び屋として貧しい生活を送るディーン。彼はある日魔迷宮を探索中、雇い主に魔物の囮にされてしまう。命からがらなんとか逃げ延びた先で出会ったのは力を喰らう最強の悪魔ベルゼビュートだった。彼女の力を借りなんとか魔迷宮から脱出したディーンは、ベルゼビュートの心臓を核にした剣「魔喰剣ベルゼラ」を手に一流の冒険者を目指し迷宮探索を始める…とこんな感じです!
ジャンルはファンタジー。シリアスな展開が魅力の迷宮探索ものです。
発売前からコミカライズが決まった注目作!割とシビアというか等身大の冒険者が描かれるありのままの姿が魅力な迷宮探索ものでした!面白かったです!
冒険者以下の扱いを受ける運び屋としてなんとか食いつないでいるディーン。彼はある日、魔迷宮で雇い主に魔物の囮にされ窮地に陥ります。なんとか逃げ伸びた先で出会ったのが最強の悪魔であるベルゼビュート。彼女の力を借りディーンは迷宮から脱出し、そして彼女の核を作った武器で一流冒険者を目指す!序盤はやや設定の語りが冗長でしたが、なんの才能もないディーンという冒険者のありのままの姿がグッドでしたね!しかし悪魔の核を使用した武器を手にしてもチートが手に入るわけでもなくいきなり強くなるわけでもなく、純粋に経験と努力で強くなっていきます。ディーンが手に入れた魔喰剣ベルゼラは相手のスキルを奪うことができるのですが、それは結局弱いまま戦うということでこの辺りはかなりコツコツ系でしたね。悪魔のベルゼビュート、そしてディーンの剣を作る鍛冶屋の少女マニとのやりとりも魅力的でしたね!作品のシリアスさを損なわない軽快なやりとりでした!物語は中盤以降表紙を飾るエッダとこのあたりでは上位の冒険者ヒョードルと出会うところから盛り上がっていきます!悪魔を倒すために魔迷宮に挑むが実は…という展開は目新しさこそありませんが確実に面白くまたこれまでの設定を活かしたバトルも魅力的でしたね!ラストも良かったですし、手堅く等身大な迷宮探索ものとして楽しめました!面白かったです!
キャラ A
ディーンがすごく等身大の底辺冒険者という感じで魅力的でしたね!貧しくてこき使われるしかなくて、それでも冒険者としての矜持が合って魔物に立ち向かう!強くなっても慢心せずに慎重に慎重を期すスタイルもグッドでした!マニちゃんは僕っ息子の幼馴染系女子。鍛冶屋という縁の下の力持ち的な立場もグッドです!エッダはツンケンした実力ある少女剣士。最初はディーンと微妙な感じでしたが、終盤はなんだかんだでいいコンビでした!その他敵キャラも含めて魅力でした!
今後の期待度 A
面白かったので2巻以降も期待です!ここまでコツコツやるファンタジー迷宮探索ものは珍しいので長く続いて欲しいですね!続刊待ってます!
どんな人にオススメか?
チートや俺つえー要素がないコツコツ系迷宮探索ものが読みたい方は!本当に等身大で頑張っていくディーンは思わず応援したくなる魅力があります!気になった方は!
それではこの辺で(≧(エ)≦。)
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ISBN 978-4-86554-472-5