2021年06月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは機村械人さんの「君は初恋の人、の娘」です!
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ストーリー B
内容は、かつて3歳年上の幼馴染の朔良に恋をしていた釘山一悟。しかし彼女は中学卒業と同時に資産家と結婚して海外に行ってしまった。それから十数年後、大型雑貨店の店長を務めている一悟は酔っ払いに絡まれている女子高生のルナを助ける。驚くほど朔良に似ている彼女はなんと、朔良の娘だった。しかも朔良や朔良が嫁いだ資産家はすでに他界しており天涯孤独の身だという。ルナを朔良から聞かされていた思い出の中の一悟に恋心を抱いていたと言い自分を恋人にしてくれないかと一悟に迫るが…とこんな感じです!

〜初恋の人によく似た女子高生は〜
機村械人さんの新作。個人的には初挑戦の作家さんですね。個人的には微妙でした。これ以降面白いとは言わないので見たくない方はブラウザバックで
個人的には最初の朔良との思い出エピソード以降はただただ微妙でしたね…まずルナを助けたシーン。28歳の社会人が一人暮らししている女子高生の家にたったあれだけのやりとりで上がり込みますか?いくらフィクションでもそりゃないっすよ。しかもそこそこ大きい雑貨店で店長をやるような人間なんですよね?このあとルナに一悟の家の住所を教えたパートにコンプライアンス教育のやり直しだなとかなんだとか言っている描写もあるんですけど…いやまずはお前がコンプライアンスどうにかせーや。しかも上がり込んだ女子高生の家で酒を飲む。まーじでない。気持ち悪すぎる。生理的にマジで無理。こういうキモさを狙った物語なのかと邪推してしまうくらいには無理です。とだいぶ無理だったのにそこからさらに無理が続いていきます…倫理観のない一悟につられるように倫理観のないルナ。それをきちんと拒絶してあげない一悟。いや拒絶しないのはいいんですけど、そのなぁなぁな態度やめろや。初恋だった幼馴染の姿をルナに重ねるのはいいですし、むしろそこはすごくいいんですけどそれ以外が全部だめです。序盤のキモさが作品の核であり面白い要素である「初恋の幼馴染の娘に、幼馴染の姿を重ねる」という部分を全て台無しにしています。生りれきに無理でした。

キャラ B
一悟がキモすぎる。話を進めるためだとしてもほいほい女子高生の家に上がり込んだり、さらには酒を飲むような男はマジで無理です。ルナもルナで常識なく一悟に迫っていくのがマジで無理。お母さんが話していた思い出の幼馴染の男の子ならなんだっていいんすか?無理。あと朔良が16歳の時にルナを産んでいるというのもこの作品の倫理観を見るとおぞましさを感じますよね…何やってんだよ資産家…女子高生の年齢の女性を…と思うだけで無理です。

最後に
個人的には無理でした。初恋の幼馴染の娘に、幼馴染の姿を重ねるという部分以外は全てダメ。生理的に無理。オススメはしないですし、続刊は買いません。

どんな人にオススメか?
オススメはしません。気になる人は試し読みの上、読めばいいと思います。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



君は初恋の人、の娘



著者



機村械人



レーベル



GA文庫



ISBN



978-4-8155-1153-8


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは呂暇郁夫さんの「楽園殺し 鏡のなかの少女」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A
内容は、有毒な砂塵が舞う偉大都市。荒廃した都市では有毒な砂塵から身を守るためそこで暮らす人々はみなマスクをしていた。そして砂塵を取り込み様々な能力を発現させる人々がいた。都市で悪事を働く砂塵能力者を取り締まる粛清官のシルヴィは射撃の名手として剣を扱うシンと共に偉大都市で暗躍する悪を狩っていた。そんなある日、人を獣に変貌させるドラッグが流通するという事件が発生する。黒幕を追うシルヴィとシンだが、ドラッグの流通にはある黒い過去が関係していて…とこんな感じです!


