2020年02月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはみかみてれんさんの「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)」です!
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GA文庫から発売中のみかみてれんさんの別の百合作品ありおとの感想はこちら↓
ストーリー A
内容は、高校デビューを果たしクラスでもそれどころか学校でもトップのグループに所属することになった甘織れな子。しかし根は陰キャな彼女はなかなかグループの空気感に馴染めずに窒息寸前!屋上で一休みしていると同じグループに所属し学校のスーパースターである王塚真唯が現れる。なぜかれな子が飛び降りをしようとしている勘違いで2人は急接近!ようやく心を許せる友達ができた!かと思いきや真唯は恋愛的にれな子が好きになってしまい…あくまで友達として真唯と付き合いたいれな子はあるルールを決めて2人の関係に決着をつけようとするが…とこんな感じです!

〜学園のスパダリの恋人にはなれない⁉︎〜
みかみてれんさんの新作!百合!GA文庫の方はコミケなどで頒布された同人誌の書籍化という形ですが、こちらは書き下ろしなので(認識違っていたらごめんなさい…)あとがきにある通り商業参戦での百合という感じですね。コメディテイストやや強めのとんでもない美人がグイグイくるいい百合でした!面白かったです!
陰キャな中学時代にさよならバイバイし高校デビューをして人気者のグループに所属することになったれな子。しかしクラスで注目されるグループにいるのは息苦しくなかなか馴染めずにいます。屋上で休憩していたら、同じグループに所属し学校の人気者である真唯から飛び降りしそうだと誤解されたことをきっかけに2人は急接近していきます!いいですね!この2人の関係性!根は陰キャで高校デビューしたけどなかなか馴染めないれな子に完全無欠のパーフェクトヒロインである真唯。身分差的と性格差。2人の異なる部分が楽しげな会話を生み出していました!れな子の一人称が基本ハイで(ハイテンションではないっす)こういい感じに陰極めてるノリなのでサクサク進みます!そして真唯から友達ではなく恋愛的な意味で好きだと迫られます。あくまで真唯と友達でいたいれな子。そんな2人は真唯が髪を下ろしている時は恋人として、髪を結い上げているときは友達として過ごすことに!2人にしかわからない秘密のサイン!尊い!恋人として真唯にふりまわされ、友達として真唯をふりまわす…友達と恋人でちょっとずつ違う表情を見せる2人が、ドキドキなシチュエーションで盛り上がっちゃう2人が、見ていてい本当に「あぁ…いい…」状態でした!ラストの突拍子もなくあんな行動にでちゃう真唯もなかなかやりますね(^_^;)でもラストはいい感じになる2人がグッドでした!最後までれな子と真唯の関係を思う存分楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
れな子の陽キャグループで必死に頑張る陰キャ感よかったですね!元気ハイな陰キャテンション一人称語りも面白かったですし真唯に迫られた時の反応とかすごく可愛かったです!真唯は完全無欠のスーパークールビューティお嬢様!モデルやってたり告白されまくたっり学校のスパダリ的存在!そんな彼女が恋をしてグイグイれな子に猛アピールする姿はまさに攻め!かっこよくて押しの強い最強美少女でした!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
GA文庫のありおとに続いてこちらのわたなれも最高の百合を楽しませていだたきました!こちらは続刊あるんですかね?あるならまだまだれな子と真唯の関係を見ていたいです!続刊あるならぜひ…!

