2019年12月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは疎陀陽さんの「仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが……」です!
⚠︎ストーリーに関する致命的なネタバレがあります。感想はNOT FOR ME 酷評です。
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ストーリー C
内容は、商社の営業マンとして社会の歯車のように働く長山誠。仕事で疲れたある日、口にした「死にたい」の言葉で死神を名乗る少女ヒナが現れ余命一年を宣告されてしまう。死にたいのは本音ではないと説明するも、残りの寿命が一年になってしまった事実は変えられないらしい…そしてヒナの宣告を覆すには恋をして結ばれる必要があるという。なし崩し的にヒナと同居生活を始めた長山は果たしてこのピンチを乗り越えられるのか…とこんな感じです!

疎陀陽さんの新作!前作「フレイム王国興亡記」がすごく面白くて大好きで6巻以降出なかったのが本当に残念だったんですよね…そして久しぶりに疎陀さんの新作が出るということで楽しみにしていて、実際終盤までは楽しく読ませていただいたのですが…最後の50ページがあまりにも自分に合いませんでした。端的に言って嫌いです。
もうぶっちゃけていうんですけど、こんな整合生のない死に方をするヒロインなんてみたくないです。いや、整合性はあるかもしれないですよ。膵臓癌っていう。でも、でもですね…死神という存在があるのにヒロインの死に死神が一切関わらず癌の発覚から30ページ足らずで物語が1人の女の子殺すってどういうことですか?僕には意味がわからなすぎます。そもそもなんでヒロインを殺す必要があったんですか?そうしなきゃ進まない物語だったんですか?僕はそう思えません。別にハッピーエンドにしろとかそういうわけじゃなくて、ただ1人の女の子をラストの50ページのうちで殺してラスト悲しいけれど彼女の残したものを頑張って実らせようなんてエンド僕は大っ嫌いです。無理です。水谷さん生きてたらダメでしたか…?それともこれが社会の無情さだっていうこの作品に込められたメッセージなんですか?300ページまではいい社畜ラブコメ×オカルトものだったのに何もかも台無しにされた気分です。どうしたらこんな美味しそうな料理を客の前でドブに捨てるような物語にできるのか理解に苦しみます。少なくとも僕はこの作品に面白さなんて見出せません。

キャラ C
こんな理不尽なヒロインの死に方は初めて見ました。水谷さんが物語の中であまりにもかわいそうです。僕は嫌いです。女の子がこんな死に方して欲しくないです。

最後に
個人的に無理です。ヒロインの死が2巻以降でどうやって扱われようが無理です。

どんな人にオススメか?
個人的にオススメはしません。自己責任で気になった方は読んでください。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが……



著者



疎陀陽



レーベル



オーバーラップ文庫


ISBN



978-4-86554-569-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは松村涼哉さんの「僕が僕をやめる日」です!
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家庭の事情から社会の底辺に近い劣悪な環境に追いやられていた立井潤貴。自殺寸前まで追い込まれた彼を救ったのは高木健介と名乗る少年だった。彼は衣食住を提供する代わりに高木健介として生きるように立井に命じる。高木健介の代わりとして大学に通い充実した毎日を送る立井。しかしそんな日常も高木健介の失踪と共に幕を閉じる。高木がいないことに戸惑うことも束の間、警察から立井が高木として殺人の疑いをかけられていることを知る。果たして高木は何者なのか、そして明かされる高木の過去とは…

松村涼哉さんの最新作。読むのが遅くなってしまいました。松村涼哉さんの作品はデビュー作から追っていて、前作がこれまでの作品と異なる面白さがあったので今作でもそのような面白さを期待していました。そしてそれを遥かに上回る面白さがありました。

父の起こした事故がきっかけで転落人生の果てに社会の底辺層まで落ちた立井。八畳一間に4人で生活をし生活保護費をピンハネされ、貰える食事はわずかで風呂も2日に一回。さらに腰を悪くしたせいで満足に働くこともできない…そんな彼が自殺を考えた時、高木健介と名乗る1人の少年に出会い運命が変わっていきます。

高木に頼まれて高木健介として大学に通い、彼を演じることになった立井。生活保護を受けていたような時代とは大違いで、満足に食べれて腰の治療もできて、大学の生活も努力して馴染んでいって…高木が自分を身代わりに使うのは彼が書く小説のためだと信じて生活を続けます。その間、高木は本を読みひたすら小説を書きます。彼の小説は文壇で認められていて、執筆のために立井に代役を頼んでいたのです。表向きは。

そしてそんな生活が2年経とうとした頃、高木は失踪します。そして警察によって高木健介が殺人容疑にかけられていることを知ります。アリバイがあったことでなんとか難を逃れるも、高木は帰ってこないまま。立井は高木を探すことを決意します。

