2020年06月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回は7月前半発売のオススメライトノベルを紹介していきます!
前半は1日から15日発売の作品を紹介していきます!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、来月発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

7/1発売 角川スニーカー文庫
「型破り傭兵の天空遺跡攻略」三上 こた(著者) 坂野 太河(イラスト)



7月1日発売 HJ文庫
「紙山さんの紙袋の中には1」江ノ島アビス(著) neropaso(イラスト)
「毒舌少女はあまのじゃく1 ~壁越しなら素直に好きって言えるもん!~」上村夏樹(著) みれい(イラスト)
「勇者は魔王の門番人 ~ブラックな勇者業辞めて、ホワイトな魔王の下で働きます~」鉄乃蜘蛛(著) pen助(イラスト)







7月2日発売 HJ文庫
「冰剣の魔術師が世界を統べる 世界最強の魔術師である少年は、魔術学院に入学する」御子柴奈々(著) 梱枝りこ(イラスト)



7月10日発売 電撃文庫
「七つの魔剣が支配する VI」宇野朴人(著者) ミユキルリア(イラスト)
「地獄に祈れ。天に堕ちろ。2 東凶聖餐」九岡望(著者) 東西(イラスト)
「はじらいサキュバスがドヤ顔かわいい。 (4) ……だいすき。」旭 蓑雄(著者) なたーしゃ(イラスト)
「女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。」杜奏 みなや(著者) 小奈 きなこ(イラスト)
「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」五十嵐雄策(著者) はねこと(イラスト)











7月14日発売 GA文庫
「変態奴隷ちゃんと堅物勇者さんと2」中村ヒロ(著者) sune(イラストレーター)
「女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話2」みかみてれん(著者) 雪子(イラストレーター)





先月に引継ぎHJ文庫の公式レビュアープログラムに当選しているため、この注目ライトノベルの記事でもHJ文庫様の作品を推していきますよ!

HJ文庫の新作は3作品!
まずはHJ文庫大賞金賞受賞作の「紙山さんの紙袋の中には」恥ずかしくて紙袋をとれない女の子との残念系青春ラブコメということで一番楽しみにしています!
「毒舌少女はあまのじゃく 」はノベルアップ+小説大賞受賞作!ノベルアップ+からは初めての受賞作&書籍化作品ですね!ツンデレな先輩と壁越しに繰り広げるラブコメとのことでたっぷりの砂糖が期待できそうです!
ラストは「勇者は魔王の門番人」魔王を倒しに来た勇者がなぜか魔王の下で働くことになるライトなファンタジー!僕も社畜辞めてかわいい魔王さまの下で働きたいです(白目)


さて注目の新作は「冰剣の魔術師が世界を統べる」「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」の2作品!「冰剣の魔術師が世界を統べる」は小説家になろう発の作品ですでにコミカライズも決まっており、イラストも梱枝りこさんが担当と気合い入っていますね!コロナの影響か延期にはなりましたが、2020年下半期でも大注目な作品です!「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」は「乃木坂春香の秘密」シリーズの五十嵐雄策さんの最新作!照れてる先輩を愛でるラブコメとか絶対に面白いに決まってますよ!超絶かわいいはねことさんのイラストにも注目ですね!表紙の女の子が猫耳になってる!優勝!
シリーズ続刊は「七つの魔剣が支配する VI」「女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話2」に注目!巻を増すごとに面白さが倍増するななつまはエンリコの失踪を経てどのようにお話が進んでいくのか…ありおと2巻は百合の帝王みかみてれんさんが放つ極上の百合作品!これを読んで百合になれ。というかもうなった(?)


それではこの辺で(≧(エ)≦。)
7月もよろしくお願いしますー

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは築地俊彦さんの「六人のお嬢様戦争をオレだけが攻略できる 1」です!
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ストーリー A
内容は、華凰学園に通う桐村雪人。成績も運動神経も容姿も普通な彼の元にある一つの依頼が舞い込む。それは学園への寄付金が最も多い6人のお嬢様が選ばれる<六麗>の仲を取り持ってほしいというものだった。学力が絶望的な妹のメグの家庭教師をすることを条件に依頼を受ける雪人。しかし、六麗のお嬢様たちはみんな一癖も二癖もあり…しかも六麗が仲違いしたのにはある事件がきっかけで修復は不可能⁉︎果たして雪人は六人のお嬢様たちの仲を取り持つことができるのか…とこんな感じです!