どんな人にオススメか?
コメディよりの百合が読みたい方は!陰キャなれな子が超絶グイグイくるクールビューティ真唯さんにたじたじな関係がグッド!百合好きならハマること間違いなしなので気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)



著者



みかみてれん



レーベル



ダッシュエックス文庫



ISBN



978-4-08-631356-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのははまじあきさんの「ぼっち・ざ・ろっく!2」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A
そろそろ夏休みも終わり。しかしぼっちちゃんは学校に行きたくないあまり完全グロッキー状態…結束バンドのメンバーはぼっちちゃんを連れて海に行くが…一方学校では文化祭が迫り結束バンドはステージに出ることになる。果たしてぼっちちゃんは無事に演奏できるのか…

〜ひとりぼっちが1番ロックだ〜
シリーズ第2弾!1巻めっちゃ面白かったので2巻すごく楽しみにしてました!発売当初から話題になってましたけど、次にくるマンガ大賞で8位になるなど注目度上げてきてますね!今回も面白かったです!
夏休みの終わりが近づき学校があんまり好きじゃないぼっちちゃんは完全にお通夜…というかなにこれ?状態…ぼっちちゃん生きて…そんなぼっちちゃんを連れて結束バンドのメンバーは海へ!まぁすぐに海から逃げるんですけどw 結束バンドらしいw でも江ノ島でワイワイやってすごく青春してましたね!陰キャの青春ですけど…そして近づく文化祭。出るか出ないか散々迷って、きくりお姉さんのバンドのライブ見て元気付けられたりきたちゃんに励まされたりしてステージに上がることに!てか文化祭編はライブ以外がなんかこう…文化祭感がゼロでつらいっす…まぁこれがこの作品らしいというかぼっちちゃんらしいんですけど…ライブはめっちゃよかったですね。陰キャのロックっていう感じでした!こういうのがロックなんです!っていうロックですよね。結束バンド。そしてギターヒーローのことが…この辺も今後キーになりそうですね…今回も最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ぼっちちゃん…なんかもうぼっちちゃんが幸せになるにはTwitterでどんなツイートしても常に5000いいねもらい続けるしかないような気がしました…陰キャなのに自己承認欲求の塊で、なまじギターの才能があるから厄介で、でもネガティブで、音楽は大好き。魂がロックをやる形になるのにさらに拍車がかかっていましたね…きたちゃんは唯一の清涼剤。てかまじできたちゃんいないとヤバい…きたちゃん大事。とても大事。虹夏ちゃんはパワフルで明るくていい女の子ですね!時々暴走したり的確にツッコミ入れるのがグッド!山田ぱいせんはお金を返しましょう(真顔)

最後に
今回も面白かったです!3巻出るのはまたちょっと先かもですが、それまでにまたこの作品の魅力に気づいてファンになる人が増えるといいですね!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



ぼっち・ざ・ろっく!2



著者



はまじあき



レーベル



まんがタイムきららコミックス



ISBN



978-4-8322-7170-8






どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは刈野ミカタさんの「そうだな、確かに可愛いな」です!
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ストーリー A
内容は、2年間も目覚めていない17歳の渡世戒理という男の子。彼に恋をしているのは16歳の高校一年生の桑折那乃。ずっと戒理のお見舞いに行っていた彼女はついに先輩が目を覚ます瞬間に立ち会う!しかし戒理はなんと異世界に行っていたという!眠っている間に異世界の時間感覚で20年の時を過ごした戒理はちょっと世間からズレていて…でも那乃はそんな先輩も可愛くて大好き!戒理も那乃がかわいくて大好き!2人の相思相愛なラブコメが今はじまる!とこんな感じです!