調査の中でゆっくりと明かになっていく高木の過去。彼の送ってきた人生と吉田真衣という1人の少女の存在。高木の小説に残されたメッセージを読み解いていきながら、立井は高木を追います。道中で明かになっていく高木の過去は立井よりも悲惨で、無戸籍時のどうしようもない閉塞感と絶望を見事に描写していました。

そして全てが明らかになる直前の高木が書いた小説のシーンで、あぁ人はこんなにも文章で心を動かされるんだと小説を読んで久しぶりに感じました。そしてどれだけ貧困でも苦しくても手放せないスマホが妙なリアリティを帯びていました。

結末は誰にどんなものをもたらしたのか想像することでまた深みが増すと感じました。鎮魂と祈りが存在しない登場人物の、想像の世界のあの世にこれほど届けと願うことはこれからの人生でなかなかないでしょう。素晴らしく面白い作品でした。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



僕が僕をやめる日



著者



松村涼哉



レーベル



メディアワークス文庫



ISBN



978-4-04-912860-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは赤城あさひとさんの「少年、ちょっとサボってこ?2」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
受験に向けて勉強に勤しむ真面目な二宮くん。でもちょっと頑張りすぎ…?心配した沙織お姉さんは少年をちょっと休憩させるためにゆるーく待ち伏せして一緒にサボりに誘う。夏休みに入りお姉さんとの距離も近づいてきた時、夏の勉強合宿にでかけた二宮くんにピンチが…

〜お姉さんとちょっとだけ休憩〜
シリーズ第2弾!好きな作品なのでこうして無事2巻が発売されて良かったです!今回も二宮くんと沙織お姉さんの関係がグッドでした!面白かったです!
序盤は前巻のラーメンのお礼ということで二宮くんが律儀にも沙織お姉さんのためにドーナツを買ってきます。二宮くん律儀でかわいいですねw 続いては沙織お姉さんの後輩の川澄さんとエンカウントしたお話。川澄さんもなんだかんだで沙織お姉さんのこういうところに救われてるから、きっとお姉さんのサボりに対してはすごくきつく言ったりはしないんでしょうね。いや注意はしてるんでしょうけど愛があるというか。夏の暑い日々でお姉さんとちょっとサボりをして前よりは仲良くなっていて、大人ってなんだろうなーってことをゆるく提示したりして…そして夏の勉強合宿で問題が発生します。こういう時にお姉さんがきちんと助けてあげるのも優しさですね。最後の二宮くんのちょこんは本当に可愛くて最高でした…!今回もすごく面白かったです!

キャラ A
沙織お姉さんはいい感じの癒しをくれますね〜無邪気でいたずらっぽく笑うお姉さんにこういうこと言われたらサボりたくなりますよね…サボりたくなりますね(真顔)二宮くんは相変わらず真面目ですけど、お姉さんとのやりとりの中で少しは気を抜くことも覚えているようで見ていてちょっと安心しました。

最後に
今回も面白かったです!3巻は5月に発売ということで今から待ち遠しいですね!沙織お姉さんと二宮少年の絡みは大好きなのではやく読みたいです!続刊まってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



少年、ちょっとサボってこ?2



著者



赤城あさひと



レーベル



モーニングコミックス



ISBN



978-4-06-517994-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは紙城境介さんの「継母の連れ子が元カノだった3 幼馴染はやめておけ」です!
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前巻の記事↓

ストーリー A
内容は、いさなの告白を断るも親友同士に戻った水斗といさな。恋人ではないものの近すぎる2人の距離に心のざわめきを覚える結女。しかし水斗と結女にはそれ以上に理解できない2人がいた。南暁月と川波小暮。2人は幼馴染にもかかわらず今では顔を見るといがみ合う中…2人を仲直りさせたい水斗と結女は勉強合宿でふたりを仲直りさせるための作戦を実行するが…とこんな感じです!

〜幼馴染なんて幻想で〜
シリーズ第3弾!コミカライズ1巻も発売されてますます波に乗ってますね!今回も面白かったです!
序盤は水斗と結女のイチャイチャ(元恋人同士)を最高に楽しませてもらいましたね!こういうの!好き!そしてお話は前回水斗が振ったいさなのターンへ。前巻の終盤で割と普通に仲良さそな感じに戻ってはいましたけど、なんかいさなの遠慮のなさは増しましたね…?これは結女さんおこも納得です。そんないさなを結女と南さんが着飾るお話も最高に好きでしたね…こういうガールズトークがこのシリーズの女子陣らいしというか好きです。いさなが1番最初に試着した姿を見せるのが水斗というのもいいです。そしてお話は南さんと川波くんのお話へ。あー…これは幼馴染への幻想がぶっこわされますね。いい意味で。家が隣同士で、親が仲良くて、幼馴染の2人はずっと一緒で、中学生になり自然と付き合うようになって…決定的な仲違いをしてしまって…南さんってこういう女の子だったんだ…というなんとなく勘付いていた本性ががっつり見えて、川波くんもただ明るくて水斗のいい友達であり学校で人気のある男の子なんかじゃなくて普通に弱さがあって…だからこそ2人があんなに苦しみながらもお互いの思ってること全部ぶつけて琵琶湖の底に沈めてしまうような一瞬が震えるほどに醜くて美しいんだなって思いました。これからはまた幼馴染ですね。今回も最高に面白かったです!