〜六人のお嬢様を仲直りさせられますか?〜
初挑戦の築地俊彦さんの作品!ベテラン作家さんですね。個人的んは艦これとかのノベライズが印象強い作家さんです。お嬢様学校を舞台にした変則ラブコメとして楽しく読ませていただきました!
なんの取り柄もないが、父親の仕事の都合で様々な国へ行った経験のある雪人。そんな彼に目をつけた六麗の1人このはとデートをするところから物語は始まります。六麗になったはいいものの、残る五人はなぜか仲違いをしていて六麗の機能を果たしていない…そんな六麗を復活させるべく、海外経験が豊富で人の間を取り持つようなことをしていた雪人に白羽の矢が立ちます。前半はそれぞれ癖の強い六麗の少女たちのキャラ紹介がメインになりますね。お嬢様たちはそれぞれ個性があって、一筋縄ではなかなか関係が修復しそうにない…でも雪人が介入することで徐々に彼女たちの心の蟠りがなくなっていきます!後半からは徐々に元の姿に戻っていく六麗の姿が描かれていきます。しかしなかなか明かされない六麗が仲違いした理由。そして妹・メグの勉強合宿と称して別荘で行ったお泊まり会で事件が発生し…ラストはこれまで引っ張ってきた六麗の過去を絡めつつも見事にストーリーを盛り上げて綺麗に締めていましたね!ただ、ラブコメとしてのパンチ力はちょっと弱いとしか…女の子同士で雪人のことをどう思う?なんてガールズトークするよりは、雪人と女の子の絡みをもっとみたかったですね…あとなんとなく古臭いというか10年前のラブコメのノリみたいなものを感じてしまって…そこが物語と合わないわけではないんですけど…あとやっぱり6人もヒロイン出てくると彼女たちの魅力を出し切れていない感はありました。安定して楽しめる分、全体的にラブコメとしてのパンチ力がちょっと弱いと感じました。

キャラ A
雪人はすごく平凡で、所々出てくる海外に行っていた経験みたいなものがもう少し絡んでくればよかったかなと…六麗のお嬢様たちはそれぞれ個性があるとはいえ、やっぱり1巻だけではその魅力が掘り下げられないですね…個人的に妹のメグが一番魅力的でした。

最後に
ヒロインの数が多かったり、ちょっと古臭さを感じる作品ではありましたが最後まで楽しく読めました。

どんな人にオススメか?
お嬢様学校に、寄付金が多い生徒のみで構成される<六麗>という組織があって〜みたいな設定が好きな方は。ラブコメとしてはパンチ力が弱いですが、これから化ける可能性はあるかなーと思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



六人のお嬢様戦争をオレだけが攻略できる 1



著者



築地俊彦



レーベル



ファミ通文庫



ISBN



978-4-04-7357731



表紙の画像は「版元ドットコム」様より




どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは丈月城さんの「異世界、襲来 01 プロジェクト・リバース」です!
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ストーリー A
内容は、突如として世界各地に開くようになったポータルから異世界文明が進行してきたことでボロボロとなった日本。異世界からの使者がやってくる前に国家規模のナノテクノロジー従事者として研究に参加していた一之瀬ユウは舞鶴市の難民キャンプ僅かなに生き残った人々と共に雑用係として過酷な日々を送っていた。そんなある日、異世界からの襲来でユウたちが生活するキャンプが危機に陥る。そんなピンチにユウはかつて日本国防の要だった人型戦闘機械<アスラフレーム三号>通称着装者三号の継承者に選ばれる。クローン技術によって現世に目覚めたかつてのエルフの女王と共に世界の危機に立ち向かうことになるが…とこんな感じです!

