2019年04月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのは川岸殴魚さんの「編集長殺し5」です!
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前巻の記事↓

ストーリー  A
内容は、ついに編集長の態度が軟化⁉︎浜山さんのミスで刊行延期になってもお咎めなし⁉︎さらには川田たちにもめちゃくちゃ優しい⁉︎そして漂い始める噂…それは編集長がラーメン屋にジョブチェンジを図るというものだった…最大の敵である役員の視察!大波乱の新人賞一次選考!そして奴が帰ってくる…とこんな感じです!
シリーズ第5弾!そして完結!マジでこのご時世にコメディ作品を5巻まで続けてくれるありがたさですよ…ありがとうガガガ文庫…もう幼女編集長が見られないのは少し寂しいですがこの作品のラストにふさわしい素晴らしい最終巻でした!面白かったです!
なんだかいつもと様子が異なる編集長。なんと転職の噂が…てかインディードのCM口ずさんでたら僕の会社なら首ですよ(^_^;)嘘です(^_^;)しかし理由がわかるといつもどおり。やっぱり編集長は編集長ですねw そして新人賞の下読みが始まる編集部。といっても大変そうなのは小山内さんだけですけどねw いやでも一次選考から編集さんが原稿読んでるのはすごいですね。普通なら下読みさんに全部投げているのでは?個人的にはイラストレーターさんを選ぶ話が1番面白かったですね!いつもどおり笑えるところもあり、なるほどこうやってイラストレーターさんを選んでいるのかと思うと編集さんは文章を見る力だけではなくイラストを見る力も必要だと感じさせられました。ラストは因縁?のあいつがきてからの壮大なハッピーエンド?からのまさかの…この作品らしい終わり方でくすりと笑えますが…やっぱりちょっと寂しいですね…今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ  A
編集長…なんだかんだでこの女の子がみんな好きだったんですよね…川田も立派な編集になってあれだけ暴れていた小山内さんも若干まともになって…これまで出てきた編集さんや作家さんもコメディなので面白いところは多いですけど、真ん中のところはみんな夢に向かって真剣で熱かったんだなと感じました…

今後の期待度 評価不能…
今回で完結なので…お疲れ様でした!また面白い作品をガガガ文庫からガンガン出してください!待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-09-451787-3

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さて、今回紹介するのは上川景さんの「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろⅡ -弾丸魔法とゴーストプログラム-」です!
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ストーリー  A
内容は、悪魔の弾丸で何度も世界を再編成してきたレインとエア。しかしここ最近は厳しい戦場に送られることも多く敗北続きで焦りが生まれていた。そんなレインは第二世代エクセリア試作機の輸送護衛任務に就く。しかし突如として西からの襲撃を受ける。攻撃してきたのは敵国の亡霊デッドリム。雪原で孤立した彼らは一時休戦して雪世界からの脱出を試みるが戦いは避けられず…とこんな感じです!
シリーズ第2弾!期待の新人賞大賞受賞作なので2巻が早く出て嬉しいですね!あとあと今回帯裏にコメントを掲載していただきました!ありがとうございます!それはさておき今回も面白かったです!
悪魔の弾丸で世界を再編成してきたものの、このところ連戦連敗なレイン。そんな彼の元に第二世代エクセリア試作機の輸送護衛任務の命令が…今回は全体的に戦場や戦いの冷たい感じよりも人間らしい感情がダイレクトに伝わってきましたね!序盤のレインの焦り、中盤以降の考えすぎるレイン…今まで当たり前だったことができなくなって、焦りが焦りを生んで失敗に足を突っ込みかける。この苛立ちが戦争の中に置かれたレインの状況をよく伝えていました。そして出会う西の亡霊デッドリム。弾丸魔法全盛期の戦場にあって刀を使う彼女。しかも亡霊でありながらエアとはまた違う存在で…最初は強敵だったのが一時休戦して利害関係のある仲間となりそして…戦場は奇妙な縁も切り裂いていきますね…雪原での戦闘の果てにレインたちが見たものを、そしてこれが壮大な伏線になっていくところをぜひ見届けて欲しいです。今回も最後まで楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ  A
レインの「焦り」の描写が素晴らしかったですね!焦れったくてどんどん悪い方に行くのに止められない気持ちが痛いほど伝わってきます。エアは今回はなんかかわいいというか普通の女の子らしい側面もあって、でもやっぱり悪魔の弾丸を持つ亡霊でというギャップが良かったです!そしてデッドリム。エアとは全然異なる亡霊でしたがその強さはインパクトがありましたね。イスナも彼女のサポート役として魅力的でした!