〜先輩も後輩もかわいい!〜
刈野ミカタさんの最新作!発売前から公式Twitterアカウントが動いていたり活発に宣伝していたので気になって購入。買ってよかったと思える「お前ら2人ともかわいすぎかよ!」と叫びたくなる作品でした!面白かったです!
2年間も目覚めていない渡世戒理という17歳の高校一年生の少年。そんな彼の元に2年間も通い続ける那乃。この眠っている間に先輩が留年して先輩が先輩じゃなくなるシチュエーションめっちゃ好きです!こういうシチュエーション萌えます!そして戒理が目を覚ましますが…彼は2年間(彼の体感で20年間)も異世界に行っていたといい魔法を使ったり謎の剣を出したりできるようになっていました。でもそんな戒理のことも大好きで笑って受け入れてくれる那乃ちゃんがめっちゃかわいい!戒理のちょっとズレた、異世界に居すぎて先生や他の生徒の挙動を過度に警戒したり会話が噛み合わなくなっているところを那乃が笑ってくれるのが2人を象徴するいい関係でしたね!戒理も那乃のかわいいところをストレートに「かわいい」って褒めて、那乃がそれに照れるのもかわいい!かわいいが止まりません!2人のラブコメは本当に当たり前の高校生活の中にあって、那乃が戒理のことを笑ってかっこいいところに照れて、戒理が那乃にかわいいって言って那乃のために頑張る。そんな当たり前な「かわいい」がすごく魅力的でした!那乃の一人称を中心に物語が語られるのもグッドでした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
戒理は2年間も目覚めずに異世界に行っていたせいで世間とズレてしまった男の子!でも体感で20年も異世界を経験したおかげでどことなく大人びて、思春期の男子ならなかなか言えない「かわいい」を自分の好きな女の子にまっすぐ伝えるのが本当に素敵でした!いいぞ!もっとかわいいって言え!那乃はファッショナブルなクラスの人気者の女の子!戒理のことが大好きで戒理の行動を見てかわいいって言ったりかっこいいっていたり…そんな那乃ちゃんもかわいいですよ…先輩にかわいいって言われた時の表情は本当に最高です!

最後に
めっちゃ好きなラブコメでした!こういう男女カプ好きです!2間!ありますよね!待ってます!絶対読みたいのでお願いします!

どんな人にオススメか?
男女カプ、シチュエーション萌えにピンと来た方は!とにかく戒理も那乃もかわいくて高校生らしいでも初々しすぎない2人の関係が最高です!好きな人はとことんハマると思うので気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



そうだな、確かに可愛いな



著者



刈野ミカタ



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-064444-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは風見鶏さんの「さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30」です!
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ストーリー A
内容は、人が結晶になって消えてしまう滅びかけの世界。異世界からやってきた迷い人であるケースケは、蒸気自動車で1人旅をしていた。孤独に押しつぶされそうな時、絵を描くハーフエルフの少女・ニトに出会う。成り行きから彼女の探し物を手伝うことになった2人は共に終わりゆく世界を旅することになる。旅先で出会いと別れをくりかえし2人がたどり着く果ては…とこんな感じです!

〜終わりの世界でふたり旅〜
風見鶏さんの最新作!前作は未読で今回が初挑戦の作家さんになります!静かで綺麗で寂しくて優しい。そんな旅ものファンタジーでした!面白かったです!
異世界(現代日本?)からやってきたケースケ。彼が迷い込んだのは終わりゆく世界。そこでは魔力が溢れかえり人々が結晶になって消えていた。そんな世界でケースケはニトという絵を描く女の子に出会います。お互いの移動手段が壊れ、修理には2台のパーツをつなぎ合わせなければならない…こうして互恵関係から2人の旅は始まります。最初から最後まで決して派手さはないんですけど、丁寧にキャラを描いたり話す言葉一つとっても無駄がないのが好印象でしたね!旅先の出会いも別れも決して劇的ではなくあくまで日常の中で…こういうロードノベルいいですね…ケースケがご飯を作ってお腹を空かせたニトが食べる。ニトが絵を描いて、ケースケは野宿の準備をする。移動の際はあまり言葉を交わさずに、恋仲でも友達でもない2人の知り合い以上それ以下の関係で荒野を駆ける。文章の中にある見えない何かがキラキラと輝いていて、悲しくも広大な世界を美しく彩っていました。魔女が登場してからぐいっと方向性が定まって、伏線も回収してからのラストはじわっと温かさを感じました。静かで悲しくて優しい物語でした!面白かったです!

キャラ A
ケースケは本当に普通の男の子という感じでしたね。1人ぼっちに絶望したり、ニトに出会えて人寂しさは消えたけどそれでもちょっと空っぽで、野宿が得意でまっすぐで…等身大の主人公という感じがしました!ニトはハーフエルフの女の子。食いしん坊?で絵が上手でどこかパワフルさを感じました。過去の悲しいことを全部ちっちゃい体に抱えてある場所にいきたいと願う姿がとても印象的でした!