〜少女の復讐〜
呂暇郁夫さんの新作!といっても前作にしてデビュー作の「リベンジャーズ・ハイ」と世界観が同じというか、シルヴィ視点になったほぼ続刊ですね。ストーリー的にも前作の続きという立ち位置が強く個人的にはこの作品単体よりは前作も読んでいる方が楽しめるなと感じました。
閑話休題。
お話としてはまだまだ序盤というか、完全に続く前提の1巻でしたが荒廃した偉大都市を舞台にしたどことなくサイバーパンクを感じる素晴らしいSFアクションでした!面白かったです!
まず序盤。シルヴィの任務の様子が描かれます。どことなく焦りを感じる彼女の行動と、そんな彼女に訪れる危機を防ぐチューミーことシン。前作での二人のバディっぷりは様々な危機を乗り越えて完璧になっていく過程がとことん最高でしたが、今回はちょっと不穏な感じですね…そして二人に人を獣に変化させるドラッグの調査が命じられます。偉大都市で幅をきかせるギャングたちが売り捌くそれは、偉大都市に根を深く生やすばかりか都市の過去にも深く関わる代物で…まだまだ全容は見えてこないですけど、こういう問題は見ていてぞくぞくしますね。一方、シルヴィはとにかく色んなことに焦ります。自分より後から入ってきたくせにあっさりシルヴィの階級を抜いたシンに対して、そして両親殺しの復讐を果たせない自分に対して…偉大都市で巻き起こるアレコレに対して自分が何もできていない。彼女の焦りがとにかくガンガン伝わってきます。物語は終盤に急展開。捉えられていた男の脱走を機に人を獣に帰るドラッグの事件は一気に偉大都市に牙を剥き始めます。そして戦いの中でシルヴィはシンと決定的な溝を作ってしまいます…ここからどうなるのか…というところで終わってしまい正直かなり中途半端感は否めませんがこの時点でもかなり面白いので続刊に期待ですね。

キャラ A
シルヴィは「リベンジャーズ・ハイ」の時と全然印象違いましたね…彼女がこんなに焦っているところなんて正直想像できませんでした。でも乗り越えてほしいですね。シンはシルヴィの良きパートナーで彼女をなんとか救おうとしていましたが…戦闘中の行動が裏目に出てしまいましたね…シンも頑張ってほしいです…

最後に
1巻時点ではまだまだ序盤かつかなり中途半端なところで終わっているのでとにかく早く続刊が読みたいです!続き待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



楽園殺し 鏡のなかの少女



著者



呂暇郁夫



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-453012-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは赤石赫々さんの「サベージファングお嬢様 史上最強の傭兵は史上最凶の暴虐令嬢となって二度目の世界を無双する」です!
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ストーリー A
内容は、神に選ばれた証とされる美しい髪を持つ公爵令嬢ミレーヌ。だが、幼い頃から甘やかされ育った彼女は王妃となった途途端に税金を釣り上げ贅沢三昧で国を崩壊させてしまう。そんな崩壊間近の国で<野蛮なる牙(サベージファング)>という二つ名で恐れられる最強の傭兵は、戦いの果てに死んでしまう。だが、なぜか彼女は国が崩壊する前の時代で公爵令嬢のミレーヌに転生する。王国崩壊の歴史を繰り返さないため、見た目は美少女中身は凄腕傭兵なミレーヌの戦いが始まる…とこんな感じです!

〜お嬢様になった最強の傭兵が無双〜
赤石赫々さんの新作!発売前からコミカライズが決まるなどの注目度の高い作品ですね!個人的には初挑戦の作家さんです!まず言わせてください…この作品すごく面白いです!好き放題やっていた王国崩壊の原因である少女に転生しもう一度やり直すTSバーサクファンタジー!俺様口調なお嬢様がバイオレンスに舞う姿にやられました…面白かったです!
まず序盤。王国崩壊の歴史がサベージファング視点から語られます。神に選ばれた豊富な魔力と髪色を有するミレーヌ。幼い頃から散々甘やかされて育てられた彼女を誰も止められす、王子と結婚してから税金と釣り上げ反乱を招きそして処刑される…国の崩壊のテンプレートのような展開…そしてそれに図らずとも巻き込まれ激闘の末にサベージファングは命を落とします。この王国崩壊の歴史だけでもとにかくすごかったですね!サベージファングが戦場で見える圧倒的な戦い、そしてミレーヌのラストと崩壊した王国…全ての描写が圧倒的でした。そして悲劇的な最期を迎えたサベージファングはなぜか王国崩壊前の時間でミレーヌに転生します。そして始まるサベージファングなお嬢様物語!ミレーヌが持つ天性の強さに驕らず剣の腕を磨くミレーヌ。磨き上げた剣の腕は隣国にまで届き、前の歴史では王国を崩壊に追い込む決定打にもなった軍事大国・コルオーンの武闘派姫のコレットにも認められるほどに!こういう武闘派な成り上がり劇あ見ていて本当に楽しいです!中盤以降はミレーヌが中立国の学園に入学し、前の歴史では結婚するはずだった王子のアルベール、そしてコレットともに学園生活を送っていきます!もちろん普通の学園生活ではなく血生臭い感じが最高ですね!終盤の怒涛の展開もグッド!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
ミレーヌは本当に最高でしたね!サベージファングと呼ばれた伝説の傭兵の魂をその身に宿し、剣の腕を鍛え上げ前の歴史では崩壊してしまった王国の運命を変えていく…野蛮ながらも前向きなその姿が人を魅了します!アルベールは少女のようなかわいさを持つ王子!最初はオドオドしていましたが、徐々にミレーヌの強さにあてられて逞しく?なっていましたね…メイド姿は最高だと思います!コレットも武闘派なお姫様としてミレーヌといい関係を築いていました!

最後に
バイオレンスなTSバトル学園ファンタジーとして楽しく読ませていただきました!これは早く2巻も読みたいです!まだまだミレーヌの戦いっぷりを見たい!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
TSものが好きな方は!ファンタジーとしても圧倒的なバトル描写にガンガン読ませてくれる文章で読み手を虜にさせてくれます!ミレーヌ、アルベール、コレットをはじめ魅力的なキャラもグッド!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



サベージファングお嬢様 史上最強の傭兵は史上最凶の暴虐令嬢となって二度目の世界を無双する



著者



赤石赫々



レーベル



富士見ファンタジア文庫



ISBN



978-4-04-074141-3


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは広ノ祥人さんの「モブしか勝たん! お前らが俺にデレデレなお嫁さんになるって本当なの?」です!
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ストーリー A
内容は、幸せな結婚生活を送っている夢をみた香坂海翔。お嫁さんはすごく美人でちょっとやんちゃだけど甘えん坊で…と幸せな夢だったがなんとそれはただの夢ではなく未来予知だった⁉︎さらに結婚相手は地味っ子な華風院か陽キャな木下のどちらか⁉︎夢に出てくるお嫁さんは果たして二人のうちどちらなのか…悩む海翔だがなんと突然海翔たちが通っている双葉学院が廃校の危機に⁉︎廃校反対活動を通して海翔は華風院か木下のどちらが未来のお嫁さんか見極めることになるが…とこんな感じです!

〜未来の俺の嫁は華風院?それとも木下?〜
広ノ祥人さんの新作!「あまのじゃくな氷室さん」でデビューされた作家さんの2作目となります!個人的には初挑戦の作家さんです!ちょっと懐かしい感じの賑やかなラブコメで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

夢をアレンジできるVRゲームを楽しもうと思っていた海翔が見た夢は未来のお嫁さんの夢。しかもそれはただの夢ではなく未来を予知する予知夢だった⁉︎というところから物語は始まります。やんちゃ嫁ちゃんかわいいですね…こういうお嫁さん好きです…そして始まるお嫁さんを見つけて廃校の危機に立ち向かう物語。未来のお嫁さんはクラスの地味っこの華風院か陽キャなそばかすっ子の木下のどちらか。二人と一緒に双葉学院廃校の危機に立ち向かう活動をする中で、どちらが未来のお嫁さんか見極めていきます!華風院も木下も最初は海翔にツンとした態度をとりますが、廃校を防ぐために色々と活動をしていく中で親交を深めていく中でどんどんかわいいところを見せてくれましたね!しかしお嫁さん探しも廃校阻止もなかなか思う通りにいきません。お嫁さん探しは夢でお嫁さんの名前を聞くことができないため、ノーヒントの状態で華風院か木下のどちらがお嫁さんなのかずっと迷うことに…さらには廃校阻止活動の結果、お嫁さんと結婚しなくなる未来に変わってしまい…ピンチの連続でも廃校を防ぐため、そして未来のお嫁さんのために頑張る海翔が魅力的でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
海翔は時々サムいこといったりしまづけど汗基本的にはいいやつでしたね。廃校の危機に立ち向かい、そして華風院や木下のことをしっかりと考えて行動できる
!いい主人公でした!華風院は地味っ子なおかっぱガール!地味故にちょっとかなり自虐ぽいところもありますが、廃校の危機に一緒に立ち向かう中でどんどんかわいいところを見せてくれました!木下は最初は華風院以上に海翔につっけんどんな態度でしたが、華風院と同じく廃校の聞きに立ち向かう中でどんどんかわいくて芯が強いところを見せてくれましたね!終盤の友達だと思っていたやつらに反発するシーンはグッド!

最後に
未来のために廃校の危機に立ち向かう海翔のラブコメをとことん楽しませていただきました!これはぜひ2巻が読みたいですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
THE・ラブコメ!なお話が読みたい方は!主人公やヒロインは魅了的ですし、未来のお嫁さんは誰なのか、そして廃校の危機に立ち向かうお話が熱い!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



モブしか勝たん! お前らが俺にデレデレなお嫁さんになるって本当なの?



著者



広ノ祥人



レーベル



MF文庫J



ISBN



978-4-04-680441-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回5月後半発売の注目ライトノベルを紹介していきます!後半は16日から31日発売のライトノベルです!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、5月後半に発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

6月18日発売 ガガガ文庫
「育ちざかりの教え子がやけにエモい4」鈴木大輔(著) DSマイル(イラスト)
「魔女と猟犬2」カミツキレイニー(著) LAM(イラスト)
「楽園殺し 鏡のなかの少女」呂暇郁夫(著) ろるあ(イラスト)







6月18日発売 富士見ファンタジア文庫
「サベージファングお嬢様 史上最強の傭兵は史上最凶の暴虐令嬢となって二度目の世界を無双する」赤石赫々(著者) かやはら(イラスト)
「門番少女と雨宿りの日常」寿司サンダー(著者) 姐川(イラスト)
「聖剣使いの最強魔王」春日部タケル(著者) ハリオ(イラスト)
「古き掟の魔法騎士 II」羊太郎(著者) 遠坂あさぎ(イラスト)








6月25日発売 MF文庫J
「祈る神の名を知らず、願う心の形も見えず、それでも月は夜空に昇る。」品森 晶(著者) みすみ(イラスト)
「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~11」ぶんころり(著者) またのんき▼(イラスト)





6月25日発売 オーバーラップ文庫
「底辺領主の勘違い英雄譚3 ~平民に優しくしてたら、いつの間にか国と戦争になっていた件~」馬路まんじ(著者) ファルまろ(イラスト)



以上になります!
注目の新作は「楽園殺し」と「祈る神の名を知らず、願う心の形も見えず、それでも月は夜空に昇る。」の2作品!前者は「リベンジャーズ・ハイ」でデビューした呂暇郁夫さんの新作!なんとなく前作で見覚えのあるマスク(ヘルメット?)が表紙に移りこんでいるので非常に気になります…後者は「幻想再帰のアリュージョニスト」の作者さんのファンタジーということで気になっています。「幻想再帰のアリュージョニスト」は未読なのですが、そちらの評判はいいので楽しみです!

続刊は「育ちざかりの教え子がやけにエモい4」「魔女と猟犬2」に注目!「育ちざかりの教え子がやけにエモい」は4巻で完結ということでひなたがどのような道を選ぶのか楽しみです!「魔女と猟犬」は1巻がめちゃくちゃ面白かったので続刊待ってました!今回もダークなファンタジーに期待したいですね!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
6月も引き続きよろしくお願いします!

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