今後の期待度  A
今回も面白かったので続きが楽しみです!3巻からは一気に物語が動いていきそうでまた激しいバトルが見られそうですね!続刊楽しみに待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-073034-9

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さて、今回紹介するのは筒井大志さんの「ぼくたちは勉強ができない11」です!
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ストーリー  A
父親に天文学をやりたいという思いを伝えるも聞き入れてもらえない文乃。そんな文乃に成幸がかけた言葉とは…そしてそんな文乃に触発されてうるかと理珠も行動開始!果たして2人は成幸に何をするのか…とこんな感じです!
シリーズ第11弾!ついにアニメも始まってますます人気が出てきましたね!今回も面白かったです!
今回の目玉は前巻から続いていた文乃編の決着。天文学をやりたい思いを父親に伝えるも相手にされない文乃。そんな文乃に成幸はある場所へ。いいですねーこういう青春な感じ…ぼく勉は割とドキドキ感のあるラブコメなのでこういう爽やかな感じのシーンは割と新鮮ですね!落ち着くところに落ち着いた感じですけど、やっぱりやりたいことを貫くのはすごいと思いました。そしてそんな文乃に触発されてうるかと理珠も成幸にアピール!うるかのあの表情はちょっと切ないです…そして我らが理珠ちゃんがかわいいこと!僕も理珠ちゃんに催眠術かけられたいです!先生やあすみ先輩の活躍も良かったです!そして成幸自身にも変化が…一体どうなるのか…今回も面白かったです!

キャラ  A
文乃がすごく魅力的でした!自分のやりたいことを貫いて貫いて親を説得するその気持ちから本気が伝わります!成幸とのやりとりも青春!って感じで良かったです!うるかはあの表情がすごく鮮烈で印象に残りましたね…うるかはこれからどうするんでしょう…理珠ちゃんはかわいすぎて無理です。僕たちも催眠術かけられたいですし、かけたいです!理珠ちゃんに膝枕されたいです!

総合  A
今回も面白かったです!文乃編も決着がついていよいよ次は成幸の問題を解決していく感じですかね?12巻も楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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さて、今回紹介するのは屋久ユウキさんの「弱キャラ友崎くんLv.7」です!
⚠︎今回紹介するのはイラスト集付き特装版です。通常版とは表紙のイラストとISBNが異なるのでご注意ください
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前巻の記事↓

ストーリー AA
内容は、みみみから伝えられた言葉に戸惑いながら再び日南に課せられたミッションをこなしていく友崎。間近に迫った文化祭の準備で忙しくなっていく中で、菊池さん脚本とみみみとの漫才それぞれのことで動いていく。そんな中で脚本を通して菊池さんの変化に気づいた友崎は彼女にどんな言葉をかけるのか…とこんな感じです!
シリーズ第7弾!間に6.5巻という短編集もありましたし、あれも実質本編なのでシリーズ8巻目ですかね?ちなみに今回紹介するのはイラスト集付き特装版なので通常版とは価格・表紙イラスト・ISBNが異なります。ご注意を。
それではまずは叫びましょう…


みみみー!

大天使キクチエルー!

もう本当にふざけないでいただきたい!こんな面白い作品読ませてどれだけの読者を喜ばせているんですか!もう最高すぎます!面白すぎます!ありがとう屋久ユウキさん!ありがとうみみみ!ありがとうキクチエル!これが青春の真ん中です!最高でした!最高に面白かったです!
序盤。みみみにあの言葉を伝えられてから動揺する友崎もそれを見抜く日南。やっぱり日南さんは魔王ですよ…めちゃくちゃ怖いっす…普通の日常を送りたいけどみみみとお互い意識してしまう友崎。あー…くっそこれが青春かよ…アオハルかよ…と唸りながらもマジでこのシーンが好きすぎます…もう本当にみみみ。もう本当に友崎。お前ら青春してんな。と元青春プレイヤーは思いました。いやまだ僕の青春は終わってないと信じてますけどね!そして近づいていく文化祭。大天使キクチエルこと菊池さんの脚本について相談を受ける友崎。みみみとの漫才の打ち合わせをする友崎。そして「付き合う」ということに悩む友崎。三つの軸から物語は進行していきます。菊池さんの脚本は色々悩みどころがあってそれを解決するために友崎は動きます。この過程で日南のことを知るためにインタビューする場面があるんですけどこれが非常に良かったですね!日南の最強性をさらに高めていたと思います!あと「あっ、こういう流れになるんだ…」という部分もあったり…なるほど…みみみとはうまくリズムに乗れない中でお互いのことを確認しながらそれでもいつものノリでペースで漫才を成功させよう!とするのがすごく良かったです!みみみの付き合うっていう価値観も素敵でしたね!その2人のやりとりの中で日南から課されたミッションをこなす友崎。今回はあまりミッションを達成しなくちゃ!という感じではなかったですけど、それでも常に日南さんを感じるのはやっぱり強いっす(^_^;)そして文化祭当日。ここからは読んだ人はわかると思いますけど非常に文化祭で、そして友崎らしい決着のつけかただったと思います。友崎もみみみも菊池さんも、本当に輝いていました!究極アルティメット超絶面白い青春ものをありがとうございます!最高でした!

