2019年05月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています。

さて、今回紹介するのは入間人間さんの「やがて君になる 佐伯沙弥香について2」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、中学時代の恋愛経験からもう恋はしないと決めた沙弥香。しかし高校に入学してすぐ燈子との出会いからその決心はすぐに揺らいでしまう。どうしようもなく燈子に惹かれていく沙弥香。同じクラス、同じ生徒会、いろんな同じを共有してきたのに沙弥香は最後の一歩が、好きが伝えられずに…とこんな感じです!
シリーズ第2弾!まさか第2弾が出るとは思っていませんでした…が2巻もすごく面白かったです!
まずはじめに。前巻はやが君本編未読でも大丈夫でしたが、今回は露骨にネタバレあるので気をつけてください。実は僕もやが君は途中で止まっていてネタバレを食らうはめに(^_^;)まあ作品があまりにも素晴らしかったので、逆にこの2巻でネタバレされてよかったまでありますけど…
ストーリーは高校入学後から沙弥香が二年生となり、そして離れてしまうまでの物語。不器用に燈子との距離を縮めていく沙弥香。その感情描写が素晴らしいこと…なんでこんなに心を浄化して縛り付けるんですか…生徒会室までの道のり、2人の距離感、何気ない会話、燈子の表情、そして沙弥香の感情…こんなにこんなにも脳に染みていく文章があるんですね…クラスメイトの愛香とみどりとのやりとりの中で生まれる感情も本当にもう最高でした!そしてゆっくりと近づいていく燈子が彼女と出会う季節。文化祭という絶頂期から、二年生になり、クラスが離れてしまった2人は…ここのイラストも半端なくズルいですよね。なにしてくれてるんですか仲谷鳰さん…!こんなイラストと文章見せられたら感情がおかしくなりますよ…!あまりにも最高すぎます!というところで終わりかと思いきやのラスト。まさかの展開が。続くんですか!続くんですか!なんかもう感情がすごいことになってます!200pの小説でここまで脳と感情が狂おしく狂うのはこの作品だけです。これが百合の最前線です!今回もめっちゃ面白かったです!

キャラ A
沙弥香…!いやもう感情がぶっ壊れて何にも言えないですけど沙弥香…!どうして僕はこんなにも彼女のことが好きになってしまうんですかね…はぁー…そして燈子。美しく頭がいいだけではない女の子。その光と陰と劇にこだわる理由。燈子に関しても何か言ってしまえば全てヤボになりそうですけど…燈子…あー…

今後の期待度 A
3巻出ます!やりましたね!入間人間さんの描く沙弥香がまだまだ見られるんですよ!生きる糧ですね!本編も予習して3巻に備えます!なるはやでお願いします!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-04-912518-4

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは森田季節さんの「物理的に孤立している俺の高校生活6」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、波乱の修学旅行も終わりついに生徒会長選挙がやってくる!当然会長に立候補したエアリス。だが、大福もまた会長候補に!2人から応援演説を頼まれるが、どちらについても敵に塩を送ることになる業平は静観を貫こうとした。しかし現生徒会長・明星真宝はなんと業平に生徒会長選挙に立候補するように勧める。その対価として明星先輩は「異能力をコントロールする力」を教えるというが…とこんな感じです!
シリーズ第6弾!コミカライズも始まってガガガ文庫の青春ラブコメ枠をがっちりキープしてますね!今回も面白かったです!
修学旅行も終わってついに生徒会長選挙!かねてよりその座を狙っていたエアリスは当然会長に立候補します。しかし大福もまた汐ノ宮さんの件のこともあったりで会長に立候補することに…業平はそんな2人から応援演説を頼まれます。てかエアリスさんかわいいところありますねw なんだかんだ言って業平に断られるとそーいう顔するんですね(ニマニマ)大福とのやりとりはなんか青春って感じがしていいですね!まあ業平が業平なので結局ぼっち的現実に戻されるんですけどw そして業平の前に現れる明星先輩。現生徒会長にして「他者からの認識の度合い」をコントロールできる能力を持っています。こいつがまあトラブルメーカーで…この人が会長だったとかマジですか?エアリスが副会長じゃなかったら崩壊してますよ…とそんな明星先輩との取引で業平は生徒会長選挙に立候補することに!ここで応援演説に朝熊さんを起用するのはグッドでしたね!てか消去法的には朝熊さんしかいないんですけどね…えんじゅや愛河とのやりとりもありつむ始まる選挙本番。結末は予想通りでしたが、その過程がきっとエアリスにとっては何よりも大切なものだったのではないかと思いました。最後の業平に見せた表情はインパクト抜群でしたね。今回も最後まで楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
今回はなんといってもエアリスでしたね!初手業平に応援演説を断られてからのあの表情!そして最後のあの表情!途中色々ありつつもなんだかんだで業平に対する態度は優しいエアリスはめっちゃ可愛くて最高でした!と表ヒロインがエアリスなら裏は明星先輩。マジでこの人トラブルメーカーの才能を持って生まれてますよ…受験で楽をするために生徒会長になり、エアリスを簡単に生徒会長にさせないためにアレやコレやの手を使う…恐ろしい女の子でした…えんじゅは相変わらずえんじゅ。なんか安心すらしますねw

今後の期待度 A
面白かったので7巻も楽しみです!次はいよいよクリスマス!5巻からの伏線も回収しきれていないのでそちらの行方にも注目ですね!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-09-451780-4

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さて、今回紹介するのは内田弘樹さん原作、河内和泉さん漫画の「この社会主義グルメがすごい‼︎」です!
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内田弘樹さんが同人で頒布していた作品の商業版になります。ちなみに同人版は現在シリーズ4冊出ていて全て読んでるこのシリーズのファンです!商業版が出るということで発売日には買っていたのですが、紹介するのが遅くなってしまいました(^_^;)

まず同人版との大きな違いを説明すると、同人版はレシピ中心でしたがこちらは漫画が中心になります!漫画の形式は四コマと変わらないですが、料理の写真は全てモノクロで内田弘樹さんの社会主義コラムが各話の終わりに記載されています。同人版と内容がかぶる部分もありますが、漫画は増えてコラムも面白いので同人版既読組でも楽しめると思います!

さて内容に戻ります…この作品はソ連の擬人化であるトロイカが社会主義を再興させるために突如出現。大学生の村上真一の家にやってくるところから始まります。普通の方法では社会主義を再興できないと知ったトロイカは社会主義グルメを利用することを考えるが…とこのような内容になります。当然政治的な部分は解説程度で料理がメインのグルメものになります!料理が美味しそうかは…はい…物によります…

トロイカのほかにも東ドイツの擬人化オッシー、ベトナム社会主義共和国のアオザイが登場します!(ちなみにアオザイは商業版で初登場)東ドイツの料理はソ連と大差ないですが(^_^;)ベトナムの社会主義グルメは本当に美味しそうですね!やっぱり米ですよ!米!最近フォー食べてないのでつい食べたくなりした…

と、ベトナムの料理は美味しそうですが…ソ連と東ドイツ…いやまともなのもあるんですけど料理名が「死んだおばあちゃん」とかなのは結構強烈ですよね(^_^;)グルメものではありますが、その料理ができた社会主義的な背景はすごく楽しかったです!食と歴史や文化的な背景、さらには経済や国の情勢、政治は切り離せないものもありますし、こうして楽しく社会主義のことが知れるのはいいですよね!

インパクト抜群の料理と魅力的な社会主義の擬人化で見せる最強のグルメものです!気になった方はぜひ!

