2021年09月

雑談。毎月恒例のやつ。
最近Twitterを見ていて思っていたことをたらたら書きます。たらいです。

これはTwitterでも時々いうんですけど、ライトノベルっていうただでさえ人が少ないジャンルでいきなりデカいことをやろうとすると失敗します。デカいことというのは規模もそうですし(複数人を巻き込んだ企画とか)コスト的にもデカいことやろうとすると大抵失敗します(すごく時間かけて凝った動画をYouTubeにあげるとか…)ラノベ界隈も5年以上いるとこういうのを結構見てきていて現に今頓挫しそうな大きな企画がある認識そんなことするよりチマチマTwitterに感想書いていた方がいいよっていうのが正直なところです。

というかライトノベルのファン活動は本当にそんなに頑張らなくていいと思うんですよね。いやもちろんやるなというわけでも、デカいことに挑戦するな!というわけでもなくて、デカいことする人が10人いてパイを奪い合うよりは小さなことする人がたくさんいた方が賑やかに見えますしファン活動に対する参加ハードルも低くなると思うんですよ。

今は色んなツールがあって、5年くらい前まではラノベのファン活動で目立つならブログ一択!みたいなところがあったんですけど、今はTwitterでも結構感想を拡散してもらえて(信じられないかもしれませんが5年くらい前のTwitterでは作者と読者の交流なんてなくて作者さんに感想をリツイートしてもらえるなんて結構で稀でした)YouTubeもtiktokもある。マジで色んな媒体で色んな人に見てもらえるチャンスがあるので、まずは小さく初めてみるのがいいと思うんですよ。マジで。

あとやっぱり承認欲求満たしたい理由でラノベのファン活動している人もそこそこいる印象なんですけど、投資とリターンについては考えた方がいいと思うんですよね。めっちゃグッズ集めたり、本棚すごいことしたり、プレゼント企画したり…そういうのって結局将来自分の首をどっかで絞めるんですよね。と過去の自分に首を絞められたことがある僕が言ってみます。マジで今の自分の行いは未来の自分へのプラスかマイナスの投資なんですよ。

てか、ラノベってこんなにキラキラしたものじゃなかったと思うんですよ。いや今もキラキラしてるとは思ってないですけど、ガガガ文庫青春ラブコメ枠のファン層見てるとキラってるなーと。ラノベってもっと教室の隅っこのほうで、陽キャや女子の嬌声を聞きながら「俺だけがわかってる感」を醸し出しながら陰キャが読むやつじゃないっすか。っすよね?なんでこんなにキラキラしようとしてるんですか?夜空に埋もれる六等星でいいやん。

と思うところを色々書いたんですけど、デカいことマジでやらないほうが無難です。
普通にラノベ楽しんで、時々たまにTwitterに感想放流しましょ。

最後に最近オススメのラノベ。たまには3冊くらいあげときましょ







どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは玖洞さんの「葉隠桜は嘆かない」です!
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ストーリー A
内容は、突然魔獣と呼ばれる化け物が出現するようになった日本。そこでは魔獣と戦うべく神と契約して魔法少女となる少女たちがいた。ごく普通な男子高校生の七瀬鶇はある日魔法少女との戦いに巻き込まれ瀕死の重賞を負う。しかし神を名乗る黒猫ベルによって命を救うことと引き換えに魔法少女となる。魔法少女になれるのは女性のみ。そんな常識を覆し、魔法少女になるときだけ性別が女性となり葉隠桜として魔獣と戦うことになる鶇だが…とこんな感じです!

〜男子高校生が魔法少女になって魔獣を討つ〜
第2回アース・スターノベル大賞入賞作。玖洞さんのデビュー作ですね。早く読もうと思っていたんですけど、メンタルが整わず読むのがすっかり遅くなってしまいました…まず言わせてください…この作品すごく面白いです!いいですね!TS魔法少女もの!普段は普通の男子高校生!でも魔獣と戦う時だけ葉隠桜という魔法少女になって戦う!めっちゃ好きなちょっとダークな魔法少女ものでした!面白かったです!
まず序盤。今の日本の状況が語られます。魔獣の出現により荒廃し、それでも魔法少女の力によって復興した日本。日夜魔法少女たちが魔獣を討伐することで人々は安全な生活を送っている…このあたりの設定はとても丁寧に語られていて個人的に好印象でした!そんな魔獣が出現する日本で普通に男子高校生をしている鶇はある日魔獣と魔法少女の戦闘に巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまいます。そんな彼を助けたのは神を名乗る黒猫のベル。命を救うことを引き換えに鶫は魔法少女・葉隠桜となり魔獣と戦うことになります。いやーいいですね…こういう普通の男子高校生が魔法少女になって戦うの…TSものの醍醐味があります!そして始まる魔獣と戦う日々!魔法少女のスキルとしてどこへでも転移できる能力と、糸を使った戦闘スタイルでどんどん頭角を現していきます!もちろん魔法少女としての活躍だけではなくて、男子高校生の鶫としての日常も描かれます!この日常と魔法少女との対比が最高でしたね!終盤ではかなりのピンチに陥りますが、機転の効いた戦い方で身に迫る脅威に立ち向かっていく姿がグッドでした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
鶫こと葉隠桜はめっちゃいいキャラしてましたね!普段は普通の男子高校生、時には魔法少女の葉隠桜!葉隠桜になるときはベルチョイスのかわいい服を身につけたり頑張って女性らしくしようとしていたりとそのギャップがグッド!鶫を魔法少女にしたベルはじめそのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
めっちゃ面白いTS魔法少女ものでした!これはぜひ2巻も読みたいですね!これから鶫/葉隠桜がどんな戦いに身を投じていくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
魔法少女ものが好きな方は!普段は普通の男子高校生、時には魔法少女・葉隠桜な鶫のギャップが魅力的な作品です!TS好きな方にも刺さると思います!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



