どうも夏鎖芽羽です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは馬路まんじさんの「ブレイドスキル・オンライン 1　～ゴミ職業で最弱武器でクソステータスの俺、いつのまにか『ラスボス』に成り上がります！～」です！

ストーリー AA
内容は、現実では圧倒的不運に日々泣かされる高校生のユーリ。彼は新たにブレイドスキル・オンラインというVRMMOを始める。攻略サイトで最強とされる職業・サモナーと最強武器の弓、そしてステータスの割り振りは幸運値極振りとゲームを楽しむ準備万端！かと思いきや攻略サイトの情報は全てガセ⁉︎サモナーはゴミ職業、弓は最弱武器、幸運値極振りはクソステータス！しかもかっこいいアバターを手に入れるはずがランダムで美少女アバターに⁉︎最弱からブレイドスキル・オンラインに挑むことになったユーリだが、幸運値極振りのおかげでいつの間にか最強になっていく！とこんな感じです！

〜幸運値だけで最強に⁉︎〜
馬路まんじさんの新作！今月は底辺領主の2巻も出したりと大忙しですね。体調には気をつけてもらいたいです…まず言わせてください


馬路まんじさんの作品は底辺領主、貧乏令嬢と読んできましたがこの作品で文章力と構成力が2段階くらい上がりましたね…圧倒的不利な状況から始めるVRMMOものという王道をいく設定ながら抜群のテンポで読ませる文章、盛り上がりどころでは徹底的に盛り上げるハイテンション。そして主人公のユーリが自分の最強性に気づかずに爆走していたり、ライバルのスキンヘッドがエロいくせに実は熱い魅力的なやつだったり。そして予想もつかない展開に、読者の想像を上回る展開。これは馬路まんじさんを鬼才と認めざるを得ない圧倒的な面白さでした。最高です！
日常で不運なことばかり起きる高校生のユーリ。彼は新くブレイドスキル・オンラインというVRMMOを始めます。攻略サイトで事前に情報を確認し最強と言われる職業サモナー、武器は弓、ステータスは幸運値極不利にします。しかしそれはガセ情報で最弱職業最弱武器最弱ステータスから始めることに。しかもかっこいいアバターになるかと思いランダムでアバターを生成したらなぜか美少女に！というのが序盤。もうこれだけで面白いんですよね…テンポ良く読ませる文章とハイテンション。ガンガン物語に引き込まれます。そしてユーリは最弱ステータスにめげずにブレイドスキルオンラインの世界を楽しむことに！まずはテイマーとして使役するモンスターを倒すことから始めますが、筋力もなにもないせいでダメージが全然入らない。そして弓が当たらない…ここでユーリが考え出した対策は奇抜で読者の予想を超えてきましたね…なんつー武闘派…そして幸運値極振りステータスのおかげで超低確率でしか使役できないモンスターを次々と使役。さらに弓矢にモンスターを憑依させることでダメージ不足を補い、またプレイヤースキルに左右される弓の腕前もカバーしていきます。そしてここから始まる逆転劇！幸運ステータス極振りを生かしてどんどんモンスターを仲間に！ダメージを受けても幸運値が影響するHPがギリギリ1残るスキルでなかなか死なない！ついにはソロでダンジョンのボスモンスターを狩るまでになり、プレイヤーたちの間でユーリの噂が出回り始めます。ボスモンスターとの戦闘もすごく面白いんですよね。幸運値一辺倒ではなくちゃんと頭も使って弱さを強さに変える。そしてバトル描写がまた秀逸。本当に隙が一切なくバトルにグイグイ飲み込まれます。そして物語の後半ではブレイドスキルオンライン初イベントのバトルロワイヤルが開始！ここでも「そんなのあり⁉︎」という信じられないような戦い方で勝ち抜いたと思いきや最後は熱い展開もあり…本当に最後の最後までここまで「面白い！」が一切途切れることなく続く作品はないです。最高の読書体験でした！