〜滅びかけた世界で1人の少年とクローンエルフが立ち向かう〜
丈月城さんの新作!個人的には初挑戦の作家さんです。特撮ものとポストアポカリプスを融合させた読んでいて楽しい作品でした!面白かったです!
まず序盤。いきなり戦闘シーンから入るのですが、いかんせん専門用語が多く…プロローグは個人的にはもうちょっとあっさりめでもよかったかもです。過去に国家規模のプロジェクト要員として選ばれるも、異世界が侵略してきたことで今や難民キャンプの雑用係として生き残りの国防軍人たちに酷い扱いを受けるユウ。この日本が終わった後や、難民キャンプの妙なリアルさがいい意味で嫌でしたね…辛い日々を送りながらもかつての国家プロジェクトの仲間である伊集院、天才研究者・東堂クロエと母に持つハーフエルフのアリヤと今を生きるための生活をしていきます。そしてやってくる異世界。難民キャンプの人々を蹂躙し、全てを壊して奪い去っていく。そんな状況の中でユウは着装三号に選ばれてかつて国防の要だった戦闘機械を受け継ぐことになります!着装三号のキーであるクローン技術を用いて復活させたかつてのエルフの女王アインの力も借りて異世界のからの侵略者をガンガン倒していきます!戦闘シーンは特撮ものとロボットものが融合した感じで非常に読み応えありましたね!しかし戦いにより全てを失ってしまったユウたち。彼らはアインの助言に従い異世界襲来以前に日本に移住してきたエルフに助けを求めるべく旅を始めます。この旅のシーンはすごくよかったですね!ポストアポカリプス感ある旅路の中で、たまたま無事だったショッピングモールでこれまで欠食気味だった3人がお腹いっぱいご飯を食べたり、温泉でちょっと寛いだりして…世界の終わりの旅といった感じでワクワクしました!後半からは再びバトル!エルフたちを求めて道中立ち寄った大阪で再び戦闘を繰り広げたり、海上や異世界からの侵略者の城でバトルをしたり…SFっぽいメカニカルさとファンタジックな要素を掛け合わせたバトルは読んでいて童心に帰ったようにワクワクしました!最後まで楽しく読ませていただきました!

キャラ A
ユウは精神面は普通の中学生の男子なんですけど、要所で頭が切れたり意外と運動神経よかったり料理もこなせたりと万能タイプでしたね…どこかアダルティなアインさんにたじたじなところとのギャップがグッドでした!伊集院はいい友人キャラでしたね!こういうおデブでオタク気質な友人キャラがいいサポート役となっているのグッドです!アリヤは天真爛漫なハーフエルフの女の子!母親が研究者ということで学者肌っぽいのがかわいいですね!ユウにはちょっと強く出たりしますが、普段は健気な女の子だったり癒しでした!アインはクローン技術によって生まれたエルフの女王のコピー。アダルティーな感じでユウを誘惑したかと思えば、息ぴったりのコンビネーションで敵を倒す!かっこいいエルフの女性でした!

最後に
特撮もの×ポストアポカリプスものとして楽しめました!2ヶ月連続刊行ということで早くも来月には2巻が出るようです!まだまだ物語ははじまったばかりなのでこれからどうなるのか楽しみです!

どんな人にオススメか?
特撮ものが好きな方は!あとがきにもあるようにシン・ゴジラみたいなラノベを作りたいというのが出発点とのことですのでその手の作品が好きな方はハマると思います!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



異世界、襲来 01 プロジェクト・リバース



著者



丈月城



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-064669-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは古宮九時さんの「Babel1 少女は言葉の旅に出る」です!
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ストーリー AA
内容は、現代日本から突然異世界に迷い込んでしまった女子大生の水瀬雫。砂漠のど真ん中で途方に暮れていた彼女は行き倒れかけたところを商人たちに助けられる。その商人たちの一緒にいたエリクという魔法士の青年と出会うことで雫の運命は変わっていく。日本に帰還する術を探す雫のために、共に旅をすることを決めるエリク。彼が対価として求めたのは雫の国の文字をエリクに教えることだった。剣と魔法の世界で、言葉をきっかけ世界に触れるファンタジーが始まる!

