2019年10月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは二丸修一さんの「幼なじみが絶対負けないラブコメ2」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、幼なじみの黒羽に告白するも見事に玉砕した末晴。しかも文化祭の動画が出回り天才子役丸ちゃんを求めてマスコミが押しかける…そんな傷心気味の末晴の元に訪れたのは子役時代の妹分・桃坂真理愛。彼女は末晴に芸能界復帰の話があると伝える。しかし、かつて所属した事務所で話を聞くと交代した社長がどんどん話を進めてきて…?新たな幼なじみとの駆け引きが再び始まる予感…とこんな感じです!

〜幼なじみは駆け引きが上手?〜
シリーズ第2弾!いや〜凄まじいヒットですね!1巻大重版からの豪華声優陣のPVにコミカライズ決定!まさにシンデレラストーリーを歩み始めた次世代ラブコメ!今回も面白かったです!
まず序盤。フラれた末晴にフってしまった黒羽が描かれます。マジで末晴のダメージヤバそうっすね。これが本当の公開処刑ですね…マスコミは来るは記憶のフラッシュバックはヒドいわ…末晴ぅ…対する黒羽も末晴を振ったことを後悔する有様…なんなんこの幼なじみ…素直になれよ…しかししょげてばかりもいられず、黒羽の妹たちにも励まされて?いきますが黒羽がショックで記憶喪失⁉︎そして子役時代の妹分の真里亜登場!末晴に芸能界復帰の話が持ち上がっていることを伝えます!ここからは本筋がありつつも、登場人物たちほぼ全員による駆け引きが始まって凄まじかったですね…前巻は末晴が、黒羽が、白草がそれぞれの思惑で動いていましたけど今回はそれを遥かにに凌駕してましたね…退場したはずのあいつが、全然ストーリーに関わっていないとおもっていたあいつも絡んできて…なんだこの頭脳戦…そのくせラブコメはブレずに想いあうターン&ヒロイン3人による末晴争奪戦も丁寧に描いていましたね…マジで半端ないっす。この作品…最後のえへもよかったですし、最後まで楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
末晴…マジで大変な人生歩んでますね…人生何周してもこの辛さはわかりません…好きだった女の子の気持ちを断ち切り幼なじみに向かっていきフラれ、そしてこんなピンチに…でもそれを乗り越えちゃうのが彼のすごいところなんですよね…黒羽ちゃんは早く末晴のこと幸せにしてやってください。お願いですから。白草さんはこっからどう逆転していくのかと思いきや…お、親が…ち、父上が強すぎます…真里亜ちゃんは正統派ヒロインきたー!と思ったらなかなかお腹のあたりがダークっすね。でも好きですよ。こういう女の子。

最後に
今回もめっちゃ面白かったです!3巻も発売されることは決まっているようで…これからどんなラブコメ(頭脳戦)が繰り広げられていくか楽しみですね!3巻も楽しみに待っています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



幼なじみが絶対負けないラブコメ2



著者



二丸修一



レーベル



電撃文庫



ISBN



978-4-04-912852-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは柊ゆたかさんの「新米姉妹のふたりごはん7」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
今回はいろんなところにお出かけ!潮干狩りに行ったり、川に釣りに行ったり、水族館に行ったり…姉妹仲良く、ときには絵理や篠田さんも一緒にお出かけ!知らない場所で美味しいご飯を食べる。ふたり。そんなある日、あやりが風邪をひいてしまいサチがおかゆを作ることに⁉︎果たして上手にできるのか…

〜一緒にいろんな場所で、一緒にいろんなごはん〜
シリーズ86万部突破!前巻のときに60万部だったのでかなり伸びましたね!ドラマも始まっていろんな人に読んでもらえてファンとしては嬉しいです!今回も面白かったです!
今回はとにかくお出かけー!という感じでサチとあやりの生き生きとした表情が印象的でしたね!絵理も含めて3人で潮干狩りに行ってアサリ料理を堪能したり、篠田さんも入れて4人で山で釣りして塩焼きにしたニジマス食べたり、サチとあやりのふたりで水族館にいったり…家の中で料理して美味しいものを食べるのもいいんですけど、外に出ていろんな景色を見る二人の姿はとても魅力的でした!料理ももちろん美味しそうで、今回印象的だったのはやはりカレー。カレーは家ごとに個性が出て面白いですよね…サチが風邪を引いたあやりのために作った中華粥もすごく美味しそうでした!リゾット?に近い作り方なんですね…サチがあやりを思う気持ちは優しいですね…今回も面白かったです!

キャラ A
サチは相変わらずよく食べますねw あやりのこともしっかりと見ていて、特に今回はネイルをしてあげるという最高にお姉さんらしいことをしていました!あやりは絵理や篠田さんと一緒に何かをすることにもすっかり慣れて安心してみていられましたね!それでもやっぱりサチと一緒に何かをしているときの表情は幸せそうでした!