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
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さて、今回紹介するのは天宮暁さんの「2年B組は全滅しました」です!
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ストーリー A
内容は、突然異世界に転移させられた国崎東高校の2年B組の生徒たち。神を名乗る存在に1人一つチートスキルが与えられてモンスターが跋扈するダンジョンを攻略することに。だが、クラス全員は簡単に全滅してしまう。転校生としてまだクラスで浮いていた主人公の都築紫苑は自らのチートとそれによって手に入れた能力でゲームをクリアしようと画策するが…とこんな感じです!
ジャンルは異世界転移+デスゲームもの。いわゆるクラス全員転生・転移系ですね。
表紙とあらすじに惹かれたので購入。デスゲームもの好きなんですよね。いい感じに暗くてクラスカーストも丁寧に描いていました!面白かったです!
まず冒頭。いきなりタイトル回収から入ります。身勝手な行動で勝手に全滅した2年B組。唯一の生き残りである都築紫苑は自らのチートで手に入れた能力とキレっキレの頭でクラスメイトたちの命運を握っています。そしてここからそこに至るまでの物語が中盤まで始まるという構成。この構成はすごく良かったですね!異世界に転移するまでにクラスカーストを十分見せつけるいい装置になってました!田舎の進学校に転校してきたものの蓋を開けてみればカーストが支配する学級崩壊寸前みたいなクラス。カースト上位が好き勝手やるだけ。それを誰も注意しない。この辺り妙にリアルティがあって非常に良かったです!そして異世界に飛ばされる2年B組の生徒たち。チートをもらい、ダンジョンでポイントを稼げば元の世界へ帰れることを知った彼らは意気揚々とダンジョンへ向かい…あっさり全滅します。この全滅過程も容赦がなくクラスカーストの歪さを描きながらというのがまたいいですね!デスゲームものの醍醐味も味わいつつカーストものも楽しめる二重構造はポイント高いです!そして冒頭に戻り物語が再びスタート。ここからはネタバレになるので詳しくは書きませんが、手堅い展開からのラストでは予想外の展開もあったりで最後まで目が離せませんでした!最後まで楽しめる異世界転移デスゲームものでした!面白かったです!

キャラ A
主人公の都築紫苑がいい感じのダークヒーローでしたね!頭がキレてクラスメイトたちに容赦がない。転校生ゆえにクラスカースト御構い無しに振る舞える!こういう男好きです!メインヒロイン格の水野淀は委員長気質で紫苑と同じく頭がキレますが、彼とは異なり良心があるのが…こういう環境ゆえに罪悪感と板挟みになってしまうのがいい感じにストーリーを盛り上げていました!その他のクラスメイトたちもカースト上位からカースト下位まで出番が少なくてもそれぞれいい感じに魅力を出していました!

今後の期待度 A
7月に2巻が出るということで続刊が楽しみですね!この終わり方からどうやって2巻に続けていくのか気になります!

どんな人にオススメか?
デスゲームものが好きな方は!いい感じに容赦なくて薄暗い感じでハマる人はハマると思います!また構成も巧みで読者を掴んで離さない工夫がされていました!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

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ISBN 978-4-06-513016-2

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回は毎月月初恒例の雑談です。GWでラノベ読めるじゃん!と思っていたらすっかり書くの忘れてました(^_^;)

というわけでタイトル通り今回は父親について書いていきます。

僕の父親はまあなんというか仕事人間で、朝は早く夜は日付変わらないと帰ってこない人です。今はこんな感じですけど、僕が中学の頃は2、3日に1回しか帰ってこないこともザラでしたね。しかもちゃんと仕事してるんですよね。いや呑んでたりしたら匂いでわかりますし。昔オールした時父親の会社のところ行ってみたらちゃんと電気ついていたんですよね。

土日はずっと寝てるかゴルフに行くか。それでも小さい頃は色んなところに連れて行ってくれて、色んな経験をさせてもらいました。僕が小学校高学年くらいになると習い事で忙しくてそんなこともなくなりましたけど。

昔は父親のすごさがよくわからなかったんですけど、社会人になってはっと気づきましたね。僕は毎朝満員電車に乗って研修受けて20〜21時に帰ってきて「はぁー疲れた…」とか言ってるのに、父親は僕より早く起きて家を出て日付変わるまで帰ってこなくてあんまり寝ないで仕事に行く。今まで父親にとってはそれが当たり前で、僕にとってもそんな父親の姿が当たり前でしたけど、自分じゃ絶対にできないです。

父親も今年還暦ですけど、相変わらずいい役職でずっと忙しくて、まだ社会人になったばかりですけど初めて父親の偉大さに気づいた気がしました。

社畜にだけばなりたくないですね…明日もお仕事頑張ります…

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