2021年03月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは忍野佐輔さんの「武装メイドに魔法は要らない」です!
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ストーリー A
内容は、漫画に出てくる武装メイドに憧れていた仲村マリナは民兵として参加した紛争で命を落としてしまう。そして転生したのは異世界。人型のゴーレムの体を手に入れた彼女はスカートの中から自由自在に重火器を召喚できるという能力を授かる。辺境伯の公女・エリザベートと出会った彼女は謀略の末に今にも奪われそうになっているチェルノートを守べく戦うことになるが…とこんな感じです!

〜異世界で弾丸をぶっ放す!〜
カクヨムからの書籍化作品!魔法が存在する異世界で現代の銃火器をぶっ放せたら?しかもそれがモノクルつけたメイドだったら?というフェチを存分に詰め込んだファンタジー!とにかく燃える銃vs魔法のバトルアクションを存分に楽しませていただきました!面白かったです!
民兵として参加した紛争の果てに死亡した仲村マリナ。生前彼女が憧れていたのは漫画に出てくる武装メイド。そんなマリナは転生した異世界でゴーレムの体と銃火器を自由に召喚できる能力を手に入れ、エリザベートと彼女の領地を守るために戦うことになります!序盤はサクサクと進んで早々に武装メイドが誕生する流れがよかったですね。世界観や設定の説明もスムーズですっと物語の世界観にはいりこんでいけました!そしてここからは怒涛のバトル!敵国と通じているということをでっちあげてエリザベートの命を狙うエッドフォード家の次男・リチャードをはじめとした魔法や幻獣の使い手たちと戦うことに!魔法に弾丸をぶっ放す爽快感あもちろん意外と苦戦するシーンもあったり。銃火器あるなら余裕だろと思っていた戦いも魔法を前に意外と封じられたり、じゃあ銃火器で敵を倒すにはどうしたらいいのか?という戦略的な部分も読んでいて楽しかったですね!メインはもちろんマリナの戦いではあるのですが、領地の危機を前に頼もしく成長していくエリザベートも魅力的でしたね…最初はどこかマリナ頼みで、最悪自分はどうなってもいいから領民をという感じだった彼女が自分の力で…と成長していく過程がグッドでした!ラストの戦いも最高に盛り上がりましたし、最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
マリナはまずなんといってもビジュアルですよね…ショートカットにモノクル、メイド服にブーツ、そして手に持つのは現代の銃火器!もうとにかく性癖!という感じの彼女が熱くそしてスタイリッシュにファンタジーの住人たちと戦う姿に惚れました!エリザベートはなんだかんだいってマリナを支える良き理解者であり、領民のことを1番に考えられる素敵な女性でしたね。サブキャラのおっさんたちも魅力的でした!

最後に
ファンタジー世界でメイド服を着た女が現代の銃火器で弾丸をぶっ放す!という非常に性癖な作品でした!まだまだ彼女の活躍は見たりないですしぜひ2巻も読みたいです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
表紙でビビッときたら買いで間違いないです!期待した以上の魔法vs銃火器なバトルアクションがここにあります!マリナやエリザベート、おっさんたちも魅力的で戦闘シーンは読み応え抜群です!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



武装メイドに魔法は要らない



著者



忍野佐輔



レーベル



富士見ファンタジア文庫



ISBN



978-4-04-074022-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より




どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは牧野圭祐さんの「月とライカと吸血姫6 月面着陸編・上」です!
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5巻の記事↓
星町編の記事↓
ストーリー A
内容は、停滞気味の宇宙開発を隠蔽するための無茶な計画のせいで死んだミハイル。レフたちはミハイルの死を無駄にしないために、かつてコローヴィンが極秘に記した共和国と連合王国の共同計画を世界に暴露した。レフたちの思惑通りにゲルギエフは連合王国との共同計画を宣言。全4段階に及ぶ計画がスタートする。失敗すれば即計画は中止という厳しい条件の中、レフとイリナは連合王国へ。バートとカイエは共和国へと向かうことに…とこんな感じです!


