2021年09月

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは都神樹さんの「勇者パーティを追い出された器用貧乏 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~」です!
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ストーリー A
内容は、勇者パーティに所属するも勇者のオリヴァーにより追放されてしまった付与術士のオルン。元々本職の付与術士ではない彼がその器用貧乏さゆえに身につけた付与術士の能力はオリヴァーたちに不要と判断されてしまったのだ。ソロで活動を再開することになったオルンは付与術士をやめ剣士として活動を再開することに。そして迷宮で仲間に見捨てられた少女・ソフィアを助けたことで、勇者パーティに次ぐ実力2位の夜天も銀兎の活動を手伝うことになるが…とこんな感じです!

〜追放された付与術士が実は〜
都神樹さんの新作!個人的に初挑戦の作家さんですね!あと何気にKラノベブックスさんの作品も初めてですね…王道なパーティ追放ものでしたが迫力のあるバトルシーンや丁寧な展開が好印象な作品でした!面白かったです!
パーティメンバーにバフをかけるという軽く見られがちな付与術士。元々本職の付与術士でない上に他の付与術士を比べるとどうしても純粋な能力で劣るオルンは、自身が所属する勇者パーティーを追放されてしまいます。導入の追放シーンはTHE追放もの!という感じで個人的には好きでしたね!そして個人で活動を再開することに。しかし個人での活動再開直後にパーティメンバーによって囮とされ見捨てられた少女ソフィアを助けることに。ソフィアは勇者パーティに次ぐ実力2位として君臨する夜天の銀兎というパーティに所属していて、成り行きから夜天の銀兎の活動を手伝うことに…ソフィアとの出会いや夜天の銀兎の活動を手伝うことになるまでの過程はすごくテンポよく描かれていてすっと物語に入っていくことができましたね!そして始まる迷宮探索!オルンはソフィアたち新人に迷宮を攻略させるという教導探索という探索でソフィアのパーティのサポートを務めることに。最初はオルンの実力はどうかな…?と思っていたのですが…ただの器用貧乏ではない彼の能力がどんどん明らかになっていきましたね。特にオルンを追放した勇者パーティたちをがピンチに陥ることでオルンの強さが際立っていました!終盤のハプニングも難なく乗り越えていくオルンはすごくかっこよかったですね!バトルシーンもグッド!最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
オルンは器用貧乏と言われ勇者パーティを追放されてしまった少年。しかし物語が進につれて彼が只者ではないことが明らかにされていきます!こういう風にお話が進むにつれて魅力が増していく主人公いいですよね!その他のキャラは物語自体まだ序盤ということもあり、個々の登場シーンは少なかったですがソフィアをはじめ魅力的なキャラが多かったです!

最後に
王道の追放ものでした!迫力あるバトルシーンや丁寧な展開が好印象でした!10月からコミカライズも開始ということで期待されていますね!2巻も楽しみにしています!ちなみにコミカライズを担当されるのが僕のブログのヘッダーイラストを描いてくださったよねぞうさんということで個人的にコミカライズはすごく楽しみしてます…!

どんな人にオススメか?
王道の追放ものを読みたい方は!すごく丁寧にオルンの物語が描かれていて追放ものとしての魅力もギュッと詰まっています!オルンの本当の力が徐々にあかされていくのもグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



勇者パーティを追い出された器用貧乏 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~



著者



都神樹



レーベル



Kラノベブックス



ISBN



978-4-06-524906-2


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは落合祐輔さんの「俺の姪は将来、どんな相手と結婚するんだろう?」です!
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ストーリー A
内容は、動画編集者として働く芝井結ニ28歳。フリーランスとして安定して稼いではいるものの婚活はうまくいかない…そんな彼の元に春から姪の絵里花がやってくることに。シングルマザーとして働く彼女の母親の帰宅が遅いため、母親の帰宅まで高校の帰り道にある結ニの家で絵里花を預かることになったのだ。絵里花は料理や掃除など結ニの身の回りの世話もしてくれて楽しく日々を過ごす。しかし結ニが参加している企画でトラブルが発生したことで絵里花の過去が…とこんな感じです!

