2020年07月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは江ノ島アビスさんの「紙山さんの紙袋の中には 1」です!
5005

ストーリー A
内容は、平穏な高校生活を求める小湊波人。入学式の朝、彼は長身グラマラスな体型ながらなぜか頭に紙袋を被り汗で全身がビシャ濡れな紙山さんの後ろの席になってしまう。恥ずかしさから紙袋が取れないという彼女のため、小湊は会話部という部活を作り紙山さんの人見知りを治そうとする!面倒見のいい委員長だが、制服の話となると人が変わる新井さん、見た目はイケイケなJKなのに張りぼての魔法少女しか友達がいない天野春雨も巻き込んで残念系ラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜紙袋?制服?張りぼての魔法少女?残念美少女たちとラブコメ!〜
第13回HJ文庫大賞金賞受賞作!参加させていただいているHJ文庫公式レビュアープログラムの作品です。とにかく残念な美少女たちと繰り広げるラブコメが魅力でしたね!コメディバリバリのラブコメとして楽しく読ませていただきました!面白かったです!
平穏な高校生活を送ろうと考えていた小湊。しかし入学式の日、初めてのホームルームで紙山さんの後ろの席になったことで運命が変わり…紙山さん超強烈なヒロインでしたね…身長180センチ超え、グラビアアイドルが泣いて逃げ出すグラマラスな体型、そしてなぜか頭に被った紙袋に緊張からくる汗で水に飛び込んだかのようにビシャビシャで…こんなやつ同じ教室にいたら絶対授業とか集中できないですよ…そんな紙山さんが自己紹介で何もできずにいるところを助けたことをきっかけに2人は親しくなっていきます。小湊くん…マジで大変なことになりましたね…学校のルールでなにかの部活に所属しなければいけない。でも紙山さんは触れたもの全てを壊してしまうという破壊神の属性もあり体育会系の部活はおろか、文化部もダメで…そこで会話部を作ることになります。2人に協力するのは委員長タイプで友達も多いながらなぜか制服には異様な執着を見せる新井さん、そして魔法少女の張りぼてしか友達がいない春雨。4人でなんとか部活を設立しますが…とにかく残念感がすごい。それぞれの弱点を消すために会話の練習をしようと思っても紙山さんは全然話せないし、新井さんはなんか小難しいことしようとするし、春雨は男が嫌いということもありさらに魔法少女の張りぼてとしか話せず…でも4人で協力しながら服を買いに行ったり、合宿としたりする中で徐々に絆を深めていきます!後半ではちょっとしたハプニングもありつつ、最終的にはベターな方向に着地したのも彼ららしいと感じました!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
小湊くんは心労半端なさそうですね…いたって普通の男子なはずなんですけど、会話部の中では普通が逆に個性になりますね。紙山さんはなんか最強ヒロインきたなという感じでした。身長180センチ超え、顔には紙袋、身体は高校生離れしたグラマラスさ、しかし緊張から来る汗で身体は常に湿っていてというどころか全身びしょ濡れ。でも最初は簡単なコミュニケーションすら難しかった彼女が、成長していく姿は思わず応援したくなりました!新井さんは基本めっちゃ常識人なんですけど制服のことになると…はい…でも唯一の常識枠(なのか?)として会話部のいいサポート役でした!春雨はある意味1番残念感強かったですね…見た目はいけいけな女子高生なのに、張りぼての魔法少女しか友達がいなくて男が嫌いで小湊に暴言ばかり…でも紙山さんや新井さんという友達を得て少しずつ変わっていく姿が可愛かったです!