〜月への道は開かれて〜
シリーズ第6弾!星町編も入れるとシリーズ合計では7冊目になりますね。まず言わせてください…アニメ化おめでとうございます!こんなに!こんなに嬉しいアニメ化はあと10年はないです!あぁ…レフがイリナがアニメで動く姿が見られるなんて…アニメ化発表を見た時は半年ぶりくらいに涙しました…本当に生きててよかったです…アニメ化を糧に日々の残業頑張ります(真顔)
閑話休題。
今回は上下巻の上巻、内容としては計画の序盤から中盤ということもあり、次巻に向けた準備といった印象が強かったですね。それでも久しぶりにレフ、イリナ、バート、カイエに会えてそれだけですごく嬉しいですし、共同計画のお話はすごくワクワクしますしレフたちが連合王国で、バートたちが共和国で訓練したり研究したりする様子を楽しませていただきました!面白かったです!
物語はレフたち共和国側の視点とバートたち連合王国側の視点で進んでいきます。レフたち視点では、コローヴィンが極秘に記した共同計画がついに実現に向けて動き出す中、人類最初の月面着陸をする宇宙飛行士にレフが任命されます。そしてイリナは彼とともに宇宙船に乗り込むことに。連合王国のコンピューターを積んだ宇宙船に乗るために彼らは連合王国で訓練を行うことに。レフたちのお話ではまずなんといってもローザですよね…いやもう本当によかった…彼女の元気な姿を予想外に嬉しい姿も見れて本当に大満足です…はちゃめちゃに幸せになってほしいです…そして連合王国へに向かったレフたちに待ち受けていたのは過酷な訓練。肉体的なものは共和国でも体験していたとはいえ、共和国では完全自動だった宇宙船の操縦を行うことになります。イリナの最初の事故っぷりはなんか笑えない感じで壮絶でしたね…イリナは強い子なのでできると信じています(後方父親面)。一方のバートたちは共和国の宇宙船に連合王国のコンピュターを積むために共和国へ。連合王国とは異なる不自由さを感じながら、そして共和国と連合王国の不仲さを肌に感じながらも計画を成功させるために奮闘していきます。共和国側との会議ではカイエさんがかなりの胆力を発揮していましたね…そしてバートはそれをうまく支えていましたね…月に見守られていい雰囲気でこの2人は心配なさそうですね。この2人も大好きなので計画はもちろん、お互いの幸せもちゃんと掴んでほしんですね…まだまだ上巻ということもあり準備という印象もありましたが、それでも共同計画が始まり最高にワクワクさせてくれるお話でした!面白かったです!


キャラ A
イリナの酔った姿が見られたのでもう僕は満足です。でも今回のイリナはちょっと陰りがある表情が目立ったので…レフはしっかりしてくれよ…という気持ちでいっぱいです…そんなレフもイリナのことはありつつも共和国の宇宙飛行士代表として連合王国では堂々とした振る舞いを見せてくれましたね。レフなら必ず月面着陸に成功すると信じています!バートはかつての頼りない印象からは一変。カイエを支える唯一無二の存在になっていましたね。計画が終わるまでお願いします。カイエさんは今回かわいい姿を見せてくれることが多かったですけど、技術面ではしっかり共和国の信頼を勝ち取っているようで安心です。下巻でも頼もしい姿を期待したいです!

最後に
上下巻の上巻ということもあり、最高の盛り上がりは7巻になるかと思いますが上巻でこれだけワクワクさせてもらったので期待してます!そう遠くない未来に7巻も出るようなので発売楽しみにしてます!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



月とライカと吸血姫6 月面着陸編・上



著者



牧野圭祐



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-451886-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは土屋瀧さんの「忘却の楽園I アルセノン覚醒 1 」です!
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ストーリー A
内容は、大地の大半が海に沈んだ世界。残された陸地をめぐり度重なる戦争を繰り返した結果、陸地は汚染され人びとが住めないもしくは汚染による病気と隣り合わせで暮らすようになった。滅びへと向かう人類を導くべく、最高統治府が世界の国々をまとめていた。最高統治府から任務を命令された少年アルムはリタという船に乗り込むことに。そこで出会ったのはその身にアルセノンという猛毒を秘める少女フローライトだった。彼女の管理者として日々血液を採取するアルムは徐々に彼女と世界に関する秘密を知っていく。そして世界を揺るがす事件が発生し…とこんな感じです!