キャラ A
南さん…マジで地雷女だったのか…いやなんとなく知っていたことではあるんですけど、想像の数倍キツかったですね…いや読者として見てる分にはいいんですけどね…でも愛情って親から与えられないと自分が誰かに愛情を向ける時にこうなるのかなって…川波くんも川波くんで想像もしてないほど辛い思いや境遇があって…ただモテる水斗の友人キャラだと思っていたら…彼には幸せになってほしいです。水斗は相変わらず。結女さんは少し水斗への当たりが柔らかくなりましたか?なりました?いさなは水斗への距離感バグってますけどこのシリーズではいい緩衝材になってましたね。

最後に
今回も面白かったです!そして自分の中の幼馴染概念がワンランク上に行った気がします…今回はサブの2人がメインだったので次巻は水斗と結女のイチャイチャに期待します!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



継母の連れ子が元カノだった3 幼馴染はやめておけ



著者



紙城境介



レーベル



角川スニーカー文庫



ISBN



978-4-04-108264-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは望公太さんの「娘じゃなくて私が好きなの⁉︎」です!
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ストーリー A
内容は、亡くなった姉夫婦の子ども美羽を引き取った綾子ママ。美羽も高校生となりお隣の幼なじみにして大学生の左沢巧くんともいい感じ…だが、巧の誕生日に衝撃の事実が発覚する。それは10年間も巧が綾子ママに恋をしていた事実だった…巧の告白でお隣の息子みたいな男の子を意識し始めてしまった綾子ママ。彼女は彼の告白を断るが…でも…とこんな感じです!

〜ママにガチ恋ラブコメ〜
望公太さんの新作!まさか望公太さんが電撃文庫から新作を出すとは…しかも超年の差ラブコメ…狐につままれた気分です…なにはともあれテンポよく読める純愛ラブコメでした!面白かったです!
社会人になってすぐに亡くなってしまった姉夫婦の子ども美羽を育ててきてはや10年となる綾子ママ。やっぱり自分は年上属性ないなというの承知で言わせていただくとやっぱりババアやんけと思ってしまうんですけど、綾子ママは超人格者ですげーなという感じです。あとドルチェグストが望公太さんらしいです。どんだけ好きなんですか。あと綾子ママが働いている会社が某真っ直ぐ角っぽいです。LINE文庫エッジからも新作出ましたしね。閑話休題。綾子ママが美羽のママになる前から幼なじみの巧とはご近所付き合いがあって、美羽の家庭教師もしてくれて…とこのふたり付き合ってしまうのではないかと妄想する綾子ママですが、実は巧は綾子ママが好きだということが判明します。それも10年間も。すげープラトニックラブっすね。マジぱねぇっす。でも真剣だからこそ、綾子ママが「常識」や「世間体」で逃げようとするのを押しとどめたり、10年間も綾子ママを見て頑張ってきたからこそ「息子にしか見れない」の中に「男として見てもらえる」「嫉妬してもらえる」が生まれてきていて…ただの歳の差ラブコメじゃない「真剣さ」がしっかりとあって、読んでいるこちら側もすごく真剣になりました。だからこそ、ラストがすごく輝いて見えました。テンポよく読めて巧が真剣だからこそ生まれる最高質の歳の差ラブコメでした!面白かったです!

キャラ A
綾子ママはすごく人格者でいい人…なんですけどどうして巧くんのことになるとこんなぽんこつになってしまうのか…大人の女性の魅力というよりは、ダメな大人とお母さんとアラサー女子みたいな感じで親しみがありました。まぁ、ごめんなさい僕は年上属性ないんですけど。巧はなんかすげーかっこいいんですよ。幼なじみのママに10年間恋できるピュアさとか、それを両親や美羽に話せる勇気とか…本当に真っ直ぐでかっこいいです。美羽は綾子ママの幸せを本気で考えてくれる優しい子でした…いい子だ…

最後に
望公太さんの歳の差ラブコメということで楽しみにしていましたが、期待を遥かに超える面白さでした!はやく2巻が読みたいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
ラブコメ好きなら!僕みたいに歳上属性ないと綾子ママというヒロインがめっちゃ刺さる!というのはないかもですが、とにかくテンポよく読めてピュアなラブコメを楽しめるはずです!巧の気持ちが真剣だからこそ楽しめる最高のラブコメです!気になった方はでぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



娘じゃなくて私が好きなの⁉︎



著者



望公太



レーベル



電撃文庫



ISBN



978-4-04-912612-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

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