最後に
今回も最後まで楽しく読ませていただきました!今回は素材を生かした料理!という印象が強かったので、次hあやりが見たこともないすごい料理を作るところがみたいです!8巻も楽しみに待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



新米姉妹のふたりごはん7



著者



柊ゆたか



レーベル



電撃コミックスNEXT



ISBN



978-4-04-912836-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

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さて、今回紹介するのは保住圭さんの「芽亜さん、こっち向いてよ」です!
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ストーリー A
内容は、中学入学を目前に控えた野々宮空也。彼が父親に連れて行かれたのは1DKのアパートだった。そこで出会ったのはとんでもなくかわいい同い年の女の子・千歳芽亜。なんと父親が芽亜の父親と結婚の約束をしていたらしく、2人は同棲することに⁉︎急展開に驚きながらも、新婚生活をはじめるふたり。かわいい芽亜さんをもっと見たい!新婚生活ラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜はじゅかししゅぎる〜
保住圭さんの新作!pcゲームのシナリオ書かれている方で、MFでは「俺もおまえもちょろすぎないか」を発表されていましたね。個人的には初挑戦の作家さんです。中学生同士のラブコメを読むのは新鮮でしたね!空也と芽亜のやりとりが可愛くて最高でした!面白かったです!
中学入学直前に突然、父親に婚約者として芽亜さんを紹介される空也。はじめは戸惑うも二人の新婚生活が始まり…主人公の空也も芽亜さんも微笑ましいというかかわいいというか、現代社会で汚れきった心に染みるピュアさがありましたね…些細なことでドキドキして、等身大の感情をぶつけあって…純度の高いラブコメ空間が広がっていました!なんとなく新婚生活にも慣れ始めた?ところで中学生活がスタート!空也の友達のボーイッシュ女の子の風雅、体はデカいけどまだまだ子どもな澄太郎、ちっちゃくてかわいいイエスロリコンな芽亜の友達・小鳩ちゃんも加わってお話はますます賑やかに!小鳩ちゃんはなぜか空也のことが気になっていて猛アタックをしかけて、芽亜さんがそれに嫉妬してしまうところとか本当にかわいくて幸せ空間でしたね…最後のちょっとしたピンチも空也が男を見せて解決して、芽亜さんとの距離は縮まったかな?という感じでした!かわいいが溢れ出す中学生同士のラブコメでした!面白かったです!

キャラ A
芽亜さん!かわいい!大人っぽいのに恥ずかしがり屋で、恥ずかしくなると呂律が回らなくなってふにゃふにゃしちゃうところとか、大和撫子なところとか、空也に近づく女の子に嫉妬しちゃうところとか全てが愛おしかったです!空也はかっこいい大人に憧れる少年!これが高校生くらいだと痛いナルシストになりそうですが(^_^;)中学生、それもまだ一年生ということもありなんか微笑ましかったです!芽亜さんにちゃんと向き合う姿勢もグッド!風雅はボーイッシュでかっこいい女の子ですが時々すごく女の子ぽかったり、小鳩ちゃんの小さな体でガンガン攻める姿勢も魅力的でした!

最後に
とにかくかわいいが溢れる作品でした!芽亜さんかわいい!空也かわいい!二人ともかわいい!で最後までサクサクと読めます!中学生同士のかわいいラブコメが読みたい方は!

どんな人にオススメか?
中学生の主人公とヒロインのラブコメが読みたい方は!二人のやりとりはすごくかわいくて読むだけで多幸感が増します…ほんわかしつつもしっかりと前に進んでいく二人の関係性もいいですし、優しくて可愛いお話が読みたい方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報


タイトル



芽亜さん、こっち向いてよ



著者



保住圭



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-065917-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは斜線堂有紀さんの「不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語」です!
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初挑戦となる斜線堂有紀さんの作品。面白い!との評判は常にと言っていいほど耳にしていましたが、なかなか読む機会がなくずるずるとここまできてしまいました…「不純文学」はサイン本を手に入れたので早く読まなければ!と思っていたのですが、なかなか手につかずこちらもようやく読んだ次第です…

帯にある通り1話1分程度で読める掌編が124話収められた掌編集となっています。物語は大学生の先輩と「私」が不思議で不条理なことに巻き込まれていくのが基本となります。物語は着地しないこともあれば着地することもある。幸せかと思ったら背景が不気味で、不幸かと思ったらこの2人にとっては至上の幸せがある…そんなこの作品、この「先輩」と「私」ならではの世界観が詰まった作品でした。面白かったです!