葉隠桜は嘆かない



著者



玖洞



レーベル



アース・スターノベル



ISBN



978-4-8030-1552-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは上村夏樹さんの「毒舌少女はあまのじゃく 3~壁越しなら素直に好きって言えるもん!~」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A

内容は、文化祭からしばらく時間も経ち以前よりも雪菜先輩とお近づきになれている啓太。そんなある日、後輩の樹里とデートすることに。雪菜先輩への気持ちは変わらないものの、樹里のことを無下にすることもできずデートを楽しんでいたところ決定的な瞬間お雪菜先輩に目撃されてしまう。もう関係を終わりにしようと言う雪菜先輩に啓太は…とこんな感じです!

〜壁越しじゃなくても〜
シリーズ第3弾!コミカライズの連載も始まって好調ですね!今回はお話としても一区切りで、これまでの積み重なった2人の思いを回収するいいラブコメでした!面白かったです!
序盤はいつも通り雪菜先輩が毒を吐いて、啓太がドMを発揮して、雪菜先輩が壁の向こう側で可愛くなるというお話がいくつか続ます。うん。やっぱりこの作品はこれですよね。安定してかわいい雪菜先輩に啓太の家にやってくる桜子やシャロといったサブヒロインの存在。賑やかで楽しいです!中盤以降はラブコメのラブが加速!樹里にデートに誘われた啓太が彼女の誘いを断りきれずにデートをすることに…普段見慣れない女の子らしい彼女の姿にドキドキしたり、一緒に楽しく遊んだり…しかしその代償はきちんとやってくるわけで雪菜先輩に決定的な場面を目撃されてしまいます。ここで逃げたりせずにしっかり向き合う啓太は好印象でしたね!なんやかんやありつつも最後はこの2人らしい決着の付け方で個人的には大満足でした!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
啓太は決めるところでビシッと決めてくれましたね!普段ドMなのでわかりづらいんですけど、こういうやらなきゃいけない場面でしっかり男らしいのはグッドです!雪菜先輩は今回はややデレ成分多めで可愛かったですね…啓太に言いたいこと、伝えたいこともきちんと伝えられて最高にメインヒロインしてました!

最後に
今回はややラブ成分多めで一区切りつくお話でしたね!もしかしてこれで完結ですかね…?いやもうちょっと続く…?ともあれ続刊があればぜひ読みたいです!4巻も待ってます!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



毒舌少女はあまのじゃく 3~壁越しなら素直に好きって言えるもん!~



著者



上村夏樹



レーベル



HJ文庫



ISBN



978-4-7986-2503-4


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは名無しの権兵衛さんの「エロゲ転生 運命に抗う金豚貴族の奮闘記 1」です!
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ストーリー A
内容は、48人のイラストレーターと48人のシナリオライターによる超大作エロゲ「運命48」。そんな対策エロゲにはどんなルートでも必ず死で終わる嫌われ者の悪徳貴族レオルドという太った金髪の少年がいた。しかしよりにもよってそんなレオルドに転生してしまう!バッドエンドを回避するためやり込んだゲーム知識とレオルドが備えているとされる武術の才能があれば運命を変えられる。レオルドは生まれ変わったように真面目に努力することになるが…とこんな感じです!

〜悪徳貴族に転生して真面目に生き抜く〜
名無しの権兵衛さんの作品!デビュー作ですかね?あらすじとタイトルで気になって手に取ってみたらびっくり!エロゲ転生というのでエロファンタジーかと思ったらなかなかどっしりとした硬派なファンタジーが丁寧な筆致で描かれていました!いい意味で期待を裏切られた良いファンタジーでした!面白かったです!
48人のイラストレーターと48人のシナリオライターによる大作エロゲ「運命48」に転生してしまった主人公。しかも転生したのはどのルートでも必ず死で終わるという嫌われ者の悪徳貴族レオルド。そんな彼に転生した主人公はなんとかバッドエンドを回避しようとやり込んだ「運命48」の知識でレオルドとして生きることを決めます。このあたりの導入はスムーズで物語に入り込みやすかったですね!そして始まるレオルドとしての生活。いきなり辺境に飛ばされるというハードな始まりですが、ダイエットをしてコツコツ武術や魔術の修行をして…そうしてレオルドは次第に周りの評価を変えていきます!こうやってコツコツ努力していくのはいいですね!さらに女っ気が全然ない!終始おっさんと鍛錬を続ける日々!エロゲ転生というタイトルなのに…と思っていたらこの硬派さが個人的にはめっちゃ好きでしたね!レオルドに剣を手解きする執事のギルバートさんが渋熱かっこいい!こういう男の修行!って感じの描写は好きです!物語は終盤でレオルドがいる辺境にモンスターの大群が押し寄せてくるというピンチが。ここでも地道な努力が身を結んで結果に結びつくというのが個人的にはすごくよかったです!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
レオルドはめっちゃ好印象でしたね!最後は必ず死で終わる悪徳貴族の運命を変えるためにダイエットしたり、剣や魔術の修行をコツコツ頑張る…真面目に努力をして頑張るその姿はすごく主人公していました!ギルバートのおっさんもめっちゃかっこよかったですね!ある時は執事として、ある時はレオルドの師匠として…頼りがいのあるかっこいい背中でした!そのほかのキャラも魅力的でした!

最後に
丁寧な展開とタイトルからは想像できなかった硬派な展開が個人的にはツボでした!2巻以降からエロゲに転生した、という要素が生きてくると思うので続刊楽しみです!

どんな人にオススメか?
丁寧な展開のファンタジーが読みたい方は!エロゲ転生というタイトルですが、1巻時点ではおっさんとコツコツ努力をするというなかなか硬派なお話でした!2巻以降どうなるかわからないですがこういうお話好きな方は絶対にハマると思います!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



エロゲ転生 運命に抗う金豚貴族の奮闘記 1



著者



名無しの権兵衛



レーベル



オーバーラップ文庫



ISBN



978-4-86554-975-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは大森藤ノさん原作、青井聖さん作画の「杖と剣のウィストリア2」です!
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前巻の記事↓
ストーリー A

リガーデン魔法学院で2年に一度開かれる魔導大祭。ここで活躍すれば塔にもスカウトされるという魔法の技を競う一大イベントだが、ウィルは参加しないつもりでいた。しかし単位数1万超えのユリウス・レインバーグとの間にいざこざを起こしたウィルはなし崩し的に魔導大祭に参加することに。誰もが落ちこぼれのウィルが勝利するとは思っていなかったが、ウィルがダンジョンで鍛えた力が発揮され予想外の展開に…
〜最強に歯向かう〜
シリーズ第2弾!シャンフロとコラボしたりと人気シリーズとなっていますね!今作から魔導大祭編がスタート!まだまだ序盤ですがいきなり熱いバトルを見せていただきました!面白かったです!

今だに学院卒業の単位も満たせていないウィル。一発逆転のために魔導大祭に出ようと持ちかけるコレットにやんわり断りを入れます。しかしウィルのバイト先の酒場で単位数1万超えのユリウスといざこざを起こし魔導大祭に参加することに。ユリウスのまっすぐな正義感はすごくかっこいいですね!そして始まる魔導大祭!ウィルはコレット、シオンと共に様々な仕掛けを乗り越えて王冠を奪取するという競技に参加することに!最初は誰もがウィルに期待していなかったのにダンジョン攻略で培った身体能力と察知能力を武器に圧倒的なスピードで王冠を目指していきます!この爽快感はたまらないですね!そして思わぬ人物とのバトル!このバトルもまた熱い…高みを目指すウィルとそんなウィルに見向きもされない奴の思いが熱かったです…

キャラ A
ウィルはめちゃくちゃかっこよかったですね!酒場でのユリウスへの態度や魔導大祭での圧倒的な戦闘!とにかく最高の一言!コレットは要所でかわいいところを見せてくれてグッド!もちろん魔導大祭でのウィルのサポートもよかったです!

最後に
魔導大祭編の始まりとして最高に面白かったです!3かんでは魔導大祭も大詰めとなりますかね?3巻は12月発売とのことですがいまから楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



杖と剣のウィストリア2



著者



大森藤ノ 青井聖



レーベル



マガジンコミックス



ISBN



978-4-06-524474-6


表紙の画像は「版元ドットコム」様より


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