最後に
残念系ラブコメとして最後まで楽しく読ませていただきました!ナンバリングされているということは2巻もありますよね?続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
コメディよりのラブコメが読みたい方は!なかなか強烈なヒロインたちが出てきますが、物語の中でそれぞれしっかり成長していくので思わず応援したくなります!さくさく読めて楽しい作品なので気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



紙山さんの紙袋の中には 1



著者



江ノ島アビス



レーベル



HJ文庫



ISBN



978-4-7986-2123-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはあまさきみりとさんの「星降る夜になったら」です!
IMG_3668

ストーリー B
内容は、高校三年生の花菱准太は進路も卒業も決まらないまま残りわずかな高校生活を怠惰に過ごしていた。そんなある日、補習で訪れた美術室で1人の後輩と出会う。たった1人の美樹部員である渡瀬佳乃は、不登校気味で学校では友達が1人もいない寂しい女の子。そんな彼女の絵に惹かれた准太は補習もないのに彼女の元へ通うようになる。次第に距離を縮めていく2人。しかし佳乃にはある秘密があって…過去と今を願いを叶える不思議な彗星が繋げる青春もの!とこんな感じです!

〜彗星に願って〜
あまさきみりとさんの新作!「キミの忘れかたを教えて」が面白かったので期待していたんですけど…後述の通り、超濃厚カロリー爆弾文章が切ない物語と致命的なまでに分離していましたね…物語が好きなだけにここまでくどいと感じてしまう文章なのが…
物語は卒業を間近に控えた2月になっても進路も卒業も決まっていない准太が佳乃と出会うところから始まります。放課後の美術室で一心不乱に絵を描く女の子と出会うめっちゃいいシチュエーションですね!担任の教師の姪だという後輩はわがままで全然笑わなくて不器用できまぐれで…そんな彼女と放課後の美術室で時間を重ね距離を縮めていきます。しかし佳乃はある日を境に姿を見せなくなり…序盤から願いを叶えて、でも誰にも観測されないお伽話のような彗星について語られるのですが、ここでそいつの残酷な正体が明かされます。そして彗星に願ってしまったことで2人のこの先の人生は絶対に交わらないものとなります。彼女が願ったIF/彼が願ったIFが交差しながら、佳乃の過去も交えて語られるすれ違う切ない恋物語は胸を締め付けますね…ただとにかく文章がクドイ。なんというか素材の味を完璧に殺しているんですよね…このあたりについては冒頭読めばわかってくれるかなと…1人語りが激しいんじゃなくてやたら装飾過多なんですよね…笑ってるなら笑ってるとだけ書いてくれたらいいねん。なんでそこでこいつはこういうやつでこういう状態だからこう!ふっ…まるでなんとかみたいだ…みたいにくどくど書くん…?そういうお話ちゃうやろ…塩だけで十分美味しいお肉に味の素1瓶つかったり、めっちゃ甘くて美味しい苺に砂糖たっぷりの生クリームをこれでもかとかけるようなそんな文章がひたすら続きます。これじゃ切なさにたどり着く終盤にはお腹いっぱいです。文章は佳乃に視点が移る5章からはだいぶよくなるんですけど、よくなってきたときにはもう散々食べさせられた濃厚文章のせいで繊細な味を楽しむ余裕がないんですよ…とにかく文章が濃厚すぎて繊細な物語を見事に打ち消しているなという印象の作品でした。

キャラ B
とにかく准太の印象が悪すぎます。これも全部文章のせいです。卒業も危うい、進路も何も決まっていない高校三年生が地の文でこんなたらたら語るか?あげく佳乃が成功したらダメ人間になってるし…なんかいいところないです。佳乃がめっちゃ魅力的だったのが相対的にプラスでしたね。ただこの魅力をもっとストレートなぶんしょうで書いて欲しくはありましたが…

最後に
とにかく文章がクドすぎました。物語が良かっただけに残念な感じはあります。

どんな人にオススメか?
個人的にはオススメできません。物語に対して文章のカロリーが高すぎます。気になった方は僕の感想は気にせずお手に取ってみたらよいかと・

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



星降る夜になったら



著者



あまさきみりと



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-064723-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



↑このページのトップヘ