以下、お気に入りの掌編です。

Calling
前世で流れ星に頼んだ大量の木のみが届いてしまうことから始まる物語。もう一つ願いを叶えてくれる流れ星に「私」は反物をお願いして…この話だけ(いや他にもあったのかもしれない)先輩が最後にふらっと登場するのがなんか好きです。

痛みから覗き込む世界地図
「先輩」と痛覚が共有できるようになってしまった「私」のお話。「先輩」の痛みを「私」が感じるロジックに気づかされる瞬間、そして暴力の判定がなにか無性に切ないです。悲しいとか切ないベクトルではこのお話が1番好きです。

まだ一人ともう一人
「先輩」と「私」が夜の山に死体を埋めにいくお話。これは不思議と惹かれたというか、「私」がもういないことをわかっていて、その思考がどこにあるのか。「先輩」がラーメンを食べる姿を想像できるなら暗くなるその直前まで生きていたんじゃないかなーと想像したりして、全部読み終わってから頭の中にもっとも残っていました。

破線通信
「私」が「先輩」に電話を時々かけるお話。二人は大学生ではなくて?リアルな生活感を感じる単語がありつつも、時々電話にでる「先輩」の存在が印象的でした。存在しない流星群は先輩との「距離」を的確に表しているなと感じました。

足跡が深くなる
死者が蘇る街で「先輩」を蘇らそうとする「私」のお話。ファンタジーテイストな?物語だとこれが一番好きでした。「先輩」の重みと雪に残される深い足跡。ラストで泣く「私」に1番共感できたかもしれないです。

その部屋の物語
あることをしないと出られない部屋に閉じ込められてしまった「先輩」と「私」の物語。これが1番幸せなんじゃないかな〜と勝手に思ってみたり。この二人は長くて薄い幸せよりも短くて「先輩」が料理を作って「私」が食べる生活が何よりも似合っていると感じます。

助ける先輩
何か失敗をしても「先輩」が助けてくれて毛布で包み込んでくれるお話。優しく溶けてしまうほどの「先輩」の気持ちは、「私」を人間ではなくしてしまう?ようで不安感と多幸感の間みたいな物語でした。

以上になります!掌編で一つ一つのお話は1分程度で読めるので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



不純文学 1ページで綴られる先輩とわたしの不思議な物語



著者



斜線堂有紀



レーベル



宝島社文庫



ISBN



978-4-8002-9861-4




どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは裕夢さんの「千歳くんはラムネ瓶のなか2」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、突然七瀬悠月に告白された朔。何かあると疑った彼は悠月に理由を聞くが、なんと彼女はストーカーに狙われているらしい。彼女を守るために偽の恋人になることにした朔。はじめは誰かに見られている程度だったが、バスケの試合の直前になくなるバッシュに盗撮とその過激さは増していく。そんな中、不良が集う通称ヤン高の柳下という悠月の過去に深く関わる奴が現れ…とこんな感じです!

〜最強リア充はまた女の子を救う〜
シリーズ第2弾!ガガガ文庫の次期ホープとして着実に人気を集めていますね!今回も面白かったです!
突然悠月に告白される朔。朔は七瀬の告白に裏があると思い、その理由を聞き出します。そして返ってきた答えはストーカーがいるかもしれないというもので…読み終わってから改めて思ったんですけど、悠月は日常にノイズが走るっていう表現をしてましたけど、実際はかなり怖いと思うんですよね…それを「七瀬悠月」で覆い隠してしまうのが、また彼女の怖いというか強いところなんでしょうけど…そして悠月と付き合うことになった朔は学校中から注目の的に。朔って腐ってもイケメンなんですよねw裏サイトのバッシングのされ方は素直に草ですw チーム千歳にはきちんと事情を説明して、悠月を助けるために奮闘する千歳。しかし、大事な試合の前にバッシュを隠されたあたりで物語はグッと傾いていきます。そして現れたのが悠月と過去に一悶着あったヤンキーの柳下。おぉ〜ステレオタイプヤンキーだ…と思っていたのも束の間。こいつマジでリミットハズれてました…容赦なく暴力を振るえるという力を武器に朔が対処したことがないピンチに見舞われます。それでも持ち前のリア充力で解決していく姿はやっぱりこと男強いな!と改めて感じさせられました!悠月との夜のお泊まりシーンも良かったですし、怪しいやつが出てきて実は怪しくなくてやっぱり…という展開も最高でしたね!357pの別れ方も印象的で最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
朔はやっぱりすげーんだな…という当たり前の感想しか抱けない男ですね…頭回して必死に見えて飄々と解決が難しいことも解決してしまう。フィジカルもメンタルも強くて自分の中に確固たる自分がある。変態ですけど、やっぱりすげーです。悠月はなんとなくこんなタイプの女の子なんだなーと1巻の時点で思ってましたけど、なかなか強い女の子でしたね…自分の容姿の強さを理解して、それを活かすためのキャラクターを作る。でも、中身は暴力に怯えてしまう普通の女の子でそのギャップと内面と仮面のアンバランスさが彼女をより魅力的に引き立てていたと思います!その他のキャラももちろん魅力的でした!

最後に
今回もすごく面白かったです!こんなに強くて弱い悠月を救える朔はやっぱりカッコいいですね!悠月もかわいさと脆さと強さのギャップがとても魅力的でした!これからどうなっていくのか全く読めないです!早く続きを!3巻も楽しみにしています!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



千歳くんはラムネ瓶のなか2



著者



裕夢



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451816-0


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

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