最後に
とても面白かったので2巻もぜひ読みたいです!こういう作品は貴重なので長く続いてくれると嬉しんですけど…ケースケとニトの旅もまだまだ始まったばかりですし続刊楽しみにしてます!

どんな人にオススメか?
旅ものファンタジーが読みたい方は!派手さはないですが、切なさを感じる世界観と登場人物たちの等身大に生きる姿がぐっと胸を穿ちます!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30



著者



風見鶏



レーベル



富士見ファンタジア文庫



ISBN



978-4-04-073541-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは平坂読さんの「妹さえいればいい。14」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、前巻から3年後。作家として安定した成績を残し、那由多こと和子とも結ばれさらには子どももできて順風満帆な人生を歩む伊月。しかし最近はなかなか納得のいく作品が書けず、また読者からも「主人公になりたい」を超える作品が出てこないと言われていた。千尋、京、春斗、アシュリー、海津、蚕、刹那、撫子…変わったり変わらなかったりする中で主人公たちが掴む未来とは…とこんな感じです!

〜主人公になりたい〜
シリーズ第14弾!そして完結!本当にこの作品に出会えて心からよかった。そういえる作品でした!10年もラノベ読んでるとそれなりに作品の完結を(良くも悪くも)迎えることができるのですが、その中でも特に最後まで、最後の一行まで面白いと言える最高傑作でした!
13巻から3年後。伊月は那由多(本編では本名の和子)と結婚して子どももできてしっかり父親していて、春斗も「リヴァイアサン・リバイヴ」がアニメ化して二期までやっていて…と登場人物たちの成長や変化が数多く見られましたね。那由多の和子呼びはちょっと違和感ありましたけど、普通の女性になったんだな…という寂しさと安堵感があったり…まぁそれも最高の形で覆してくれるのが流石可児那由多って感じなんですけど。個人的に驚いたのは撫子ちゃん…どうしてあんなにいい子がこないなことに…いやこういう成長?も好きですよ…はい…あとはまぁ伏線はあったとはいえ春斗絡みのあの終わり方はこいつも苦労するなーってことですね…てか1巻だけ読んだ僕に春斗がこういうルートに入って終わるなんていっても絶対に信じてもらえないですね…各登場人物が成長しながら辿りついた先。伊月が最後に放ったあの言葉。きっと僕が10代だったら刺さって、刺さって心の奥底に絶対抜けないトゲになっていたんでしょうね…いや、僕もまだ23歳なので若いんですけどね…伊月みたいにはなれなくても主人公になりたいっすね(社畜並感)番外編も好きでした!宙くんにはこういう男の子になってほしいです!最後の最後まで本当に楽しく読ませていただきました!大学時代から読んでいる作品が終わってしまうのは寂しいですけど、伊月のセリフを胸に刻んで「最高傑作のラノベがあるんだ!」と色んな人にオススメしていきたいと思いました!面白かったです!

キャラ A
伊月は本当に最高の主人公でした!みんなみんな主人公なんですけど、悩みながらも戦って戦って…その先で手にしたものは何よりも輝いていて本当に羨ましかったです!那由多こと和子は最初は普通の女性になってしまったのかと思いましたけど、あのセリフから伊月に対抗すべく作品を生み出すのマジで最高にかっこいいですね。いいお母さんになること間違いなしです!春斗…お前は最後まで苦労するな…マジで幸せになってくれ…撫子ちゃんも将来は素敵なラノベ作家になると信じてますよ…その他の登場人物も最後までもちろん魅力的でした!

最後に
完結おめでとうございます!&最高の作品ありがとうございます!この作品を読むことができて本当によかったです!次回作も期待してます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



妹さえいればいい。14



著者



平坂読



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451828-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より




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