2021年02月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはkamatamaさんの「クソザコちょろイン西賀蜂」です!
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ストーリー A
いつの気怠げな東間透。彼は後輩の女子・西賀蜂にいつもからまれていた。何かとマウントを取ろうとするもクソザコメンタルかつアホなためにいつも東間に軽くあしらわれてしまう蜂。そんな2人のラブコメが始まる!

〜蜂ちゃんはクソザコナメクジだけどかわいい〜
Twitterで見かけて気になったので購入。ほっぺたの3連三角ってシールだったんですね…いた女子高生にしてはなかなかイカした刺青してるなーとは思っていたんですけど…ウザ絡みしてくるクソ雑魚後輩の蜂とそれを軽くあしらっていく東間のやりとりが楽しい作品でした!面白かったです!
いっつも先輩である東間にダル絡みしてくる蜂ちゃん。その絡み方がまた絶妙でなんですよね。東間のことを待ち伏せして友達とかいるんすか〜と聞いておいて、彼女がいる振りをすると突然焦り出したり、一緒に遊びに行こうと散々誘って東間がそれを了承してデートに行くことになったのにお金がなかったり…なんでこんなクソザコな絡み方ができるのかってくらいクソザコな絡み方をしてきます。そんなちょっと残念で素直になれない蜂ちゃんと東間のやりとりは見ていて楽しいですし、いつもはうざかってるのになんだかんだ蜂のことを意識している東間もグッド!クソザコだけどかわいい蜂ちゃんと先輩のやりとりを思う存分楽しめる作品でした!

キャラ A
蜂はとにかくクソザコ可愛かったですね…自分から先輩をからかいに行っておいてあえなく惨敗。そして照れたり泣いたり…でも基本すごく女の子していてその見た目に反してピュアなところもあったりめっちゃ可愛かったです!東間さんは最初は蜂に冷たいというか蜂をあしらうことに長けていて恋愛関係的なサムシングはないかと思いきや、なんだかんだで意識してるとわかるシーンがありそこから一気に好きになりましたね!蜂ちゃんのことよろしくお願いします。あと個人的に太田くんと相田さんの絡みはめっちゃ好きでした!

最後に
クソザコな蜂ちゃんがとにかく可愛くて、東間先輩とのやりとりは終始ニヤニヤしながら楽しませていただきました!2巻も読みたいです!続刊待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



クソザコちょろイン西賀蜂



著者



kamatama



レーベル



ブレイドコミックス



ISBN



978-4-8000-1047-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは串木野たんぽさんの「泥酔彼女「弟クンだいしゅきー」「帰れ」」です!
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ストーリー A
内容は、芸能人のマネージャーを務める超絶有能な姉を持つ瀬戸穂澄は、ある日姉から和泉七瀬というとんでもない飲兵衛の女性の助けて欲しいと言われる。言われるがままに七瀬を助けることになる穂澄。だが七瀬は穂澄の家に入り浸るように…常に飲んでいるお姉さんと真面目系高校生男子による日常系?ラブコメが始まる!とこんな感じです!

〜酔っ払いお姉さんと毎日ラブコメ…?〜
串木野たんぼさんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね。主に家の中で繰り広げられる泥酔お姉さんと真面目系男子高校生のやりとりが心地良いラブコメでした!面白かったです!
超敏腕芸能人マネージャーの姉を持つ穂澄はある日、姉の友達という七瀬さんの面倒を見ることに…というところから物語は始まります。七瀬さんはかなりびっくりするくらい飲兵衛の方でしたね…僕もお酒はかなり嗜む方ですけどこんなちゃんぽん飲みしたら間違いなく死ねます。というか死ぬ。そんな七瀬さんになんだかんだいいように使われつつも、きちんと面倒を見てあげる穂澄くん。真面目ですね…マイペースに飲みまくる七瀬さんとのやりとりが非常にグッドでした!この物語のもう一つの軸は演劇。中学生の頃に演劇部で裏かたとして活躍した穂澄。そして中学時代に同じく演劇部に所属し、高校に入っても演劇を続けその才能が注目される同級生の羊子。そんな2人の演劇を軸としたラブコメにも注目です!ある事情から高校で演劇部に入ることを拒んでいる穂澄。そんな彼を熱心に勧誘し続ける羊子。2人の間にある友人としての信頼関係にまだ芽生えていない恋愛関係…2人のやりとりがまた微笑ましくていいんですよ…物語は中盤以降グッと舵を切ってきます。姉が連れてきた七瀬さんは何者⁉︎というところから始まり終盤では七瀬さんがピンチに。ただの姉の友達だったのに、七瀬さんのピンチに穂澄は…ラストに一波乱入れてきたりして最後まで目が離せない作品でした!面白かったです!