〜少女は毒を持つ〜
第27回電撃小説大賞銀賞受賞作。3月に発売された電撃小説大賞受賞作の中では唯一の390pオーバーと分厚い物語になっています。まだまだ壮大な物語の始まりといった印象でどこか消化不良感は否めません。しかし要所要所でガツンとくる面白さがありました。
物語は主に三人の視点で進んでいきます。リタという船に乗りこみ、わけもわからないまま猛毒であるアルセノンをその身に宿す少女の管理者となったアルム。かつての王国の栄華を追い狂った父親を持つドラル王国の王女オリヴィア。普段はおちゃらけているのにここぞという時に頭が周り頼りになるクリストバル。それぞれが最高統治府からもらった役割を、そして各々の思いや誰かの策略を果たすために海が覆い尽くした大地で奮闘します。文章は読みやすいのですが、時折誰が話しているのかわからなくなるくらいキャラが多いこともありその辺りはちょっと混乱しましたね…400p近い物語とはいえ流石に15人弱主要登場人物がいるのは…序盤は本当に探り探り世界が広がっていく感じでアルセノンとは?なぜリタという船にフローライトは閉じ込められているの?最高統治府とは?ドラル王は何をしようと?と靄がかかった状態で進んでいきます。しかし物語が中盤になってくるとそれらが繋がってきて、また一見離れているように見えたアルム、オリヴィア、クリストバルの3人が導かれるように同じ場所に集まってきて物語が交差していく様子も良かったです。ただやはり壮大な物語のほんの始まりだという感じは否めず、終盤がどうしても盛り上がりにかけたりとページ数の割に物語が進行していないのが…いやもちろんアルムとフローライトについては物語はしっかり動いているんですけどね…面白かったんですけど、あまりにも物語が壮大すぎるが故に消化不不良感が否めないお話でした。

キャラ B
誰かに魅力がないというわけではないんですけど、いかんせん15人弱の主要登場人物が出てくることもあり個人個人の魅力が…アルムとフローライトに関しては見せ場や過去の掘り下げもありましたけど…オリヴィアとクリストバルの関係とかもっと見たいキャラ同士のかけあいがたくさんありすぎます…

最後に
面白かったんですけど、あまりにも物語が大きすぎかつキャラが多すぎて…巻数を重ねれば重ねるだけ面白くなると思うので続刊に期待したいですね…

どんな人にオススメか?
壮大なファンタジーが好きな方は。1巻はまだまだ序章?とも取れる感じで本領発揮は2巻以降になるんですかね…キャラもいいのでここからグングン伸びていくのに期待できる作品です。気になった方は。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



忘却の楽園I アルセノン覚醒 1 



著者



土屋瀧



レーベル



電撃文庫



ISBN



978-4-04-913684-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは成家慎一郎さんの「フードコートで、また明日。」です!
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ストーリー A
一見清楚な優等生で近寄りがたい雰囲気の和田と金髪で派手に日焼けしたギャル風の見た目の山本。お互いに違う学校に通うも、毎日フードコートで集まり放課後の時間を過ごしていた。学校ではお互いに一人ぼっちだけどフードコートにくれば和田が/山本がいる。そんな2人の日常が始まる…

〜フードコートで毎日会える〜
Twitterでみかけて気になって購入。最初はここまでギャグ路線だと思わなくてするっと物語に入っていけなかったんですけど、一度ハマってしまうと抜け出せない麻薬のような中毒性がありましたね…めちゃくちゃ面白い青春百合コメディでした!
深窓の令嬢のように振る舞う和田とギャル的な見た目ゆえに周りから怖がられる山本。そんな2人は放課後になると毎日フードコートに集まってくだらない話に興じている…まずこの設定だけで美味しいですよね。がっこうではお互いに一人ぼっちな2人の少女が、フードコートでは信頼できる友達と本当の姿で会話できる…めっちゃいいです。そしてこのフードコートという舞台の妙ですね。特別感はないけどちょっと非日常っぽさもある。マックだと多分毎日は食べられないし、カラオケとかだと高い。無料でも居座れてなんでも食べられる。そんなちょっとだけ特別でその場所にいやすい空間というのが最高でしたね。お話は基本的にギャグ要素?多めの短編がいくつも入っている構成です。見た目とは裏腹に普通に女子高生で普通に面白い和田と山本のやりとりは見ていて愛おしいですね。表情も豊かで見ていて飽きないです。最終話の見開きの演出には思わずやられてしまいました。めっちゃ面白い青春百合ものでした!