キャラ  AA
もう本当にみみみが大好きです!6巻で大日本たまちゃん同盟から脱退させていただき世界みみみ連合に入会しましたがやっぱり正義でしたね!読了ずみの人は色々言いたいと思うんですけど「うるせー!みみみが好きなんじゃい!」と叫ばずにはいられないです。僕、みみみが好きで本当に良かったです…友崎とアオハルして全力で楽しんで嫉妬して共に戦って…そんな女の子がめちゃくちゃ好きなんですよ。そして大天使キクチエル…やっぱりあなたは天使でしたか…もうラストで心を天国に持っていかれてしまってどうしようかと…まあさすが大天使ですね…脚本のことで友崎と会話するところとか、特に最後の方のやりとりは本当の菊池さんを見ることができて良かったですよ。マジで。あと友崎!お前やっぱり最高です!

今後の期待度  AA
最後の文化祭編も終わって続きがさらに楽しみになりましたね!これから友崎はどんな学校生活を送るのか…続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-09-451789-7

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さて、今回紹介するのは草野原々さんの「これは学園ラブコメです。」です!
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ストーリー A
内容は、ラブコメのような人生を送る高城圭。しかし彼はある日、自らの死をきっかけにこの世界はフィクションであることを知る。言及塔まどかはこの世界が学園ラブコメであることを願うが「なんでもあり」がそうはさせてくれない⁉︎ファンタジーにSFにミステリまで侵食してきて大混乱⁉︎果たして圭は学園ラブコメの主人公になれるのか…そして物語は学園ラブコメになれるのか…とこんな感じです!
ジャンルは…わかりません。まあコメディ+メタフィクション…?とかそんな感じですかね?
草野原々さんの新作!ハヤカワJA文庫からも新たに新作が発売されてますね!「最後にして最初のアイドル」がめちゃくちゃ面白かったので新作も期待していたんですけど…これはかなり読み手を選びますね(^_^;)面白かったは面白かったですけどこの「面白い」は僕だけのものなのでオススメはしたくない。そんな作品でした。
うーん…感想も悩みますね…ストーリーにはあえて言及しません。だって僕はこの作品のストーリーを楽しんで面白いとは思っていないからです。なのでメタと構成について話します。とりあえずすごくメタなんですよ。何がメタって作品でそれっぽいことして「はい、メタ!」みたいな作品ではなくて、この作品自体が、下手をすれば(いやうまくいけば?)この作品を出した世界自体をメタにしてしまうくらいの作品なんです。ある人にはめちゃくちゃ面白くて、ある人にはめちゃくちゃつまらない。どこまでメタを楽しめるかがポイントですね。そして構成。単純なストーリーラインとしては主人公と言及塔まどかが暴れまくる物語を学園ラブコメに押しとどめようと奮闘するコメディです。でもそれは端的に述べられるストーリーラインで、実際にはメタを展開するための計算されたストーリーなんですよね。僕はこれが面白いと思いました。こんな風にメタっていくのは多分誰もできなければやろうともしないと思います。面白いでも誰にも勧められない。そんな作品でした。

キャラ A
言及塔まどかがあまりにもすごすぎました。いやハイテンションで暴れてるだけなんですけど、彼女が真のストーリーライターなんですよね…主人公の圭は主人公じゃないなと思いました。他のキャラに関しては評価できないです。

今後の期待度 評価不能
一巻完結だと思うので。

どんな人にオススメか?
正直誰にもオススメできないです。草野原々さんの作品を読んだことのある人はぜひ挑戦してみてください。これが草野原々さんの初作品です!という方は…どうなんでしょう?マジでどういう読後感になるかわからないです…メタを楽しめるとかそういう次元を超えてメタを楽しめるならぜひ。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-09-451784-2

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