キャラ A
穂澄くんは真面目な男子高校生でしたね…家事スキルも高いですし。でもその真面目さがラブコメのラブ方面であだに…鈍感すぎるところあるのでもっと感覚研ぎ澄ませてほしいですね。七瀬さんはとにかくヤバいくらい飲むお姉さん。ワインとビールのちゃんぽんとかよくやれますね…僕は過去に2度それで死んでます(白目)マイペースで強引なところもありますけど、女の子らしい恥じらいもあったりしてヒロインしてました!羊子ちゃんはなんか色々不遇ボジだったので2巻ではめっちゃ活躍してほしいですね!かわいい女の子なので応援してます!

最後に
なかなかアルコール度数の高いラブコメでした!真面目な穂澄とマイペース飲兵衛な七瀬さんのやりとりが楽しかったです!ラストがとんでもないことになっていたので2巻もぜひ読みたいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
一風変わった?ラブコメが読みたい方は!ここまで酔っ払っているヒロインはラノベではかなり珍しいのでは?真面目な穂澄くんとのやりとりも読んでいて楽しいですし、酒飲み女性とのラブコメに演劇というもう一つの軸があるのもグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



泥酔彼女「弟クンだいしゅきー」「帰れ」



著者



串木野たんぼ



レーベル



GA文庫



ISBN



978-4-8156-0932-0


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



一昨日「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?」の最終巻を読んだ。大学生の頃から3年弱?くらい愛読していたシリーズなのでなんだか無性に寂しい。高校生の頃に始まったライトノベルのシリーズはほとんど終わっているし、大学生の頃に始まったシリーズも結構終わってきている。社会人2年目の終わりがなんだか無性に寂しい。

と、ノスタルジーに浸るのも束の間。ラノベの最終巻ってどれだけ読んできた?と振り返ってみるとそんなに読んでいない。打ち切りじゃないちゃんとした、幸せな結末を迎えたシリーズの最終巻だ。記憶とブログの記録にある限りだと4巻以上で完結した作品できちんとした最終巻を読んだのは

「巡る結魂者」
「アルティメット・アンチヒーロー」
「イレギュラーズ・リベリオン」
「叛逆のドレットノート」
「マンガの神様」
「激突のヘクセンナハト」
「魔術学園領域の拳王」
「賭博師は祈らない」
「佐伯さんと、ひとつ屋根の下」
「編集長殺し」
「宝石吐きのおんなのこ」
「妹さえいればいい。」
「教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?」

とこれくらいしかない。たった13シリーズ。これまでこのブログで紹介してきた新作ラノベは約770冊。もちろん積んでいて最終巻を読めていないシリーズもあるが、それだってきっと5作品はない。このブログは6年半やっているが、打ち切りじゃない最終巻にたどり着けたのは770分の20作品にも満たない。

いや、もちろん1巻完結の作品や3巻以下で打ち切りではない完結を迎えた作品、ノベライズもあるのでイコールではない。それにまだ続いているシリーズもたくさんある。でも仮に、わかりやすいように、この6年半読んできた新作ラノベが700冊、打ち切りにならずに最終巻を迎えた作品が20冊と計算しても手にした新作ラノベの3%しか打ち切りを逃れて完結できてない

僕はラノベの打ち切りが嫌で嫌で新作ラノベばっかり買ってはブログでごりごり感想を書いて紹介してきた。でも97%が打ち切られたり理想の最終巻を迎えられなかったりしているのだ。

3%なんてもはや奇跡に近い確率だ。ソシャゲでSSR引くよりマシくらいの確率しかない

でもやっぱりラノベは好きだし、新作ラノベはとことん応援したいのでラノベは買います。特に新作ラノベは発売から1週間以内に紙で買うよ。本当に好きだし。

最後にこれは打ち切られてほしくないなーというライトノベル

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さて、今回紹介するのは水城水城さんの「裏社会最強の男、終末異世界を愉しむ。 終幕に捧ぐ反逆転劇」です!
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ストーリー A
内容は、魔族によって侵略され人類が敗北した世界・エンドベイル。そこでは異世界から人間を召喚しては魔族によって無惨に殺戮されるデスゲームが日々繰り広げられていた。裏社会で殺し屋を殺す《調整者》として暗躍する凪平凌真はそんなデスゲームに巻き込まれ、護衛対象である黒天城塔子やクラスメイトと共に異世界に召喚される。果たして裏社会で活躍する凌真は魔族とのデスゲームに勝つことができるのか…とこんな感じです!