〜異世界に来た少女が紡ぐ言葉のファンタジー〜
古宮九時さんが電撃文庫から発表した「Babel」のリブート作品!元はWEBで発表していたものを書籍化しています。流れとしては「WEB→電撃文庫版→電撃の新文芸リブート版」となっています。
まず言わせてください

最高

子どもの頃、初めてファンタジー小説を読んだ感動を皆さん覚えていますか?その時の感動やワクワク感、知らない世界に触れる初めての感情を覚えていますか?2度目のそれを味合わせてくれたのが本作品です。めっちゃ面白い。原初的な感覚を呼び起こす、ファンタジー小説初体験の記憶を思い出させてくれる最高の作品でした!古宮さんありがとうございます!
まずさっくりと電撃文庫版との違いを…ちなみにWEB版は未読です。あちらはあとがきにもある通り、かなり文章が削られていたようです。確かに雫がこの世界にきてすぐにエリクと旅をすることになって、そのあたりもう少し丁寧に描いてほしいなと思っていたのでかゆいところに手が届いた感じです。その他にも思い出す限りでぱっと語られていた部分が圧倒的に濃く深くなっていて、電撃文庫版とは比べものにならないくらいファンタジーしていました。あちらもその年の半期トップ10に入るくらい面白かったですが、本当にこのリブート版は面白すぎます!
物語は雫が異世界にやってくるところから始まります。普通の文系女子大生18歳の雫が突然異世界に。しかも灼熱の砂漠に。この時の彼女の行動はなかなかチャレンジャーでしたが、物語を読み進めていくと「あぁ雫らしい行動だな」と思わず苦笑いさせられますね。いや正しいんですけどw そして砂漠で行き倒れかけたところ商人たちに助けられます。そこで出会ったのが魔法士のエリク。近くの町に送り届られ、日本に帰る方法を探している雫に興味を持ちます。そしてファルサスという魔法大国に手掛かりを求めて雫とエリクは旅をすることになります。雫は日本に帰るためにエリクを頼り、エリクはその見返りとして雫から日本語をはじめ英語やドイツ語を教わる…このエリクが雫に文字を教わるというのがこの世界を紐解く一つのキーになっているんですよね。この世界では言葉が一つしかなく、日本語や英語のように別言語が実質存在しない。別言語が存在する当たり前にエリクは興味を持って、エリクの世界の常識に雫は驚く。言葉を教える/習う中で、同じような生き物や概念があるのにない部分があることに気づく。世界ってこうして掘り下げられていけるんだという感動と、ファンタジーの醍醐味がギュッと濃縮されています!ファルサスを目指す2人の旅は決して楽なものではありません。魔法に関連する事件に巻き込まれたり、伝承やおどき話のような体験をしたり…しかし豪胆で精神的にも体力的にもタフな雫と常に冷静で学者肌なエリクが共に力を合わせて、この世界が2人に課す難題を乗り越えていく姿は胸が踊ります!特に5章の禁じられた夢想は圧巻の一言。ファンタジーでここまで胸が躍る経験はなかなか味わえません!古宮さんが同じく電撃の新文芸から出している「Unnamed Memory」の300年後を描く作品ということもあってそちらを既読の方には「ほぉ」と思う場面や「えっ?」と思う場面もありそれもまた楽しいですね!最後まで最高のファンタジーを楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
雫のキャラすごく好きです!私は普通の文系女子大生です!とか言っておきながら異世界にあっさり適応しちゃうのすごいですし、精神的にタフで魔法関連の事件に巻き込まれてもケロっとしてますし、この子一体何冊総重量何キロの本持ってきたんだ?というくらいの本を常時持ち歩いているから体力もありますし…18歳の少女という設定とその豪胆さのギャップが好き!エリクはまさに学者というような青年。人間に興味がないといい、魔法についてロジカルに雫に説明したり、反対に雫が教える言葉について鋭い質問を飛ばしたり…魔法士といっても攻撃魔法が得意なわけではないので戦闘となると心配になる場面もありましたが切れ味抜群な頭で困難な場面も乗り越えていく姿は頼り甲斐がありました!