キャラ A
和田は本当にいい表情しますね…学校では深窓の令嬢で通っているのに山本の前だとめちゃくちゃ面白い表情を見せてくれる…こういう女の子最高です!山本は普段はクールに和田のことをあしらっていますが、和田が山本のことが好きな以上に山本は和田のことが好きで…こういう義理堅いというか友達思いのところいいですね…あと個人的にはゴリラさん好きです。

最後に
めっちゃ面白かったのでまだまだ和田と山本のお話は見ていたいんですけどこれって2巻とかあるんですかね?あるならぜひ…!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



フードコートで、また明日。



著者



成家慎一郎



レーベル



KADOKAWAコミックス



ISBN



978-4-04-109892-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回3月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から31日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、3月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

3月17日発売 星海社FICTIONS
「夢の国から目覚めても」宮田 眞砂(著)切符(イラスト)

3月18日発売 ガガガ文庫
「月とライカと吸血姫6 月面着陸編・上」牧野圭祐(著) かれい(イラスト)




3月19日発売 富士見ファンタジア文庫
「武装メイドに魔法は要らない」忍野 佐輔(著者) 大熊まい(イラスト)
「フラれてから始まるラブコメ」きのこ姫(イラスト) 金木犀(著者)
「スパイ教室 短編集01 花嫁ロワイヤル」竹町(著者) トマリ(イラスト)
「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。 その2」長岡マキ子(著者) magako(イラスト)
「幼馴染の妹の家庭教師をはじめたら3 再会した幼馴染の家庭教師もすることに」すかいふぁーむ(著者) 葛坊 煽(イラスト)
「公女殿下の家庭教師8 再臨の流星と東都決着」七野りく(著者) cura(イラスト)













3月25日発売 MF文庫J
「チヨダク王国ジャッジメント 姉と俺とで異世界最高裁判所」紅玉 ふくろう(著者) jonsun(イラスト)
「PAY DAY 1 日陰者たちの革命」達間 涼(著者) 小玉有起(イラスト)
「義妹生活2」三河ごーすと(著者) Hiten(イラスト)
「殺したガールと他殺志願者2」森林 梢(著者) はくり(イラスト)










3月25日発売 メディアファクトリー(単行本)
「佐々木とピーちゃん2 異世界の魔法で現代の異能バトルを無双していたら、魔法少女に喧嘩を売られました ~まさかデスゲームにも参戦するのですか?~」ぶんころり(著者) カントク(イラスト)




3月25日発売 ダッシュエックス文庫
「会話もしない連れ子の義妹が、長年一緒にバカやってきたネトゲのフレだった」


3月25日発売 オーバーラップ文庫
「ガンナー・ガールズ・イグニッション Case1. 青龍寺天最初の事件」山口隼(著者) 一色(イラスト)
「美少女と距離を置く方法 2.ぼっちとクールと恋敵、キスとヤキモチと修学旅行」丸深まろやか(著者) シソ(イラスト)





以上になります!
注目の新作は「武装メイドに魔法は要らない」「PAY DAY 1 日陰者たちの革命」前者はもう表紙で圧倒的に勝利ですよね。戦うメイド。面白くないわけがない!ということで期待値MAXです!「PAY DAY」は現代異能?のダークヒーローものということで最近あまり見かけないタイプの作品なので楽しみです!

続刊は「月とライカと吸血姫6」「美少女と距離を置く方法2」に注目!「月とライカと吸血姫」は久しぶりの本編続刊ということで楽しみですね!担当編集者の湯浅さんもTwitterを始められて戦闘準備完了してるのでめっちゃ面白いの期待してます!美少女と距離を置く方法2」は1巻で見せくれた距離感が素晴らしかったので2巻でさらに近づくであろう廉と理華の二人を見るのが楽しみですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
3月も引き続きよろしくお願いします!

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