〜最強の殺し屋が異世界に転移したら?〜
水城水城さんの新作!「罪人学園」が面白かったので新作楽しみにしてました!今作も容赦のない展開にバイオレンスでスプラッタな描写が光るいいダークファンタジーでした!面白かったです!
裏社会で殺し屋を殺す殺し屋として暗躍する凪平凌真。彼は黒天城塔子という護衛対象と共に生活しながら日夜殺しをしている少年。そんな彼が異世界のデスゲームに巻き込まれて…序盤は殺し屋な凌真の日常と塔子の護衛としての彼の日常が描かれていきます。殺し屋というと現実からは遠い存在と感じてしまいますが、塔子と普通の高校生活を送る描写もあって年相応の少年感がグッドでした!そして突如巻き込まれる異世界のデスゲーム。チートもスキルもなくただ異世界の魔族の享楽のために魔物や魔族になぶり殺される人間たち。この容赦のなさは印象的でしたね。ここまで己の実力本位な異世界召喚ものも珍しいのでは?凌真は塔子を守るために殺し屋として培ったプレイヤースキルで異世界の魔物たちから塔子を守ります。凌真の戦いっぷりは迷いがなくてスタイリッシュでしたね…淡々と殺す。殺戮のための最善策を常に出し続ける。惚れ惚れとしてしまう戦いっぷりでした。しかしその活躍から凌真はゲームマスターたるルエル・クルーエルという魔族に目をつけられてしまいます。塔子の他に塔子の友人である辻村や釘山といった守べき存在が増える中、現地の人間であるリィン・レイン、シンと協力しながらデスゲームを戦い抜くことに。途中魔法の力を借りながらもデスゲームに、そしてルエルに真っ向から立ち向かう凌真がクールでかっこいいです!終盤まで一つ山場がありながらもがっつり2巻へ続くな感じで終わったので続刊出てほしいですね…何はともあれ最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
凌真は殺し屋ということもあり常にクールで感情が表に出てこないタイプなのですが、強敵とやりあう時だけ顔がマジになるのがカッコ良かったです!塔子は凌真の護衛対象にして普通の?女子高生。この血生臭い世界で唯一の癒しでしたね…凌真のことを体を使って誘惑したりするくせに、友達に恋愛関係のことでつっつかれると恥ずかしがるところとか可愛かったです!

最後に
異世界召喚×デスゲームないいダークファンタジーでした!がっつり続刊前提なので2巻はぜひ出して欲しいです!待ってます!

どんな人にオススメか?
ダークファンタジー読みたい方は!チートもスキルもない一方的な異世界デスゲームの中で、凌真のスタイリッシュな戦いっぷりがきらりと光ります!容赦のないデスゲームの中で戦い生きる凌真たちの姿は読んでいてワクワクします!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



裏社会最強の男、終末異世界を愉しむ。 終幕に捧ぐ反逆転劇



著者



水城水城



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-680076-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは三浦風さんの「スポットライト」です!
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ストーリー A
内容は、陰キャな大学生斎藤恭平はミスコンにエントリーするほどの美女・小川あやめに一目惚れをした。しかし陰キャで話しかける勇気のない斎藤は盗撮で彼女に近づいたつもりでいた。そんなある日、小川の誕生日と友人の告白イベントに撮影係として呼ばれた斎藤。彼はサプライズも告白も華々しく蹴散らす彼女と会話するきっかけを得る。だが小川に盗撮のことがバレてしまう。しかりミスコンの写真担当に選ばれたことで再び小川と近づく機会を得る。果たして斎藤は嫌われた小川に再び近づくことができるのか…

〜ヘタレならもがけ〜
Twitterで見かけて気になったので購入。買っていたのはちょっと前なんですけど読むのがすっかり遅くなってしまいました。陰キャ大学生の醜いところをグサリと抉り、強烈な言葉で刺す。最高に等身大で最強に陰キャな青春ものでした!面白かったです!
大学で出会った小川に一目惚れするも話しかけることができずに盗撮に走った斎藤。うん。この設定が最高に陰キャで等身大の大学生。ピリッとした設定がほんまに最高です!せっかく小川の誕生日サプライズで距離が縮まったのに、盗撮がバレて小川に嫌われる斎藤。この時の「もう私を巻き込まないで」「一生てめーでオナってろ」のセリフが最高に強烈で好きです!陰キャだったが故に陰キャがにぎり潰され現実に叩きつけられる瞬間が最高にゾクゾクしますね(本来の楽しみ方とは違いますかね?)しかしミスコンの撮影担当という役割を得て、また小川と接する機会を得た斎藤。小川に好きな人がいることを知り余計なことを口走るのも最高に好きですね。とまぁ、個人的な好きが先走りましたが…陰キャ大学生がミスコン候補に一目惚れして暴走したらどうなる?という等身大の大学生活が描かれていてめっちゃ好きでした!面白かったです!

キャラ A
斎藤の陰キャヘタレっぷりが最高でしたね。お前モブじゃんとか言われても結局ヘラヘラやり過ごしちゃうの。もう完全に陰キャ大学生のそれです。小川さんは強烈な言葉とどこか自分に無頓着なところが印象に残りましたけど、恋する乙女として頑張る姿と目的と方法の履き違えみたいなところがすごくよかったです。

最後に
めっちゃ面白い陰キャ大学生青春ものでした!これから斎藤くんがどんな風に大学生活を送るか楽しみですね!2巻待ってます!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



スポットライト



著者



三浦風



レーベル



アフタヌーンコミックス



ISBN



978-4-06-521995-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



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