キャラ A
ユーリは不運続きな残念男子高校生。しかしブレイドスキル・オンラインではそんな不運も幸運値によって覆していきます！とにかくブレイドスキル・オンラインの中でのユーリの戦い方は見ていてすごく楽しかったです！その他のキャラではスキンヘッドがめっちゃ魅力的でしたね！最初はユーリが美少女だからと声をかけてきたただのナンパ野郎でしたがw物語の中でユーリのライバルとしてそして理解者として拳を交える…めっちゃいい男でした！

最後に
めっちゃ面白かったです！文章と構成力がとにかく素晴らしく終始物語の虜でした！2巻もよろしくお願いいたします！

どんな人にオススメか？
VRMMO好きなら読みです！とにかく読んでいて飲み込まれるハイテンションな文章と圧倒的構成力はハマれば最高に面白いこと間違いなしです！きになったかたはぜひ手にとってみてください！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)

どうも夏鎖芽羽です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは西山暁之亮さんの「パワー・アントワネット」です！


ストーリー A
内容は、ロベスピエールが主導となり起こした革命で処刑間近のマリー・アントワネット。革命に酔う民衆たちに怒りを爆発させたマリーは己の筋肉で処刑台を破壊し奪ったギロチンを武器に変え革命軍に立ち向かう。サンソンと共に革命軍に反抗しフランスをあるべき姿に戻すために戦うマリーの運命は…とこんな感じです！

〜筋肉万歳！（ヴィヴ・ラ・フランス！）〜
西山暁之介さんのデビュー作。発売された経緯がかなり特殊で西山さんは別作品で第12回GA文庫大賞銀賞を受賞。その受賞作が発売される前にTwitterで連載されていた本作を書籍化し受賞作より先に刊行という…新人賞を取ったのに先に別の作品が出るのは珍しいですね。とにかく「なんかすごい」「なんかヤバイ」が止まらないフランス革命を舞台にしたバトルもの？いやバトルものなのか？そいういう作品でした。面白かったです！
ロベスピエールの革命により罪人に仕立て上げられ処刑間近のマリー・アントワネット。彼女は絶対絶命のピンチに、マリーは革命に酔う民衆への怒りを筋肉に変え処刑台を破壊し処刑を免れます。もう最初から意味わからないんですけど、なんかすごいことになっているのはわかります。そしてサンソンと筋肉と共に革命軍を打倒するため仕立て屋のローズ、王宮のスパイであるシュバリエ・デオンと共にルイ17世を救い、デュ・バリー夫人と戦い…そしてその戦いの全てが筋肉。筋肉なのです。なんだこの筋肉は。なんだこの筋肉は。背中にヴェルサイユ宮殿？は？とか思ったら多分負けでDon’t think feelで読み進めると。うぉなんかすごい。筋肉すごい。えっ、は、すごいとなってどんどん読み進められて、いつの間にかロベスピエールとの戦いに。これがまた熱い。なんか筋肉すごい。ヤバイ。そして熱い。なんかすげー盛り上がる。言語化できない。筋肉。筋肉すごいよ。筋肉。すごく面白いんですけど最終的に「なんかわかんねーけど筋肉すげー」となってすげぇ面白かったとう満腹感が残るすごい作品でした…面白いんですけどこの面白さは言語化できません。

キャラ A
マリーさんの筋肉すごい。キレてる。キレてるよ。なんか筋肉がフランスでフランスはマリーでマリーは筋肉みたいな。パワー is パワーな作品でした。筋肉すごいよ。筋肉。サンソンはマリーに振り回されて割と普通なやつかと思っていましたけど、やっぱりというか比較的普通なだけで所々普通じゃなかったですね。なんかすげーよ。キャラ全員すげーよ。

最後に
面白かったんですけどなかなか言語化しづらい作品でした。これがフランスですか・・・綺麗に纏まってますけど続刊あるんですかね…なにはともあれ新人賞受賞作も楽しみです。

どんな人にオススメか？
パワー系ライトノベルが読みたい方は。とにかく考えるな感じろで読み進めてください。面白いはあとからついてきます。あとフランス革命のあたりの歴史的知識があるとより楽しめるかなと思いました。

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)

どうも夏鎖芽羽です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています