2021年07月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのはしめさばさんの「君は僕の後悔」です!
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ストーリー A
内容は、中学時代に自由でちょっとエキセントリックな水野藍衣と付き合っていた浅田結弦。しかし彼女の自由さに振り回された末ひどい別れ方をしてしまう。さらには藍衣は転校してしまう。高校一年生の夏、もう会うことはないと思っていた結弦の学校に転校してくる。しかも彼女はまだ結弦のことが好きだという。後悔を抱えた結弦とまだ結弦のことが好きな藍衣が再開するとき、2人の時間が再び動き出す…とこんな感じです!

〜終わったはずの恋がまた〜
しめさばさんの新作!ガガガ文庫から発売された「きみは本当に僕の天使なのか」と同時発売の新作ですね。主人公の恋の後悔と、彼の前に再び現れた藍衣が不器用に感情をぶつけあいそして答えを出していく過程が丁寧に描かれていて胸に響く作品でした!面白かったです!
まず序盤。何気ない部活での日常が描かれます。読書部という本を読むだけの部活で唯一真面目に活動する結弦と、カップラーメンを食べる小田島薫…この関係めちゃくちゃいいですね…特別なことはないけれどかわいい女の子が部室にいてカップラーメンを食べている…いいじゃないですか…しかしそんな日常は結弦がかつて付き合っていた藍衣が現れたことで崩壊していきます。中学時代に自由でちょっとエキセントリックな藍衣という少女と付き合っていた結弦。しかしそんな彼女の自由さに振り回されてひどい別れ方をしてしまいそれをずっと後悔していて…あー…いいですね…こういう思春期の青春的感情…結弦は色々思うところはあるのに藍衣は相変わらずで結弦に街を案内してなんて言ってくる…はちゃめちゃに最高じゃないですか…後悔を抱えたまま藍衣に接する結弦と変わらない好意を結弦に向ける藍衣。しかし安藤という男が藍衣のことを狙い始めたことで物語は動き始めます。ここでうじうじしちゃう結弦の気持ちは本当によくわかりますし、こういう時に背景は色々あるにせよ背中を押してくれる薫がマジでめちゃくちゃいいんですよ…その紆余曲折あってちゃんと2人で決着をつける結弦と藍衣もいい。後悔と再会の恋愛ものでした!面白かったです!

キャラ A
結弦めっちゃ好きでしたね…こういう思春期男子を好きにならずにはいられない…自分で告って自分で振った女の子のことに後悔し、その女の子に再会し他人に取られそうになると自分の気持ちは押し殺して関係ないふりをする…すこですね・・・藍衣はとにかく自由で大学生になったら突然大学を休学して世界旅行始めるタイプの女の子でしたね。自由なところばかり目立ちますが、結弦に対する気持ちや想いは本物でしたね。薫は高校時代に文科系の部活動の部室にこういう女子がいてほしかったNo1ですね…第二ボタン開けていて下着なんて余裕で見えて、カップラーメンばかり食べているのに困っているときに頼りになってめっちゃ女の子。好きにきまってるじゃん。

最後に
めっちゃ刺さる恋愛ものでした!こういうの好き!好きです!これはぜひ続刊読みたいですね!結弦と藍衣がこの恋にどんな決着をつけるのか、そして薫は…2巻待ってます!

どんな人にオススメか?
恋愛ものが読みたい方は!思春期の少年の感情がこれでもか!と伝わってきます!結弦と藍衣の関係もめちゃくちゃいいんですけど、薫がマジで男が思春期に見た幻想の塊ってくらい刺さる女の子でした。とにかくめちゃくちゃオススメなので気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



君は僕の後悔



著者



しめさば



レーベル



ダッシュエックス文庫



ISBN



978-4-08-631427-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは雨森たきびさんの「負けヒロインが多すぎる!」です!
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ストーリー A
内容は、友達もろくにいない陰キャな温水和彦。彼は同じクラスの八奈見杏奈が振られているところを目撃してしまう。なんと彼女は幼馴染の男子のことがずっと好きだったが、ぽっと出の他の女の子に奪われてしまったらしい。そんな彼女となぜかファミレスで一緒に食事をすることになり、お金を持っていなかった杏奈は代金の代わりにお弁当を作ってくるという。そしえ始まる杏奈とお弁当を食べる日々。そして集まってくる負けヒロインたち。陸上部の焼塩檸檬に文芸部の小鞠知花…なぜか負けヒロインに好かれる温水の青春が始まる!とこんなかんじです。

〜負けヒロインになぜか好かれる〜
第15回小学館ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作。かなりメタなラブコメでタイトルからメタいことは想像できていたんですけど、想像以上のメタさでした。かわいい負けヒロインと彼女たちに振り回される温水の青春が楽しいラブコメでした!面白かったです!
陰キャの温水はある日、同じクラスの杏奈が幼馴染の男子に振られている姿を目撃してしまいます。そしてなぜかファミレスで一緒に食事をすることになり、お金を持っていなかった杏奈は代金の代わりにお弁当を作ってきてちょっとずつ代金を返すという提案をしてきます。杏奈さんは序盤にして見事な負けっぷりでしたね…こんな典型的なフラれる幼馴染女子は久しぶりに見ました。そして始まる杏奈と過ごす昼休みの日々。杏奈の負けっぷりをおかずに杏奈の作ったお弁当を食べる。毎日ちょっとずつ減っていくファミレス分の代金が、温水と杏奈の関係をちょっとずつ近づけていきます。しかし負けるヒロインは杏奈だけではなく、陸上部の檸檬や文芸部の小鞠といった負けヒロインたちも登場しどんどんカオスに…なんでこんなに負けちゃうんですか…なんでこんなに女の子の涙を見なくちゃいけないんですか…とにかく登場する女の子たちは圧倒的に敗北していきます…その負け方が美しいほどにメタい…終盤は青春ラブコメらしい展開もあり、最後まで負けるヒロインと陰キャの謎青春をとことん楽しませていただきました!面白かったです!

キャラ A
温水はTHE陰キャといった感じでしたね…彼の魅力はなかなか伝えづらいですがいい奴ではありました。杏奈は見事な負けポジション幼馴染女子。なんで幼馴染が負けてしまうのか…終盤の彼女の叫びは刺さりましたね。他にも陸上部の元気アホっ娘の檸檬や、文芸部のおどおど小鞠ちゃんなど魅力的なヒロインがたくさんいましたが個人的なお気に入りは温水の妹の佳樹。ダメダメなお兄ちゃんを心配してくれるいいやつでした。

最後に
メタなラブコメとして楽しく読ませていただきました!これは長く続くとさらに面白くなるタイプの作品だと思うので続きが楽しみですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
メタなラブコメ、負けヒロインが好きな方は!ヒロインたちの見事な負けっぷりはもういっそ清々しいくらいです。そこそこメタいので好き嫌いはある程度分かれる気もしますが終始安定して面白く、安定してヒロインたちが負けるので好きな方は楽しめると思います。気になったかたは!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



負けヒロインが多すぎる!



著者



雨森たきび



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-453017-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは高野小鹿さんの「カーストクラッシャー月村くん」です!
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ストーリー A
内容は、カーストトップに君臨する超絶リア充の月村響。雑誌の専属モデルを務める牧田奏という美少女の彼女もいて、友人にも恵まれて充実な学園生活を謳歌していた。そんなある日、友人の藤代亮介がクラスの根暗オタク女子の桐谷羽鳥が好きだということを知る。常にマスクをしている彼女の顔が実はものすごく可愛くその姿に惚れてしまったという。亮介の恋を成就させるため、そして響自身のある目的のために羽鳥をプロデュースすることになるが…とこんな感じです!

〜ポテンシャル抜群のオタク女子をプロデュース!〜
高野小鹿さんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね。まず言わせてください…この作品すごく面白いです!ラブコメなら2021年下半期トップクラス確定!根暗女子をプロデュースというテーマをこんな風に魅せるのか!という展開に魅力的なキャラ。派手さこそないですが、堅実に確実に面白い青春ラブコメをがつんと楽しませてくれる作品でした!面白かったです!
カーストトップに君臨する響。雑誌で専属モデルをするくらい美人な奏という彼女がいて、亮介といった友達や奏とはまた違ったタイプの静玖、ココといった女友達もいる。まさにリア充オブリア充な響。そんな彼は亮介がクラスの根暗女子で常にマスクをしている羽鳥が好きだということを知ります。彼の恋を成就させるため、そして響自身のある目的のために羽鳥をプロデュースすることに。序盤はとにかく圧倒的リア充な響にすごいしか感想が出てこなかったですね…ただリア充なだけではなくて人のことをよく見ている…これがカーストトップ…しかもカーストトップの亮介がクラスの根暗女子を好きでいたらどうなるのかという計算もした上で羽鳥をプロデュースしようという行動ですよ…そしてやや強引に?羽鳥の改造計画が始まります。マスクは絶対に取らないという彼女に対して奏、静玖、ココのリア充女子3人がバックやヘアスタイルなどを変えて行きます。このあたりの羽鳥を変える描写はすごくよかったですね。ちゃんと理論めいたものがあり、でも専門的すぎない。いい塩梅で丁寧に羽鳥が変わる様子が描かれていました!そうしてちょっとずつ変わっていく羽鳥ですか終盤に急展開を迎えます。おぉーこっちの方向に持っていくのか…と驚きはありつつ人間関係がちょっとさらにややこしくなりそうな感じも非常によかったですね!派手さこそないものの、丁寧なストーリーと終盤の驚きの展開、魅力的なキャラで魅せる素晴らしい青春ラブコメでした!面白かったです!

キャラ A
響は超人すぎましたね…これがトップオブリア充ですか…でもそんな彼が終盤で見せた人間臭さで彼のことはすごく好きになりました!奏は完璧な美少女にして響の彼女。ツンとして近寄り難い印象があったんですけど、羽鳥のプロデュースのために色々考えてくれたりといい奴でしたね…羽鳥は自分を変えようとする根暗女子。常にマスクをしていますが、マスクを撮るととんでもない美少女というのがベタですけど最高ですね!オタクっぽい彼女がオタク趣味だけどかわいい女の子になっていく姿がすごく魅力的でした!

最後に
めっちゃ面白い青春ラブコメでした!終盤の展開もあってこれは早く2巻が読みたいですね!羽鳥プロデュース計画はどうなるのか、そして絡まり始めた人間関係は…2巻待ってます!

どんな人にオススメか?
青春ラブコメが好きな方は!カーストとタイトルにありますが、カーストものの匂いは1巻では強くはなく(ないとは言っていない)どちらかというと羽鳥のプロデュースと人間関係のこじれ始めが印象的でしたね。派手さはないですけど、堅実に確実に面白いそんなラブコメです!気になった方はぜひ!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



カーストクラッシャー月村くん



著者



高野小鹿



レーベル



オーバーラップ文庫



ISBN



978-4-86554-956-0


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて今回は先日僕のTwitterスペースで開催した#学生ラノベ読みインタビュースペースというスペースのまとめ記事です!

どんなスペースをしたのかというと「高校一年生から大学三年生のラノベ読み6人にラノベに関する10の質問をしてみる」といういたってシンプルな内容です。質問は以下の10個。

①初めて読んだラノベは?
②どこでラノベ買う?
③ラノベの情報はどこで手に入れる?
④ソフトカバーサイズのラノベ読む?
⑤クラスメイトや友達の間で1番人気のラノベは?
⑥ラノベ以外の趣味は?
⑦月に購入するラノベの冊数は?
⑧小説家になろうやカクヨムは読む?
⑨リアルで周囲にラノベ読んだり話したりできる人はいる?
⑩なんでラノベ読むの?(マンガとかソシャゲとか他にも安く楽しめる趣味はあるけど…)

というわけで、高校一年生から大学三年生の方の回答をまとめました!一応メモしながらインタビューさせていただいたんですけど、細かい部分は省略させていただきますので悪しからず…スペースを聞いてくださった方のTwitter上の反応はこちら
それではいってみましょう!

高校一年生 望月るなさん

①はがない
②積文館、ブックオフ、楽天ブックス
③Twitter、YouTubeなど
④読む(一番好きな作品は「異世界はスマートフォンとともに」とのこと)
⑤SAOが一番多い
⑥ゲーム
⑦10~20
⑧なろうは読む
⑨1人居る
⑩読んでて1番楽しいから

雑感
当日は残念ながらスペースにはご参加いただけなかったのですが、事前にいただいていた回答を僕が読み上げました。初めて読んだラノベがはがないということで「よかった!まだ僕とそんなに感覚や時代はずれてないぞ!」とめっちゃ安心しましたね。参加された方の中では唯一YouTubeでラノベの情報を集めているとのことで、最近人気のラノベ系ユーチューバーの影響を感じました。クラスメイトや友達の間で人気のラノベはSAOとのことでやはりSAOは強いなと感じました。

高校二年生 げいるさん

①SAOのマザーズロザリオ(友達に勧められて読んだけど当時はラノベだと思っていなかった。ラノベだと意識して読んだのは青豚)
②ブックオフ、ブックウォーカー(メロンブックス)
③Twitter
④読まない
⑤公女殿下、チラムネ
⑥アニメ(有名どころは見る。毎期10タイトル前後)
⑦中古20~30、最近は新品を買ってない
⑧一切読まない(縦スクロールで読めない。読んだ感がない)
⑨ほとんどいない
⑩ラノベは長い時間思い出として保持されるから。漫画はコスパ悪い(お金がないから読めない)。ソシャゲはやってるけどガチではない(ソシャゲは一時の満足感しか得られない)
雑感
なんとなく高校生らしいなと感じるご回答でした。⑤の質問でチラムネが出てくるあたりやっぱり学生に人気なんだなと感じました。あと学生らしくお金がないのでソフトカバーサイズの作品が買えないとか、中古で結構買っていますというのは僕が高校生くらいの時とあまり変わっていない印象。なろう読むの苦手…というのはめっちゃ共感しましたw

高校三年生 とこーさん

①SAO(ラノベだと意識して読んだのはモブ恋)
②アニメイト、メロンブックス、書店、Amazon
③公式HP、Twitter
④今はあんまり読んでない。中学生の頃「蜘蛛ですが、何か?」読んでいたとのこと。(値段が高くて読めないのと、そもそもファンタジーはあまり読まない)
⑤よう実
⑥アニメ、漫画、ドラマ、自己啓発本、小説執筆
⑦平均3冊
⑧読んでいたけど、読んだ作品のクオリティが低かったことと長い作品が多くて読んでない
⑨一方的に勧める相手は2、3人いる
⑩コスパ。学校で読めるのはラノベ。

雑感
モブ恋が初ラノベというのに非常に驚きましたね…今の高校生モブ恋知っているんですね…クラスメイトや友達の間で1番人気のラノベは「よう実」とのことでチラムネと共に時代の流れを感じますね…ラノベを読む理由がコスパというのも納得ですね…学生お金ない…

大学一年生 atsupopさん

①よう実、魔法科、弱キャラ
②アニメイト、メロンブックス
③Twitter
④買ったことがない。値段が高い…

⑤ラノベが趣味とは言いづらくわからない…高校生の頃はよう実、俺がいるが人気だった
⑥野球観戦、サッカー観戦、ソシャゲのプロスピ
⑦2~3冊、多い時は10冊
⑧一時期なろうを読んでいたがキャラの名前が覚えられずに今は読んでいない。カクヨムは読んでいない。なろうのほうがデザイン的に読みやすい
⑨高校時代の友達がいる
⑩なんでかわからない…明確な理由はない

雑感やっぱり今の10代にはよう実が人気だなと感じますね…ちなみに俺がいるの名前がインタビューで登場したのは初で以後は登場しませんでした。僕たちが高校生の頃は俺がいるという感じでしたが、弱キャラ友崎くん、チラムネに世代交代が順調に進んでいる気がしますね…

大学二年生 へいちょーさん

①進撃の巨人のノベライズ(ノベライズでなければSAO)
②近所の書店、メロンブックス、ブックオフ、まんだらけ、駿河屋
③ラノベの杜、読書メーター、Twitter
④ほとんど読まない。値段が高くあまり情報が入ってこない(読んでる方が少ない)
⑤人気はわからない(TwitterのTLではたんもしが人気そう)
⑥ハヤカワJA、ゲーム配信を見る
⑦20~30、少ないと1冊
⑧なろうもカクヨムも読んでいた。なろうだと異世界迷宮の最深部を目指そう、カクヨムだと横浜駅SFやおにぎりスッタバー)
⑨いない。自己完結してる
⑩SAOにはまったから。ルーツがライトノベルだから

雑談
初めて読んだラノベに3回目のSAOが登場!やっぱりSAOはラノベへの入り口としてぴったりな作品なのでしょうか。ラノベの情報はラノベの杜さんで手に入れるとのことで、ここにきてようやくラノベの杜さんのお名前が出てきてめちゃくちゃ嬉しかったですね!ラノベ読みはやっぱりラノベの杜ですよ!⑩の質問の回答は個人的には一番しっくりきましたね。やっぱり原体験にラノベがあるとそこから離れられないんですよね…

大学三年生 トイレの番人さん
①SAO
②メロンブックス(通販。コロナで実店舗に行けないので)
③Twitter、公式HP、ラノベの杜
④月2、3冊読む
⑤ダンまちが好きな友人がいる。高校の頃はSAOが人気
⑥漫画、ゲーム、YouTube、将棋
⑦20~30冊
⑧どっち読む。ありふれ、お隣の天使様、失格紋の最強賢者、V伝など
⑨大学がオンラインなので話をする機会がない…
⑩1冊2hで読める。頭の中で想像できる。集中力が続く
雑感
やっぱりSAOが強いですね…学生には珍しく?月に買う冊数も多くてソフトカバーも月2、3冊読んでいて、さらにはなろうもカクヨムも読んでいるとのことでこれまでインタビューしてきた学生さんたちとはちょっと違った印象でした。⑩の質問の回答も「頭の中で想像できる」とのことで、普段頭の中でイメージしない僕にとっては意外な回答でした。

以上です!
6人の方にインタビューして思ったのはやはりSAOが人気だということと、僕たちの世代では俺がいるがめちゃくちゃ強かったのが今は弱キャラ友崎くんやチラムネ、よう実に世代交代しているということですね。僕も大学を卒業してはや3年。今の学生の感覚がわからなくなっていたので、学生の感覚を知ることができる貴重な機会でした。インタビューを受けていただいた方改めてありがとうございます!


それではこの辺で(≧(エ)≦。)

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは長月東葭さんの「貘 -獣の夢と眠り姫-」です!
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ストーリー A
内容は、電子の代わりに夢を媒体とする通信技術《夢信技術》が発達した世界。共有された夢の世界で人々は睡眠時も経済活動を行うことが可能になっていた。そんな夢の世界に侵入し精神を破壊する悪夢を武力で制圧する貘と呼ばれる存在。貘に所属する瑠岬トウヤは那都神ヨミと薪花ウルカと共に悪夢を狩っていた。そんなある日、トウヤは自身の姉にそっくりな呀苑メイアという少女に出会う。彼女はある願いを叶えるためにトウヤのもとにやってきたという。メイアのことを疑いながらも行動を共にすることを決めるトウヤだが、メイアを狙い恐ろしい悪夢が出現し…とこんな感じです!

〜夢の世界で悪夢を狩る〜
第15回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作!作者の長月さんはこれがデビュー作ではなく、以前ドラゴンノベルスで「宵の国戦記」という作品を発表されているようですね。濃厚なSF設定に切れ味鋭いバトルシーンが印象的なSFアクションバトルものでした!面白かったです!
まずなんと言っても設定がよかったですね!夢信技術が発達し、現実の世界のみならず眠っている間に夢の世界でも生活ができるようになった世界。そこで発生する悪夢を狩る存在《貘》。こういう設定すごくワクワクします!物語は貘に所属するトウヤ、ウルカ、ヨミの活躍が描かれるところから始まります!この3人のチームとしての戦いや個人の戦いは見事でしたね!ウルカは遠距離が狙撃で、ヨミは剣術を使った近接戦闘で、トウヤは自身のある特性を使ってそれぞれ悪夢を倒していきます!バトルはスタイリッシュでとにかくかっこよかったですね!そしてトウヤの姉にそっくりなメイアと出会うところから物語は動き始めます。トウヤにある願いを叶えてほしいメイア。そんな彼女に振り回されながらもトウヤは彼女と交流していきます。メイアさんとのデートシーンはどこか微笑ましくてバトルメインの作品に華を添えていましたね。そして物語はメイアを狙うある存在が現れたことで急展開を迎えます。そもそもメイアはどんな存在なのか、過去に夢の世界で起きた事件により昏睡状態となったトウヤの姉のこと…散りばめられていた伏線が繋がり終盤に向かっていく展開はすごくワクワクしました!終盤はバトルも熱くて盛り上がりましたね!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
トウヤは個性が強いタイプではないんですけど、貘でリーダーを務めたりメイアと話す中で見えてくる彼の人間らしさが魅力的でしたね。メイアさんはすごく謎めいていて最初は掴みどころがなかったんですけど、彼女のことが明らかになるにつれて、その謎めいた雰囲気の裏にある彼女らしさに惹かれていきました。ウルカ、ヨミの2人も魅力的でした!

最後に
スタイリッシュなバトルが印象的なSFアクションものでした!これは長く続くとさらに面白くなりそうなのでぜひ2巻も読んでみたいですね!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
SFアクションものが好きな方は!スタイリッシュなバトルと濃厚な設定に好きな人はハマること間違いなしです!終盤に加速する物語の展開もいいですし、気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



貘 -獣の夢と眠り姫-



著者



長月東葭



レーベル



ガガガ文庫



ISBN



978-4-09-453015-5


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


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