〜姪が身の回りのお世話をしてくれたら?〜
落合祐輔さんの新作!個人的には初挑戦の作家さんですね。クリエイターもの×社会人と女子高生のラブコメ?という要素を組み合わせた作品でした!面白かったです!
まずなんと言っても文章。これがめちゃくちゃテンポが良くて読みやすかったです!普段YouTubeの漫画などのシナリオを担当されているからでしょうか。とにかく読みやすくてサクサクとノンストレスで読める文章でした!物語はフリーランスの動画編集者として働く結ニのもとに絵里花が通うようになる…というところから始まります。シングルマザーの母親を持ち夜の仕事で帰宅するのが遅くなり、絵里花を1人で留守番させるのが心配…そんな絵里花の母親(結ニの姉)のために、結ニは絵里花を預かることに。とはいっても絵里花は掃除に洗濯に料理にと結ニの身の回りの世話をしてくれるので預かるという感じは全然なかったですね…絵里花が家に来てくれることで生活が潤っていく結ニ。しかし結ニの動画編集者という職業と絵里花はかつて天才子役として活躍していた…という部分がつながっていきます。物語の中盤からはがっつりクリエイターものという感じでしたね。結ニが参加している企画でトラブルが発生して、かつて子役だった絵里花にスポットが当たる…そうした問題が発生する中で結ニの叔父としての考えや絵里花を思う気持ち、絵里花の考えが伝わってくるのがすごくよかったです。最後まで楽しく読ませていただきました!面白かったです!

キャラ A
結ニは優秀でクールな感じな動画編集者なんですけど、時折見せる無垢な熱さというかクリエイターとしての熱い部分がグッドでしたね!絵里花は姪というちょっと馴染みのないポジションのヒロインでしたが、家事はなんでもこなせる家庭的なところとか叔父さんである結ニに対する態度とかが印象的でした!

最後に
すごく読みやすいクリエイターもの×歳の差ラブコメでした!これは2巻も読みたいですね!これから2人の関係がどうなっていくのか、絵里花は何を目指していくのか楽しみです!続刊待ってます!

どんな人にオススメか?
クリエイターものが好きな方は!タイトルでうける印象よりもがっつりクリエイティブなことをしているのでハマる人はハマるかと思います!結ニと絵里花の関係性もグッド!気になった方は!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



俺の姪は将来、どんな相手と結婚するんだろう?



著者



落合祐輔



レーベル



GA文庫



ISBN



978-4-8156-1172-9


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)

さて、今回は9月前半発売のオススメライトノベルを紹介していきます!
前半は1日から15日発売の作品を紹介していきます!この記事では僕が注目しているラノベを紹介しているだけで、来月発売するすべてのライトノベルを網羅しているわけではないのであしからずm(__)m それではいってみましょう!

9/1発売 角川スニーカー文庫
「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について2」桜木桜(著者) clear(イラスト)




9月1日発売 HJ文庫
「精霊幻想記 20.彼女の聖戦」北山結莉(著) Riv(イラスト)



9月2日発売 Kラノベブックス
「勇者パーティを追い出された器用貧乏 ~パーティ事情で付与術士をやっていた剣士、万能へと至る~」都神樹(著) きさらぎ ゆり(イラスト)



9月10日発売 電撃文庫
「七つの魔剣が支配する VIII」宇野朴人(著者) ミユキルリア(イラスト)
「楽園ノイズ3」杉井光(著者) 春夏冬ゆう(イラスト)
「インフルエンス・インシデント Case:02 元子役配信者春日夜鶴の場合」駿馬 京(著者) 竹花ノート(イラスト)
「忘却の楽園 II アルセノン叛逆」土屋 瀧(著者) きのこ姫(イラスト)
「僕の愛したジークフリーデ 第2部 失われし王女の物語」松山剛(著者) ファルまろ(イラスト)











9月14日発売 GA文庫
「『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで」岩柄イズカ(著者) maruma(まるま)(イラストレーター)
「カノジョの妹とキスをした。3」海空りく(著者) さばみぞれ(イラストレーター)
「ひきこまり吸血姫の悶々6」小林湖底(著者) りいちゅ(イラストレーター)






以上になります!
HJ文庫公式レビュアープログラムに引き続き参加させています!でも今月は新作がないので来月からまたHJ文庫の作品推していきます!