最後に
文庫版の何倍、何十倍も面白い最高のファンタジーでした!秋に2巻も出るということで今からすごく楽しみです!この世界で雫とエリクがどこを旅して何を見て何を思ってどんな風に世界に関わっていくのか…続刊楽しみに待ってます!

どんな人にオススメか?
とにかくファンタジーが読みたい方は!異世界転生・転移ものというより剣と魔法のファンタジーや海外翻訳ファンタジー作品が好きな方は特に!絶対にハマること間違いなしです!初めてファンタジーを読んだときに味わった感覚をもう一度味わえるような。そんな作品です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



Babel1 少女は言葉の旅に出る



著者



古宮九時



レーベル



電撃の新文芸



ISBN



978-4-04-913133-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より




どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは江島絵理さんの「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」です!
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ストーリー AA
外部生として全寮制のお嬢様学校に入学した綾。食事以外はお嬢様学校に慣れてきた彼女は、ある日同じく外部生にして同学年の注目を集める白百合が格ゲーをやっているところを目撃してしまう。学内で格ゲーをやっていることを口止めされるが、白百合に格ゲーのアケコン特有のマメを見抜かれ格ゲー経験者だとバレてしまう。綾は白百合に対戦を申し込まれたことをきっかけにかつて封印したはずの格ゲー熱が再燃し…

〜お嬢様と格ゲー〜
書店でふと見かけて表紙のあまりの"圧"に負けて購入。まず言わせてください…

なんっじゃこりゃ⁉︎

めっちゃ笑えるめっちゃ熱い!なにこれ!なにこれ!なにこれ!めっっっっっっちゃ面白い!えっ、は、えっ?ヤバない?ヤバないですか?めっちゃ面白くないですか?あまりにも面白すぎて面白い以外の感情がないです。てかずるいなにこの緩急。笑かしてきた瞬間、ドキドキさせて、次のページで熱くさせる。こんなん無理やん。おもろいに決まってるやん。最高でした。
お嬢様学校に入学してきた綾は庶民感あふれる普通の女の子。この庶民感すこですよ。一方、同じ外部生なのに圧倒的オーラを纏い注目を集める白百合…こ、これがオジョーサマガッコーですか…すげー…と思ったのも束の間。白百合様格ゲー。うん。そしてガチ勢。うん。すげー。というわけで格ゲーマー白百合と出会います。誰にも見られない特別棟の教室で格ゲーに興じていた白百合のことを察して、誰にも言わないことを約束する綾。しかし白百合は綾の手にあるアケコンのタコから彼女が格ゲーマーだと知ります。すげーな。ネクストコナンズヒントもないのによく彼女が格ゲーマーってことあてられますね。ここからは緩急の乱れ打ち。2人で格ゲーで対戦してくっっっっっっそ熱い対戦が繰り広げられたかと思ったら、ゲームをやってるのがばれそうになってドキドキ百合タイム。からの、逃亡劇コメディ。98、99pの見開きとか緩急ヤバすぎて地球から木星行ってからの深海くらい感情が冒険しました。てか102pの「そ」でズポはマジでずるい。天才か?と感情MAXで永遠に心が掴まれっぱなしの最高の百合×お嬢様×コメディでした!強い!最強!

キャラ A
綾の1人語りが狂おしいほど好き!庶民感よし!格ゲーへの熱い思いよし!白百合との距離感でドキドキしちゃう乙女心よし!全部よし!最高の主人公だ!白百合ちゃんは最初は高嶺の花、孤高の美少女という感じでしたが、格ゲーバレてからはやんちゃ小学生の姿も時折見せてきてその緩急がズルすぎました…おいおいこんなお嬢様ありかよ。最高かよ。

最後に
感情のジェットコースターってなに?と聞かれたらまずこれを差し出す。これはそういう作品だ。「対ありでした。」とりあえずタイトルだけでも覚えて帰ってほしい。そして手にとれ。読め。溺れろ。僕と握手しろ。百合×格ゲー×コメディの先で待ってる。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~



著者



江島絵理



レーベル



MFコミックスフラッパーシリーズ



ISBN



978-4-04-064613-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



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