さて注目の新作は「勇者パーティを追い出された器用貧乏」「『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで」です!前者はいわゆるパーティー通報ものですね。久しぶりに追放もの読んでみたいなーというのと、10月から始まるコミカライズを僕のブログのヘッダーを描いてくださったよねぞうさんが担当されるとのことでこちらも楽しみにしています!「『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで」は男だと思っていたゲーム友達が実は女の子で…という感じで始まるラブコメ!主人公とヒロインの距離感がよさそうなので期待しています!

続刊は「楽園ノイズ3」「カノジョの妹とキスをした。3」に注目!僕たちの杉井光さんの続刊!しかも音楽もの3巻出るってどれくらい久しぶりですか…これだけでハチャメチャに嬉しいです!3巻はクリスマス?の話らしいので楽しみですね!「カノジョの妹とキスをした。3」は久しぶりの新刊。前回なかなかいい引きで終わった不順愛ラブコメの気になる展開は…こちらも楽しみです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)
9月もよろしくお願いしますー

どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています
さて、今回紹介するのは作者さんの「わたしを愛してもらえれば、傑作なんてすぐなんですけど!?」です!
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ストーリー C
内容は、早逝した大作家を父としてもつ売れない高校生作家の進太郎。そんな彼はある日、突然家に現れたりやなという少女に出会う。戸惑う進太郎にりやなは突然キスをする。すると途端に素晴らしい小説のアイデアが湧いてくる。自分が読みたい物語の才能を授ける妖精だというりやなは、キスで生み出したアイデアで小説を書いて欲しいと進太郎にお願いする。しかし進太郎はそれを拒否する。そしてりやなと進太郎の同棲生活が始まる…とこんな感じです。

〜妖精と過ごせば傑作なんてすぐに完成!〜
殼半ひよこさんの新作。個人的に初挑戦の作家さんですね。申し訳ないですけど個人的に合わずにNOT  FOR MEでした。以後面白いとは言わないので見たくない方はブラウザバックで。
いやー。久しぶりの大外れでしたね。開始1pで「あーこれダメなやつ…」と思いました。まずなんと言っても文章が決定的にあいません。テンポが悪い上に何を書いてあるのかわからないくらい目が滑る…とてもじゃないですけど読めたものではありませんでした。ストーリーもなんかおかしいですよ…構成が悪いというのもあるんですけど、じゃあこの物語は結局何がやりたいのかわかりませんでした…クリエイターものをやりたいのか、不思議な妖精との同居生活ラブコメをやりたいのか…なんか何やりたいのか見えてこないうえに、何をやってもあらゆる要素が足りてないなと思いました。中途半端に出てくるサブキャラ。掴めない主人公にキャラが定まらないヒロイン。ガタガタで目的地がない物語に読にくい文章。個人的にはあいませんでした。

キャラ C
主人公は何がやりたいのか本気でわからなかったです…作家として成功したいならそうなるための行動があるはずなんですけどそれが全然感じられず…りやなさんも最初のキスがヒロイン力の最大出力でしたね。以降は何がやりたいのか全くわからなかったです。中途半端に出てくる作家仲間とイラストレーターも意味不明でした。

最後に
個人的には合わなかったです。続刊は出ても書いません。

どんな人にオススメか?
個人的にオススメはしません。作家もの読みたいならもっと面白い作品が、同居ラブコメ読みたいならもっと面白い作品があります。気になった方は試し読みの上で。

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル



わたしを愛してもらえれば、傑作なんてすぐなんですけど!?



著者



殼半ひよこ



レーベル



ファミ通文庫



ISBN



978-4-04-736737-1


表紙の画像は「版元ドットコム」様より



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